問題一覧
1
ABL(人類学的基準線、ドイツ水平線)の定義はどれか
外耳孔上縁と眼窩下縁を結ぶ線
2
CTの高コントラスト分解能について正しいのはどれか
ノイズが影響しない状態で測定しなきゃいけない, 別名を空間分解能という, 減弱の差が十分に大きい場合に適応される, 時間分解能と相関関係はない
3
CTこ低コントラスト分解能について正しいのはどれか
レントゲン写真よりも優れている, CT値の差が小さいものが対象, 別名を密度分解能という, 時間分解能と相関関係はない
4
CT画像の構成について正しいのほどれか
等方性ボクセルは全ての軸の長さが等しい, マトリクスサイズは列と行で表される
5
CT値について正しいのはどれか
CT値のデータは約6000解調度を有する
6
ピクセルサイズについて正しいのはどれか
マトリクスサイズによっても変化する, SFOVによっても変化する, DSOVによっても変化する, ピクセルサイズが小さくなると空間分解能は高くなる
7
マトリクスサイズが512×512でSFOVが35cmのときのピクセルサイズはどれか
0.68mm
8
X線CT装置のガントリ回転部に含まれるのはどれか
オイルクーラー, リファレンス線量計, ボウタイフィルター, ビームトリマ
9
ボウタイフィルターについて正しいのはどれか
ビームハードニング対策に有用である, 線量分布の調整に使われる, 軟線部のX線をカットする, ブルーミング効果の低減に効果はない
10
単純頭部X線CTのスキャン法で正しいのはどれか
基準線はOMラインを用いる
11
X線CT検査で正しい組み合わせはどれか
マルチスライスCTーーDAS, 散乱線ーーモンテカルロシミュレーション, マルチスライスCTーーコーン角考慮した画像再構成, CT用自動露出機構ーー被ばくの最適化
12
X線CTで正しいのはどれか
水のCT値を0としている
13
第三世代のCTについて正しいのはどれか
検出器とX線管は直線運動をしたのち回転運動を行っている
14
第五世代のCTについて正しいのはどれか
一回のスキャン時間が50ms程度であった, 心臓撮影に特化したCTであった, X線量が不足したノイズが多い画像であった, 検出器の配置が180度(半円)であった
15
高電圧発生装置に求められる性能について正しいのはどれか
大出力X線の発生に対応しなければならない
16
X線管に求められる性能について正しいのはどれか
陽極熱容量が8MHUのものも存在する, X線出力の安定性はCT値に変化を生じさせる, 冷却効率を高める工夫をしている, X線管に10G以上の遠心力がかかる場合がある
17
検出器について正しいのはどれか
シンチレータの蛍光をフォトダイオードが電流に変換する, シンチレータにはBGOやNaI:TIが利用される, シンチレータの素材は日々進化している, 初期型の検出器ではXeガス封入型を使用していた
18
検出器に求められる性能について正しいのはどれか
経時的変化が少ないものが良い, X線検出器率が高いものがいい, エネルギー依存性が小さいものがいい, 安定性のためキャリブレーションを実施する必要がある
19
マルチスライスCTの特徴で正しいのはどれか
一回転で複数のスライスが撮影できる, 精度の高い等方性画像が得られる, 短時間で広範囲の撮影が可能である, 最終的な画像スライス厚はコリメータに依存しない
20
エリアディテクターCTで正しいのはどれか(二つ)
ボウタイフィルターはX線検出器の前面に位置する, 複数のDASを有する
21
健常人の単純X線CT像で最も高吸収値を呈するのはどれか
頭蓋骨
22
X線CT装置で検出器の出力を最初に受けるのはどれか
DAS
23
逐次近似法の特徴で正しいのはどれか
ノイズ低減, 自爆線量の低減
24
X線CTの撮影条件で正しいのはどれか
管電圧が高くなるほど画像ノイズは低下する
25
X線の減弱係数が水の1.35倍である組織のCT値(HU)はどれか
350
26
水の0.9倍の線減弱係数を持つ組織のCT値はどれか
-100
27
マルチスライスCTのハードウェアで正しいのはどれか
スリップリング機構を採用している, 検出器ではX線を電気信号に変換する, 患者寝台は精密な移動速度が要求される, ガントリの円筒状フレームは遠心力に耐える能力がある
28
線質硬化現象について正しいのはどれか
別名ビームハードニング現象という, 単一X線では発生しない現象である, 対象として投影データをソフトウェア(BHC)で補正する, 頭部CTの頭蓋底部分で発生しやすい
29
X線CTでピッチ係数が大きい場合正しいのはどれか
風車状アーチファクトは出現しやすくなる
30
マルチスライスCT装置の特徴で正しいのはどれか
複数のDASを有する, 等方性ボクセルデータを得ることができる
31
X線CTで患者被ばく量低減のために有用なのはどれか
児童現像機構を使用する
32
X線CTで正しいのはどれか
