問題一覧
1
フロイド,S.のいう現実原則に従って機能し、防御機制を働かせるにはどれか。
自我
2
難病患者が自分の病気について学ぶことで不安を解消しようとする防御機制はどれか。
知性化
3
がんの告知受けた患者の態度と防御機制の組合せで正しいものはどれか。
通院日に来院せず、家でゲームしていたと話すーーー逃避
4
Aさん(23歳、女性)は、トラックに横転事故巻き込まれて一緒に歩いていた友人が死亡し、自分も軽度の外傷で入院している。看護師がAさんに「大変でしたね」と声をかけると、笑顔で「大丈夫ですよ。何のことですか。」と言うだけで、事故のことは話さない。Aさんは検査の結果、軽度の外傷以外に身体的な異常や記憶の障害はない。この現象はどれか。
解離
5
Aくんは野球部の練習を無断で休み、翌日監督に厳しく叱られた。帰宅後、Aくんは夕食時に「おかずがまずい」と大声で母親に文句を言っている。Aくんの反応はどれか。
置き換え
6
食事制限を守れない患者が「食べ過ぎたのは友人が夕食に誘ったからだ」と考える防御機制はどれか。
合理化
7
昇華という防御機制説明で正しいものはどれか。
破壊的衝動をスポーツや文化的活動に向ける
8
自我の防御機制としての退行はどれか。
より低次の発達段階に逆戻りする
9
幼児自閉症が含まれるのはどれか。
発達障害
10
アスペルガー症候群について正しいのはどれか。
知的能力の発達は保たれる
11
青年期の発達課題で最も適切なのはどれか。
将来の方向性の選択
12
注意欠如・多動性障害<ADHD>の症状はどれか。
課題や活動に必要なものをしばしば失くしてしまう
13
適切でない組合せはどれか。
学童期ーーーモラトリアム
14
精神障害を伴わない思春期のひきこもりで最も障害されるのはどれか。
社会参加
15
経験5年目の看護師。以前は仕事熱心で献身的にケアをしていた。仕事に忙殺される日々が続くにつれ、心身ともに疲れ果て、患者の訴えが煩わしくなり、やっても報われない気持ちから仕事に行くのが嫌になっている。現在の状態はどれか。
燃え尽き症候群
16
Aさんの母親は過干渉で、Aさんが反論すると厳しい口調でいつまでもAさんを批判し続けるため、Aさんは母親とに関係を悩んでいた。その母親と同年代で体格が似ている担当看護師に対し、Aさんは常に反抗的な態度をとり、強い拒絶をしている。Aさんにみられるのはどれか。
陰性転移
17
患者の父親は、飲酒と暴力とで家族に苦労をかけ亡くなった。その父親のい面影が似ている担当看護師に対して、不自然なほど拒否的で攻撃的になっている。患者にみられるのはどれか。
陰性転移
18
精神科病棟において看護師が患者との関係に感情的に巻き込まれたとき、最も必要なのはどれか。
患者に対する看護師の感情の分析
19
医療者に対して強い怒りを頻回にぶつける患者に対して、医療者が感じることがあるのはどれか。
陰性感情
20
84歳の女性、高血圧で入院中。病院の看護師に「昨年夫に旅立たれ、一人で家にいても何かをする気力が持てない。足腰が弱ってきたので、ゲートボールにも参加できなくなった。自分が生きているのが無意味に感じる。」と話す。最も考えられるのはどれか。
生きがいの喪失
21
75歳の女性、専業。身体に障害はなく特に疾患はない。健康診断で生活状況を尋ねられ、「体調は良いけれど眠れないことが悩みです。夜、布団に入ってもなかなか眠れないし、明け方に目が覚めてそのまま眠れない日も多いです。眠る時間が年々短くなっているように感じます。」と語った。指導内容で適切なのはどれか。
午前中に太陽の光を浴びる
22
自殺念慮を訴える患者で、自殺が最も切迫している状態はどれか。
自殺する日を決めている
23
会社員のAさんは、うつ病の診断で精神科クリニックに通院している。これまでも外来での診察中に、自責的な発言を繰り返していた。ある日、Aさんから外来看護師に自殺念慮の訴えがあった。外来看護師からAさんへの声かけで、最も適切なのはどれか。
死にたくなるくらいつらい気持ちでいるのですね
