薬剤師国家試験 第107回 薬学理論問題(2022年2月)

厚生労働省『第107回薬剤師国家試験』より作成。 問題:1日目② 一般問題(薬学理論問題)【物理・化学・生物、衛生、法規・制度・倫理】、1日目③ 一般問題(薬学理論問題)【薬理、薬剤、病態・薬物治療】 問91-195の計105問。 出典: https://www.mhlw.go.jp/content/000915526.pdf (理論問題 1日目②) 出典: https://www.mhlw.go.jp/content/000915527.pdf (理論問題 1日目③) 出典: https://www.mhlw.go.jp/content/000917940.pdf (正答・合格基準) ※ 採点補正情報 - 問98(物理): 厚生労働省により「難易の補正を行ったため全員を正解として採点」とされました。本問題集では該当問題を全選択肢正解として登録しています(explanation にも補正情報を記載)。

薬剤師国家試験 第107回 薬学理論問題(2022年2月)
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厚生労働省『第107回薬剤師国家試験』より作成。 問題:1日目② 一般問題(薬学理論問題)【物理・化学・生物、衛生、法規・制度・倫理】、1日目③ 一般問題(薬学理論問題)【薬理、薬剤、病態・薬物治療】 問91-195の計105問。 出典: https://www.mhlw.go.jp/content/000915526.pdf (理論問題 1日目②) 出典: https://www.mhlw.go.jp/content/000915527.pdf (理論問題 1日目③) 出典: https://www.mhlw.go.jp/content/000917940.pdf (正答・合格基準) ※ 採点補正情報 - 問98(物理): 厚生労働省により「難易の補正を行ったため全員を正解として採点」とされました。本問題集では該当問題を全選択肢正解として登録しています(explanation にも補正情報を記載)。
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  • 1

    問91 分子軌道法に基づく基底状態の分子の電子配置に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 電子は特定の原子に属さず、分子全体に広がっている。 2 電子は一つの軌道に何個でも入ることができる。 3 一つの軌道に同じ向きのスピンをもつ電子が複数入ることができる。 4 電子はエネルギーの高い軌道から優先的に入ることがある。 5 結合次数は、(結合性軌道の電子数-反結合性軌道の電子数)/2 で与えられる。

    1 電子は特定の原子に属さず、分子全体に広がっている。, 5 結合次数は、(結合性軌道の電子数-反結合性軌道の電子数)/2 で与えられる。

  • 2

    問92 放射線及び放射壊変に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 放射壊変には0次反応速度式に従う過程と、1次反応速度式に従う過程の2通りがある。 2 放射能のSI組立単位はベクレル(Bq)であり、その定義は1秒あたりに壊変する原子核数である。 3 β⁻壊変では、生成する電子とニュートリノにエネルギーが分配されるため、電子のもつエネルギーは連続的な分布を示す。 4 X線とγ線は電磁波であり、波長で区別されている。 5 γ転移により放射されるγ線のエネルギーは、壊変する原子核種によらず一定である。

    2 放射能のSI組立単位はベクレル(Bq)であり、その定義は1秒あたりに壊変する原子核数である。, 3 β⁻壊変では、生成する電子とニュートリノにエネルギーが分配されるため、電子のもつエネルギーは連続的な分布を示す。

  • 3

    問93 状態関数と経路関数に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 熱と仕事は経路関数である。 2 温度は示量性の状態関数である。 3 エンタルピーは示強性の状態関数である。 4 熱力学第一法則より、内部エネルギーは経路関数であることがわかる。 5 状態関数の変化量は、可逆過程でも不可逆過程でも等しい。

    1 熱と仕事は経路関数である。, 5 状態関数の変化量は、可逆過程でも不可逆過程でも等しい。

  • 4

    問94 生体膜の膜電位は、膜の両側におけるイオン濃度の不均衡によって生じる。そのイオン濃度の不均衡は、生体膜が水や小さいイオンは通すが、大きなイオンは通さない半透膜の性質をもつことで生じる。 図のように、半透膜の内相にタンパク質P⁵⁻(-5の電荷をもち5 Na⁺が対イオンとなっている)の0.01 mol/L水溶液を置き、外相には濃度が0.1 mol/LのNaCl水溶液を置いておく。平衡状態に達したとき、半透膜の外相と内相のNa⁺とCl⁻の濃度には次式が成立している。 [Na⁺]外相・[Cl⁻]外相 =[Na⁺]内相・[Cl⁻]内相 平衡に達したときの半透膜の内相と外相のNa⁺の濃度の差に最も近い値はどれか。1つ選べ。ただし、浸透圧差に基づく物質の移動は考慮しないものとする。 1 0.01 mol/L 2 0.03 mol/L 3 0.05 mol/L 4 0.07 mol/L 5 0.09 mol/L

    3 0.05 mol/L

  • 5

    問95 ア~ウのグラフは、反応次数の異なる化学反応の経時変化を表したものである。これらのグラフに関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。ただし、[A]は反応物Aの濃度(懸濁液の場合は、その時点の、Aの全量を体積で割った値)、tは時間を表す。 1 傾きから反応速度定数を求められるのはアとウであるが、イでは求められない。 2 MRI信号の減衰はアのグラフと同じ変化を示す。 3 半減期がその時点での濃度によって変化しない反応は、イのグラフを示す。 4 懸濁液中の加水分解反応で、反応速度よりも溶解速度が速い場合は、ウのグラフを示す。 5 ア~ウの反応速度定数の次元は同じである。

    2 MRI信号の減衰はアのグラフと同じ変化を示す。, 4 懸濁液中の加水分解反応で、反応速度よりも溶解速度が速い場合は、ウのグラフを示す。

  • 6

    問96 分配係数は、薬物の脂溶性の指標として用いられる。ある1価の弱酸HA(pKa 5.3)がpH 5.0の緩衝液中に溶解している。この緩衝液200 mLに水と混ざり合わない有機溶媒100 mLを加えてHAを1回抽出したところ、抽出率は75%であった。この弱酸HAの分配係数KD(有機溶媒中の分子形の濃度/緩衝液中の分子形の濃度)に最も近い値はどれか。1つ選べ。ただし、温度は一定で、混合により有機溶媒と緩衝液の体積に変化はなく、イオン形(解離形)は有機層に移行しないものとする。また、10⁰·³ = 2とする。 1 4.0 2 5.0 3 6.0 4 7.0 5 9.0

    5 9.0

  • 7

    問97 日本薬局方に記載されているハロゲン化物の定性反応A~Dに関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 A 本品の溶液にア試液を加えるとき、淡黄色の沈殿を生じる。沈殿を分取し、この一部に希硝酸を加えても溶けない。また、他の一部にアンモニア水(28)を加えて振り混ぜた後、分離した液に希硝酸を加えて酸性にするとイ白濁する。 B 本品の溶液にア試液を加えるとき、ウ沈殿を生じる。この一部に希硝酸を、また、他の一部にアンモニア水(28)を追加してもいずれも沈殿は溶けない。 C 本品の溶液にア試液を加えるとき、白色の沈殿を生じる。沈殿を分取し、この一部に希硝酸を加えても溶けない。また、他の一部にエ過量のアンモニア試液を加えるとき、溶ける。 D 本品の溶液に塩素試液を加えるとき、黄褐色を呈する。これを二分し、この一部にクロロホルムを追加して振り混ぜるとき、クロロホルム層は黄褐色~赤褐色を呈する。また、他の一部にフェノールを追加するとき、オ白色の沈殿を生じる。 1 アに入る化合物は、塩化銀である。 2 下線部イの白濁は臭化銀の生成による。 3 下線部ウの沈殿は黒紫色を呈する。 4 下線部エでは銀イオンが水酸化物イオンと錯イオンを形成する。 5 下線部オの白色の沈殿は2,4,6-トリブロモフェノールである。

    2 下線部イの白濁は臭化銀の生成による。, 5 下線部オの白色の沈殿は2,4,6-トリブロモフェノールである。

  • 8

    問98 日本薬局方塩化カルシウム水和物(CaCl₂・2H₂O:147.01)の定量法に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 本品約0.4 gを精密に量り、水に溶かし、正確に200 mLとする。この液20 mLを正確に量り、水40 mL及び8 mol/L ア 2 mL を加え、更にNN指示薬0.1 gを加えた後、直ちにイ 0.02 mol/L エチレンジアミン四酢酸二水素二ナトリウム液で滴定する。ただし、滴定の終点は液の赤紫色が青色に変わるときとする。 0.02 mol/L エチレンジアミン四酢酸二水素二ナトリウム液1 mL = ウ mg CaCl₂・2H₂O 1 アに入れるべき溶液は、「アンモニア・塩化アンモニウム緩衝液」である。 2 下線部イの溶液は遮光のガラス瓶に保存する。 3 ウに入れるべき数値は、2.220である。 4 Ca²⁺とエチレンジアミン四酢酸との反応で生じたキレートの錯生成定数は、Ca²⁺とNN指示薬との反応で生じたキレートの錯生成定数より大きい。 5 本定量法では、試料溶液中にMg²⁺が共存していても、塩化カルシウム水和物を定量することができる。

    1 アに入れるべき溶液は、「アンモニア・塩化アンモニウム緩衝液」である。, 2 下線部イの溶液は遮光のガラス瓶に保存する。, 3 ウに入れるべき数値は、2.220である。, 4 Ca²⁺とエチレンジアミン四酢酸との反応で生じたキレートの錯生成定数は、Ca²⁺とNN指示薬との反応で生じたキレートの錯生成定数より大きい。, 5 本定量法では、試料溶液中にMg²⁺が共存していても、塩化カルシウム水和物を定量することができる。

  • 9

    問99 固定相としてオクタデシルシリル(ODS)化シリカゲル、移動相としてアセトニトリルと水の混合液を用いて、ベンゼン、トルエン及びエチルベンゼンの分離を液体クロマトグラフィーにより行った。この分離に関する記述のうち、正しいのはどれか。1つ選べ。 1 エチルベンゼン、トルエン、ベンゼンの順で溶出する。 2 理論段高さの値が小さいカラムに変更することにより、各成分間の分離度が向上する。 3 移動相の流速と各成分間の分離係数は比例する。 4 移動相中のアセトニトリルの割合を大きくすることにより、各成分間の分離度が向上する。 5 固定相にシリカゲル、移動相にn-ヘキサン-アセトン混液を用いても、溶出順は変わらない。

    2 理論段高さの値が小さいカラムに変更することにより、各成分間の分離度が向上する。

  • 10

    問100 キャピラリー電気泳動は、微量の試料の分析に極めて有用であり、臨床検査における血清タンパク質の分析にも用いられている。溶融シリカ毛細管を用いたキャピラリー電気泳動に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 pH 7の緩衝液を用いると、電気浸透流は陰極から陽極の方向に向かう。 2 キャピラリーゾーン電気泳動ではpH 7の緩衝液を用いると、陽イオン性物質と中性物質は同時に泳動される。 3 キャピラリーゲル電気泳動でタンパク質を分離すると、分子サイズの大きい順に検出される。 4 キャピラリー等電点電気泳動では、緩衝液に両性電解質(ポリアミノカルボン酸など)を溶解して分離を行う。 5 ミセル動電クロマトグラフィーでは、中性物質の相互分離が可能である。

    4 キャピラリー等電点電気泳動では、緩衝液に両性電解質(ポリアミノカルボン酸など)を溶解して分離を行う。, 5 ミセル動電クロマトグラフィーでは、中性物質の相互分離が可能である。

  • 11

    問101 D-リボースの構造を正しく表しているFischer投影式はどれか。1つ選べ。

    1

  • 12

    問102 1,2-ジメチルシクロヘキサンの構造Aに関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 Aはシス体である。 2 Aのエナンチオマーはアである。 3 Aのいす形配座が環反転した配座異性体はイである。 4 Aのメチル基は、両方ともエクアトリアル位に結合している。 5 Aはメチル基同士に働く1,3-ジアキシアル相互作用により不安定化されている。

    3 Aのいす形配座が環反転した配座異性体はイである。, 4 Aのメチル基は、両方ともエクアトリアル位に結合している。

  • 13

    問103 主生成物としてメソ体を与えるのはどれか。1つ選べ。

    2

  • 14

    問104 次の反応のうち、主生成物の構造を正しく示しているのはどれか。1つ選べ。ただし、各反応はそれぞれ適切な溶媒を用いて行い、反応終了後、適切な後処理を施したものとする。

    5

  • 15

    問105 日本薬局方に収載されている次の確認試験に関する記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。 「本品1 mLにヨウ素試液2 mL及びA試液2 mLを加えて振り混ぜるとき、淡黄色の沈殿を生じる。」 1 ヨウ素は求電子剤として働く。 2 イソプロパノールはこの確認試験で陽性となる。 3 化合物の構造に含まれるホルミル基の検出に用いられる。 4 Aは水酸化ナトリウムである。 5 淡黄色の沈殿はヨードホルムである。

    3 化合物の構造に含まれるホルミル基の検出に用いられる。

  • 16

    問106 ボルテゾミブは、プロテアソームのβ5サブユニットのN末端トレオニン残基と結合し複合体を形成することにより、プロテアソームの働きを阻害する。以下の記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 アで示した複素環はピリミジン環である。 2 イで示した不斉中心の立体配置はS配置である。 3 ウで示したホウ素はルイス酸として働く。 4 エで示したホウ素の形式電荷は+1である。 5 エで示したホウ素はsp³混成である。

    3 ウで示したホウ素はルイス酸として働く。, 5 エで示したホウ素はsp³混成である。

  • 17

    問107 次の抗悪性腫瘍薬のうち、DNAの塩基部分をアルキル化するのはどれか。1つ選べ。

    2

  • 18

    問108 日本薬局方収載センナに関する記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。 1 マメ科植物Cassia angustifolia VahlまたはCassia acutifolia Delileの小葉を基原とする生薬である。 2 確認試験としてマグネシウム-塩酸反応が用いられる。 3 純度試験として残留農薬(総BHC及び総DDT)の量が規定されている。 4 瀉下作用を示す活性本体は、腸内細菌により生成したアントロン類である。 5 妊婦や妊娠している可能性のある女性に使用する場合には流早産の危険性があるため注意を要する。

    2 確認試験としてマグネシウム-塩酸反応が用いられる。

  • 19

    問109 天然物由来成分の化学構造を基に開発された、血液凝固抑制作用を有するクマリン誘導体はどれか。1つ選べ。

    4

  • 20

    問110 図は、洞房結節細胞の自発性活動電位に対する自律神経の影響を示したものである。以下の記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 点線から実線への変化は、主にノルアドレナリンのアドレナリンβ1受容体刺激によるものである。 2 点線から実線への変化は、主にアセチルコリンのアセチルコリンM2受容体刺激によるものである。 3 点線から実線への変化は、心拍数の減少を表している。 4 閾値からの急速な脱分極(第0相)は、主に細胞内へのCa²⁺流入によるものである。 5 閾値からの急速な脱分極(第0相)は、主に細胞外へのNa⁺流出によるものである。

    1 点線から実線への変化は、主にノルアドレナリンのアドレナリンβ1受容体刺激によるものである。, 4 閾値からの急速な脱分極(第0相)は、主に細胞内へのCa²⁺流入によるものである。

