問題一覧
1
関節可動域測定法(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準による)で正しいのはどれか。2つ選べ。
股屈曲, 股内旋
2
関節可動域測定法(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準による)で誤っているのはどれか。
胸腰部側屈
3
Daniels らの徒手筋カテスト(股関節伸展の検査)を図に示す。正しいのはどれか。2つ選べ。
図1は股関節屈曲拘縮がある場合のための変法である, 図2の方法では段階 5〜段階2まで検査できる
4
Daniels らの徒手筋カテストで右外腹斜筋と左内腹斜筋の検査を図に示す。右の肩甲骨下角を台から離すことができた。判断できる最も低い段階はどれか。
段階3
5
65歳の男性。右利き。脳梗塞による片麻車。Brunnstrom 法ステージは上肢、手指、下肢ともにⅢ。回復期リハビリテーション病棟では車椅子で移動している。発症後3か月の頭部 MRIを示す。 出現しやすい症状はどれか。
半側空間無視
6
65歳の男性。右利き。脳梗塞による片麻庫。Brunnstrom 法ステージは上肢、手指、下肢ともにⅢ. 回復期リハビリテーション病棟では車椅子で移動している。発症後3か月の頭部がMRIを示す。この患者が基本動作練習を開始した際に観察されるのはどれか。
車椅子駆動の際に廊下の左壁によくぶつかる
7
19歳の男性。オートバイ事故による頭部外傷で入院加療中。受傷後1か月。JCS (Japan comascale)はエー1。 右上下肢はよく動かすが、左上下肢の筋緊張は元進し、上肢屈曲位、下肢伸展位の姿勢をとることが多い。座位保持は可能であるが、体幹の動揺がみられる。この時期の理学療法で適切なのはどれか。2つ選べ。
座位での左下肢筋の持続伸張座位での左下肢筋の持続伸張, 立位でのバランス練習
8
62歳の男性。5年前に脊髄小脳変性症と診断され、除々に歩行障害が進行している。体幹失調が頭者で、下肢には協調運動障害があるが筋力は保たれている。歩隔をやや広くすることで左右方向は安定しているが、前後方向への振り子様の歩容がみられる。最近になって自力歩行が困難となり、理学療法で歩行器を用いた歩行を練習している。この患者の歩行器に工夫すべき点で適切なのはどれか。
歩行器は軽量のものを選ぶ
9
25歳の女性。交通事故で頭椎脱白骨折を受傷した。脊艶ショック期は脱したと考えられる。 MMTで、肘屈曲は徒手抵抗に抗する運動が可能であったが、手関節背屈は抗重力位での保持が困難であった。肛門の随意的収縮は不能で、肛門周囲の感覚も脱失していた。目標とする動作で適切なのはどれか。
起き上がり
10
27歳の男性。企業のラグビー選手として試合中に転倒し、左肩痛を訴えて受診した。来院時のエックス線単純写真を示す。 この写真から判断できる所見はどれか。
肩鎖関節脱白
11
27歳の男性。企業のラグビー選手として試合中に転倒し、左肩痛を訴えて受診した。来院時のエックス線単純写真を示す。 患者はスポーツ選手を継続することを希望している。治療として適切なのはどれか。
手術療法
12
4 歳の男児。痙直型両麻庫。GMFCS (gross motor function classification systen) レベルⅢ。 立位姿勢を図に示す。理学療法で適切なのはどれか。
腹筋群と殿筋群の同時収縮の促通
13
60歳の男性。両下肢のしびれと間欠性行とを認める。足背動脈の触知は可能で、体幹を前届することによって歩行が容易となる。症状を改善するのに適している装具はどれか。
Williams 型装具
14
85歳の男性。脳梗塞の既往がある。2、3か月前から食事中にむせることが多くなっていた。3日前から元気がなく、昨晩から発熱と意識障害とがみられたため救急搬送され気管挿管の上、入院となった。体温 38.0°C、呼吸数 25/分、左胸部に肺胞呼吸音、右胸部に水泡音が聴取された。エックス線写真を示す。 この患者の症状が生じている原因として最も考えられるのはどれか。
誤嚥性肺炎
15
85歳の男性。脳梗塞の既往がある。2、3か月前から食事中にむせることが多くなっていた。3日前から元気がなく、昨晩から発熱と意識障害とがみられたため救急搬送され気管挿管の上、入院となった。体温38.0°C、呼吸数25/分、左胸部に肺胞呼吸音、右胸部に水泡音が聴取された。エックス線写真を示す。 この患者の病変が生じている部位に痰が貯留している場合の排痰体位として最も適切なのはどれか。
左側臥位
16
70歳の男性。身長170cm、体重 60kg。 慢性心不全でNYHA分類 classI。在宅におけるリハビリテーションを行っている。在宅での生活と運動指導で正しいのはどれか。
疲労感が残存しているときは運動を休む
17
