問題一覧
1
日常生活に必要不可欠な、身の回りの身体的活動・動作のことを何というか。英語と日本語を答えよ。
ADL, 日常生活動作
2
体位を整えることを何というか。
ポジショニング
3
人間の身体構造(骨格・筋肉・神経・内臓など)や機能を力学的視点からとらえたよい姿勢や,無理やむだのない効率的な動作のことを何というか。
ボディメカニクス
4
ボディメカニクスの動作を行うための身体の使い方を何というか。
ボディメカニクス技術
5
ボディメカニクス技術には、(A)、(B)、(C)の確保が必要である。
作業姿勢, 作業域, 作業面
6
休息には4つある。それぞれ答えよ。
休憩, 休養, 安静, 睡眠
7
関節拘縮がおこる可能性があるときに,筋萎縮と関節拘縮・癒着を最小限に抑えつつ,食事や排泄などの日常生活活動を行う場合に比較的便利かつ苦痛が少ない体位とは何か。
良肢位
8
支持基底面が狭く、重心が高い不安定な体位を何というか。
立位
9
座面に殿部と大腿部を置き基底面とし,足底を床につけた状態の座位を何というか。
椅座位
10
下肢の後面と殿部を基底面にしている。重心の位置がずれやすく,上半身が不安定になりやすい体位を何というか。
長座位
11
ベッドの横などに足を下ろした状態の座位である。背もたれがない状態のため,上半身を支えることができない場合や,足底が床面につかない状 態では不安定になりやすい体位を何というか。
端座位
12
ベッドの頭側を 45~60 度程度に上げた状態の座位を何というか。 これは、仙骨部に圧がかかりやすくなり時間経過とともに足側にずれが生じて褥瘡を形成しやすい。 また、ベッドの頭側を 30 度程度に上げた状態の座位は何か。
ファウラー位, セミファウラー位
13
支持基底面が広く,重心が低く安定している。長時間の同一体位では腰背部への負担や,仙骨部や肩甲骨部など骨突出部の圧迫による褥瘡や,尖足などを引きおこす可能性が高い座位を何というか
仰臥位
14
支持基底面は狭く,重心が高くなるため不安定になりやすい。また,体圧が分散されないため,肩・大転子部・下腿に大きな体圧がかかり,筋肉・血管・ 神経,皮膚組織の圧迫がおこる可能性が高い体位を何というか。 身体の右を下にした場合を(①),左を下にした場合を(②)とよぶ。
側臥位, 右側臥位, 左側臥位
15
顔を左右どちらか一方に向け,前胸部・腹部を下にしうつぶせに臥床した状態である体位を何というか。
腹臥位
16
肛門の診察で用いられる体位は何か。
膝胸位
17
仰臥位で頭部を腹部、足より低くした体位を何というか。 トレンデ レンブルグ体位ともいう。
骨盤高位
18
会陰・腟・子宮・直腸・肛門の診察に用いられる体位を何というか
砕石位
19
消灯後に入眠するまでの時間が延長して,寝つきがわるくなる障害を何というか
入眠障害
20
いったん入眠したあと,夜中に目がさめてしまい,再入眠に困難を覚える状態を何というか。
中途覚醒
21
本人が望む時刻,あるいは通常の起床時刻の 2 時間以上前に覚醒してしまい、その後入眠できず苦痛に感じている状態、うつ病の不眠に特徴的とされる状態を何というか。
早朝覚醒
22
睡眠時間は十分であるにもかかわらず,深く眠った感覚が得られない状態を何というか。
熟眠障害
23
睡眠中に呼吸が止まる状態を何というか。
睡眠時無呼吸症候群
24
睡眠薬の( )とは、睡眠薬の効果が翌朝まで体内に残り,目ざめのわるさ,過度の眠け,日中の居眠り,ふらつき,精神作業能力の低下などが続くことである。 ( )は特に高齢者では翌日まで続くことがあるため、それによる転倒リスクに注意を払う必要がある。
もちこし効果
25
力学的に「よい姿勢」とは,姿勢が安定していることである。身体の重心の 位置が(①)く,身体重心を垂直に通る重心線が(②)の中心に(③)い状態にあ るほど安定性は高く,よい姿勢といえる。
低, 支持基底面, 近
26
(①)とは,身体の各部位にはたらく重力の合力が作用する点であり,ものの 重さの中心を示す点である。 (①)から重力の方向(地球の中心)に垂直に通る直線を(②)という。 立位における重心は,(③),(④),(⑤)の 3 面が交差する点である。
重心, 重心線, 矢状面, 前額面, 水平面
27
以下の文章は、ボディメカニクス技術の基本姿勢を説明している。 [1]安定した作業姿勢をとる 支持基底面を(①)くとり,重心を(②)くする。腰部の負担を軽減するため,(③)姿勢にならないように注意する。また,力の方向に合わせた姿勢をとる。 [2]患者に近づき,動作に適した筋群を使用する [3]患者の(④)を狭くする 患者の上肢を胸部の前で組み,膝関節を屈曲して身体の長さを短くすることによって,重心の位置が中心に集まり,接地面が狭くなり摩擦力が小さくなる。 [4]てこの原理と力のモーメントの応用 (⑤)を応用し,支点の位置を固定して力点を動かすことによって作用点を動かす。 患者を回転させる際には(⑥)を利用する。