  • 21

    問111 図は、アンジオテンシンⅡの生成経路とアンジオテンシンⅡによる血圧調節の概要を示したものである。この図の内容に関する記述のうち、正しいのはどれか。1つ選べ。 1 アンジオテンシノーゲンを分泌する組織1は、心臓である。 2 アンジオテンシノーゲンを限定分解する酵素Aは、腎臓の糸球体を流れる血液量が上昇した時に分泌量が増加する。 3 アンジオテンシンⅠを限定分解する酵素Bは、肺の毛細血管などに多く存在する。 4 アンジオテンシンⅡが作用する組織2は、副腎皮質網状層である。 5 ホルモンCは、腎臓の遠位尿細管でのNa⁺の再吸収を抑える。

    3 アンジオテンシンⅠを限定分解する酵素Bは、肺の毛細血管などに多く存在する。

  • 22

    問112 血小板に関わる分子についての記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 セロトニンは、血管の損傷部位で活性化された血小板から放出される。 2 セロトニンは、血小板のホスホジエステラーゼを活性化して、血小板凝集を抑制する。 3 アデノシン二リン酸(ADP)は、血小板内のイノシトール三リン酸(IP3)量を増加させ、血小板凝集を促進する。 4 トロンボキサンA2は、血小板内のCa²⁺濃度を上昇させ、血小板凝集を促進する。 5 プロスタグランジンI2は、血小板内のサイクリックAMP(cAMP)量を減少させ、血小板凝集を促進する。

    1 セロトニンは、血管の損傷部位で活性化された血小板から放出される。, 4 トロンボキサンA2は、血小板内のCa²⁺濃度を上昇させ、血小板凝集を促進する。

  • 23

    問113 糖新生に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 乳酸、脂肪酸、ロイシン、グルタミン酸などからグルコースを生合成する代謝経路である。 2 主に骨格筋で起こる反応である。 3 律速酵素であるホスホエノールピルビン酸カルボキシキナーゼ(PEPCK)は、ピルビン酸からホスホエノールピルビン酸を生成する。 4 糖新生の中間体であるホスホエノールピルビン酸の生成には、GTPが必要である。 5 グルカゴン刺激により、PEPCK遺伝子の発現が亢進する。

    4 糖新生の中間体であるホスホエノールピルビン酸の生成には、GTPが必要である。, 5 グルカゴン刺激により、PEPCK遺伝子の発現が亢進する。

  • 24

    問114 薬物Aに感受性のある培養細胞を用いて、その細胞内の代謝調節タンパク質Bについて調べることにした。 図1のように、培地に薬物Aを添加して細胞を1時間培養した後、培地を除去してから細胞を回収した。細胞を破砕し、低速度の遠心操作で核画分を分離回収した。さらに高速度の遠心操作で、核を除いた細胞の膜画分を分離回収した。また、対照として、培地に薬物Aを添加しなかった細胞についても同様の操作を行った。 ドデシル硫酸ナトリウムを用いたポリアクリルアミド電気泳動(SDS-PAGE)にて、核画分及び膜画分中のタンパク質を分離し、タンパク質Bに対するポリクローナル抗体を用いてウエスタンブロットを行った。SDS-PAGEは、還元剤(2-メルカプトエタノール)を添加した条件と添加しない条件の2通りの方法で行ったところ、図2に示す結果を得た。 以上の実験とその結果から推測される記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 タンパク質Bは、核膜に局在するタンパク質である。 2 タンパク質Bは、分子間ジスルフィド結合を持つ。 3 タンパク質Bから生じた約30 kDaのタンパク質は、核内に移行する。 4 タンパク質Bは、薬物Aで刺激された細胞内で3つに切断される。 5 タンパク質Bの分子量は、約50 kDaである。

    2 タンパク質Bは、分子間ジスルフィド結合を持つ。, 3 タンパク質Bから生じた約30 kDaのタンパク質は、核内に移行する。

  • 25

    問115 テロメアに関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 テロメアは、染色体の末端に存在し、特定のDNA塩基配列の繰り返し構造を含む。 2 テロメアを開始点としてDNAが複製される。 3 生殖細胞系列の分裂時には、テロメアは短縮する。 4 多くのがん細胞で、テロメアを伸長させるテロメラーゼが発現している。 5 テロメア伸長の鋳型として、tRNAが利用される。

    1 テロメアは、染色体の末端に存在し、特定のDNA塩基配列の繰り返し構造を含む。, 4 多くのがん細胞で、テロメアを伸長させるテロメラーゼが発現している。

  • 26

    問116 図は、単量体で作用する酵素のヒト遺伝子構造を示したものである。5つのエキソンを順に数字で表し、矢印A、Bは、頻度が高い2種類の遺伝子多型A、Bのそれぞれの位置を示す。多型Aはプロモーター領域に、多型Bは翻訳領域に存在する。この遺伝子は常染色体上に存在し、多型Aのヘテロ接合体では、野生型ホモ接合体と比べて、この酵素の活性がほぼ半分になる。多型Bのヘテロ接合体では、酵素活性が野生型ホモ接合体の約3/4になる。 この多型に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 多型Aは、この酵素のmRNA量に影響する。 2 多型Bは、サイレント変異である。 3 多型Aヘテロ接合体と多型Bヘテロ接合体の夫婦からは、多型Aと多型Bを両方もつ子が生まれる可能性がある。 4 多型Bの遺伝子産物のアミノ酸配列は、野生型と同一である。 5 多型Bは、逆転写酵素を用い、第2エクソン内の配列に対するRT-PCRで判定できる。

    1 多型Aは、この酵素のmRNA量に影響する。, 3 多型Aヘテロ接合体と多型Bヘテロ接合体の夫婦からは、多型Aと多型Bを両方もつ子が生まれる可能性がある。

  • 27

    問117 ヒトの免疫系の組織と細胞に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 骨髄では、造血幹細胞が分裂している。 2 胸腺では、B細胞が正の選択と負の選択を受け、形質細胞へと分化する。 3 リンパ節では、高内皮細静脈から移行したT細胞が、樹状細胞に対して抗原提示をする。 4 肝臓では、老化した赤血球が除去される一方で、血液中の抗原に対する免疫応答が行われる。 5 小腸のパイエル板では、上皮層のM細胞を介して取り込まれた抗原に対する免疫応答が行われる。

    1 骨髄では、造血幹細胞が分裂している。, 5 小腸のパイエル板では、上皮層のM細胞を介して取り込まれた抗原に対する免疫応答が行われる。

  • 28

    問118 図は、ヒト免疫グロブリンG(IgG)の構造を模式的に示したものである。領域A~領域Eで示したIgGの部分構造に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 領域Aは、個体ごとに決められた一定のアミノ酸配列を示す。 2 領域Bで、N-結合型の糖鎖修飾がなされている。 3 領域Cでは、2本のH鎖がシステイン残基間で共有結合している。 4 領域Dは、マクロファージの細胞膜上の受容体に結合する。 5 領域Eにより、IgGのサブクラスが決定される。

    3 領域Cでは、2本のH鎖がシステイン残基間で共有結合している。, 4 領域Dは、マクロファージの細胞膜上の受容体に結合する。

  • 29

    問119 細菌の細胞表面構造に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 グラム陽性細菌には、タイコ酸やリポタイコ酸が結合した厚いペプチドグリカン層が、細胞膜の内側に存在する。 2 グラム陰性細菌には、細胞膜(内膜)の外側に薄いペプチドグリカン層があり、さらにその外側には内毒素であるリポ多糖を含む外膜が存在する。 3 淋菌などナイセリア属菌には、ミコール酸と呼ばれる長鎖脂肪酸を多量に含んだ厚い脂質層が存在する。 4 マイコプラズマには、ペプチドグリカンや細胞膜が存在しない。 5 肺炎球菌には、多糖を主成分とする莢膜が存在する。

    2 グラム陰性細菌には、細胞膜(内膜)の外側に薄いペプチドグリカン層があり、さらにその外側には内毒素であるリポ多糖を含む外膜が存在する。, 5 肺炎球菌には、多糖を主成分とする莢膜が存在する。

  • 30

    問120 下表は、2020年10月1日現在の年齢区分別人口割合を示したものである。この表に基づく人口指標に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 老年化指数は250を超えている。 2 老年人口指数は50を超えている。 3 年少人口指数は20を超えている。 4 従属人口指数は80を超えている。 5 老年人口割合は25%を超えている。

    3 年少人口指数は20を超えている。, 5 老年人口割合は25%を超えている。

  • 31

    問121 疫学調査の結果に基づいて因果関係を判定する際の基準に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 関連の一致性とは、対象とする要因と疾病に関して、調査の時期、場所、対象集団などを変えても同様の結果が得られることである。 2 関連の強固性とは、疫学以外の実験的な研究で得られた知見や理論と疫学調査の結果が矛盾しないことである。 3 関連の特異性とは、要因の曝露があると相対危険度やオッズ比が統計学的に有意に高くなることである。 4 関連の時間性とは、疾病の発生以前に要因の曝露があることである。 5 関連の整合性とは、要因の曝露があれば必ず疾病の発生があり、曝露がなければ疾病の発生がないことである。

    1 関連の一致性とは、対象とする要因と疾病に関して、調査の時期、場所、対象集団などを変えても同様の結果が得られることである。, 4 関連の時間性とは、疾病の発生以前に要因の曝露があることである。

  • 32

    問122 検疫に関する記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。 1 検疫法は、国内に常在しない感染症の病原体が船舶又は航空機を介して国内に侵入することの防止を目的としている。 2 検疫感染症の患者は、入国停止、隔離、停留あるいは消毒等の措置がとられる。 3 新興感染症は、すべて検疫感染症に含まれる。 4 検疫感染症には、感染症法に定める一類感染症が含まれる。 5 検疫感染症には、感染症法に定める新型インフルエンザ等感染症が含まれる。

    3 新興感染症は、すべて検疫感染症に含まれる。

  • 33

    問123 性感染症に関する記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。 1 コンドームの使用や不特定多数との性交渉を避けることによって、感染リスクを低減することができる。 2 梅毒は、感染症法で五類感染症に分類され、全数把握が必要である。 3 我が国における後天性免疫不全症候群の患者数は、異性間よりも同性間の性的接触によるものが多い。 4 尖圭コンジローマは、ヒト単純ヘルペスウイルスを原因とする。 5 性器クラミジア感染症は、母子感染により発症することがある。

    4 尖圭コンジローマは、ヒト単純ヘルペスウイルスを原因とする。

  • 34

    問124 図は、我が国のリスク要因別の関連死亡者数を示したものである。リスク要因a~cの組合せとして、正しいのはどれか。1つ選べ。

    3

  • 35

    問125 図は、1950年代から2010年代における心疾患及び脳血管疾患の死亡率の年次推移を示したものである。疾患ア~エは、心不全、虚血性心疾患、脳梗塞、脳内出血のいずれかである。次の記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。 1 疾患アによる死亡率には、狭心症や心筋梗塞による死亡が含まれる。 2 1995年以降の疾患イの死亡率の上昇には、老年人口の割合の増加が関係している。 3 疾患ウは、脳内出血である。 4 1960年以降、疾患エの死亡率が低下した原因として、食塩摂取量の低下やタンパク質摂取量の増加がある。 5 寒冷刺激は、疾患エのリスクファクターとなる。

    3 疾患ウは、脳内出血である。

  • 36

    問126 職業性疾病と有害要因に関する記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。 1 精神障害やメンタルヘルス不調は、強い不安やストレスを感じる心理社会的要因により発症する。 2 レイノー病は、電離放射線の曝露による物理的要因により発症する。 3 けい肺や石綿肺は、粉じんの曝露による化学的要因により発症する。 4 細菌感染症やウイルス感染症は、病原体との接触による生物的要因により発症する。 5 頸肩腕症候群は、VDT(visual display terminal)作業による作業態様要因により発症する。

    2 レイノー病は、電離放射線の曝露による物理的要因により発症する。

  • 37

    問127 食物繊維に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 水溶性のものと不溶性のものがある。 2 ヒトの消化酵素で消化されず、腸内細菌によっても分解されない。 3 セルロースとリグニンは、どちらも多糖である。 4 天然の食物繊維は植物性食品由来であり、動物性食品由来のものはない。 5 「日本人の食事摂取基準(2020年版)」において、食物繊維には目標量が設定されている。

    1 水溶性のものと不溶性のものがある。, 5 「日本人の食事摂取基準(2020年版)」において、食物繊維には目標量が設定されている。

  • 38

    問128 未使用のコーン油とオリーブ油について、油脂の変質に対する温度の影響を調べる実験を行った。実験では、60℃の一定温度で7週間保存し、1週間ごとに過酸化物価(meq/kg)と酸価(mg/g)の測定を行った。結果は以下のグラフに示すとおりである。なお、実験に用いたコーン油とオリーブ油の実験開始前(開封直後)におけるヨウ素価(g/100 g)は、コーン油が124、オリーブ油が75であった。コーン油はリノール酸を、オリーブ油はオレイン酸を最も多く含む。コーン油とオリーブ油の変質試験に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 測定値Aは過酸化物価、測定値Bは酸価である。 2 コーン油は、オリーブ油よりも開封直後のヨウ素価が大きいことから、飽和脂肪酸を多く含むことがわかる。 3 コーン油は、オリーブ油よりも早い時期に測定値Aの値が上昇していることから、オリーブ油よりも酸化しやすいことがわかる。 4 コーン油とオリーブ油は、いずれも測定値Bが4週目から上昇していることから、酸化のされやすさは同じであることがわかる。 5 未使用のコーン油とオリーブ油を低温・暗所で保存した場合では、測定値Aと測定値Bの値の上昇の程度は、この実験結果よりも増加すると予想される。

    1 測定値Aは過酸化物価、測定値Bは酸価である。, 3 コーン油は、オリーブ油よりも早い時期に測定値Aの値が上昇していることから、オリーブ油よりも酸化しやすいことがわかる。

  • 39

    問129 食品成分の変化に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 メイラード反応とは、還元糖とアミノ酸が酵素的に反応し、シッフ塩基及びα-カルボニル化合物を形成する反応である。 2 チラミンは、アミノ酸脱炭酸酵素によりチロシンから生成され血圧上昇作用を示す。 3 魚の腐敗臭の原因となるトリメチルアミンは、トリメチルアミンN-オキシドが酸化されることにより生じる。 4 トリプトファンは、脱アミノ反応及び脱炭酸反応によって腐敗臭を有する硫化水素を生じる。 5 糖質が微生物により分解されて、アルコールや有機酸などの有用な化合物が生成することを発酵という。

    2 チラミンは、アミノ酸脱炭酸酵素によりチロシンから生成され血圧上昇作用を示す。, 5 糖質が微生物により分解されて、アルコールや有機酸などの有用な化合物が生成することを発酵という。

