「　」（あいかん） 深く悲しみを感じる、もなかなしい感じ。 類義語　哀愁、悲哀 対義語　愉快 使用例　あいかんが漂う。

「　」（あいかん） 悲しみと喜び。 類義語　一喜一憂、悲喜 使用例　あいかんを共にする。

「　」（あいき） 愛用している飛行機。また、愛用している写真機などの機器。 類義語　愛器 使用例　あいきの性能が高い。

「　」（あいこ） 目をかけて引き立てること。ひいき。他人から特別に好意をもってもらう。 類義語 お引き立て、ご支援、ご高配、厚遇、お力添え 使用例　ごあいこを賜る。

「　」（あいご） 可愛がり、守り抜く。歌舞伎の稚児用のかつらの名前。 類義語　保護、養護、庇護 対義語　虐待 使用例　生き物をあいごする。

「　」（あいこく） 声をあげて泣き悲しむこと。 類義語　号泣、慟哭 使用例　悲痛なあいこくが聞こえた。

「　」（あいしゅう） もの悲しいこと。 類義語　悲哀、哀感 対義語　歓喜、喜悦 使用例　あいしゅうを帯びた絵だった。

「　」（あいしょう） 悲しみいたむこと。特に、人の死を悲しんで心をいためること。 類義語　哀悼 使用例　あいしょうの意を伝える。

「　」（あいせき） 人の死など、帰らないものを惜しむこと。 類義語　哀悼、追悼 使用例　あいせきの念が消えない。

「　」（あいそ/あいそう） 人に接して示す好意や愛らしさ。客へのもてなしや心遣い。飲食店での勘定。 類義語　愛嬌 対義語　無あいそう 使用例　あいそがいい。

「　」（あいそ） 同情をひくように、強く嘆き訴えること。 類義語　懇願、哀願 使用例　一生懸命あいそする。

「　」（あいぞう） 愛することと、憎むこと。 類義語　好悪 使用例　あいぞう半ばする感情を抱く。

「　」（あいとう） 人の悲しみを悼むこと。 類義語　追悼、哀惜 対義語　祝賀、慶賀、祝福 使用例　あいとうの意を表する。

「　」（あいにく） 期待や目的にはずれて、都合の悪いさま。 類義語　残念ながら、折しく 使用例　あいにく雨のようです。

「　」（あいろ） 狭くて通行の困難な道。物事を進める上で妨げとなるものや条件。 類義語　崖道、険路、岨道 使用例　厳しいあいろを通る。

「　」（あうん） 物事の始まりと終わりを象徴するもの。口を開けている、閉じている像の一対を表す。吐く息と吸う息。 類義語　以心伝心 使用例　あうんの呼吸だった。

「　」（あきぐち） 秋の初め。秋になったばかりのころ。 類義語　初秋 使用例　あきぐちの涼しい日。

「　」（あくしゅう） 悪い風習。悪い習慣。 類義語　悪風、弊風、悪弊、弊習 対義語　美風、良俗 使用例　あくしゅうにそまる。

「　」（あくせく） 細かいことを気にして、落ち着かないさま。目先のことにとらわれて、気持ちがせかせかするさま。 類義語　営営、せっせと 使用例　仕事のためにあくせく働く。

「　」（あくたい） 憎まれ口をきくこと。悪口。あくたいぐち。 類義語　悪口、陰口、誹謗 対義語　追従 使用例　あくたいをつきたい気持ちにな　　　　　　　　 　　　　った。

「　」（あくへい） 悪い習わし。良くない習慣、風習。 類義語　悪風、悪習、悪俗 対義語　良風、良俗、美俗 使用例　あくへいを非難する。

「　」（あくゆう） 悪いことを共にする仲間。特に仲のよい友人や遊び仲間を親しんで呼ぶ言い方。 類義語　親友 対義語　良友 使用例　彼はあくゆうです。

「　」（あくらつ） 情け容赦もなく、たちが悪いこと。あくどいこと。また、そのさま。 類義語　邪悪、陰険、性悪、シビア 対義語　善良 使用例　あくらつ極まりない行為。