広, 低, 前傾, 支持基底面, てこの原理, 力のモーメント
28
摩擦力は接触面の摩擦係数と患者の重さに影響を受ける。 たとえばベッド上の臥床患者をストレッチャーに移動させる際には,患者の背面に摩擦係数の小さい(①)素材のシートを敷くと摩擦力が小さくなり移動の負担が少なくなる。
ナイロン
29
肛門や直腸の診察や処置のときに左側を下にした体位を何というか。
シムス位
30
(①)とは,自分で体位をかえられない,あるいはかえてはいけない人にかわって,身体の向きや姿勢をかえて保持することである。
体位変換
31
水平移動での体位変換の際に1番初めにすることは何か。 まず(①)を動かす。
顔
32
患者を仰臥位で左右に移動させることを何というか。
水平移動
33
①仰臥位から側臥位への移動で、あらかじめしておくべきことは何か。 ①の後、まず最初にすることは何か。 肩を外転し、肘を屈曲し、手掌を(①)向きに(②)する。
水平移動, 上, 外旋
34
車椅子に移乗する際、一般的にベッドに対して何度の角度に置くのが良いか。
20〜30度
35
麻痺のある患者を車椅子移乗する際、車椅子は、健側か患側のどちら側に置くべきか。
健側
36
車椅子移送中の注意点として適切なものを選択せよ。
移送中は手をアームサポートから出さない, フットサポートに乗せた足を下ろさない, フットサポートに足を乗せたまま立ち上がらない
37
車椅子の段差の昇降について、 段の上に上がる際は、患者を前向きにして上がるが、下りる時は、どちらに向けて下りるか。
後ろ向き
38
[3]傾斜がゆるい坂道の移送 適切なものを選択せよ。
上りも下りも進行方向へ前進する
39
車椅子による下り坂の移送について、 傾斜が急な坂道を下るときの移送について適切なものを選択せよ。
患者の背中が坂の下方向に向くように,後ろ向きに下りる。看護師は後方に注意をしながら,ゆっくり進む。, 前向きにゆっくり蛇行しながら下りる。
40
車椅子でエレベーターを使用する場合は,どの向きから入るか。
後ろ向き
41
ストレッチャーの移送では、進行方向に患者の(①)側を向け、先行する側が舵をとりながら走行する。 患者の(②)側の看護師は、患者の状態を観察する必要がある。
足, 顔
42
ストレッチャーの移送での坂道では、常に(①)が高くなるようにして進行する。 上り坂の場合は、(①)を(②)方向に向け、下りの場合は通常と同様、(③)側を(②)に向けて走行する。
頭部, 進行, 足
43
ストレッチャーでの移送時の曲がり角では,遠心力による頭側の振れが極力少なくするように,どこを支点としてゆっくりと回転させるか。
頭側
44
睡眠は大きく分けて、レム睡眠とノンレム睡眠に分けられる。レム(REM:rapid eye movement)とは急速眼球運動のことで,眠っているのに閉じられたまぶたの下で眼球がピョコピョコとすばやく動いている状態のことである。 このレム睡眠の量が多くなる時期はいつ頃か。
生後3年間
45
睡眠が不足して脳の休息への要求が強い場合に睡眠を深くするといった機能調節を行う神経系を何というか。2通りの言い方で答えよ。
γアミノ酪酸, GABA
46
体内時計が日中は心身が活動に適した状態に,夜間は休息に適した状態となるように調整している。このリズムを何というか。
サーカディアンリズム
47
8時間睡眠とよくいわれるが,科学的根拠はまったくない。必要以上に長い時間床についていると、かえって睡眠が浅くなり,健康な人でも(①)や(②)が出現する。
中途覚醒, 熟眠障害
48
生活習慣で睡眠を障害する因子は何か。3つ答えよ。
カフェイン, アルコール, タバコ
49
体内時計のリズムを整える工夫として適切なものを選択せよ。
昼間はすっきりと覚醒できるように工夫する, せん妄の患者に日中の高照度光照射を行うとせん妄が改善する, 日中の運動不足が中途覚醒を増加させていることがあるため、日中の適度な運動によって,適度に疲れが得られるように援助する, 昼寝をするなら 15 時前に 30 分以内にとどめる。
50
深部体温の(①)に寝床につくと寝つきが良い。(②)すると体温が上昇し、その後抹消からの放熱が促され、深部体温が下がりやすくなる。
下降期, 入浴
51
睡眠薬を服用後はすみやかに寝床につく 睡眠薬を服用しても寝床につかずにいると,主観的には眠けを自覚しないのに,寝つくまでの言動をあとで思い出せない(①)や,(②)などの問題がおこることがある。
前向性健忘, 転倒