問題一覧
1
H28 建築物の保存、再生、活用等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
神奈川県立近代美術館鎌倉館(神奈川県鎌倉市)は、竣工時の形状を損なうことなく地震に対する安全性を高めるため、免震レトロフィット工法を採用し、保存・改修したものである。
2
H27 茶室に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
密庵(みったん、京都市)は、17世紀に桂離宮の敷地南端に造立された、茅葺寄棟屋根や深い土庇等の農家風の外観をもつ格式にこだわらない自由な造形の茶室である。
3
H26 日本の歴史的な建築物に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
出雲大社本殿(島根県)は、正面の片方の柱間を入口とした左右非対称の平入りの形式をもつ大社造りの例である。
4
H25 建築物の保存、再生、活用等の事例に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
旧大社駅舎(出雲市)は、創建時の赤レンガの外観を再現するとともに、地震に対する安全性を高めるために免震工法を採用し、観光施設にしたものである。
5
平成23年度 問題3
東京駅丸の内駅舎(東京都千代田区)は、辰野金吾が設計した赤レンガのファサードをもつ駅舎であり、総合設計制度を適用して未利用容積を別の敷地に売却して事業費を捻出し、戦災により焼失した部分の復元を行っている。
6
平成22年度 問題2
天竺様(大仏様) 組物は、柱頭だけでなく柱間にも並び、組物間の空きが小さいことから詰組みと呼ばれている。
7
平成21年度 問題3
同潤会青山アパート(東京都渋谷区)の市街地再開発事業においては、従前の建築物のうちの1棟を集合住宅として保存し、その他は集合住宅から商業施設に転用している。
8
平成19年度 問題24 歴史的な建築物に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
サン・ピエトロ大聖堂(ヴァチカン)は、双塔形式の正面にバラ窓のある建築物である。
9
平成18年度 問題25 神社の形式とその一般的な特徴との組合せとして、最も不適当なものは、次のうちどれか。
大社造り 切妻造り、平入りとし、前殿と後殿とを連結し、両殿の間に生じた屋根の谷に陸樋を設けている。
10
平成17年度 問題24 日本の歴史的な建築物に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
新薬師寺本堂は、一重、寄棟造りであり、前面1間を吹放しとしている。
11
平成15年度 問題24 既存の建築物の保存、再生、活用等に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
東京都にある東京国立近代美術館の工芸館の改修においては、免震構造を採用することにより、竣工時の姿を損なうことなく地震に対する安全性を高めている。
12
平成29年度 問題2 建築物の保存・再生の事例に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
リンゴット工場再開発計画(イタリア トリノ)は、20世紀初頭に建設された巨大な自動車工場を、現代美術館として保存・再生させたものである。
13
平成30年度 問題2 日本における伝統的な木造建築物の屋根に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
組物は斗(ます)と肘木との組合せをいい、肘木が壁から外に二段に出ている組物は舟肘木と呼ばれている。
14
令和元年度 問題2 神社建築に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
春日大社本殿(奈良県)は、本殿と拝殿との間を石の間でつないだ、権現造りの例である。
15
令和2年度 問題2 日本の歴史的な建築物に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
光浄院客殿(安土桃山時代)は、欄間や長押をはじめ、建具や金具、釘隠や引手などに技巧を凝らし、様々な意匠が施された数寄屋風の建築物である。
16
令和4年度 問題3建築物とその形態・構造的特徴との組合せとして、最も不適当なものは、次のうちどれか。【建築物(所在地、設計者、建設年)と形態・構造的特徴】