実効スライス厚は半値幅で設定される, コーン角とは検出器に対してZ軸方向に開く角度である, ファン角とは検出器に対してX軸方向に開く角度である, カッピングアーチファクトはビームハードニング効果によるものである
33
ウインドニングについて正しいのはどれか
ウインドニングにはWWとWLがある, WWが広いとき小さなCT値の差は識別が難しくなる, 肺野条件ではWLは-700程度になる, 縦隔条件ではWLは0程度になる
34
マルチスライスCT装置でビーム幅40mm、ピッチ係数0.8としたとき、ガントリ一回転あたりのテーブル移動距離(mm)はどれか
32
35
一回転0.5秒の64列のマルチスライスCT装置を用いてコリメーション幅0.625mm、テーブル移動速度8cm/sで撮影した時、ビームピッチとして正しいのはどれか
1
36
ピッチファクタについて正しいのはどれか(2つ)
ピッチファクタが1.0未満の場合、スキャンデータが体軸方向に重複する, ピッチファクタはビームピッチに等しい
37
アーチファクトについて正しいのはどれか
アーチファクトーー偽像, 被写体によるものーー体動, 撮影条件によるものーーパーシャルボリューム, 画像再構成によるものーーウインドミルアーチファクト
38
ビームハードニングについて正しいのはどれか
ボウタイフィルタを使用することで軽減できる
39
モーションアーチファクトについて正しいのはどれか
暴れる患者はモーションアーチファクトの発生効率が上がる
40
モーションアーチファクトの軽減法について正しいのはどれか
体幹部の撮影では呼吸停止が原則である, 心臓CTではβブロッカーを使用することがある, 消化管の蠕動(ぜんどう)運動には抗コリン剤が有効である, 撮影部位をしっかり固定することが有用である
41
パーシャルボリューム効果について正しいのはどれか(2つ)
ボクセル内のCT値が平均化される現象である, 胸部CTでは微小な腫瘤の判別に障害を生じさせる
42
X線出力線量制御(AEC)について正しいのはどれか
被写体の部位(Z軸方向)によって管電流を制御する, 無駄な被ばくを軽減できる, X・Y・Z軸の方向で制御する3DmAモデュレーションがある, 画像ノイズを一定になるように制御する
43
ステアステップアーチファクトについて正しいのはどれか(3つ)
VR画像で球状またはドーム状の構造部分に階段状の段ができる, エリアシングアーチファクトとローテーションアーチファクトに分解できる, エリアシングアーチファクトは再構成間隔をスライス厚より薄くすると低減できる
44
CT装置不良に起因するアーチファクトについて正しいのはどれか
ストリークアーチファクトがある, リング状アーチファクトがある, シャワー状アーチファクトがある, サイノグラムによって故障原因が判別できることがある
45
アーチファクトについて正しい組み合わせはどれか(3つ)
リング状アーチファクトーー特定検出器のチャンネルの故障, シャワー状アーチファクトーー特定の投影角度全ての異常データ, ストリーク状アーチファクトーー瞬間的な検出器データ不良
46
画像フィルタリングについて正しいのはどれか
鮮鋭化フィルタリングは除去された高周波成分を復活させられない
47
X線CTの三次元画像表示法であるのはどれか
CPR(Curver MPR), SR(Surface Rendering), VE(Virtual Endoscopy), MPR(Multi Planer Reconstruction)
48
X線CTの三次元画像表示法で正しい組み合わせはどれか
MIPーー最大値投影法, ray sumーーX線の合計(透視画像), SRーー表面表示, VEーー仮想内視鏡
49
VR法の特徴について正しいのはどれか
軟部臓器が描出できる, VR画像は全てのデータを保持している, ボリュームデータのCT値に色を設定できる, 透明度は不透明度の反対である
50
VR(仮想内視鏡)法の特徴について正しいのはどれか(3つ)
内視鏡が到達できない部分も観察できる, 大腸CTを特にCT Colonography(CTC)という, 気管支・消化管・血管などの管腔の内壁面を表示する
51
X線CTの画像処理法としてただしいのはどれか(2つ)
MIPは同じ投影方向にあるボクセルの最大CT値を投影する, MIPは奥行き情報がない
52
X線CTの画像処理法に示す正しい処理画像名はどれか
VR
53
X線CTの画像処理の特徴について正しいのはどれか(3つ)
血管内ステントの内腔評価にはCPRが有用である, 石灰化の描出にはMPRが有用である, 大動脈瘤にはVRが有用である
54
X線CTの画像処理の特徴について正しいのはどれか(3つ)
画像処理によって異なる再構成フィルタ関数の代用が可能である, VRの陰影処理にはランバードの余弦法を基本としている, CT Colonography(CTC)は仮想内視鏡(VE)の手法で描出される