「　」（あこぎ） しつこく、ずうずうしいこと。義理人情に欠けあくどいこと。特に無慈悲に金品をむさぼること。度重なること。 類義語　無慈悲、非常、強欲、 　　　　意地悪、厚かましい 対義語　慈悲深い、寛大、寛容 使用例　あこぎな商売をする。

「　」（あだ） 女性の色っぽくなまめかしいさま。美しくたおやかなさま。 類義語　なまめかしい、色っぽい、 　　　　あだっぽい 対義語　清楚、可燐 使用例　あだっぽい女性。

「　」（あっかん） 書物の中で最もすぐれた部分。他にぬきんでた詩文。転じて、全体の中で最もすぐれた部分。 類義語　見せ場、山場、佳境 使用例　その記事はあっかんだった。

「　」（あっけ） 意外なことに出会い、驚きあきれる状態。 類義語　呆然、絶句 使用例　あっけに取られる。

「　」（あっせん） 間に入って双方をうまく取り持つこと。 類義語　仲介、媒介 対義語　直結、直取引 使用例　和睦をあっせんする。

「　」（あつれき） 人の仲が悪くなること。 類義語　確執 使用例　両者間にあつれきを生む。

「　」（あまた、すうた） 数量の多いさま。非常に。はなはだしいさま。 類義語　幾多 対義語　一点、皆無、無 使用例　あまたの困難を乗り越え 　　　　る。

「　」（あらぎも） 荒々しい心。きもったま。 類義語　度胆 使用例　あらきもを拉ぐ。

「　」（あんいつ） 気楽に過ごすこと。何もせずにぶらぶら遊び暮らすこと。また、そのさま。 類義語　自敵 対義語　苦労、奔走 使用例　あんいつをむさぼる。

「　」（あんかい） 暗いこと。また、そのさま。 類義語　晦暗 使用例　あんかいな不安を感じる。

「　」（あんかん） のんびりして静かなさま。心身の安らかなさま。危急に際して、何もせずぼんやりしているさま。 類義語　長閑、安らか 対義語　営営 使用例　あんかんたる時間を過ご 　　　　す。

「　」（あんぎゃ） 仏道修行のため、僧侶が諸国を歩き回ること。ある目的で諸地方を巡り歩くこと。 類義語　巡行、巡回、巡歴、遍歴 対義語　滞在、居座る、停留、滞留 使用例　全国あんぎゃの旅に出る。

「　」（あんしょう） 水面下に隠れて見えない岩や珊瑚礁。隠れ岩。危急に遭遇した困難。 類義語　手詰まり、難関 対義語　順風満帆 使用例　改革があんしょうに乗り上 　　　　げる。

「　」（あんたん） 薄暗くはっきりしないさま。暗く陰気ななさま。将来の見通しが立たず、全く希望が持てないさま。 類義語　陰気、どんより 使用例　あんたんたる思いになる。

「　」（あんねい） 無事で安らかなこと。特に世の中が穏やかで安定していること。 類義語　安隠、平安、安心 対義語　混沌 使用例　社会のあんねいを乱す。

「　」（あんのん） 心静かに落ち着いていること。また、そのさま。平穏無事。 類義語　のどか、安らか 対義語　危急、危機、危難、凄惨、 　　　　脅威 使用例　老後をあんのんに暮らす。

「　」（あんぱい） 安全牌。麻雀で、それを捨てても相手に上られることのない牌。危険がなく扱いやすいこと、またそのような相手のたとえ。 類義語　安全、堅実、無難、鉄板 対義語　危険牌 使用例　あんぱいな選択をする。

「　」（あんばい） 料理の味加減。物事や身体の具合、様子。程よく並べて整えたり処理したりすること。 類義語　具合、按配 使用例　塩加減をあんばいする。

「　」（あんやく） 人に知られないようにひそかに策動し活躍すること。 類義語　隠密、秘密裏 対義語　活躍、頭角をあらわす 使用例　社会であんやくしている。