問題一覧
1
二十一年間の生活を私小説風に描いた、最初の女流日記
蜻蛉日記
2
藤原道長の栄華を主題にしながらも鋭い批判意識のみられる、四鏡最初の作品
大鏡
3
枕草子で、作者の鋭敏な美意識によって自然や人間をとらえ、感想を述べている章段
随想的章段
4
堀河天皇の寵愛を受けたある女房が、天皇の死とその追憶をつづった日記
讃岐典侍日記(さぬきのすけにっき)
5
仏教の教理を説き、その信仰を勧めるための話を、まとめて何というか
仏教説話
6
承平五年ごろに成立した、仮名文で書かれた最初の日記
土佐日記
7
紀伝体は何からなるか
本紀(帝王の一代記) 列伝(帝王以外の主要人物の伝記)
8
栄花物語は年月の順を追って記事を配列しているが、このような歴史叙述の方法をなんというか
編年体
9
今昔物語集は大きく三部で構成されているが、天竺、震旦ともう一つは何か
本朝
10
十二世紀前半、一千余の説話を三十一巻にまとめた、最大の説話集
今昔物語集
11
源為憲が尊氏内親王のために撰進した、本来絵を伴っていた仏教入門書
三宝絵詞
12
八十三歳の作者が、わが子入宋の際、別離の真情を書いた歌日記風の作
成尋阿闍梨母集(じょうじんあざりのははのしゅう)
13
大鏡は本紀と列伝が中心になっているが、このような歴史叙述の方法を何というか
紀伝体
14
慶滋保胤(よししげのやすたね)が書いた仏教説話
日本往生極楽記
15
四鏡の四番目の作品
増鏡
16
枕草子は、「蜻蛉日記」よりやや早く、「源氏物語」とほぼ同時期の十一世紀初頭に作られた、〇か✕か
✕
17
枕草子は、藤原氏が全盛を極めた時期に書かれ、関白家の栄光も記録されている、〇か✕か
○
18
「源氏物語」の作者が、中宮彰子に仕えていたときの宮廷生活を詳細に記した日記
紫式部日記
19
有名な女流歌人と敦道親王との恋が、歌物語風に描かれている日記
和泉式部日記
20
「増鏡」は中古の「1物語」・「2鏡」などのあとを受けて、「3鏡」と同様、中世に成立した「4物語」である。各段には「今鏡」などにならって、優雅な題名をつけ、文章も「5物語」の影響が強く、流麗である。
1:栄花 2:大 3:水 4:歴史 5:源氏
21
鎮源が書いた仏教説話
法華験記(ほっけげんき)
22
世相を写し庶民の生活を反映した逸話や巷説を、まとめて何というか
世俗説話
23
「古今和歌集」の中心的な撰者でもある、土佐日記の作者
紀貫之
24
「大鏡」の形式を継承し書かれた、四鏡2番目の作品
今鏡
25
平安時代初期薬師寺の僧景戒が集めた、我が国最初の説話集
日本霊異記
26
歴史物語を「鏡物」と呼ぶようになった発端の作品
大鏡
27
今昔物語集の文体は、後の「方丈記」などと同じだが、何という文体か
和漢混交文体
28
自己の内面を深く省察し書きめた文学
自照文学
29
枕草子は接続詞の多い、情報纏綿とした長文と流麗な文体で知られる、〇か✕か
✕
30
四鏡の三番目の作品
水鏡
31
「夜の寝覚」「浜松中納言物語」の作者ともいわれる、更級日記の作者
菅原孝標女(すがわらのたかすえのむすめ)
32
大江匡房の談話を藤原実兼が筆録したといわれる、漢文体の説話集
江談抄(ごうだんしょう)
33
枕草子で、定子の後宮生活での回想が中心に描かれている章段
日記的章段
34
歴史物語の別名
鏡物
35
中宮定子に仕えていた、枕草子の作者
清少納言
36
本朝三美人の一人とされ、和歌にも才能があった蜻蛉日記の作者
藤原道綱母
37
枕草子は、日本に初めて登場した随筆文学である、〇か✕か
○
38
枕草子は、筆者が中宮彰子に仕えていたときの女流日記である、〇か✕か
✕
39
枕草子は内容的に三つに大別されるが、いわゆる「物づくし」の章段をふつう何と呼ぶか
類聚的章段(るいじゅうてきしょうだん)
40
十二世紀前半成立で、前半に和歌説話、後半に仏教説話を収めた説話集を何と呼ぶか
古本説話集
41
漢文日記5つ
貞信公記 御堂関白記(みどうかんぱくき) 小右記 権記 台記(たいき)
42
現存本は不完全ながらインド、中国、日本の説話二十七話を収めた説話集
打聞集
43
藤原道長の一生をたたえることを主題とした、最初の歴史物語
栄花物語(えいがものがたり)
44
東国に育った作者が、物語にあこがれた少女時代から四十年間の魂の遍歴を記した日記
更級日記(さらしなにっき)
45
随筆文学最初の作品として十一世紀の初めに書かれた、「源氏物語」と並び称される作
枕草子