80歳の女性。多発性脳梗塞。動作の観察から、明らかな運動麻車はみられないが軽度の感覚障害が予想される。軽度の認知症があり、口頭での詳細な手順の説明は理解しにくい。深部感覚検査として適切なのはどれか。
関節定位覚(母指探し)検査
18
62歳の男性。スパイログラムのフローボリューム曲線を図に示す。最も考えられるのはどれか。
慢性閉塞性肺疾患
19
82歳の女性。1人暮らし。2階建て住居の1階にある居室でベッドを使用していた。敷居につまずき転倒し、大腿骨転子部骨折を受傷した。骨接合術後、屋内歩行は自立し、屋外歩行はt字杖にて5分程度可能となった。自宅に退院するにあたり適切なのはどれか。
玄関に手すりを設置する
20
60歳の男性。脳梗塞による片麻車と高次脳機能障害に対して理学療法を実施している。時折、能力以上の動作を行おうとするために転倒のリスクが指摘されていた。理学療法終了後、搬送担当者がわずかに目を離した間に立ち上がりバランスを崩して床に座りこんだが、明らかな打撲や血圧の変化はみられなかった。対応として適切でないのはどれか。
理学療法士に責任がないことを明確にする
21
関節可動域測定法(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準による)の運動方向と参考可動域の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
手橈屈—25°, 肩甲帯伸展-20°
22
肘関節を最大伸展させたときの表記で届曲拘縮を示すのはどれか。2つ選べ。
屈曲 10°, 伸展-10°
23
Daniels らの徒手筋カテストで、腓腹筋の検査をする際に代償的に働く筋はどれか。
後脛骨筋
24
春髄小脳変性症に比べて多発性硬化症に特徴的なのはどれか。
有痛性けいれん
25
視床出血の発症後2か月で患側上肢にアロディニアを認める。発症要因はどれか。
中枢神経系の可塑的変化
26
脳卒中で小脳皮質から上小脳脚に病巣がある場合にみられやすい症状はどれか。
動作時振戦
27
球麻車から発症した筋萎縮性側索硬化症で歩行が可能な患者への対応で正しいのはどれか。
胸郭のストレッチを指導する
28
Duchenne 型筋ジストロフィー児にみられる異常歩行はどれか。
動摇性步行
29
遠城寺式乳幼児分析的発達検査表で、月齢と獲得している機能の組合せで正しいのはどれか。
11か月ーコップを自分で持って飲む
30
二分脊椎の病変部位と特徴の組合せで正しいのはどれか。
第4腰髓一踵足麥形
31
胸郭出口症候群に最も関与するのはどれか。
前斜角筋
32
股関節に屈曲拘縮がある場合に陽性を示すのはどれか。
Thomas テスト
33
上腕骨骨折について正しいのはどれか。
骨幹部骨折では橑骨神経麻連が起こりやすい
34
極超短波による物理療法で正しいのはどれか。
蓄熱による熱傷の可能性がある
35
大腿義足の膝継手におけるイールディング機構の機能で正しいのはどれか。
立脚相での膝折れの防止
36
膝離断義足のソケットの利点で誤っているのはどれか。
膝継手の設定の簡便性
37
尺骨神経麻連による驚手変形に対する上肢装具はどれか。
ナックルベンダー
38
小児疾患と補装具の組合せで正しいのはどれか。
Perthes 病一股関節外転装具
39
運動負荷テストによって得られた最大酸素摂取量が2.10L/分であった。最大運動時の代謝当量(NETs)はどれか。ただし、検者の体重は50.0kgとする。
12METs
40
運動後に低血糖症状を起こしやすい薬物治療中の糖尿病患者への運動療法として適切なのはどれか。
段階的に運動量を増やす
41
患者がある方向へ運動しようとする際に、運動を行う直前に理学療法士が反対方向へ徒手的な刺激を加えることで、目的とする運動が誘導されやすくなる。この現象に関与しているのはどれか。
伸張反射
42
等尺性運動で誤っているのはどれか。
等張性運動に比べて筋持久力の増強効果が大きい
43
FBS(functional balance scale) で正しいのはどれか。2つ選べ。
14項目からなる, 得点が高いほどバランス能力は高い
44
6分間歩行テストで誤っているのはどれか。
袚検者の横に並んで歩く
45
FINの評定で正しいのはどれか。2つ選べ。
食事1点:咀嚼やら下は可能であるが、食べ物を口に全く運ばない, トイレ動作1点:日中6回修正自立で行い、夜間2回全介助で行っている
46
国際生活機能分類(ICF)における第1レベルまでの分類で環境因子はどれか。2つ選べ。
態度, 対人関係
47
腹膜透析を継続している慢性腎不全患者について正しいのはどれか。
貧血を合併しやすい
48
運動学習について正しいのはどれか。
学習を促すために結果の知識(KR)の相対頻度を低下させる
49
吸引操作の合併症として誤っているのはどれか。
肺うっ血
50
介護保険制度で正しいのはどれか。
介護支援専門員は介護サービス計画を作成する