サンタ・マリア・デル・フィオーレ[フィレンツエ大聖堂](フィレンツエ、F.ブルネレスキ、15世紀)直径約31mの中央の大ドームは、その東西にある2つの半ドームと南北にある4つの巨大なバットレスで支えられている。
17
令和2年度 問題3 "西洋の歴史的な建築物とその背景との組合せとして、最も不適当なものは、次のうちどれか。"
"ウィーン郵便貯金局(オーストリア、1906年)" "機械生産による低品質な製品を否定し、工業化社会における芸術性を中世的な手工芸に求めたアーツ・アンド・クラフツ運動を背景としている。"
18
令和元年度 問題3 歴史的な建築物に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
"サン・ピエトロ大聖堂(ヴァチカン)は、身廊部と袖廊部がともに三廊式であり、内陣には周歩廊と放射状に並ぶ複数の祭室とをもつゴシック建築である。"
19
平成30年度 問題3 住宅に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
"フランクリン街のアパートは、ルイス・サリヴァンによって設計された集合住宅であり、構造を鉄筋コンクリート造とした初期の集合住宅とされている。"
20
H29 A~Dの建築物について、その建造された年代を古いものから新しいものへ並べた順序として、正しいものは、次のうちどれか。 A.ローマのテンピエット(イタリア) B.ル・トロネ修道院(フランス) C.ローマのパンテオン(イタリア) D.ロンドンのセント・ポール大聖堂(イギリス)"
C→B→A→D
21
平成28年度 問題3 歴史的な建築物に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
"ピサ大聖堂(イタリア)は、世界最大級の石積ドームをもち、外装はピンクや緑の大理石により幾何学模様で装飾され、クーポラとランターンは初期ルネサンス様式、ファサードはネオ・ゴシック様式の建築物である。"
22
H27 "「建築作品名」、「人名」及び「建築作品の特徴・背景」の組合せのうち、最も不適当なものは、次のうちどれか。"
"キンベル美術館(アメリカ、1972年)" "フランク・ライド・ライトFrank Lloyd Wright)" モダニズム
23
H25 "近代の建築作品とその特徴との組合せどして、最も不適当なものは、次のうちどれか。"
タッセル邸(V.オルタ) ・・・ アール・デコ
24
H24
"ヴェローナ(イタリア)のカステルヴェッキオ美術館は、歴史的建造物であった市庁舎を市立美術館へ再生させたものである。"
25
H23
"ヴォルムス大聖堂は、東西両端にアプスを対置させた二重内陣、三廊式のバシリカで、東西の内陣と交差部とに塔をもつドイツのバロック建築である。"
26
H22
アール・ヌーヴォー "タッセル邸(V.オルタ)"
27
H20
"アドルフ・ロースは、「必要様式」という考え方を提示し、機能主義・合理主義の設計理論の先駆者とされており、代表的な作品に「ウィーン郵便貯金局」がある。"
28
H19
"リンゴット工場再開発(トリノ)は、巨大な自動車工場を、大学と研究所に転用したものである。"
29
H17
"「フランス国立図書館(Dominique Perrault)は、大きな三つのゾーンからなり、前庭から入る中央ゾーンは、傾斜屋根により高い天井高を有し、中央にガラス張りの積層式書架形式のライブラリーがある。"
30
H16
ロンドンのテイト・モダンは、煉瓦造の証券取引所を、美術館にしたものである。
31
H15
4
32
R4
"ドイツのエンデ・ベックマン建築事務所による「帝都復興計画」では、築地・日比谷・霞が関一帯を含む広大な敷地に中央停車場を置き、三角形に構成された大街路や広場を含んだ計画が提案された。"
33
R3
"レッチワース(イギリス、20 世紀初頭)は、パトリック・ゲデスの「保存的外科手術」という概念のもと、都市の歴史性を保存しながら再開発が行われた都市である。"
34
R2
"鹿児島県南九州市の知覧では、「パタン・ランゲージ」に範をとったまちづくり規範により、明治時代の大火からの復興によって形成された、蔵造りの歴史的町並み景観の保全が実践されている。"
35
R1
"ドックランズ再開発計画(ロンドン)は、大規模な区画の整理によって街区を撤去し、中央部を遊歩道とする広場をつくり出したプロジェクトである。"
36
H29
"丹下健三の「東京計画1960」においては、人口の過剰集中による諸問題に対し、東京湾を全面的に埋め立て、放射状の都市構造をつくりだす提案をした。"
37
H29
""ケヴイン・リンチは、「都市のイメージ(The Image of the City)」において、ラスベガスの都市景観の多様な空間要素を記号論的な視点から分析した。"