  • 40

    問130 食品の加熱により、アミノ酸が関与する反応で生じる発がん物質はどれか。2つ選べ。

    2, 4

  • 41

    問131 活性酸素に対する生体内の防御因子に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 スーパーオキシドジスムターゼ(SOD)は、スーパーオキシドアニオンを水に変換する。 2 銅(Cu)と亜鉛(Zn)を含むCu/Zn-SODは、ミトコンドリアに局在する。 3 カタラーゼは、過酸化水素を酸素と水に変換する酵素で、活性中心にヘム鉄をもつ。 4 グルタチオンペルオキシダーゼは、グルタチオン存在下で過酸化水素を水に還元する反応を触媒する。 5 グルタチオンレダクターゼは、スーパーオキシドアニオンを過酸化水素と酸素に変換する。

    3 カタラーゼは、過酸化水素を酸素と水に変換する酵素で、活性中心にヘム鉄をもつ。, 4 グルタチオンペルオキシダーゼは、グルタチオン存在下で過酸化水素を水に還元する反応を触媒する。

  • 42

    問132 農薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 フェニトロチオンは、シトクロムP₄₅₀による酸化的脱硫反応により代謝的活性化を受けてアセチルコリンエステラーゼを阻害する。 2 メソミルは、アセチルコリンエステラーゼの活性中心を可逆的にカルバモイル化する。 3 パラコートは、神経の電位依存性Na⁺チャネルに作用する。 4 アセタミプリドは、1電子還元されてラジカルを生成し、スーパーオキシドアニオンを生じる。 5 フェノトリンは、ニコチン性アセチルコリン受容体に結合し、神経を興奮させる。

    1 フェニトロチオンは、シトクロムP₄₅₀による酸化的脱硫反応により代謝的活性化を受けてアセチルコリンエステラーゼを阻害する。, 2 メソミルは、アセチルコリンエステラーゼの活性中心を可逆的にカルバモイル化する。

  • 43

    問133-135 自宅の寝室で倒れている男性が救急搬送された。簡易検査の結果をもとに、直ちに対応する解毒薬が投与された。一方、寝室にはコップの中に大量の錠剤が沈んだ飲料水が残されていた。 問133(物理・化学・生物)錠剤の成分が何かを調べるため、コップの中に残された薬剤に適切な処理をしたのち、¹H NMRスペクトル(CDCl₃溶媒中)を測定した。得られたスペクトルをデータベースと照合したところ、図に示したチャートとシグナル及び積分値が一致した。錠剤の成分として推定される医薬品Aの構造はどれか。1つ選べ。ただし、図はTMSを基準(0 ppm)とし、シグナルを積分曲線と共に示したもので、×は重溶媒中に微量に含まれるCHCl₃のシグナルである。

    1

  • 44

    問134(法規・制度・倫理)法令上、この医薬品Aが該当するのはどれか。1つ選べ。 1 麻薬 2 向精神薬 3 覚醒剤 4 指定薬物 5 要指導医薬品

    2 向精神薬

  • 45

    問135(衛生)この患者に投与された解毒薬として、適切なのはどれか。1つ選べ。 1 ネオスチグミン 2 ナロキソン 3 フルマゼニル 4 ヨウ化プラリドキシム 5 ジメルカプロール

    3 フルマゼニル

  • 46

    問136 ある食品汚染物質の耐容一日摂取量(TDI)は、下図に示した動物試験の結果から得られた無毒性量(NOAEL)に、不確実係数100を適用して定められている。この食品汚染物質のTDI(ng/kg体重/日)として、適切な値はどれか。1つ選べ。

    1 1

  • 47

    問137 In vitro遺伝毒性試験に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 不定期DNA合成(UDS)試験は、哺乳類細胞を用いて化学物質による突然変異を評価する方法である。 2 マウスリンフォーマTK試験は、哺乳類細胞を用いて化学物質による生殖細胞遺伝毒性を評価する方法である。 3 Ames試験は、細菌を用いて化学物質による復帰突然変異を評価する方法である。 4 コメットアッセイは、哺乳類細胞を用いて化学物質によるDNA鎖の切断を評価する方法である。 5 小核試験は、細菌を用いて化学物質の染色体異常誘発性を評価する方法である。

    3 Ames試験は、細菌を用いて化学物質による復帰突然変異を評価する方法である。, 4 コメットアッセイは、哺乳類細胞を用いて化学物質によるDNA鎖の切断を評価する方法である。

  • 48

    問138 天然及び人工放射性核種に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 食品から摂取される天然放射性核種の中で、最も量が多いのは⁴⁰Kである。 2 ⁴⁰Kは、α線を放出して崩壊する。 3 体内に取り込まれた人工放射性核種¹³⁷Csは、生体内で筋肉(全身)に集積する。 4 物理学的半減期が28.8年である⁹⁰Srの生物学的半減期を50年とすると、実効半減期は31.2年となる。 5 ²²⁶Raなどの天然放射性核種から放出されるα線は、β⁻線及びγ線と比較して、体内被曝による生体損傷が小さい。

    1 食品から摂取される天然放射性核種の中で、最も量が多いのは⁴⁰Kである。, 3 体内に取り込まれた人工放射性核種¹³⁷Csは、生体内で筋肉(全身)に集積する。

  • 49

    問139 上水道における浄水処理に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 凝集沈殿とろ過処理の間に行う塩素処理を前塩素処理という。 2 水中のアンモニウムイオンは、塩素消費量増加の原因となる。 3 不連続点塩素処理の目的は、トリハロメタンの生成を抑制することである。 4 オゾンによる高度浄水処理では、臭気物質などが酸化分解により除去される。 5 水中のアルカリ分と硫酸アルミニウムが反応して、水酸化アルミニウムゲルが生成し、沈降性のフロックが形成される。

    4 オゾンによる高度浄水処理では、臭気物質などが酸化分解により除去される。, 5 水中のアルカリ分と硫酸アルミニウムが反応して、水酸化アルミニウムゲルが生成し、沈降性のフロックが形成される。

  • 50

    問140 大気中の窒素酸化物に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 大気中の窒素酸化物は水分と反応して、酸性雨の原因となる。 2 サーマルNOxは、化石燃料中の窒素化合物の燃焼に由来する。 3 大気中の窒素酸化物は、非メタン炭化水素と反応して、光化学オキシダントの原因となる。 4 大気中へ排出される窒素酸化物は、大気汚染防止法により施設単位の排出基準に基づく規制(K値規制)が行われている。 5 2010年度以降における二酸化窒素の大気環境基準の達成率は、一般環境大気測定局(一般局)、自動車排出ガス測定局(自排局)のいずれにおいても約80%で推移している。

    1 大気中の窒素酸化物は水分と反応して、酸性雨の原因となる。, 3 大気中の窒素酸化物は、非メタン炭化水素と反応して、光化学オキシダントの原因となる。

  • 51

    問141 室内環境と健康に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 ヒョウダニの死骸や排泄物は、気管支ぜん息や鼻炎などのアレルギー性疾患の原因となる。 2 暖房器具の不完全燃焼で生成する一酸化炭素は、一酸化窒素よりもヘモグロビンに対する親和性が高い。 3 レジオネラ属菌が混入したエアロゾルを吸入すると、日和見感染症として肺炎を引き起こすことがある。 4 総揮発性有機化合物(TVOC)の暫定目標値は、室内空気汚染物質の毒性を基に定められている。 5 化学物質の室内濃度指針値は、それぞれの化学物質がシックハウス症候群を引き起こす閾値に不確実係数を適用して定められている。

    1 ヒョウダニの死骸や排泄物は、気管支ぜん息や鼻炎などのアレルギー性疾患の原因となる。, 3 レジオネラ属菌が混入したエアロゾルを吸入すると、日和見感染症として肺炎を引き起こすことがある。

  • 52

    問142 薬剤師法に規定されている薬剤師の業務に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 調剤に従事する薬剤師は、調剤の求めがあった場合には、正当な理由がなければ、調剤を断ってはならない。 2 処方箋中の疑わしい点について、処方医と連絡がとれない場合には、照会せずに調剤することができる。 3 薬局以外の場所では、いかなる場合も、販売又は授与の目的で調剤することはできない。 4 医師などの処方箋によらなければ、販売又は授与の目的で調剤することはできない。 5 調剤に従事する薬剤師は、薬剤師免許を携帯しなければ調剤できない。

    1 調剤に従事する薬剤師は、調剤の求めがあった場合には、正当な理由がなければ、調剤を断ってはならない。, 4 医師などの処方箋によらなければ、販売又は授与の目的で調剤することはできない。

  • 53

    問143 医薬品の開発における臨床試験に関する記述のうち、正しいのはどれか。1つ選べ。 1 第Ⅰ相試験の主な目的は、用法・用量を決定することである。 2 前期第Ⅱ相試験の主な目的は、薬物動態試験の実施である。 3 後期第Ⅱ相試験の主な目的は、臨床薬理試験の実施である。 4 第Ⅲ相試験の主な目的は、検証的試験の実施である。 5 第Ⅳ相試験の主な目的は、効能・効果を追加することである。

    4 第Ⅲ相試験の主な目的は、検証的試験の実施である。

  • 54

    問144 医薬品リスク管理計画に関する説明のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 GCP省令に基づき、医薬品の製造販売後のリスクとベネフィットを評価する。 2 安全性検討事項として、重要なリスクを特定し、それに対して安全性監視計画とリスク最小化計画を策定・実施する。 3 安全性検討事項には、特定されたリスクに加え、潜在的なものや不足情報も含まれる。 4 安全性監視計画には、添付文書の作成や改訂が含まれる。 5 リスク最小化計画には、副作用・感染症報告制度に基づく副作用評価が含まれる。

    2 安全性検討事項として、重要なリスクを特定し、それに対して安全性監視計画とリスク最小化計画を策定・実施する。, 3 安全性検討事項には、特定されたリスクに加え、潜在的なものや不足情報も含まれる。

  • 55

    問145 次の分類のうち、コンタクトレンズが該当するのはどれか。1つ選べ。 1 高度管理医療機器 2 管理医療機器 3 一般医療機器 4 再生医療等製品 5 医薬部外品

    1 高度管理医療機器

  • 56

    問146 医薬品である覚醒剤原料について、薬局における法令に基づく取扱いとして、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 かぎをかけて薬品庫に保管する。 2 麻薬と一緒に保管できる。 3 薬局で調剤するためには、覚醒剤施用機関としての指定を受ける必要がある。 4 処方箋に基づき調剤し、患者に譲渡することができる。 5 使用期限が切れた調剤前のものを廃棄した場合、30日以内に都道府県知事に届け出る。

    1 かぎをかけて薬品庫に保管する。, 4 処方箋に基づき調剤し、患者に譲渡することができる。

  • 57

    問147 個人情報の保護に関する法律(個人情報保護法)に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 個人情報の取り扱いが5,000件未満の薬局は、個人情報取扱事業者に該当しない。 2 健康保険法に基づく保険者番号及び被保険者等記号・番号は、個人情報に該当しない。 3 「匿名加工情報」とは、本人の人種、信条、社会的身分、病歴等の特に配慮を要する個人情報をいう。 4 個人情報取扱事業者は、偽りその他不正の手段により個人情報を取得してはならない。 5 個人情報取扱事業者は、原則、あらかじめ本人の同意を得ないで、個人データを第三者に提供してはならない。

    4 個人情報取扱事業者は、偽りその他不正の手段により個人情報を取得してはならない。, 5 個人情報取扱事業者は、原則、あらかじめ本人の同意を得ないで、個人データを第三者に提供してはならない。

  • 58

    問148 医療法に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 診療所は、専任薬剤師を置かなければならない。 2 病院は、20人以上の患者を入院させるための施設を有する。 3 地域医療支援病院の承認要件には、救急医療を提供する能力が含まれる。 4 特定機能病院の承認要件には、特定臨床研究に関する計画を立案し、実施する能力が含まれる。 5 臨床研究中核病院の承認要件には、高度の医療を提供する能力が含まれる。

    2 病院は、20人以上の患者を入院させるための施設を有する。, 3 地域医療支援病院の承認要件には、救急医療を提供する能力が含まれる。

  • 59

    問149 介護保険制度に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 高齢者の介護を社会全体で支え合う仕組みとして導入された。 2 財源は税金と40歳以上の国民が負担する保険料である。 3 薬剤師は、実務経験無しで、介護支援専門員の資格を取得できる。 4 ケアプランは、かかりつけの医師が作成する。 5 介護サービスを受けるために支給される金額は、年齢によって限度額が決まっている。

    1 高齢者の介護を社会全体で支え合う仕組みとして導入された。, 2 財源は税金と40歳以上の国民が負担する保険料である。

  • 60

    問150 新規感染症予防のために新しいワクチンが開発された。臨床試験ではワクチン接種群では2万人のうち10人が発症、プラセボ接種群では2万人のうち200人が発症し、ワクチンの有効率は95%であった。この新しいワクチンの接種費用は1人当たり1万円で、その他の費用は考慮しない場合、このワクチンの増分費用効果比(1人の発症を防ぐための費用)として、最も近い値はどれか。1つ選べ。 1 1万円/人 2 10万円/人 3 20万円/人 4 100万円/人 5 200万円/人

    4 100万円/人

  • 61

    問151 細胞内情報伝達系に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 ヒスタミンH1受容体が刺激されると、Gsタンパク質を介してアデニル酸シクラーゼが活性化される。 2 インスリン受容体が刺激されると、インスリン受容体βサブユニットの自己リン酸化が起こる。 3 インターフェロンα(IFN-α)受容体が刺激されると、JAK(ヤヌスキナーゼ)のチロシンキナーゼが活性化される。 4 オピオイドμ受容体が刺激されると、Gqタンパク質を介してホスホリパーゼCが活性化される。 5 心房性ナトリウム利尿ペプチド(ANP)受容体が刺激されると、可溶性グアニル酸シクラーゼが活性化される。

    2 インスリン受容体が刺激されると、インスリン受容体βサブユニットの自己リン酸化が起こる。, 3 インターフェロンα(IFN-α)受容体が刺激されると、JAK(ヤヌスキナーゼ)のチロシンキナーゼが活性化される。

  • 62

    問152 薬物依存及びその治療薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 身体依存は、薬物の反復使用により、その効果が減弱し目的の効果を得るために増量しなければならなくなった状態である。 2 コカインの長期連用は、精神依存を起こすが、身体依存を起こしにくい。 3 慢性疼痛下のがん患者に適正に使用されたモルヒネは、精神依存を起こしにくい。 4 依存性薬物は、脳内報酬系におけるドパミン作動性神経を抑制する。 5 ジスルフィラムは、グルタミン酸NMDA受容体を遮断して飲酒欲求を抑制する。

    2 コカインの長期連用は、精神依存を起こすが、身体依存を起こしにくい。, 3 慢性疼痛下のがん患者に適正に使用されたモルヒネは、精神依存を起こしにくい。

  • 63

    問153 自律神経系に作用する薬物に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 メチルエフェドリンは、交感神経終末からのノルアドレナリンの遊離を抑制することで、血管平滑筋の収縮を抑制する。 2 ナフトピジルは、アドレナリンβ2受容体を刺激することで、子宮平滑筋を弛緩させる。 3 イプラトロピウムは、アセチルコリンM1受容体を刺激することで、気管支平滑筋を弛緩させる。 4 メペンゾラートは、アセチルコリンM3受容体を遮断することで、下部消化管平滑筋の痙れん性収縮を抑制する。 5 アコチアミドは、アセチルコリンエステラーゼを阻害することで、低下した消化管運動を改善する。

