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技術と文化
  • 上田純聖

  • 問題数 63 • 2/4/2024

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  • 1

    日本の伝統的家屋とヨーロッパの家屋に見られる建築技術の違いを気候風土からその特徴がわかるように説明せよ。ただし、次に示す語句を用いること。 語句:高温多湿、高温乾燥、組積造、軸組構造

    ヨーロッパの夏は高温乾燥であるため、日陰に入るだけでかなり暑さをしげる。その壁を、レンガなどを組み上げて作る組積造が用いられる。しかし、日本の夏は高温多湿であるため、日陰だけでは暑さをしのげないので、風が吹き抜けやすい軸組み構造を持いる。

  • 2

    BOPビジネスの目指す世界は、αを削減して、βをγへと変える世界である

    貧困, ピラミッド, ダイヤモンド

  • 3

    BOPビジネスのBOPはある英語の頭文字である。元の語を記せ

    Bottom of Pyramid

  • 4

    BOPの意味はどのようになるか、日本語で記せ

    経済ピラミッドの底辺層

  • 5

    シューマッハの「中間技術」は、「その設備が生み出す雇用機械あたりの設備」を基準に技術のレベルを表すとき、抽象的にどのように呼ばれるのか、記せ

    100ポンド技術

  • 6

    適正技術の議論はどのような社会を構築するために必要不可欠な議論となっているのか、次に示す語群から最も適切なものを選び知る

    持続可能な社会

  • 7

    適正技術の適正性の判断要件は、2つの側面がある。2つの側面を次の国分から選び、記せ。

    fitness, fairness

  • 8

    適正技術の概念が適用される事例としてモーリタニアで販売されている。日本製船外機を紹介した。これがどのようにして適正技術の概念が適用されていると考えられるかを説明すせよ

    モーリタニアでは、ガソリンの質が劣り、エンジンの整備体制も充分でない。このような現地の社会経済状況や環境に見合った技術を提供しているから

  • 9

    18世紀の終盤、1794年、フランスに価格ギリス教育を行う学校が創設された。この学校の名称を答えよ

    エコール=ポリテクニーク

  • 10

    エコール=ポリテクニークの特徴を説明した、正しい文章を次から選べ

    技術教育の前段階として基礎科学教育を行なった

  • 11

    17世紀から18世紀にかけて、Aの大気圧機関からBによる揚水機関を経てCの万能熱機関へと蒸気汽関は発達した。これらいずれの蒸気機関もピストンとシリンダーを持ち、蒸気を作って、シリンダ内をその蒸気で満たした後、シリンダを水で冷やすことで、シリンダ内のピストンが押し上げられ、仕事をする最初の大気圧機関シリンダが仕事をする機能に加え、上記発生機能、冷却機能を兼ねていた