38
H28
"高蔵寺ニュータウン(愛知県)は、高度経済成長期に名古屋圏に流入し、増加した人口の受け皿として、「近隣住区」等の都市計画理論に基づき開発された我が国で最初のニュータウンである。"
39
H27
"イタリアのウルビーノ都市基本計画は、炭鉱の産業遺産を再利用しながら都市全体を再開発したプロジェクトである。"
40
h26
見えがくれする都市 芦原義信 "日本の建築空間や都市空間の美しさをつくる潜在的な秩序を、美学的及び幾何学的な観点から考察した。"
41
H25
"ブラジルの首都であるブラジリアは、ジェット機形の平面形状をもち、機体の胴体に相当する部分を住居地域、翼に相当する部分を政治的中枢地域とする計画案に基づいている。"
42
H24
"クリストファー・アレグザンダーは、著書「パタン・ランゲージ(A Pattern Language)」(1977年)において、都市空間における人々の行動がツリー構造で説明できることを示した。"
43
h23
"近隣公園は、主として近隣住区計画における2~3住区の居住者が利用することを目的とした公園であり、誘致距離1km面積4haを標準としている。"問題文 *
44
h22
"ロンドンの北方に位置するミルトン・ケインズは、イギリス最大級のニュータウンであり、近隣住区論による空間構成を忠実に具体化した計画案に基づいている。"
45
h21
"都市の文化(ルイス・マンフォード)" "パスやランドマーク等、都市のイメージを形成する五つの要素を抽出した。"
46
R4
"ハイライン(New York、アメリカ)は、建築物の高密化と老朽化に伴いスラム化した市街地において、建築物を減築し、病院を図書館へ改築するなどの文化施設の整備により都市再生が行われた。"
47
R3
"北海道札幌市では、都市再生特別地区の指定により、建築物の形態意匠の制限の他、建築物の高さの最高限度や敷地面積の最低限度を定めることで市街地の良好な景観形成に取り組んでいる。"
48
r2
"セミモールは、都市部や商業地などで歩行者空問を充実させたモールにおいて、一般車両の乗り入れを禁止し、路面電車やバスを通行させるものである。"
49
R4
"正面のない家-H(坂倉準三建築研究所、1962年)は、襖を開くことでワンルームとなる正方形平面に方形屋根を架け、傘の骨のように組まれた木材を内部に現した住宅である。"
50
R3
"グループハウス尼崎(兵庫県)は、阪神・淡路大震災後に被災者を対象に建設された、高齢者向け住戸と一般向け住戸で構成され、サポート拠点(サポートセンター)を併設した災害公営住宅である。"
51
R2
"×幕張ベイタウンは、都市デザインガイドラインに基づく壁面線の位置や高さ等を異なる意匠に誘導されている(設問は東雲キャナルコートの解説)。"
52
R1
"千里ニュータウン(大阪府)は、近隣住区の単位にはとらわれず、将来のワンセンター方式への移行等が意図された計画である。"
53
H30
"茨城県営六番池アパート(水戸市)は、三つの住棟、集会室及び中央広場で構成され、中央広場については、住戸又は集会室を介してアクセスする居住者専用のものである。"
54
H29
"求道學舎(東京都)は、居住者が共同生活をすることに重点を置き、居間や浴室等のコモンスペースの充実を図った、テラスハウスである。"
55
H29
"前川自邸(前川國男)は、都市部の約20 ㎡の狭小な敷地に、住空間を機能別に積層し構成した住宅である。"
56
H28
"茨城県営松代アパート(茨城県つくば市)は、七つの住棟により囲まれた二つの中庭をもち、屋根葺材には地元で焼かれた瓦を使用する等、周辺との融和に配慮された地上3階建ての低層集合住宅である。"
57
H28
"ヒラルディ邸(ルイス・バラガン)は、不整形敷地に建つ地上4階建ての医院併用住宅であり、台形の平面をもつ医院と矩形の平面をもつ住居は、中庭のスロープによって繋がれている。"
58
H27
"東雲キャナルコート(江東区)は、6街区に分割された敷地に、それぞれ別の建築士事務所が設計を行った低層集合住宅団地である。"
59
H26
"求道學舎(束京都文京区)" "80人が集まって生活することに重点を置き、居住者全員で使用するリビングスペースや浴場等の共用空間の充実を図った。"
60
H24
"増沢洵邸(1952年)は、戦後の極限的小住宅の先駆けとなった事例であり、1階の鉄筋コンクリート造のコアの上の木造部分に、最小限必要な要素を収めた住宅である。"
61
H24
"東雲キャナルコート(東京都江東区)は、防災を目的とした再開発計画によって建設された低・中層集合住宅団地である。"