    4 メペンゾラートは、アセチルコリンM3受容体を遮断することで、下部消化管平滑筋の痙れん性収縮を抑制する。, 5 アコチアミドは、アセチルコリンエステラーゼを阻害することで、低下した消化管運動を改善する。

  • 64

    問154 中枢性及び末梢性筋弛緩薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 エペリゾンは、γ-アミノ酪酸GABAB受容体を遮断して、脊髄における多シナプス反射を抑制する。 2 チザニジンは、アドレナリンα2受容体を刺激して、脊髄反射を抑制する。 3 ダントロレンは、神経筋接合部のアセチルコリンNM受容体を刺激して、持続的な脱分極を引き起こす。 4 ロクロニウムは、神経筋接合部のアセチルコリンNM受容体を競合的に遮断する。 5 A型ボツリヌス毒素は、筋小胞体のリアノジン受容体に作用して、Ca²⁺遊離を抑制する。

    2 チザニジンは、アドレナリンα2受容体を刺激して、脊髄反射を抑制する。, 4 ロクロニウムは、神経筋接合部のアセチルコリンNM受容体を競合的に遮断する。

  • 65

    問155 全身麻酔薬及び催眠薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 ゾピクロンは、メラトニンMT1受容体を刺激して、概日リズムを整える。 2 ミダゾラムは、γ-アミノ酪酸GABAA受容体の活性化を増強して、鎮静作用を示す。 3 デクスメデトミジンは、オレキシン受容体を遮断して、睡眠・覚醒サイクルを正常化する。 4 ケタミンは、グルタミン酸NMDA受容体を遮断して、鎮痛作用を示す。 5 チオペンタールは、オピオイドμ受容体を刺激して、短時間の麻酔作用を示す。

    2 ミダゾラムは、γ-アミノ酪酸GABAA受容体の活性化を増強して、鎮静作用を示す。, 4 ケタミンは、グルタミン酸NMDA受容体を遮断して、鎮痛作用を示す。

  • 66

    問156-157 22歳女性。近医を受診し、以下の経過を訴えたところ、精神科を紹介された。「仕事が多忙で残業が続いていたある日、通勤時に電車内で突然動悸が始まり、呼吸困難となり、今にも心臓が止まりそうになり、やっとの思いで次の駅で降りて救急車で病院へ運ばれたが、病院に着く頃には症状はだいぶ落ちついていた。念のため、診察を受けたが身体的には異常はなく、心電図や血液検査でも異常は認められなかった。1週間後、外出した時に、乗っていた電車の中で同じような動悸が始まり、一緒にいた友人に手を握ってもらって何とか我慢して家までたどり着いた。それ以来、発作が怖くて電車に乗れなくなった。電車通勤はやめて親に送り迎えをしてもらい、どうにか仕事には行くことができている。」 問156(病態・薬物治療)この疾患の病態と治療に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 薬物治療は原則として一生涯続ける。 2 発作と判断するには、それが起こる状況の特定が必要である。 3 予期不安を合併する場合が多い。 4 恐怖の対象となっている場所や状況に対する曝露療法が有効である。 5 呼吸困難に対して、酸素の投与が必要である。

    3 予期不安を合併する場合が多い。, 4 恐怖の対象となっている場所や状況に対する曝露療法が有効である。

  • 67

    問157(薬理)この患者の治療に用いられる可能性のある薬物に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 ロラゼパムは、γ-アミノ酪酸GABAA受容体複合体のベンゾジアゼピン結合部位に結合して、抗不安作用を示す。 2 セルトラリンは、アドレナリンβ1受容体を遮断して、発作時の自律神経症状を改善する。 3 エチゾラムは、中枢のヒスタミンH1受容体を選択的に遮断して、静穏作用を示す。 4 アルプラゾラムは、セロトニン5-HT1A受容体を刺激して、不安、焦燥、睡眠障害を改善する。 5 パロキセチンは、セロトニンの再取り込みを選択的に阻害して、抑うつ状態を改善する。

    1 ロラゼパムは、γ-アミノ酪酸GABAA受容体複合体のベンゾジアゼピン結合部位に結合して、抗不安作用を示す。, 5 パロキセチンは、セロトニンの再取り込みを選択的に阻害して、抑うつ状態を改善する。

  • 68

    問158 アレルギー性疾患の治療に用いられる薬物に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 オザグレルは、Th2サイトカインの産生を抑制して、鎮痒効果を示す。 2 トラニラストは、ヒスタミンH1受容体を遮断して、アレルギー性鼻炎を改善する。 3 プランルカストは、ロイコトリエン受容体を遮断して、気管支ぜん息の発作を予防する。 4 セラトロダストは、トロンボキサンA2(プロスタノイドTP)受容体を遮断して、気道過敏症の亢進を抑制する。 5 スプラタストは、トロンボキサン合成酵素を阻害して、じん麻疹を改善する。

    3 プランルカストは、ロイコトリエン受容体を遮断して、気管支ぜん息の発作を予防する。, 4 セラトロダストは、トロンボキサンA2(プロスタノイドTP)受容体を遮断して、気道過敏症の亢進を抑制する。

  • 69

    問159-160 60歳男性。基礎疾患を指摘されたことはない。1週間前から1日に数回めまいを感じるようになった。今朝、強いめまいとふらつきを覚え、救急外来を受診した。来院時の血圧は118/84 mmHg、脈拍数32回/分であった。心電図ではP波とQRS波が全く無関係に出現し、PP間隔とRR間隔がそれぞれ一定で、PR間隔は不規則であった。また、P波よりQRS波の出現頻度が少なかった。 問159(病態・薬物治療)この患者の初期治療に適切な薬物はどれか。2つ選べ。 1 アミオダロン 2 ニトログリセリン 3 ランジオロール 4 アトロピン 5 イソプレナリン

    4 アトロピン, 5 イソプレナリン

  • 70

    問160(薬理)抗不整脈薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 ニフェカラントは、K⁺チャネルを遮断して、心筋の活動電位の持続時間を延長する。 2 ピルシカイニドは、アドレナリンβ1受容体を遮断して、不応期を延長する。 3 ベラパミルは、Ca²⁺チャネルを遮断して、房室伝導速度を低下させる。 4 プロカインアミドは、Na⁺チャネル及びK⁺チャネルを遮断して、心電図のQT間隔を短縮する。 5 ジルチアゼムは、Na⁺チャネルを遮断して、心筋の活動電位の立ち上がり(第0相)を抑制する。

    1 ニフェカラントは、K⁺チャネルを遮断して、心筋の活動電位の持続時間を延長する。, 3 ベラパミルは、Ca²⁺チャネルを遮断して、房室伝導速度を低下させる。

  • 71

    問161 泌尿器に作用する薬物に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 ソリフェナシンは、アドレナリンα1A受容体を遮断して、前立腺平滑筋を弛緩させる。 2 ジスチグミンは、コリンエステラーゼを阻害して、アセチルコリンによる膀胱排尿筋の収縮を増強する。 3 シロドシンは、アセチルコリンM3受容体を遮断して、膀胱括約筋を収縮させる。 4 タダラフィルは、ホスホジエステラーゼⅤを活性化して、前立腺平滑筋を弛緩させる。 5 ミラベグロンは、アドレナリンβ3受容体を刺激して、膀胱排尿筋を弛緩させる。

    2 ジスチグミンは、コリンエステラーゼを阻害して、アセチルコリンによる膀胱排尿筋の収縮を増強する。, 5 ミラベグロンは、アドレナリンβ3受容体を刺激して、膀胱排尿筋を弛緩させる。

  • 72

    問162 胃・十二指腸潰瘍治療薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 ファモチジンは、胃の壁細胞に存在するヒスタミンH2受容体を遮断することで、胃運動促進作用を示す。 2 ボノプラザンは、K⁺と競合してH⁺,K⁺-ATPaseを可逆的に阻害することで、胃酸分泌抑制作用を示す。 3 レバミピドは、ドパミンD2受容体を遮断することで、胃運動促進作用を示す。 4 ミソプロストールは、プロスタノイドEP受容体を刺激することで、胃酸分泌抑制作用と胃粘液分泌促進作用を示す。 5 ピレンゼピンは、ペプシンに結合することで、その活性を抑制する。

    2 ボノプラザンは、K⁺と競合してH⁺,K⁺-ATPaseを可逆的に阻害することで、胃酸分泌抑制作用を示す。, 4 ミソプロストールは、プロスタノイドEP受容体を刺激することで、胃酸分泌抑制作用と胃粘液分泌促進作用を示す。

  • 73

    問163 2型糖尿病の治療に使用される薬物に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 ミチグリニドは、スルホニル尿素受容体に結合してATP感受性K⁺チャネルを遮断することで、膵β細胞の細胞膜を脱分極させる。 2 ピオグリタゾンは、ペルオキシソーム増殖剤応答性受容体γ(PPARγ)を活性化することで、脂肪細胞の分化を促進する。 3 イプラグリフロジンは、ナトリウム-グルコース共輸送体2(SGLT2)を阻害することで、小腸でのグルコースの吸収を選択的に抑制する。 4 リナグリプチンは、グルカゴン様ペプチド-1(GLP-1)受容体を活性化することで、グルコース濃度依存的にインスリン分泌を促進する。 5 メトホルミンは、AMP活性化プロテインキナーゼ(AMPK)を阻害することで、骨格筋でのグルコーストランスポーター4(GLUT4)の細胞膜への移行を促進する。

    1 ミチグリニドは、スルホニル尿素受容体に結合してATP感受性K⁺チャネルを遮断することで、膵β細胞の細胞膜を脱分極させる。, 2 ピオグリタゾンは、ペルオキシソーム増殖剤応答性受容体γ(PPARγ)を活性化することで、脂肪細胞の分化を促進する。

  • 74

    問164 性ホルモン関連薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 フルタミドは、前立腺細胞のアンドロゲン受容体を遮断して、前立腺がんの増大を抑制する。 2 メテノロンは、エストロゲン受容体を刺激して、再生不良性貧血を改善する。 3 エキセメスタンは、子宮内膜のエストロゲン受容体を遮断して、子宮内膜がんの増大を抑制する。 4 デガレリクスは、視床下部のエストロゲン受容体を遮断して、排卵を誘発する。 5 レトロゾールは、アロマターゼを阻害して、エストロゲン合成を阻害する。

    1 フルタミドは、前立腺細胞のアンドロゲン受容体を遮断して、前立腺がんの増大を抑制する。, 5 レトロゾールは、アロマターゼを阻害して、エストロゲン合成を阻害する。

  • 75

    問165-166 60歳男性。仕事が忙しく睡眠不足が続いていた。ある日、右側胸部にかゆみを伴った皮疹が現れ、強い痛みも生じたため受診し、帯状疱疹と診断された。 問165(病態・薬物治療)この患者に関する記述のうち、適切なのはどれか。2つ選べ。 1 疲労やストレスが発症の要因となった可能性が高い。 2 皮疹は血管に沿って全身に拡がっていく。 3 病原体は麻しんと同じである。 4 皮疹出現の約2週間前に感染したと考えられる。 5 副腎皮質ステロイド薬を用いる場合、抗ウイルス薬を併用する。

    1 疲労やストレスが発症の要因となった可能性が高い。, 5 副腎皮質ステロイド薬を用いる場合、抗ウイルス薬を併用する。

  • 76

    問166(薬理)抗ウイルス薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 アメナメビルは、帯状疱疹ウイルスのヘリカーゼ・プライマーゼ複合体のDNA依存性ATPase活性を阻害して、mRNAの合成を阻害する。 2 ガンシクロビルは、サイトメガロウイルスのチミジンキナーゼにより一リン酸化された後、宿主細胞キナーゼで三リン酸化体まで変換されて、ウイルスのRNAポリメラーゼを阻害する。 3 オセルタミビルは、インフルエンザウイルスが宿主細胞から遊離する際に働くノイラミニダーゼを阻害して、インフルエンザウイルスの増殖を抑制する。 4 ホスカルネットは、サイトメガロウイルスのRNAポリメラーゼのピロリン酸結合部位に結合して、RNAの合成を阻害する。 5 アシクロビルは、三リン酸化体に変換されて、帯状疱疹ウイルスに感染した宿主細胞内でデオキシグアノシン三リン酸(dGTP)と競合して、ウイルスのDNAポリメラーゼを阻害する。

    3 オセルタミビルは、インフルエンザウイルスが宿主細胞から遊離する際に働くノイラミニダーゼを阻害して、インフルエンザウイルスの増殖を抑制する。, 5 アシクロビルは、三リン酸化体に変換されて、帯状疱疹ウイルスに感染した宿主細胞内でデオキシグアノシン三リン酸(dGTP)と競合して、ウイルスのDNAポリメラーゼを阻害する。

  • 77

    問167 急性白血病治療薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 シクロホスファミドは、活性酸素を発生させて、DNAを切断する。 2 ビンクリスチンは、チュブリンの重合を促進して、微小管を安定化させる。 3 シタラビンは、細胞内で三リン酸化されて、DNAポリメラーゼを阻害する。 4 ダウノルビシンは、RNAポリメラーゼを特異的に阻害する。 5 イマチニブは、Bcr-Ablチロシンキナーゼを阻害する。

    3 シタラビンは、細胞内で三リン酸化されて、DNAポリメラーゼを阻害する。, 5 イマチニブは、Bcr-Ablチロシンキナーゼを阻害する。

  • 78

    問168 図のように薬物Aは酵素アに作用する。薬物A及び酵素アに関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 薬物Aは、酵素アによって、ドパミンに異化される。 2 薬物Aは、酵素アを阻害して、末梢でのレボドパからドパミンへの異化を抑制する。 3 薬物Aは、酵素アを阻害して、脳内ドパミンの酸化を抑制する。 4 エンタカポンは、酵素アを阻害して、末梢でのレボドパから3-O-メチルドパへの異化を抑制する。 5 ドロキシドパは、酵素アによってノルアドレナリンに異化される。

    2 薬物Aは、酵素アを阻害して、末梢でのレボドパからドパミンへの異化を抑制する。, 5 ドロキシドパは、酵素アによってノルアドレナリンに異化される。

  • 79

    問169 線形薬物動態を示す薬物A 10 mgを静脈内投与あるいは経口投与した後の血中濃度時間曲線下面積(AUC)は、それぞれ500 ng・h/mL、150 ng・h/mLであった。経口投与後の薬物Aの消化管上皮細胞への移行率と肝抽出率を算出したところ、それぞれ90%と45%であった。また、胆汁中及び尿中に未変化体薬物は検出されなかった。薬物Aが消化管上皮細胞での代謝を免れる率として、最も近いのはどれか。1つ選べ。 1 10% 2 20% 3 30% 4 60% 5 75%

    4 60%

  • 80

    問170 ある薬物のアルブミンへの結合に関する両逆数プロットを実線で表し、また、この薬物のアルブミンへの結合が別の薬物の共存により競合的に阻害された場合を点線で表すとき、正しい図はどれか。1つ選べ。ただし、図中のrはアルブミン1分子あたりに結合している薬物の分子数を、[Df]は非結合形薬物濃度を示す。