24
60歳の女性、関節リウマチで入院中。激しい関節痛が続き、夜も眠れず、1週間前から元気がなくなり、食欲も低下してきた。「病気がつらくて・・・。耐えられない。生きていてもいいことがない。いっそいなくなってしまいたい。」と言い始めた。この患者の症状はどれか。
自殺念慮
25
認知行動療法で最も期待される効果はどれか。
物事の捉え方のゆがみが修正される
26
生活技能訓練<SST>について正しいものはどれか。
コミュニケーションスキルを促進する
27
集団精神療法の治療の効果が最も期待できるのはどれか。
薬物依存症
28
入院集団精神療法において、看護師が担うリーダーの役割で正しいものはどれか。(2)
沈黙も意味があると受け止める, 患者の非言語サインに注目する
29
乳児期の特徴はどれか。
分離不安
30
エリクソン,E.H.の乳児期の心理・社会的発達段階で正しいものはどれか。
基本的信頼
31
言語の発達で2歳ころに可能になるのはどれか。
二語文を話す
32
思春期に特徴的にみられるのはどれか。
自己同一性の確立
33
思春期の子どもの親に対する行動の特徴で適切なのはどれか。
親からの干渉を嫌うようになる
34
思春期にみられる感情の特徴はどれか。
依存と独立のアンビバレント<両価的>な感情を持つ
35
思春期にある人が親密な関係を求める対象はどれか。
友人
36
エリクソン,E.H.の発達理論で青年期に生じる葛藤はどれか。
同一性 対 同一性混乱
37
これまでに獲得した知識を統合して物事に対処する能力はどれか。
結晶性知能
38
エリクソン,E.H.の発達理論で老年期における発達課題はどれか。
統合性の確立
39
サクセスフルエイジングの説明で適切なのはどれか。
老化の過程にうまく適応する
40
エリクソンの幼児前期の発達課題はどれか。
自律性
41
乳幼児のアタッチメント(愛着)の成立に必要な関わりはどれか。
泣いてるときに抱っこする
42
思春期に、親や家族との関係が依存的な関係から対等な関係に変化し、精神的に自立することを示すのはどれか。
心理的離乳
43
Aさん(23歳、女性)は、大学を卒業後、インテリア会社に事務職として就職した。入社後に「ユニフォームが似合うようになりたい」とダイエットを始め、次第にやせが目立つようになった。母親がAさんに食事を作っても「太るのが怖い」と言って食べず、体重は2週間で5kg減少した。心配した母親とともに精神科外来を受診し、摂食障害と診断され、開放病棟へ入院した。入院時、身長 160cm、体重37kgであった。入院後3か月が経過した。Aさんは体重が43kgまで増加し、主治医と相談して、退院の準備をすることになった。退院の話題が出ると、Aさんと母親は口論することが多くなった。父親は出張が多く、面会に来たのは一度のみであった。退院に向けてAさんと家族に勧めることとして最も適切なのはどれか。
家族療法
44
Aさん(23歳、女性)。両親との3人暮らし。Aさんは大学受験に失敗して以来、自宅に引きこもりがちになった。1年前から手洗いを繰り返すようになり、最近では夜中も起き出して手を洗い、手の皮膚が荒れてもやめなくなった。心配した母親が付き添って受診したところ、Aさんは強迫性障害と診断された。母親は、Aさんについて「中学生までは成績優秀で、おとなしい子どもだった」と言う。Aさんには極度に疲労している様子がみられたことから、その日のうちに任意入院となった。入院後、Aさんは主治医と話し合い、1日の手洗いの回数を決めたが、毎日その回数を超えて手洗いを続けている。看護師が確認するといつも洗面所にいる。A さんが決めた回数を超えて洗面所で手洗いを続けているときに、看護師がとる対応で適切なのはどれか。
手洗いを続けてしまうことについてAさんと一緒に話し合う
45