    パパン, ニューコメン, ワット

  • 12

    ピストンを押し上げ、仕事をするのは、どのような圧力によるのかを記せ

    大気圧

  • 13

    ニューコメンによる揚水機関のシリンダーはパパンの大気圧機関の機能を独立させたか

    ボイラ

  • 14

    ワットの熱機関は、ニューコメンによる揚水機関からどの機能を独立させたか

    復水器

  • 15

    17世紀には、真空や圧力に関する知見が得られてきたが、蒸気汽関の技術をこうした知見に基づいた技術であったかどうかについて述べよ

    蒸気機関の実現に先行して、科学的知識を得られたわけではなく、技術者が試行錯誤的に発達させ、実現実用化したものである

  • 16

    17から18世紀にかけての蒸気機関は、本科目で定義する所の科学技術であるか否かを示せ

    科学技術ではない

  • 17

    伊藤俊太郎は人類の歴史において5つの革命があったとしている。4番目に起こった革命を何革命と呼んでいるか記せ。

    精神革命

  • 18

    精神革命の起こった地を、次の国軍から選んで全て示せ

    イスラエル, ギリシャ, インド, 中国

  • 19

    精神革命の後、中世と呼ばれる時代、学問の中心は、どの地にあったか、次の語句群から選べ

    バグダッド

  • 20

    イタリア=ルネサンス期まで、学問とはa学ぶことに等しかった。例えば、死体解剖はbが取り行っており、医学者は古代医学の権威cの著作を読むだけであった。それが、医学者自ら主体解剖を取り行うようになった。そのことで、古典医学書の誤りの発見につながった。死体解剖の観察記録は職人画家が解剖図として書いた。イタリア=ルネサンス期となって、d精神が現れるようになり、その後17世紀になって、近代科学が成立した。eは、物体の落下運動の研究において、自身が数学的に導いた時間と落下距離の関係式を結論とせず、fとして、それを確かめるために、斜面を用いて実験行った。その実験結果から、自身のfが正しいかどうかを確認した。これが近代科学の方法であり、一言で言えば、fの検証である。

    書物, 理髪師, ガレノス, 実証, ガリレイ, 仮説

  • 21

    医薬者、自ら主体解剖を行ったとあるが、その人物を記せ

    ヴェサリウス

  • 22

    解剖図を書いた、「最後の晩餐」の作者としても知られている職業画家は誰か

    レオナルド=ダ=ヴィンチ

  • 23

    1513年の「天球の回転について」の出版から1687年に「プリンキピア」が出版されるまでの近代科学が興った時期を科学史ではなんと呼んでいるか

    科学革命

  • 24

    「天球の回転について」の著者は誰か

    コペルニクス

  • 25

    「プリンキピア」の著者は誰か

    ニュートン

  • 26

     水車および風車の起源は定かではないが、世の中に現れた最初の水車も風車も、ロータ(回転面)の回転軸が水や空気の流れの方向と(A:平行なタイプ、B:直交するタイプ)であったと考えられている。その理由として、水車も風車も製粉用に用いられたが、ひき臼を回転させるのに、その方が、(A:機構が単純で簡単であるから、B:大きな力を伝えられるから)である。  時代が下るに従い、水車も風車も複数のタイプが現れ、大型化したり、さまざまな工夫がなされ発達していった。例えば、現在もみられるオランダ型風車の原型は12〜16世紀頃に遡るが、風向きに合わせてロータの向きを変えることができ、ロータの翼は風の強弱に合わせ帆の張り具合を変えることができる。これらは風車を効率よく稼働させるための人々の経験や試行錯誤に基づく工夫(技術)である。  一方、現代において主に発電に用いられているプロペラ型風車も様々な工夫がなされている。例えば、風向きに合わせてロータの向きを変えることができるのはもちろん、ロータの翼は強風時に風を逃がせるように角度が変えられる。さらに翼の断面形状は矩形ではなく翼型となっており、翼の根本から先端にかけて捩られていたりする。これらももちろん、効率よく稼働させるためであり、流体力学や空気力学の知見に基づく工夫(技術)である。  どちらの風車の工夫も技術に違いないが、科学技術と呼ばれるものは(A:オランダ型風車、B:プロペラ型風車)の技術である。科学技術の技術にかかる「科学」の話は明治初期にscienceの訳語として使われ始めた。このscienceの語源を辿ると(二)語のscientia、(ホ)語のepistemeに辿り着く

    A, A, B

  • 27

    プロペラ型風車の技術が科学技術である理由を簡潔に述べよ

    科学的知見に基づいて生み出されたため

  • 28

    scienceの語源のscientia、epistemeは何語か

    ラテン語, ギリシャ語

  • 29

    scienceの語がまだ世の中に現れていない時に、ほとんど同じ意味で使われていた語を英語で記せ。

    philosophy

  • 30

     18世紀になると、A思想が興り、科学は人間のBの産物であると考えるようになるとともに、人間にとってCなものと認識された。つまり人間の幸福は科学の実用化によって実現できるとの考えに繋がり、科学による新たな知見は日々増大する一方だからD史観という新たな歴史観が現れることとなる。  当時のヨーロッパは、物質的に豊になり、人々は合理的に物事を考え、法に基づいた社会になったことから、このような社会がE社会だと認識した。すなわちD史観によりE社会を実現したヨーロッパが世界で最も進んでいる、近代化されていると考えた

    啓蒙主義, 理性, 実用的, 進歩, 文明

  • 31

    進歩史観のもつ時間概念はどのようなものか。

    直線的な時間概念

  • 32

    当時のヨーロッパ人は世界にはいくつもの国や地域があることをすでに知っていたが、それらの国や地域にヨーロッパのように近代化した社会はなく、進歩史観からどのようだと認識したか記せ。