    3

  • 81

    問171 プラバスタチンの体内動態に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 プラバスタチンは、シトクロムP₄₅₀による代謝を受けやすい。 2 プラバスタチンは、胆管側膜に存在するMultidrug Resistance-associated Protein 2(MRP2)により胆汁中に分泌される。 3 プラバスタチンは、キニジンとの併用により中枢移行量が増える。 4 プラバスタチンの血中濃度は、シクロスポリンとの併用により上昇する。 5 プラバスタチンは、有機カチオントランスポーターOCT1を介して肝細胞内に取り込まれる。

    2 プラバスタチンは、胆管側膜に存在するMultidrug Resistance-associated Protein 2(MRP2)により胆汁中に分泌される。, 4 プラバスタチンの血中濃度は、シクロスポリンとの併用により上昇する。

  • 82

    問172 細切した肝臓をホモジナイザーで破砕し遠心分離を繰り返すと細胞内小器官を大まかに分けることができる。主に薬物代謝に関わるシトクロムP₄₅₀が存在する画分として、最も適切なのはどれか。1つ選べ。

    3 c

  • 83

    問173 薬物の腸肝循環に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 胆管閉塞で血中半減期が短縮する。 2 抗菌薬の内服による影響を受けることがある。 3 静脈内投与された薬物では起こらない。 4 腸内細菌のβ-グルクロニダーゼが阻害されると血中半減期が延長する。 5 経口投与後の血中濃度において、ピークが二峰性を示すことがある。

    2 抗菌薬の内服による影響を受けることがある。, 5 経口投与後の血中濃度において、ピークが二峰性を示すことがある。

  • 84

    問174 薬物の血中濃度(C)の経時変化が下図のようになったため、体循環コンパートメントと末梢コンパートメントからなる線形2-コンパートメントモデルで解析し、次の式の形で表した。 C = A・e^(-α・t) + B・e^(-β・t) ただし、A、B、α、βは定数、tは時間であり、投与量をDとする。このときの薬物動態パラメータに関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 終末相(β相)における消失速度定数(β)は、図の②の部分の傾きから求められる。 2 分布相(α相)における消失速度定数(α)は、図の①の部分の傾きから求められる。 3 血中濃度時間曲線下面積は、(A + B)/(α + β)で表すことができる。 4 投与直後の薬物血中濃度はA + Bで表すことができる。 5 体循環コンパートメントの分布容積はD/Aで表すことができる。

    1 終末相(β相)における消失速度定数(β)は、図の②の部分の傾きから求められる。, 4 投与直後の薬物血中濃度はA + Bで表すことができる。

  • 85

    問175 フェニトイン100 mg錠を1回1錠、1日3回服用するところ、誤って1回1錠、1日2回しか服用していなかった。その時の患者のフェニトインの血中濃度は4 ng/mLであった。この患者が処方どおりに1日3回服用した場合のフェニトインの血中濃度(ng/mL)として、最も近い値はどれか。1つ選べ。ただし、フェニトインの血中濃度は定常状態における平均値であるものとし、フェニトインの体内からの消失はMichaelis-Menten式で表され、Michaelis定数を4 ng/mL、バイオアベイラビリティを100%とする。 1 6 2 12 3 16 4 20 5 24

    4 20

  • 86

    問176 図は、well-stirred modelに基づいた肝臓からの薬物消失モデルを示したものである。このモデルに関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。ただし、CLintは肝固有クリアランス、fuは血中タンパク非結合形分率、Cinは肝臓に流入する部位における血中薬物濃度、Coutは肝臓から流出する部位における血中薬物濃度、Qhは肝血流量とする。 1 肝臓中の非結合形薬物濃度は不均一である。 2 肝組織中の非結合形薬物濃度はCinに等しい。 3 肝臓からの見かけの薬物消失速度は、CLint・fu・Coutと表される。 4 肝臓における薬物量の変化速度は、Qh・Cin − Qh・Cout − CLint・fu・Coutと表される。 5 定常状態におけるCLintはQhにほぼ等しい。

    3 肝臓からの見かけの薬物消失速度は、CLint・fu・Coutと表される。, 4 肝臓における薬物量の変化速度は、Qh・Cin − Qh・Cout − CLint・fu・Coutと表される。

  • 87

    問177 粉体の性質に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 顕微鏡法により得られた粒子の投影像を一定方向の2本の平行線で挟んだとき、平行線間の長さに相当する粒子径をマーチン径という。 2 同一粉体において、質量基準による粒度分布の平均粒子径より、個数基準による粒度分布の平均粒子径の方が小さい。 3 水溶性の結晶性粉体の臨界相対湿度は、水不溶性の結晶性粉体と混合することで低下する。 4 真密度1.4 g/cm³、空隙率0.5の粉末70 gの空隙体積が2/5になるまで圧縮した際のみかけの密度は1.0 g/cm³である。 5 試料粉体の比表面積と平均粒子径が比例することから、比表面積を測定することで試料粉体の平均粒子径を求めることができる。

    2 同一粉体において、質量基準による粒度分布の平均粒子径より、個数基準による粒度分布の平均粒子径の方が小さい。, 4 真密度1.4 g/cm³、空隙率0.5の粉末70 gの空隙体積が2/5になるまで圧縮した際のみかけの密度は1.0 g/cm³である。

  • 88

    問178 固体薬物の溶解速度を回転円盤法を用いて温度一定の条件で測定したところ、図のような結果となった。試験液中の薬物濃度(C)が薬物の溶解度(Cs)の半分に達するまでの時間(min)に最も近いのはどれか。1つ選べ。ただし、実験開始時の試験液中の薬物濃度は0、円盤の有効表面積(1 cm²)は試験中に変化せず、溶解はシンク条件において拡散律速で進行するものとする。なお、ln2 = 0.69とする。 1 3.5 2 7.0 3 10.5 4 14.0 5 17.5

    2 7.0

  • 89

    問179 図の装置を用いて、懸濁剤に分散している球状の粉末粒子の粒子径を測定した。本測定に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。ただし、分散媒、分散粒子の密度はそれぞれ1.0 g/cm³、2.0 g/cm³とする。 1 アンドレアゼンピペットを用いた沈降法による粒子径測定である。 2 ラングミュア式を利用して粒子径を算出する。 3 コロイド粒子の粒子径を測定することができる。 4 懸濁剤に分散している粒子径を1/3にすると、分散粒子の沈降速度は1/3になる。 5 増粘剤添加により分散媒の粘度を1.6倍、分散媒の密度を1.2 g/cm³にすると、分散粒子の沈降時間は2倍になる。

    1 アンドレアゼンピペットを用いた沈降法による粒子径測定である。, 5 増粘剤添加により分散媒の粘度を1.6倍、分散媒の密度を1.2 g/cm³にすると、分散粒子の沈降時間は2倍になる。

  • 90

    問180 図は、pH 7.4、37℃の緩衝液中におけるある弱酸性薬物の加水分解に対するシクロデキストリン添加の影響を示したものである。本実験条件において、この薬物とシクロデキストリンはモル比1:1で複合体を形成する。 ここで、kfは薬物自体の分解速度定数(2.26 × 10⁻³ h⁻¹)、kobs(h⁻¹)は見かけの薬物分解速度定数(h⁻¹)、K1:1は複合体の安定度定数((mol/L)⁻¹)、kcは複合体中の薬物分解速度定数(h⁻¹)、[CD]tはシクロデキストリンの総濃度(mol/L)としたとき、次のような関係式が成立する。 1/(kf − kobs) = 1/(K1:1(kf − kc)) × 1/[CD]t + 1/(kf − kc) 以下の記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 この薬物との複合体の安定度定数は190(mol/L)⁻¹である。 2 複合体中の薬物の加水分解速度定数は6.02 × 10⁻¹ h⁻¹である。 3 シクロデキストリンの添加濃度の上昇にしたがい、この薬物の見かけの加水分解速度定数は増大する。 4 シクロデキストリンは、この薬物の加水分解に対して安定化効果を示す。 5 複合体形成によるこの薬物の安定化効果はpHによって変化しない。

    1 この薬物との複合体の安定度定数は190(mol/L)⁻¹である。, 3 シクロデキストリンの添加濃度の上昇にしたがい、この薬物の見かけの加水分解速度定数は増大する。

  • 91

    問181 皮膚に使用する製剤に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 油脂性基剤である単軟膏や白色軟膏は、乾燥型及び湿潤型いずれの皮膚疾患にも使用できる。 2 水溶性基剤であるマクロゴールは、分子量が大きくなると水に不溶になる。 3 水溶性ゲル基剤は、損傷皮膚を含めた様々な状態の皮膚に安全に使用できる。 4 吸水クリームと親水クリームは、いずれもサラシミツロウを含んでいる。 5 マトリックス型のテープ剤は、日本薬局方の粘着力試験法により評価される。

    1 油脂性基剤である単軟膏や白色軟膏は、乾燥型及び湿潤型いずれの皮膚疾患にも使用できる。, 5 マトリックス型のテープ剤は、日本薬局方の粘着力試験法により評価される。

  • 92

    問182 フルチカゾンプロピオン酸エステルを有効成分とする懸濁性点鼻液に含まれる添加物に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 〔添加物〕カルボキシビニルポリマー、L-アルギニン、ベンザルコニウム塩化物、エデト酸ナトリウム水和物、ポリソルベート80、濃グリセリン、塩化ナトリウム、水酸化ナトリウム、精製水 1 ポリソルベート80は、懸濁化剤として添加されている。 2 ベンザルコニウム塩化物は、有効成分を可溶化するために添加されている。 3 塩化ナトリウムは、微生物の増殖を抑制するために添加されている。 4 カルボキシビニルポリマーは、有効成分の鼻腔内滞留性を高めるために添加されている。 5 エデト酸ナトリウム水和物は、無痛化剤として添加されている。

    1 ポリソルベート80は、懸濁化剤として添加されている。, 4 カルボキシビニルポリマーは、有効成分の鼻腔内滞留性を高めるために添加されている。

  • 93

    問183 薬物とターゲティング技術に関する記述として、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 レボドパは、主にP-糖タンパク質により選択的に脳内に取り込まれる。 2 サラゾスルファピリジンは、腸内細菌により5-アミノサリチル酸に変換される。 3 フルシトシンは、腫瘍細胞内の酵素により5-フルオロウラシルに変換される。 4 アルプロスタジルは、乳酸・グリコール酸共重合体マイクロスフェアを担体として病変部位にターゲティングされる。 5 ガラクトシル人血清アルブミンジエチレントリアミン五酢酸テクネチウムは、肝細胞膜上のアシアロ糖タンパク質受容体に強く結合する。

    2 サラゾスルファピリジンは、腸内細菌により5-アミノサリチル酸に変換される。, 5 ガラクトシル人血清アルブミンジエチレントリアミン五酢酸テクネチウムは、肝細胞膜上のアシアロ糖タンパク質受容体に強く結合する。

  • 94

    問184 スティーブンス・ジョンソン症候群に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 中毒性表皮壊死症とも呼ばれる。 2 内服薬よりも、皮膚外用薬によって発症するケースが多い。 3 視力低下をきたすことがある。 4 発熱や倦怠感などの全身症状を伴うことはまれである。 5 治療の基本は、副腎皮質ステロイド薬の全身投与である。

    3 視力低下をきたすことがある。, 5 治療の基本は、副腎皮質ステロイド薬の全身投与である。

  • 95

    問185 ギラン・バレー症候群に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 上気道感染症や消化器感染症の後に発症することが多い。 2 主に中枢神経の軸索や髄鞘が障害される。 3 原因病原体として最も多いのは真菌である。 4 下肢から上行する左右対称性の弛緩性運動麻痺がみられる。 5 副腎皮質ステロイド薬の単独療法により寛解が得られる。

    1 上気道感染症や消化器感染症の後に発症することが多い。, 4 下肢から上行する左右対称性の弛緩性運動麻痺がみられる。

  • 96

    問186 貧血の病態に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 鉄欠乏性貧血では、血清フェリチン値が上昇する。 2 巨赤芽球性貧血は、ビタミンB12や葉酸の欠乏により起こる。 3 再生不良性貧血では、汎血球減少がみられる。 4 自己免疫性溶血性貧血は、大球性貧血に分類される。 5 腎性貧血では、エリスロポエチンの産生が亢進している。

    2 巨赤芽球性貧血は、ビタミンB12や葉酸の欠乏により起こる。, 3 再生不良性貧血では、汎血球減少がみられる。

  • 97

    問187 ネフローゼ症候群で必ずみられるのはどれか。2つ選べ。 1 体重減少 2 血尿 3 タンパク尿 4 低アルブミン血症 5 低コレステロール血症

    3 タンパク尿, 4 低アルブミン血症

  • 98

    問188 42歳女性。最近、疲れやすいと感じることが多くなり、また徐々に食欲が低下し、何をするにも億劫でやる気が起こらなくなった。月経周期が乱れたため受診し、検査の結果、橋本病と診断された。この患者の状態として、考えられるのはどれか。2つ選べ。 1 体重が著しく減少している。 2 頻脈が認められる。 3 高コレステロール血症が認められる。 4 血清TSH(甲状腺刺激ホルモン)値が高い。 5 副甲状腺ホルモンの分泌が亢進している。

    3 高コレステロール血症が認められる。, 4 血清TSH(甲状腺刺激ホルモン)値が高い。

  • 99

    問189 緑内障に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 緑内障は、眼圧を正常範囲内に維持すれば症状は現れない。 2 緑内障により低下した視力は、眼圧を低下させると速やかに回復する。 3 開放隅角緑内障では、虹彩と水晶体の間の房水の流れが妨げられている。 4 開放隅角緑内障では、視野欠損が徐々に進行する。 5 急性閉塞隅角緑内障では、急性の眼痛とともに頭痛、悪心・嘔吐を伴った視力低下が起こる。

    4 開放隅角緑内障では、視野欠損が徐々に進行する。, 5 急性閉塞隅角緑内障では、急性の眼痛とともに頭痛、悪心・嘔吐を伴った視力低下が起こる。

  • 100

    問190 メニエール病の病態と治療に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 ウイルス感染症である。 2 反復性回転性めまいと耳鳴、難聴や耳閉感を併発することが多い。 3 イソソルビドは、外リンパ圧低下作用によりめまいを抑制する。 4 ペルフェナジンは、悪心・嘔吐を抑制する。 5 ベタヒスチンメシル酸塩は、外耳の血液循環を改善することによりめまいを抑制する。

    2 反復性回転性めまいと耳鳴、難聴や耳閉感を併発することが多い。, 4 ペルフェナジンは、悪心・嘔吐を抑制する。

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    薬剤師国家試験 第110回 薬学実践問題(2025年2月)

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    FP技能検定3級 学科試験 2024年5月

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    FP技能検定2級 学科試験 2024年5月

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    基本情報技術者試験 令和7年度(2025年) 科目B 公開問題

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    社会保険労務士試験 第57回 選択式 令和7年度(2025年)

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    社会保険労務士試験 第57回 択一式 令和7年度(2025年)

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    賃貸不動産経営管理士試験 第13回 令和7年度(2025年)