51
関節とその形状の組合せについて正しいのはどれか。
上橈尺関節一車軸関節
52
筋と支配神経の組合せで正しいのはどれか。
腸骨筋一大腿神経
53
頭部MRI のT2強調像を示す。海馬はどれか。
3
54
中脳レベルの横断面の模式図を示す。錐体路はどれか。
5
55
二重神経支配の筋はどれか。
上腕筋
56
洞結節があるのはどれか。
右心房
57
平御聴覚器の解剖について正しいのはどれか。2つ選べ。
耳管は咽頭に開口している, 内耳は側頭骨の錐体部内にある
58
胸部の解剖について正しいのはどれか。
臓側胸膜と壁側胸膜とは連続している
59
消化器について正しいのはどれか。
膵臓は胃の後方に位置する
60
動脈の触診部位で誤っているのはどれか。
足背動脈
61
神経線維の特徴で正しいのはどれか。
有髄神経線維は太いほど圧迫で障害を受けやすい
62
折りたたみナイフ現象に関与する感覚神経線維はどれか。
I b
63
運動負荷による生体反応で誤っているのはどれか。
脳血流は増加する
64
組織液の還流で正しいのはどれか。
組織液が過剰になった状態を浮腫という
65
血液中の血小板について誤っているのはどれか。
寿命は約120日である
66
栄養素と吸収部位の組合せで正しいのはどれか。
糖一空腸
67
排尿で正しいのはどれか。2つ選べ。
外尿道括約筋は随意制御できる, 勝胱は副交感神経活動で収縮する
68
内分泌器官と分泌されるホルモンの組合せで誤っているのはどれか。
松果体一カルシトニン
69
図のようにてこが釣り合っている場合、支点Cに作用する力の大きさはどれか。ただし、てこに重さはないものとする。
WI+W2
70
基本肢位からの肩関節の運動で正しいのはどれか。
肩甲下筋は内旋に作用する
71
前腕の回内に働く筋はどれか。
橈側手根屈筋
72
基本肢位からの股関節の運動とそれに作用する筋の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
外旋一大殿筋, 屈曲一大腿筋膜張筋
73
足部の運動で正しいのはどれか。2つ選べ。
長腓骨筋は横アーチの維持に作用する, 長指屈筋は内側縦アーチの維持に作用する
74
正常歩行時の重心移動幅の滅少への関与が小さいのはどれか。
膝関節の回旋
75
疾患と病理変化の組合せで誤っているのはどれか。
Parkinson 病一大脳白質の変性
76
冠血流を減少させる要因はどれか。
大動脈弁狭窄
77
細菌感染によるのはどれか。3つ選べ
梅毒, 猩紅熱, トラコーマ
78
ボツリヌス菌毒素製剤の作用機序について正しいのはどれか。
神経終末部でのアセチルコリン分泌抑制
79
「30分後にベルが鳴ったら訓練を終了してください」という課題を遂行記憶はどれか。
展望記憶
80
HASE (mini mental state exanination)に含まれ、HDS-R(改訂長谷川式簡易知能評価スケール)には含まれない項目はどれか。
構成課題
81
認知療法について正しいのはどれか。
認知の歪みに働きかける
82
国際生活機能分類(ICF)で活動に含まれるのはどれか。
歩行
83
春節損傷の感覚障害について正しいのはどれか。
脊髄円錐症候群では肛門周囲が障害される
84
頭頂葉の病変で生じる症候はどれか。
Gerstmann 症候群
85
病原体と主な感染経路の組合せで正しいのはどれか。
MRSA一接触感染
86
痙縮を生じにくい疾患はどれか。
腰椎椎間板ヘルニア
87
物につかまらず立てる乳児においてみられるのはどれか。
パラシュート反応パラシュート反応
88
変形性関節症について正しいのはどれか。
股関節では二次性股関節症が多い
89
骨折後に偽関節を生じやすいのはどれか。
手の舟状骨
90
急性心筋梗塞の発症後の血液検査所見でないのはどれか。
クレアチニン上昇
91
筋強直性ジストロフィーにみられるのはどれか。2つ選べ。
下垂足, 斧状顏貌
92
Guillain-Barre 症候群について正しいのはどれか。
髄液中の蛋白が上昇する
93
大腸癌について誤っているのはどれか。
転移は肺転移が最も多い
94
肝便変の患者が多量の吐血をした場合の原因として可能性が高いのはどれか。
食道静脈瘤
95
Alzheimer 型認知症と比較してLevy 小体型認知症に特徴的なのはどれか。
繰り返される幻視
96
統合失調症で通院中の女性が壁を凝視したまま動かない。両上肢を挙上させるとそのままの姿勢をとり続けた。考えられるのはどれか。
緊張病症候群
97
双極性障害について正しいのはどれか。
気分安定薬が用いられる
98
強迫性障害について誤っているのはどれか。
強迫行為はさせられ体験による
99
12歳の女児。寝不足の朝、突然に顔面や上にぴくつきが生じて物を落とす。このとき意識消失はない。脳波で光過敏性を認める。考えられるのはどれか。
若年性ミオクロニーてんかん