問題一覧
1
藤原道長の一生をたたえることを主題とした、最初の歴史物語
栄花物語(えいがものがたり)
2
栄花物語は年月の順を追って記事を配列しているが、このような歴史叙述の方法をなんというか
編年体
3
藤原道長の栄華を主題にしながらも鋭い批判意識のみられる、四鏡最初の作品
大鏡
4
大鏡は本紀と列伝が中心になっているが、このような歴史叙述の方法を何というか
紀伝体
5
「大鏡」の形式を継承し書かれた、四鏡2番目の作品
今鏡
6
仏教の教理を説き、その信仰を勧めるための話を、まとめて何というか
仏教説話
7
世相を写し庶民の生活を反映した逸話や巷説を、まとめて何というか
世俗説話
8
平安時代初期薬師寺の僧景戒が集めた、我が国最初の説話集
日本霊異記
9
源為憲が尊氏内親王のために撰進した、本来絵を伴っていた仏教入門書
三宝絵詞
10
現存本は不完全ながらインド、中国、日本の説話二十七話を収めた説話集
打聞集
11
大江匡房の談話を藤原実兼が筆録したといわれる、漢文体の説話集
江談抄(ごうだんしょう)
12
十二世紀前半、一千余の説話を三十一巻にまとめた、最大の説話集
今昔物語集
13
今昔物語集は大きく三部で構成されているが、天竺、震旦ともう一つは何か
本朝
14
今昔物語集の文体は、後の「方丈記」などと同じだが、何という文体か
和漢混交文体
15
十二世紀前半成立で、前半に和歌説話、後半に仏教説話を収めた説話集を何と呼ぶか
古本説話集
16
「増鏡」は中古の「1物語」・「2鏡」などのあとを受けて、「3鏡」と同様、中世に成立した「4物語」である。各段には「今鏡」などにならって、優雅な題名をつけ、文章も「5物語」の影響が強く、流麗である。
1:栄花 2:大 3:水 4:歴史 5:源氏
17
承平五年ごろに成立した、仮名文で書かれた最初の日記
土佐日記
18
「古今和歌集」の中心的な撰者でもある、土佐日記の作者
紀貫之
19
二十一年間の生活を私小説風に描いた、最初の女流日記
蜻蛉日記
20
本朝三美人の一人とされ、和歌にも才能があった蜻蛉日記の作者
藤原道綱母
21
有名な女流歌人と敦道親王との恋が、歌物語風に描かれている日記
和泉式部日記
22
「源氏物語」の作者が、中宮彰子に仕えていたときの宮廷生活を詳細に記した日記
紫式部日記
23
東国に育った作者が、物語にあこがれた少女時代から四十年間の魂の遍歴を記した日記
更級日記(さらしなにっき)
24
「夜の寝覚」「浜松中納言物語」の作者ともいわれる、更級日記の作者
菅原孝標女(すがわらのたかすえのむすめ)
25
八十三歳の作者が、わが子入宋の際、別離の真情を書いた歌日記風の作
成尋阿闍梨母集(じょうじんあざりのははのしゅう)
26
堀河天皇の寵愛を受けたある女房が、天皇の死とその追憶をつづった日記
讃岐典侍日記(さぬきのすけにっき)
27
随筆文学最初の作品として十一世紀の初めに書かれた、「源氏物語」と並び称される作
枕草子
28
中宮定子に仕えていた、枕草子の作者
清少納言
29
枕草子は内容的に三つに大別されるが、いわゆる「物づくし」の章段をふつう何と呼ぶか
類聚的章段(るいじゅうてきしょうだん)
30
枕草子で、定子の後宮生活での回想が中心に描かれている章段
日記的章段
31
枕草子で、作者の鋭敏な美意識によって自然や人間をとらえ、感想を述べている章段
随想的章段
32
枕草子は、藤原氏が全盛を極めた時期に書かれ、関白家の栄光も記録されている、〇か✕か
○
33
枕草子は接続詞の多い、情報纏綿とした長文と流麗な文体で知られる、〇か✕か
✕
34
枕草子は、日本に初めて登場した随筆文学である、〇か✕か
○
35
枕草子は、筆者が中宮彰子に仕えていたときの女流日記である、〇か✕か
✕
36
枕草子は、「蜻蛉日記」よりやや早く、「源氏物語」とほぼ同時期の十一世紀初頭に作られた、〇か✕か
✕
37
紀伝体は何からなるか
本紀(帝王の一代記) 列伝(帝王以外の主要人物の伝記)
38
四鏡の三番目の作品
水鏡
39
四鏡の四番目の作品
増鏡
40
歴史物語の別名
鏡物
41
歴史物語を「鏡物」と呼ぶようになった発端の作品
大鏡
42
鎮源が書いた仏教説話
法華験記(ほっけげんき)
43
慶滋保胤(よししげのやすたね)が書いた仏教説話
日本往生極楽記
44
漢文日記5つ
貞信公記 御堂関白記(みどうかんぱくき) 小右記 権記 台記(たいき)
45
自己の内面を深く省察し書きめた文学
自照文学