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    高圧ガス製造保安責任者試験 乙種化学 令和7年度(2025年)

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    高圧ガス製造保安責任者試験 乙種機械 令和7年度(2025年)

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    高圧ガス製造保安責任者試験 丙種化学(液石) 令和7年度(2025年)

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    高圧ガス製造保安責任者試験 丙種化学(特別) 令和7年度(2025年)

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    高圧ガス製造保安責任者試験 甲種化学 令和7年度(2025年)

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    高圧ガス製造保安責任者試験 甲種機械 令和7年度(2025年)

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    1級土木施工管理技士試験 第一次検定 令和7年度(2025年)

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    1級建築施工管理技士試験 第一次検定 令和7年度(2025年)

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    2級建築施工管理技士試験 第一次検定 令和7年度後期(2025年)

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    宅地建物取引士試験 令和2年度(2020年)12月実施

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    応用情報技術者試験 令和7年度(2025年)秋期 午前

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    中小企業診断士 1次試験 経営法務 令和7年度(2025年)

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    中小企業診断士 1次試験 企業経営理論 令和7年度(2025年)

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    Fragenliste

  • 1

    問91 分子軌道法に基づく基底状態の分子の電子配置に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 電子は特定の原子に属さず、分子全体に広がっている。 2 電子は一つの軌道に何個でも入ることができる。 3 一つの軌道に同じ向きのスピンをもつ電子が複数入ることができる。 4 電子はエネルギーの高い軌道から優先的に入ることがある。 5 結合次数は、(結合性軌道の電子数-反結合性軌道の電子数)/2 で与えられる。

    1 電子は特定の原子に属さず、分子全体に広がっている。, 5 結合次数は、(結合性軌道の電子数-反結合性軌道の電子数)/2 で与えられる。

  • 2

    問92 放射線及び放射壊変に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 放射壊変には0次反応速度式に従う過程と、1次反応速度式に従う過程の2通りがある。 2 放射能のSI組立単位はベクレル(Bq)であり、その定義は1秒あたりに壊変する原子核数である。 3 β⁻壊変では、生成する電子とニュートリノにエネルギーが分配されるため、電子のもつエネルギーは連続的な分布を示す。 4 X線とγ線は電磁波であり、波長で区別されている。 5 γ転移により放射されるγ線のエネルギーは、壊変する原子核種によらず一定である。

    2 放射能のSI組立単位はベクレル(Bq)であり、その定義は1秒あたりに壊変する原子核数である。, 3 β⁻壊変では、生成する電子とニュートリノにエネルギーが分配されるため、電子のもつエネルギーは連続的な分布を示す。

  • 3

    問93 状態関数と経路関数に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 熱と仕事は経路関数である。 2 温度は示量性の状態関数である。 3 エンタルピーは示強性の状態関数である。 4 熱力学第一法則より、内部エネルギーは経路関数であることがわかる。 5 状態関数の変化量は、可逆過程でも不可逆過程でも等しい。

    1 熱と仕事は経路関数である。, 5 状態関数の変化量は、可逆過程でも不可逆過程でも等しい。

  • 4

    問94 生体膜の膜電位は、膜の両側におけるイオン濃度の不均衡によって生じる。そのイオン濃度の不均衡は、生体膜が水や小さいイオンは通すが、大きなイオンは通さない半透膜の性質をもつことで生じる。 図のように、半透膜の内相にタンパク質P⁵⁻(-5の電荷をもち5 Na⁺が対イオンとなっている)の0.01 mol/L水溶液を置き、外相には濃度が0.1 mol/LのNaCl水溶液を置いておく。平衡状態に達したとき、半透膜の外相と内相のNa⁺とCl⁻の濃度には次式が成立している。 [Na⁺]外相・[Cl⁻]外相 =[Na⁺]内相・[Cl⁻]内相 平衡に達したときの半透膜の内相と外相のNa⁺の濃度の差に最も近い値はどれか。1つ選べ。ただし、浸透圧差に基づく物質の移動は考慮しないものとする。 1 0.01 mol/L 2 0.03 mol/L 3 0.05 mol/L 4 0.07 mol/L 5 0.09 mol/L

    3 0.05 mol/L

  • 5

    問95 ア~ウのグラフは、反応次数の異なる化学反応の経時変化を表したものである。これらのグラフに関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。ただし、[A]は反応物Aの濃度(懸濁液の場合は、その時点の、Aの全量を体積で割った値)、tは時間を表す。 1 傾きから反応速度定数を求められるのはアとウであるが、イでは求められない。 2 MRI信号の減衰はアのグラフと同じ変化を示す。 3 半減期がその時点での濃度によって変化しない反応は、イのグラフを示す。 4 懸濁液中の加水分解反応で、反応速度よりも溶解速度が速い場合は、ウのグラフを示す。 5 ア~ウの反応速度定数の次元は同じである。

    2 MRI信号の減衰はアのグラフと同じ変化を示す。, 4 懸濁液中の加水分解反応で、反応速度よりも溶解速度が速い場合は、ウのグラフを示す。

  • 6

    問96 分配係数は、薬物の脂溶性の指標として用いられる。ある1価の弱酸HA(pKa 5.3)がpH 5.0の緩衝液中に溶解している。この緩衝液200 mLに水と混ざり合わない有機溶媒100 mLを加えてHAを1回抽出したところ、抽出率は75%であった。この弱酸HAの分配係数KD(有機溶媒中の分子形の濃度/緩衝液中の分子形の濃度)に最も近い値はどれか。1つ選べ。ただし、温度は一定で、混合により有機溶媒と緩衝液の体積に変化はなく、イオン形(解離形)は有機層に移行しないものとする。また、10⁰·³ = 2とする。 1 4.0 2 5.0 3 6.0 4 7.0 5 9.0

    5 9.0

  • 7

    問97 日本薬局方に記載されているハロゲン化物の定性反応A~Dに関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 A 本品の溶液にア試液を加えるとき、淡黄色の沈殿を生じる。沈殿を分取し、この一部に希硝酸を加えても溶けない。また、他の一部にアンモニア水(28)を加えて振り混ぜた後、分離した液に希硝酸を加えて酸性にするとイ白濁する。 B 本品の溶液にア試液を加えるとき、ウ沈殿を生じる。この一部に希硝酸を、また、他の一部にアンモニア水(28)を追加してもいずれも沈殿は溶けない。 C 本品の溶液にア試液を加えるとき、白色の沈殿を生じる。沈殿を分取し、この一部に希硝酸を加えても溶けない。また、他の一部にエ過量のアンモニア試液を加えるとき、溶ける。 D 本品の溶液に塩素試液を加えるとき、黄褐色を呈する。これを二分し、この一部にクロロホルムを追加して振り混ぜるとき、クロロホルム層は黄褐色~赤褐色を呈する。また、他の一部にフェノールを追加するとき、オ白色の沈殿を生じる。 1 アに入る化合物は、塩化銀である。 2 下線部イの白濁は臭化銀の生成による。 3 下線部ウの沈殿は黒紫色を呈する。 4 下線部エでは銀イオンが水酸化物イオンと錯イオンを形成する。 5 下線部オの白色の沈殿は2,4,6-トリブロモフェノールである。

    2 下線部イの白濁は臭化銀の生成による。, 5 下線部オの白色の沈殿は2,4,6-トリブロモフェノールである。

  • 8

    問98 日本薬局方塩化カルシウム水和物(CaCl₂・2H₂O:147.01)の定量法に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 本品約0.4 gを精密に量り、水に溶かし、正確に200 mLとする。この液20 mLを正確に量り、水40 mL及び8 mol/L ア 2 mL を加え、更にNN指示薬0.1 gを加えた後、直ちにイ 0.02 mol/L エチレンジアミン四酢酸二水素二ナトリウム液で滴定する。ただし、滴定の終点は液の赤紫色が青色に変わるときとする。 0.02 mol/L エチレンジアミン四酢酸二水素二ナトリウム液1 mL = ウ mg CaCl₂・2H₂O 1 アに入れるべき溶液は、「アンモニア・塩化アンモニウム緩衝液」である。 2 下線部イの溶液は遮光のガラス瓶に保存する。 3 ウに入れるべき数値は、2.220である。 4 Ca²⁺とエチレンジアミン四酢酸との反応で生じたキレートの錯生成定数は、Ca²⁺とNN指示薬との反応で生じたキレートの錯生成定数より大きい。 5 本定量法では、試料溶液中にMg²⁺が共存していても、塩化カルシウム水和物を定量することができる。

    1 アに入れるべき溶液は、「アンモニア・塩化アンモニウム緩衝液」である。, 2 下線部イの溶液は遮光のガラス瓶に保存する。, 3 ウに入れるべき数値は、2.220である。, 4 Ca²⁺とエチレンジアミン四酢酸との反応で生じたキレートの錯生成定数は、Ca²⁺とNN指示薬との反応で生じたキレートの錯生成定数より大きい。, 5 本定量法では、試料溶液中にMg²⁺が共存していても、塩化カルシウム水和物を定量することができる。

  • 9

    問99 固定相としてオクタデシルシリル(ODS)化シリカゲル、移動相としてアセトニトリルと水の混合液を用いて、ベンゼン、トルエン及びエチルベンゼンの分離を液体クロマトグラフィーにより行った。この分離に関する記述のうち、正しいのはどれか。1つ選べ。 1 エチルベンゼン、トルエン、ベンゼンの順で溶出する。 2 理論段高さの値が小さいカラムに変更することにより、各成分間の分離度が向上する。 3 移動相の流速と各成分間の分離係数は比例する。 4 移動相中のアセトニトリルの割合を大きくすることにより、各成分間の分離度が向上する。 5 固定相にシリカゲル、移動相にn-ヘキサン-アセトン混液を用いても、溶出順は変わらない。

    2 理論段高さの値が小さいカラムに変更することにより、各成分間の分離度が向上する。

  • 10

    問100 キャピラリー電気泳動は、微量の試料の分析に極めて有用であり、臨床検査における血清タンパク質の分析にも用いられている。溶融シリカ毛細管を用いたキャピラリー電気泳動に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 pH 7の緩衝液を用いると、電気浸透流は陰極から陽極の方向に向かう。 2 キャピラリーゾーン電気泳動ではpH 7の緩衝液を用いると、陽イオン性物質と中性物質は同時に泳動される。 3 キャピラリーゲル電気泳動でタンパク質を分離すると、分子サイズの大きい順に検出される。 4 キャピラリー等電点電気泳動では、緩衝液に両性電解質(ポリアミノカルボン酸など)を溶解して分離を行う。 5 ミセル動電クロマトグラフィーでは、中性物質の相互分離が可能である。

    4 キャピラリー等電点電気泳動では、緩衝液に両性電解質(ポリアミノカルボン酸など)を溶解して分離を行う。, 5 ミセル動電クロマトグラフィーでは、中性物質の相互分離が可能である。

  • 11

    問101 D-リボースの構造を正しく表しているFischer投影式はどれか。1つ選べ。

    1

  • 12

    問102 1,2-ジメチルシクロヘキサンの構造Aに関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 Aはシス体である。 2 Aのエナンチオマーはアである。 3 Aのいす形配座が環反転した配座異性体はイである。 4 Aのメチル基は、両方ともエクアトリアル位に結合している。 5 Aはメチル基同士に働く1,3-ジアキシアル相互作用により不安定化されている。

    3 Aのいす形配座が環反転した配座異性体はイである。, 4 Aのメチル基は、両方ともエクアトリアル位に結合している。

  • 13

    問103 主生成物としてメソ体を与えるのはどれか。1つ選べ。

    2

  • 14

    問104 次の反応のうち、主生成物の構造を正しく示しているのはどれか。1つ選べ。ただし、各反応はそれぞれ適切な溶媒を用いて行い、反応終了後、適切な後処理を施したものとする。

    5

  • 15

    問105 日本薬局方に収載されている次の確認試験に関する記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。 「本品1 mLにヨウ素試液2 mL及びA試液2 mLを加えて振り混ぜるとき、淡黄色の沈殿を生じる。」 1 ヨウ素は求電子剤として働く。 2 イソプロパノールはこの確認試験で陽性となる。 3 化合物の構造に含まれるホルミル基の検出に用いられる。 4 Aは水酸化ナトリウムである。 5 淡黄色の沈殿はヨードホルムである。

    3 化合物の構造に含まれるホルミル基の検出に用いられる。

  • 16

    問106 ボルテゾミブは、プロテアソームのβ5サブユニットのN末端トレオニン残基と結合し複合体を形成することにより、プロテアソームの働きを阻害する。以下の記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 アで示した複素環はピリミジン環である。 2 イで示した不斉中心の立体配置はS配置である。 3 ウで示したホウ素はルイス酸として働く。 4 エで示したホウ素の形式電荷は+1である。 5 エで示したホウ素はsp³混成である。

    3 ウで示したホウ素はルイス酸として働く。, 5 エで示したホウ素はsp³混成である。

  • 17

    問107 次の抗悪性腫瘍薬のうち、DNAの塩基部分をアルキル化するのはどれか。1つ選べ。

    2

  • 18

    問108 日本薬局方収載センナに関する記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。 1 マメ科植物Cassia angustifolia VahlまたはCassia acutifolia Delileの小葉を基原とする生薬である。 2 確認試験としてマグネシウム-塩酸反応が用いられる。 3 純度試験として残留農薬(総BHC及び総DDT)の量が規定されている。 4 瀉下作用を示す活性本体は、腸内細菌により生成したアントロン類である。 5 妊婦や妊娠している可能性のある女性に使用する場合には流早産の危険性があるため注意を要する。

    2 確認試験としてマグネシウム-塩酸反応が用いられる。

  • 19

    問109 天然物由来成分の化学構造を基に開発された、血液凝固抑制作用を有するクマリン誘導体はどれか。1つ選べ。

    4

  • 20

    問110 図は、洞房結節細胞の自発性活動電位に対する自律神経の影響を示したものである。以下の記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 点線から実線への変化は、主にノルアドレナリンのアドレナリンβ1受容体刺激によるものである。 2 点線から実線への変化は、主にアセチルコリンのアセチルコリンM2受容体刺激によるものである。 3 点線から実線への変化は、心拍数の減少を表している。 4 閾値からの急速な脱分極(第0相)は、主に細胞内へのCa²⁺流入によるものである。 5 閾値からの急速な脱分極(第0相)は、主に細胞外へのNa⁺流出によるものである。

    1 点線から実線への変化は、主にノルアドレナリンのアドレナリンβ1受容体刺激によるものである。, 4 閾値からの急速な脱分極(第0相)は、主に細胞内へのCa²⁺流入によるものである。

  • 21

    問111 図は、アンジオテンシンⅡの生成経路とアンジオテンシンⅡによる血圧調節の概要を示したものである。この図の内容に関する記述のうち、正しいのはどれか。1つ選べ。 1 アンジオテンシノーゲンを分泌する組織1は、心臓である。 2 アンジオテンシノーゲンを限定分解する酵素Aは、腎臓の糸球体を流れる血液量が上昇した時に分泌量が増加する。 3 アンジオテンシンⅠを限定分解する酵素Bは、肺の毛細血管などに多く存在する。 4 アンジオテンシンⅡが作用する組織2は、副腎皮質網状層である。 5 ホルモンCは、腎臓の遠位尿細管でのNa⁺の再吸収を抑える。