39歳の男性。統合失調症。発症から20年が経過している。単身生活をしているが、以前から言語化が苦手で対人関係に疲れ、不安焦燥感が強くなると過飲食となり、生活に困難をきたすほど飲食代がかさみ入退院を繰り返す傾向があった。今回も同様の状態となったため患者本人の希望で開放病棟に入院した。入院後、昼夜に限らず不安に対する訴えが多い。なぜ不安なのかと聞いても「不安なんです」と言って、たびたび頓用の抗不安薬を希望し服用している。患者の表情や口調からは不安な感じは受けない。勤務している複数のスタッフに同じ訴えを繰り返している。対応で最も適切なのはどれか。
不安の背景について患者と話し合う
46
19歳の男性。大学生。両親と兄の4人家族。1か月前から自室で独語をしながら片脚跳びをしている。母親に注意されると「「これをやめたら人生ゲームに乗り遅れる。やめたらおまえの負けだ」という声が聞こえてくる」と言い、夜間も頻繁に行っていた。母親が早く寝るように言うと、殴りかかろうとしたこともあった。次第に、食事や睡眠がとれなくなり、父親と兄に伴われ精神科病院を受診した。父親と精神保健指定医とに説得され入院の勧めに応じた。患者は看護師に「声が聞こえてくると、どうしても片脚跳びをやってしまう」と訴えている。対応で適切なのはどれか。(2)
声が聞こえるのですね。つらいですね。, 体が心配です。できるだけ休んでください。
47
自閉症スペクトラム障害(autism spectrum disorder)にみられるのはどれか。(2)
習慣へのかたくななこだわりがある, 非言語コミュニケーションの障害がある
48
結晶性知能はどれか。
よく利用するスーパーマーケットから自宅までの近道を考える
49
第二次性徴で正しいものはどれか。
女児は乳房の発達から始まる
50
母親がAさん(27歳、統合失調症 schizophrenia)に対して「親にあまえてはいけない」と言いながら、過度にAさんの世話をすることで、Aさんが混乱していた。この親子関係を示すのはどれか。
二重拘束<ダブルバインド>
51
Aさん(35歳、男性、会社員)は妻(32歳、主婦)と子ども(2歳)と3人暮らし。5年前にうつ病 depressionと診断された。半年前に営業部門に異動し、帰宅後も深夜まで仕事をする日が続いていた。「仕事のことが気になってしまい、焦りと不安ばかりが増して眠れない。会社に行くのが苦しい、入院させてもらえないか」と訴えがあり、休養と薬物の調整を目的として精神科病院に入院となった。入院後、Aさんから「実は薬を飲むのが嫌で、途中から飲むのをやめていたんです。薬を飲みたくないのですが、どうしたらよいでしょうか」と看護師に相談があった。看護師のAさんへの対応で最も適切なのはどれか。
薬を飲みたくない理由を尋ねる
52
Aさんのうつ症状は改善し、多職種で退院に向けた話し合いを始めた。会社の休職制度を利用し休んでいる。Aさんは、「薬が効いたので、今後も薬を飲み続けることが大切だと思っている。異動したばかりなので仕事に早く戻らなければと思うが、休職してからずっと入院しているので、すぐに働ける自がない」と看護師に話した。退院に向けてAさんが利用する社会資源で適切なのはどれか。
リワーク支援
53
ソーシャルサポートのうち、精神的サポートはどれか。
傾聴する
54
漸進的筋弛緩法の目的はどれか。
緊張の緩和
55
加齢の影響を受けにくく、高齢になっても維持されやすい認知機能はどれか。
結晶性知能
56
カウンセリングの基本態度で適切なものはどれか。
受容
57
認知症高齢者とのコミュニケーションで適切なのはどれか。
作話があっても話を聞く
58
高齢者のうつ病depressionの症状はどれか。
強い不快感
59
神経性無食欲症anorexia nervosaで正しいものはどれか。(2)
ボディイメージの歪みがある, 第二次性徴の発現前に発生すると初経は遅れる
60
Aさんは病棟生活のルールを守ることができず、それを注意した看護師に対して攻撃的になることがあった。別の看護師がAさんに理由を尋ねると「指図するような話し方をされると、暴力的だった父親を思い出し、冷静でいられなくなる」と話した。このときAさんに起こっているのはどれか。
転移