    まだ進歩の途中

  • 33

     伊東俊太郎によると近代科学が興ったA 革命の前にB革命があったとされる。そのB 革命が興った地は、今日のC、D、E、Fであるが、その中のFの体系的思想すなわち古代Fの知が近代科学のルーツである。  その古代Fの知に寄与した1人にアリストテレスがいるが、彼は宇宙を次のように捉えていた。宇宙はGを中心に月、H、金星、火星、木星、土星の惑星が回っていて、月を含む外側をI界、その内側をJ界とに分け、J界はK、L、M、Nの四元素からなり、I界は第五の元素Oからなる。I界には神が存在するので、J界より上位にあり、J界を作る四元素もK、L、M、Nの順に位階があるとした。また、物体の運動についてはI界における運動は完全にしてP運動であり、J界においては不完全な変化しうるQ運動であるとした。そのQ運動も、物体が本来あるべき位置に移動する落下運動をR運動、投げ上げ運動をS運動と考えた。このR運動ならびにS運動は物体が本来あるべき位置にあろうとする目的があるからだとした。  このようにアリストテレスの宇宙観は近代科学が備えておくべき二つの性質のT性とU性のT性は認められるがU性は認められない。U性の萌芽として、15世紀イタリアルネサンス期になり、死体解剖を従来Vが行なっていたのを医学者自らが行うようになったことに見てとれる。時代が下り、ガリレイが物体の落下運動の研究において物体の落下速度と時間が比例することに気づき、そこから物体の変位と時間の関係を数学的に導き数式で表現した。彼はこれを結論とせずWとし、斜面を用いた実験を行ってWの検証を行なった。この「Wの検証」という方法が近代科学の方法であり、このことでU性が担保される。  その後、惑星の軌道が楕円運動となるのはどんな力によるのかといった疑問からニュートンが万有引力の法則を見出すにいたり、アリストテレスのいうI界だけでなく地上における物体の落下現象すなわちJ界においてもこの法則は成り立つことからI界とJ界の統一原理となった。そう前後して、宇宙を含めた自然界の多くの現象をXに喩えて説明し出した

    科学, 精神, インド, 中国, イスラエル, ギリシャ, 地球, 太陽, 天上, 月下, 火, 空気, 水, 土, エーテル, 円, 直線, 自然, 強制, 論理, 実証, 理髪師, 仮説, 機械

  • 34

    伊東俊太郎ら人類の歴史において五つの大きな革命があったという。科学革命と精神革命以外以外の三つの革命を歴史の古い順に記せ。

    人類革命, 農業革命, 都市革命

  • 35

    アリストテレスは重い物体ほど落下速度はどのようになると考えていたか。、

    重いものほど本来あるべき場所に戻ろうとする気持ちが大きいため、落下速度は速くなる

  • 36

    死体解剖は医学者が行わず、理髪師といった職人が行なっていたことに関して、当時は学問と技術をどのように捉えられていたのか記せ

    技術は卑しいもので学問は高貴なもの

  • 37

    自然を機械に喩えるような自然観をなんというか記せ。

    機械論的自然観

  • 38

     素焼きの瓶に水を入れておくという水を冷やす技術は、日本のAに利用B、その理由は日本のAは Cな気候だからである。日本も伝統的家屋はDであり、ヨーロッパのそれはEである。それは日本のAの気候はCで、ヨーロッパのAの気候はFだからである。  タイでは日本のメーカーがインスタントラーメンの作れる電子レンジを売り出してヒットした。その理由はバンコクなどの都市部では食事を Gで済ませる人が多く、そのような人の住まいにはHがなかったりするからである。