    3 アンジオテンシンⅠを限定分解する酵素Bは、肺の毛細血管などに多く存在する。

  • 22

    問112 血小板に関わる分子についての記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 セロトニンは、血管の損傷部位で活性化された血小板から放出される。 2 セロトニンは、血小板のホスホジエステラーゼを活性化して、血小板凝集を抑制する。 3 アデノシン二リン酸(ADP)は、血小板内のイノシトール三リン酸(IP3)量を増加させ、血小板凝集を促進する。 4 トロンボキサンA2は、血小板内のCa²⁺濃度を上昇させ、血小板凝集を促進する。 5 プロスタグランジンI2は、血小板内のサイクリックAMP(cAMP)量を減少させ、血小板凝集を促進する。

    1 セロトニンは、血管の損傷部位で活性化された血小板から放出される。, 4 トロンボキサンA2は、血小板内のCa²⁺濃度を上昇させ、血小板凝集を促進する。

  • 23

    問113 糖新生に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 乳酸、脂肪酸、ロイシン、グルタミン酸などからグルコースを生合成する代謝経路である。 2 主に骨格筋で起こる反応である。 3 律速酵素であるホスホエノールピルビン酸カルボキシキナーゼ(PEPCK)は、ピルビン酸からホスホエノールピルビン酸を生成する。 4 糖新生の中間体であるホスホエノールピルビン酸の生成には、GTPが必要である。 5 グルカゴン刺激により、PEPCK遺伝子の発現が亢進する。

    4 糖新生の中間体であるホスホエノールピルビン酸の生成には、GTPが必要である。, 5 グルカゴン刺激により、PEPCK遺伝子の発現が亢進する。

  • 24

    問114 薬物Aに感受性のある培養細胞を用いて、その細胞内の代謝調節タンパク質Bについて調べることにした。 図1のように、培地に薬物Aを添加して細胞を1時間培養した後、培地を除去してから細胞を回収した。細胞を破砕し、低速度の遠心操作で核画分を分離回収した。さらに高速度の遠心操作で、核を除いた細胞の膜画分を分離回収した。また、対照として、培地に薬物Aを添加しなかった細胞についても同様の操作を行った。 ドデシル硫酸ナトリウムを用いたポリアクリルアミド電気泳動(SDS-PAGE)にて、核画分及び膜画分中のタンパク質を分離し、タンパク質Bに対するポリクローナル抗体を用いてウエスタンブロットを行った。SDS-PAGEは、還元剤(2-メルカプトエタノール)を添加した条件と添加しない条件の2通りの方法で行ったところ、図2に示す結果を得た。 以上の実験とその結果から推測される記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 タンパク質Bは、核膜に局在するタンパク質である。 2 タンパク質Bは、分子間ジスルフィド結合を持つ。 3 タンパク質Bから生じた約30 kDaのタンパク質は、核内に移行する。 4 タンパク質Bは、薬物Aで刺激された細胞内で3つに切断される。 5 タンパク質Bの分子量は、約50 kDaである。

    2 タンパク質Bは、分子間ジスルフィド結合を持つ。, 3 タンパク質Bから生じた約30 kDaのタンパク質は、核内に移行する。

  • 25

    問115 テロメアに関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 テロメアは、染色体の末端に存在し、特定のDNA塩基配列の繰り返し構造を含む。 2 テロメアを開始点としてDNAが複製される。 3 生殖細胞系列の分裂時には、テロメアは短縮する。 4 多くのがん細胞で、テロメアを伸長させるテロメラーゼが発現している。 5 テロメア伸長の鋳型として、tRNAが利用される。

    1 テロメアは、染色体の末端に存在し、特定のDNA塩基配列の繰り返し構造を含む。, 4 多くのがん細胞で、テロメアを伸長させるテロメラーゼが発現している。

  • 26

    問116 図は、単量体で作用する酵素のヒト遺伝子構造を示したものである。5つのエキソンを順に数字で表し、矢印A、Bは、頻度が高い2種類の遺伝子多型A、Bのそれぞれの位置を示す。多型Aはプロモーター領域に、多型Bは翻訳領域に存在する。この遺伝子は常染色体上に存在し、多型Aのヘテロ接合体では、野生型ホモ接合体と比べて、この酵素の活性がほぼ半分になる。多型Bのヘテロ接合体では、酵素活性が野生型ホモ接合体の約3/4になる。 この多型に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 多型Aは、この酵素のmRNA量に影響する。 2 多型Bは、サイレント変異である。 3 多型Aヘテロ接合体と多型Bヘテロ接合体の夫婦からは、多型Aと多型Bを両方もつ子が生まれる可能性がある。 4 多型Bの遺伝子産物のアミノ酸配列は、野生型と同一である。 5 多型Bは、逆転写酵素を用い、第2エクソン内の配列に対するRT-PCRで判定できる。

    1 多型Aは、この酵素のmRNA量に影響する。, 3 多型Aヘテロ接合体と多型Bヘテロ接合体の夫婦からは、多型Aと多型Bを両方もつ子が生まれる可能性がある。

  • 27

    問117 ヒトの免疫系の組織と細胞に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 骨髄では、造血幹細胞が分裂している。 2 胸腺では、B細胞が正の選択と負の選択を受け、形質細胞へと分化する。 3 リンパ節では、高内皮細静脈から移行したT細胞が、樹状細胞に対して抗原提示をする。 4 肝臓では、老化した赤血球が除去される一方で、血液中の抗原に対する免疫応答が行われる。 5 小腸のパイエル板では、上皮層のM細胞を介して取り込まれた抗原に対する免疫応答が行われる。

    1 骨髄では、造血幹細胞が分裂している。, 5 小腸のパイエル板では、上皮層のM細胞を介して取り込まれた抗原に対する免疫応答が行われる。

  • 28

    問118 図は、ヒト免疫グロブリンG(IgG)の構造を模式的に示したものである。領域A~領域Eで示したIgGの部分構造に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 領域Aは、個体ごとに決められた一定のアミノ酸配列を示す。 2 領域Bで、N-結合型の糖鎖修飾がなされている。 3 領域Cでは、2本のH鎖がシステイン残基間で共有結合している。 4 領域Dは、マクロファージの細胞膜上の受容体に結合する。 5 領域Eにより、IgGのサブクラスが決定される。

    3 領域Cでは、2本のH鎖がシステイン残基間で共有結合している。, 4 領域Dは、マクロファージの細胞膜上の受容体に結合する。

  • 29

    問119 細菌の細胞表面構造に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 グラム陽性細菌には、タイコ酸やリポタイコ酸が結合した厚いペプチドグリカン層が、細胞膜の内側に存在する。 2 グラム陰性細菌には、細胞膜(内膜)の外側に薄いペプチドグリカン層があり、さらにその外側には内毒素であるリポ多糖を含む外膜が存在する。 3 淋菌などナイセリア属菌には、ミコール酸と呼ばれる長鎖脂肪酸を多量に含んだ厚い脂質層が存在する。 4 マイコプラズマには、ペプチドグリカンや細胞膜が存在しない。 5 肺炎球菌には、多糖を主成分とする莢膜が存在する。

    2 グラム陰性細菌には、細胞膜(内膜)の外側に薄いペプチドグリカン層があり、さらにその外側には内毒素であるリポ多糖を含む外膜が存在する。, 5 肺炎球菌には、多糖を主成分とする莢膜が存在する。

  • 30

    問120 下表は、2020年10月1日現在の年齢区分別人口割合を示したものである。この表に基づく人口指標に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 老年化指数は250を超えている。 2 老年人口指数は50を超えている。 3 年少人口指数は20を超えている。 4 従属人口指数は80を超えている。 5 老年人口割合は25%を超えている。

    3 年少人口指数は20を超えている。, 5 老年人口割合は25%を超えている。

  • 31

    問121 疫学調査の結果に基づいて因果関係を判定する際の基準に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 関連の一致性とは、対象とする要因と疾病に関して、調査の時期、場所、対象集団などを変えても同様の結果が得られることである。 2 関連の強固性とは、疫学以外の実験的な研究で得られた知見や理論と疫学調査の結果が矛盾しないことである。 3 関連の特異性とは、要因の曝露があると相対危険度やオッズ比が統計学的に有意に高くなることである。 4 関連の時間性とは、疾病の発生以前に要因の曝露があることである。 5 関連の整合性とは、要因の曝露があれば必ず疾病の発生があり、曝露がなければ疾病の発生がないことである。

    1 関連の一致性とは、対象とする要因と疾病に関して、調査の時期、場所、対象集団などを変えても同様の結果が得られることである。, 4 関連の時間性とは、疾病の発生以前に要因の曝露があることである。

  • 32

    問122 検疫に関する記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。 1 検疫法は、国内に常在しない感染症の病原体が船舶又は航空機を介して国内に侵入することの防止を目的としている。 2 検疫感染症の患者は、入国停止、隔離、停留あるいは消毒等の措置がとられる。 3 新興感染症は、すべて検疫感染症に含まれる。 4 検疫感染症には、感染症法に定める一類感染症が含まれる。 5 検疫感染症には、感染症法に定める新型インフルエンザ等感染症が含まれる。

    3 新興感染症は、すべて検疫感染症に含まれる。

  • 33

    問123 性感染症に関する記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。 1 コンドームの使用や不特定多数との性交渉を避けることによって、感染リスクを低減することができる。 2 梅毒は、感染症法で五類感染症に分類され、全数把握が必要である。 3 我が国における後天性免疫不全症候群の患者数は、異性間よりも同性間の性的接触によるものが多い。 4 尖圭コンジローマは、ヒト単純ヘルペスウイルスを原因とする。 5 性器クラミジア感染症は、母子感染により発症することがある。

    4 尖圭コンジローマは、ヒト単純ヘルペスウイルスを原因とする。

  • 34

    問124 図は、我が国のリスク要因別の関連死亡者数を示したものである。リスク要因a~cの組合せとして、正しいのはどれか。1つ選べ。

    3

  • 35

    問125 図は、1950年代から2010年代における心疾患及び脳血管疾患の死亡率の年次推移を示したものである。疾患ア~エは、心不全、虚血性心疾患、脳梗塞、脳内出血のいずれかである。次の記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。 1 疾患アによる死亡率には、狭心症や心筋梗塞による死亡が含まれる。 2 1995年以降の疾患イの死亡率の上昇には、老年人口の割合の増加が関係している。 3 疾患ウは、脳内出血である。 4 1960年以降、疾患エの死亡率が低下した原因として、食塩摂取量の低下やタンパク質摂取量の増加がある。 5 寒冷刺激は、疾患エのリスクファクターとなる。

    3 疾患ウは、脳内出血である。

  • 36

    問126 職業性疾病と有害要因に関する記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。 1 精神障害やメンタルヘルス不調は、強い不安やストレスを感じる心理社会的要因により発症する。 2 レイノー病は、電離放射線の曝露による物理的要因により発症する。 3 けい肺や石綿肺は、粉じんの曝露による化学的要因により発症する。 4 細菌感染症やウイルス感染症は、病原体との接触による生物的要因により発症する。 5 頸肩腕症候群は、VDT(visual display terminal)作業による作業態様要因により発症する。

    2 レイノー病は、電離放射線の曝露による物理的要因により発症する。

  • 37

    問127 食物繊維に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 水溶性のものと不溶性のものがある。 2 ヒトの消化酵素で消化されず、腸内細菌によっても分解されない。 3 セルロースとリグニンは、どちらも多糖である。 4 天然の食物繊維は植物性食品由来であり、動物性食品由来のものはない。 5 「日本人の食事摂取基準(2020年版)」において、食物繊維には目標量が設定されている。

    1 水溶性のものと不溶性のものがある。, 5 「日本人の食事摂取基準(2020年版)」において、食物繊維には目標量が設定されている。

  • 38

    問128 未使用のコーン油とオリーブ油について、油脂の変質に対する温度の影響を調べる実験を行った。実験では、60℃の一定温度で7週間保存し、1週間ごとに過酸化物価(meq/kg)と酸価(mg/g)の測定を行った。結果は以下のグラフに示すとおりである。なお、実験に用いたコーン油とオリーブ油の実験開始前(開封直後)におけるヨウ素価(g/100 g)は、コーン油が124、オリーブ油が75であった。コーン油はリノール酸を、オリーブ油はオレイン酸を最も多く含む。コーン油とオリーブ油の変質試験に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 測定値Aは過酸化物価、測定値Bは酸価である。 2 コーン油は、オリーブ油よりも開封直後のヨウ素価が大きいことから、飽和脂肪酸を多く含むことがわかる。 3 コーン油は、オリーブ油よりも早い時期に測定値Aの値が上昇していることから、オリーブ油よりも酸化しやすいことがわかる。 4 コーン油とオリーブ油は、いずれも測定値Bが4週目から上昇していることから、酸化のされやすさは同じであることがわかる。 5 未使用のコーン油とオリーブ油を低温・暗所で保存した場合では、測定値Aと測定値Bの値の上昇の程度は、この実験結果よりも増加すると予想される。

    1 測定値Aは過酸化物価、測定値Bは酸価である。, 3 コーン油は、オリーブ油よりも早い時期に測定値Aの値が上昇していることから、オリーブ油よりも酸化しやすいことがわかる。

  • 39

    問129 食品成分の変化に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 メイラード反応とは、還元糖とアミノ酸が酵素的に反応し、シッフ塩基及びα-カルボニル化合物を形成する反応である。 2 チラミンは、アミノ酸脱炭酸酵素によりチロシンから生成され血圧上昇作用を示す。 3 魚の腐敗臭の原因となるトリメチルアミンは、トリメチルアミンN-オキシドが酸化されることにより生じる。 4 トリプトファンは、脱アミノ反応及び脱炭酸反応によって腐敗臭を有する硫化水素を生じる。 5 糖質が微生物により分解されて、アルコールや有機酸などの有用な化合物が生成することを発酵という。

    2 チラミンは、アミノ酸脱炭酸酵素によりチロシンから生成され血圧上昇作用を示す。, 5 糖質が微生物により分解されて、アルコールや有機酸などの有用な化合物が生成することを発酵という。

  • 40

    問130 食品の加熱により、アミノ酸が関与する反応で生じる発がん物質はどれか。2つ選べ。

    2, 4

  • 41

    問131 活性酸素に対する生体内の防御因子に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 スーパーオキシドジスムターゼ(SOD)は、スーパーオキシドアニオンを水に変換する。 2 銅(Cu)と亜鉛(Zn)を含むCu/Zn-SODは、ミトコンドリアに局在する。 3 カタラーゼは、過酸化水素を酸素と水に変換する酵素で、活性中心にヘム鉄をもつ。 4 グルタチオンペルオキシダーゼは、グルタチオン存在下で過酸化水素を水に還元する反応を触媒する。 5 グルタチオンレダクターゼは、スーパーオキシドアニオンを過酸化水素と酸素に変換する。

    3 カタラーゼは、過酸化水素を酸素と水に変換する酵素で、活性中心にヘム鉄をもつ。, 4 グルタチオンペルオキシダーゼは、グルタチオン存在下で過酸化水素を水に還元する反応を触媒する。