62
H24
"広島市の基町団地は、工場跡地の再開発を目的として建設されたテラスハウス型の公営住宅団地である。"
63
H23
"アビタ’67(カナダ・モントリオール)は、複数住棟の共用の庭をもち、各戸の専用庭及び住棟の雁行配置により住戸の独立性を高めた低層集合住宅である。"
64
H22
"ハーレン・ジードルンク(アトリエ5)は、市街地に建つ商業施設を複合した高層集合住宅である。"
65
H20
"イームズ自邸(チヤールズ・イームズ)" "「うねる曲面を使用した内部空間及び外観」、「木の豊富な使用」、「周辺の自然との調和」をテーマとした住宅"
66
H19
"熊本県営竜蛇平団地(熊本市)は、住戸規模の変更に対応することができる構法システムを採用した中層の集合住宅であり、住戸を分割したり、隣接する住戸と合わせてーつの住戸にすることができる。"
67
H18
"「コモンシティ星田」(大阪府交野市)は、車回しのあるクルドサックと歩行者専用のフットパスが体系化されて公園につながり、二戸建て住宅がクラスターを形成しているラドバーン方式による住宅団地である。"
68
H18
"「まつかわぼっくす」(宮脇檀、1971年)は、1階を生活部分、2階を仕事場に分ける明快な空間構成とし、2階のアトリエとピアノ室は、それぞれトップライトのある寄棟屋根としている。"
69
H16
"ベルコリーヌ南大沢(東京都八王子市)は、各階に多様な世帯構成を想定した各種の住戸を配置し、相互扶助的な共生を意図した集合住宅である。"
70
R4
"国際子ども図書館(東京都、2002年)は、敷地の余剰容積を他の敷地に移転できる制度を活用して、大正時代に竣工した鉄骨レンガ造の歴史的建造物を再生・利活用している。"
71
R3
"倉敷アイビースクエア(岡山県)は、明治初期に建設された工場を商業施設に改修し、中央に設けたガラス屋根のアトリウムを市民に開放することで、公共性の高い空間を実現したものである。"
72
R3-15
"大田区役所本庁舎(東京都)は、1960 年代に建てられた民間の事務所ビルを転用したもので、外部及び内部デザインを継承しながら、 3 階エントランスは各種イベントに対応できるように、設備改修が施された。"
73
R3-13
"TIME’S Ⅰ,Ⅱ(京都府)は、屋根全体を大階段の展望広場とし、その大階段を二分するスリット状のアプローチが人々をエントランスに導くように計画された。"
74
R2
"朝霞市立図書館本館(埼玉県、1987年)は、成人開架と児童開架をL字型平面に振り分け、自習室を設けず、閲覧席を少数にするなど、貸出を重視した図書館である。"
75
R2
"丸の内ビルディング(東京都、2002年)の高層階のオフィスゾーンは、中央にアトリウムを設け、事務室沿いの廊下をアトリウムに面して配置しており、その廊下から建築物のどこの位置に自分がいるのかを把握することができる。"
76
R1
"海の博物館展示棟(三重県)は、主要構造部の柱や梁には、鋼材を内蔵した集成材を使用し、外壁にはガラスカーテンウォールと木製ルーバーを使用した建築物である。"
77
H30
"横浜国際平和会議場(通称:パシフィコ横浜)は、パーゴラのある中央広場を囲むように、劇場棟、展示棟及び会議棟が配置されており、屋根の形状については大空に羽ばたく鳳がイメージされている。"
78
H29
"ベルリン自由大学図書館(フォスター・アンド・パートナーズ)は、傾斜した巨大な円盤状の屋根構造をもち、外壁には世界各地・各時代の文字が彫り込まれている。"
79
h27
"ハイライン(ニューヨーク市)は、1980年に廃道となった高速道路を、路面上は緑道、高架下は大規模なショッピングモールヘ再生させたものである。"解説
80
H25
"水戸芸術館(茨城県水戸市)は、公園内に立地するため、周辺環境との調和を重視し、高さは2階と低く抑え、建築群を回廊でつないだ施設である。"
81
H21
"海の博物館(三重県鳥羽市)" "螺旋状の動線空間で構成された博物館であり、周囲の自然観察と展望が可能な施設である。"
82
H19
"せんだいメディアテーク(仙台市)は、公民館、文化ホール、情報センターの機能を独立して管理しやすいように別棟で計画し、それぞれをブリッジでつないでいる。"
83
H18
"「目黒区立宮前小学校」(東京都、1985年)は、クラスルーム、オープンスペース及びテラス等を、低、中、高学年ごとにまとめたユニットとし、各ユニット、多目的ホール及び屋外劇場を、中庭を巡るスロープで結んでいる。"
84
H23
茅野市民館(長野県茅野市)各階の大空間を構成するプレートを13本のチューブが貫き、市民ギャラリー、図書館、映像センター等が複合した施設