    夏, できない, 高温多湿, 軸組構造, 組積造, 高温乾燥, 外食, 台所

  • 39

    「技術」の語源を遡るとa語のtechneと、b語ではarsに辿り着く

    ギリシャ, ラテン

  • 40

    授業では、「科学技術」をどのように定義していたか記せ

    科学的知見に基づいて生み出された技術

  • 41

    水車は古代ローマにおいてすでに存在していたが、普及しなかった。その理由を簡潔に述べよ

    水車の生産性は人力や畜力に優っていたが、奴隷の仕事がなくなってしまうため、普及しなかった

  • 42

    技術論論争におけるそれぞれの立場の「技術の定義(定義A、B)」を以下に記す。 定義A:「技術とは、人間実践(生産的実践)における客観的法則性の意識的適用である」 定義B:「技術とは、史的唯物論に従えば、人間社会の物質的生産力の一定の発展段階における、社会的労働の物質的手段の複合体であり、一言にして言えば、労働手段の体系に外ならない」 定義A、bはそれぞれなんというか

    意識適用説, 手段体系説

  • 43

    意識適用説を平易に言い換えると、イ)科学を意識することが技術だ、ロ)科学を応用することが技術だ、ハ)客観的法則を意識することが技術だ。

  • 44

    手段体系説に記された、労働手段とは平易に言い換えると何を指しているか

    生産するための道具や機械

  • 45

    以下の問題に答えよ

    人類革命ロ, 農業革命イ, 都市革命ホ, 精神革命ニ, 科学革命ハ

  • 46

    精神革命は、地球上の四箇所に置いて、個別に起こったと考えられている。以下より選べ

    ロ, ニ, ホ, ト

  • 47

    答えよ

    アラビア科学, イ, ロ, ト

  • 48

    答えよ

    神、人間、自然, 神の英知

  • 49

    答えよ

    機械、機械論的自然観, ニ

  • 50

    18世紀フランスで起こった啓蒙思想では科学はどのようなものと認識されたか

    人間にとって実用的なもの

  • 51

    18世紀になると科学による新たな知見は日々増大することから、新たな歴史観が生じる。どれか

    進歩主義的歴史観

  • 52

    18世紀には「文明」概念も現れた。当時の「文明」概念を説明する文章を以下に示す。

    西欧, 野蛮, 法, 都市

  • 53

    18世紀から19世紀にかけてドイツで発展、深められた「文明」に対する概念をドイツ語で記せ

    Kultur

  • 54

    ヨーロッパに始まるAの起源は12世紀ルネサンス期で、Bを吸収しようとしだした時期である。

    近代科学, アラビア科学

  • 55

    中世ヨーロッパの大学で3つの専門課程(学部)を記せ

    神学, 法学, 医学

  • 56

    エコール=ポリテクニーク(1794年フランス)の設立背景を説明したものとして、適切なものはどれか

    市民自らが公共事業を取り仕切る必要性が生じたことにとによる, 工兵隊が国外逃亡したことによる

  • 57

    1820〜40年代にかけて当時のドイツに創設され、1870年代に統一名称が与えられた技術を学ぶ学校の名称をローマ字二文字で記せ。

    TH

  • 58

    19世紀後半に世界で初めて大学に工学部を創設した国はどこか、またその大学名

    日本, 東京大学

  • 59

    過去において発展途上国に先進国の技術をそのまま移転すると、多くの場合転移先の国に発展をもたらしたか否か。  また、この経験を踏まえてシュー=マッハーが唱えた技術に関する概念

    もたらしていない, 中間技術, 100ポンド技術

  • 60

    適正技術は、発展途上国に対するだけでなく、現代では先進国に対しても重要な意義を持つ。その理由として正しいものはどれか

    持続可能な社会を構築するための議論として必要不可欠だから

  • 61

    どのような技術が適正技術なのかを決める二つの側面(公平性、地域適合性)のうち公平性における四つの要件を以下のから選べ。

    生命・安全, 尊厳, 差別, 犯罪・暴力抑止

  • 62

    どのような技術が適正技術なのかを決める二つの側面(公平性、地域適合性)のうち地域適合性における四つの要件を以下のから選べ。

    持続性, 地域社会, 地域ガバナンス, 風土・既存インフラ

  • 63

    瓶に水を入れて冷やす技術は日本の夏ではほとんど機能しない。この技術が機能するための条件を次に示す語句を用いて説明せよ。 高温乾燥、素焼き

    ヨーロッパのような高温乾燥の地域で、瓶が素焼きでできており、水が瓶から染み出さないと機能しない