  • 42

    問132 農薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 フェニトロチオンは、シトクロムP₄₅₀による酸化的脱硫反応により代謝的活性化を受けてアセチルコリンエステラーゼを阻害する。 2 メソミルは、アセチルコリンエステラーゼの活性中心を可逆的にカルバモイル化する。 3 パラコートは、神経の電位依存性Na⁺チャネルに作用する。 4 アセタミプリドは、1電子還元されてラジカルを生成し、スーパーオキシドアニオンを生じる。 5 フェノトリンは、ニコチン性アセチルコリン受容体に結合し、神経を興奮させる。

    1 フェニトロチオンは、シトクロムP₄₅₀による酸化的脱硫反応により代謝的活性化を受けてアセチルコリンエステラーゼを阻害する。, 2 メソミルは、アセチルコリンエステラーゼの活性中心を可逆的にカルバモイル化する。

  • 43

    問133-135 自宅の寝室で倒れている男性が救急搬送された。簡易検査の結果をもとに、直ちに対応する解毒薬が投与された。一方、寝室にはコップの中に大量の錠剤が沈んだ飲料水が残されていた。 問133(物理・化学・生物)錠剤の成分が何かを調べるため、コップの中に残された薬剤に適切な処理をしたのち、¹H NMRスペクトル(CDCl₃溶媒中)を測定した。得られたスペクトルをデータベースと照合したところ、図に示したチャートとシグナル及び積分値が一致した。錠剤の成分として推定される医薬品Aの構造はどれか。1つ選べ。ただし、図はTMSを基準(0 ppm)とし、シグナルを積分曲線と共に示したもので、×は重溶媒中に微量に含まれるCHCl₃のシグナルである。

    1

  • 44

    問134(法規・制度・倫理)法令上、この医薬品Aが該当するのはどれか。1つ選べ。 1 麻薬 2 向精神薬 3 覚醒剤 4 指定薬物 5 要指導医薬品

    2 向精神薬

  • 45

    問135(衛生)この患者に投与された解毒薬として、適切なのはどれか。1つ選べ。 1 ネオスチグミン 2 ナロキソン 3 フルマゼニル 4 ヨウ化プラリドキシム 5 ジメルカプロール

    3 フルマゼニル

  • 46

    問136 ある食品汚染物質の耐容一日摂取量(TDI)は、下図に示した動物試験の結果から得られた無毒性量(NOAEL)に、不確実係数100を適用して定められている。この食品汚染物質のTDI(ng/kg体重/日)として、適切な値はどれか。1つ選べ。

    1 1

  • 47

    問137 In vitro遺伝毒性試験に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 不定期DNA合成(UDS)試験は、哺乳類細胞を用いて化学物質による突然変異を評価する方法である。 2 マウスリンフォーマTK試験は、哺乳類細胞を用いて化学物質による生殖細胞遺伝毒性を評価する方法である。 3 Ames試験は、細菌を用いて化学物質による復帰突然変異を評価する方法である。 4 コメットアッセイは、哺乳類細胞を用いて化学物質によるDNA鎖の切断を評価する方法である。 5 小核試験は、細菌を用いて化学物質の染色体異常誘発性を評価する方法である。

    3 Ames試験は、細菌を用いて化学物質による復帰突然変異を評価する方法である。, 4 コメットアッセイは、哺乳類細胞を用いて化学物質によるDNA鎖の切断を評価する方法である。

  • 48

    問138 天然及び人工放射性核種に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 食品から摂取される天然放射性核種の中で、最も量が多いのは⁴⁰Kである。 2 ⁴⁰Kは、α線を放出して崩壊する。 3 体内に取り込まれた人工放射性核種¹³⁷Csは、生体内で筋肉(全身)に集積する。 4 物理学的半減期が28.8年である⁹⁰Srの生物学的半減期を50年とすると、実効半減期は31.2年となる。 5 ²²⁶Raなどの天然放射性核種から放出されるα線は、β⁻線及びγ線と比較して、体内被曝による生体損傷が小さい。

    1 食品から摂取される天然放射性核種の中で、最も量が多いのは⁴⁰Kである。, 3 体内に取り込まれた人工放射性核種¹³⁷Csは、生体内で筋肉(全身)に集積する。

  • 49

    問139 上水道における浄水処理に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 凝集沈殿とろ過処理の間に行う塩素処理を前塩素処理という。 2 水中のアンモニウムイオンは、塩素消費量増加の原因となる。 3 不連続点塩素処理の目的は、トリハロメタンの生成を抑制することである。 4 オゾンによる高度浄水処理では、臭気物質などが酸化分解により除去される。 5 水中のアルカリ分と硫酸アルミニウムが反応して、水酸化アルミニウムゲルが生成し、沈降性のフロックが形成される。

    4 オゾンによる高度浄水処理では、臭気物質などが酸化分解により除去される。, 5 水中のアルカリ分と硫酸アルミニウムが反応して、水酸化アルミニウムゲルが生成し、沈降性のフロックが形成される。

  • 50

    問140 大気中の窒素酸化物に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 大気中の窒素酸化物は水分と反応して、酸性雨の原因となる。 2 サーマルNOxは、化石燃料中の窒素化合物の燃焼に由来する。 3 大気中の窒素酸化物は、非メタン炭化水素と反応して、光化学オキシダントの原因となる。 4 大気中へ排出される窒素酸化物は、大気汚染防止法により施設単位の排出基準に基づく規制(K値規制)が行われている。 5 2010年度以降における二酸化窒素の大気環境基準の達成率は、一般環境大気測定局(一般局)、自動車排出ガス測定局(自排局)のいずれにおいても約80%で推移している。

    1 大気中の窒素酸化物は水分と反応して、酸性雨の原因となる。, 3 大気中の窒素酸化物は、非メタン炭化水素と反応して、光化学オキシダントの原因となる。

  • 51

    問141 室内環境と健康に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 ヒョウダニの死骸や排泄物は、気管支ぜん息や鼻炎などのアレルギー性疾患の原因となる。 2 暖房器具の不完全燃焼で生成する一酸化炭素は、一酸化窒素よりもヘモグロビンに対する親和性が高い。 3 レジオネラ属菌が混入したエアロゾルを吸入すると、日和見感染症として肺炎を引き起こすことがある。 4 総揮発性有機化合物(TVOC)の暫定目標値は、室内空気汚染物質の毒性を基に定められている。 5 化学物質の室内濃度指針値は、それぞれの化学物質がシックハウス症候群を引き起こす閾値に不確実係数を適用して定められている。

    1 ヒョウダニの死骸や排泄物は、気管支ぜん息や鼻炎などのアレルギー性疾患の原因となる。, 3 レジオネラ属菌が混入したエアロゾルを吸入すると、日和見感染症として肺炎を引き起こすことがある。

  • 52

    問142 薬剤師法に規定されている薬剤師の業務に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 調剤に従事する薬剤師は、調剤の求めがあった場合には、正当な理由がなければ、調剤を断ってはならない。 2 処方箋中の疑わしい点について、処方医と連絡がとれない場合には、照会せずに調剤することができる。 3 薬局以外の場所では、いかなる場合も、販売又は授与の目的で調剤することはできない。 4 医師などの処方箋によらなければ、販売又は授与の目的で調剤することはできない。 5 調剤に従事する薬剤師は、薬剤師免許を携帯しなければ調剤できない。

    1 調剤に従事する薬剤師は、調剤の求めがあった場合には、正当な理由がなければ、調剤を断ってはならない。, 4 医師などの処方箋によらなければ、販売又は授与の目的で調剤することはできない。

  • 53

    問143 医薬品の開発における臨床試験に関する記述のうち、正しいのはどれか。1つ選べ。 1 第Ⅰ相試験の主な目的は、用法・用量を決定することである。 2 前期第Ⅱ相試験の主な目的は、薬物動態試験の実施である。 3 後期第Ⅱ相試験の主な目的は、臨床薬理試験の実施である。 4 第Ⅲ相試験の主な目的は、検証的試験の実施である。 5 第Ⅳ相試験の主な目的は、効能・効果を追加することである。

    4 第Ⅲ相試験の主な目的は、検証的試験の実施である。

  • 54

    問144 医薬品リスク管理計画に関する説明のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 GCP省令に基づき、医薬品の製造販売後のリスクとベネフィットを評価する。 2 安全性検討事項として、重要なリスクを特定し、それに対して安全性監視計画とリスク最小化計画を策定・実施する。 3 安全性検討事項には、特定されたリスクに加え、潜在的なものや不足情報も含まれる。 4 安全性監視計画には、添付文書の作成や改訂が含まれる。 5 リスク最小化計画には、副作用・感染症報告制度に基づく副作用評価が含まれる。

    2 安全性検討事項として、重要なリスクを特定し、それに対して安全性監視計画とリスク最小化計画を策定・実施する。, 3 安全性検討事項には、特定されたリスクに加え、潜在的なものや不足情報も含まれる。

  • 55

    問145 次の分類のうち、コンタクトレンズが該当するのはどれか。1つ選べ。 1 高度管理医療機器 2 管理医療機器 3 一般医療機器 4 再生医療等製品 5 医薬部外品

    1 高度管理医療機器

  • 56

    問146 医薬品である覚醒剤原料について、薬局における法令に基づく取扱いとして、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 かぎをかけて薬品庫に保管する。 2 麻薬と一緒に保管できる。 3 薬局で調剤するためには、覚醒剤施用機関としての指定を受ける必要がある。 4 処方箋に基づき調剤し、患者に譲渡することができる。 5 使用期限が切れた調剤前のものを廃棄した場合、30日以内に都道府県知事に届け出る。

    1 かぎをかけて薬品庫に保管する。, 4 処方箋に基づき調剤し、患者に譲渡することができる。

  • 57

    問147 個人情報の保護に関する法律(個人情報保護法)に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 個人情報の取り扱いが5,000件未満の薬局は、個人情報取扱事業者に該当しない。 2 健康保険法に基づく保険者番号及び被保険者等記号・番号は、個人情報に該当しない。 3 「匿名加工情報」とは、本人の人種、信条、社会的身分、病歴等の特に配慮を要する個人情報をいう。 4 個人情報取扱事業者は、偽りその他不正の手段により個人情報を取得してはならない。 5 個人情報取扱事業者は、原則、あらかじめ本人の同意を得ないで、個人データを第三者に提供してはならない。

    4 個人情報取扱事業者は、偽りその他不正の手段により個人情報を取得してはならない。, 5 個人情報取扱事業者は、原則、あらかじめ本人の同意を得ないで、個人データを第三者に提供してはならない。

  • 58

    問148 医療法に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 診療所は、専任薬剤師を置かなければならない。 2 病院は、20人以上の患者を入院させるための施設を有する。 3 地域医療支援病院の承認要件には、救急医療を提供する能力が含まれる。 4 特定機能病院の承認要件には、特定臨床研究に関する計画を立案し、実施する能力が含まれる。 5 臨床研究中核病院の承認要件には、高度の医療を提供する能力が含まれる。

    2 病院は、20人以上の患者を入院させるための施設を有する。, 3 地域医療支援病院の承認要件には、救急医療を提供する能力が含まれる。

  • 59

    問149 介護保険制度に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 高齢者の介護を社会全体で支え合う仕組みとして導入された。 2 財源は税金と40歳以上の国民が負担する保険料である。 3 薬剤師は、実務経験無しで、介護支援専門員の資格を取得できる。 4 ケアプランは、かかりつけの医師が作成する。 5 介護サービスを受けるために支給される金額は、年齢によって限度額が決まっている。

    1 高齢者の介護を社会全体で支え合う仕組みとして導入された。, 2 財源は税金と40歳以上の国民が負担する保険料である。

  • 60

    問150 新規感染症予防のために新しいワクチンが開発された。臨床試験ではワクチン接種群では2万人のうち10人が発症、プラセボ接種群では2万人のうち200人が発症し、ワクチンの有効率は95%であった。この新しいワクチンの接種費用は1人当たり1万円で、その他の費用は考慮しない場合、このワクチンの増分費用効果比(1人の発症を防ぐための費用)として、最も近い値はどれか。1つ選べ。 1 1万円/人 2 10万円/人 3 20万円/人 4 100万円/人 5 200万円/人

    4 100万円/人

  • 61

    問151 細胞内情報伝達系に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 ヒスタミンH1受容体が刺激されると、Gsタンパク質を介してアデニル酸シクラーゼが活性化される。 2 インスリン受容体が刺激されると、インスリン受容体βサブユニットの自己リン酸化が起こる。 3 インターフェロンα(IFN-α)受容体が刺激されると、JAK(ヤヌスキナーゼ)のチロシンキナーゼが活性化される。 4 オピオイドμ受容体が刺激されると、Gqタンパク質を介してホスホリパーゼCが活性化される。 5 心房性ナトリウム利尿ペプチド(ANP)受容体が刺激されると、可溶性グアニル酸シクラーゼが活性化される。

    2 インスリン受容体が刺激されると、インスリン受容体βサブユニットの自己リン酸化が起こる。, 3 インターフェロンα(IFN-α)受容体が刺激されると、JAK(ヤヌスキナーゼ)のチロシンキナーゼが活性化される。

  • 62

    問152 薬物依存及びその治療薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 身体依存は、薬物の反復使用により、その効果が減弱し目的の効果を得るために増量しなければならなくなった状態である。 2 コカインの長期連用は、精神依存を起こすが、身体依存を起こしにくい。 3 慢性疼痛下のがん患者に適正に使用されたモルヒネは、精神依存を起こしにくい。 4 依存性薬物は、脳内報酬系におけるドパミン作動性神経を抑制する。 5 ジスルフィラムは、グルタミン酸NMDA受容体を遮断して飲酒欲求を抑制する。

    2 コカインの長期連用は、精神依存を起こすが、身体依存を起こしにくい。, 3 慢性疼痛下のがん患者に適正に使用されたモルヒネは、精神依存を起こしにくい。

  • 63

    問153 自律神経系に作用する薬物に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 メチルエフェドリンは、交感神経終末からのノルアドレナリンの遊離を抑制することで、血管平滑筋の収縮を抑制する。 2 ナフトピジルは、アドレナリンβ2受容体を刺激することで、子宮平滑筋を弛緩させる。 3 イプラトロピウムは、アセチルコリンM1受容体を刺激することで、気管支平滑筋を弛緩させる。 4 メペンゾラートは、アセチルコリンM3受容体を遮断することで、下部消化管平滑筋の痙れん性収縮を抑制する。 5 アコチアミドは、アセチルコリンエステラーゼを阻害することで、低下した消化管運動を改善する。

    4 メペンゾラートは、アセチルコリンM3受容体を遮断することで、下部消化管平滑筋の痙れん性収縮を抑制する。, 5 アコチアミドは、アセチルコリンエステラーゼを阻害することで、低下した消化管運動を改善する。

  • 64

    問154 中枢性及び末梢性筋弛緩薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 エペリゾンは、γ-アミノ酪酸GABAB受容体を遮断して、脊髄における多シナプス反射を抑制する。 2 チザニジンは、アドレナリンα2受容体を刺激して、脊髄反射を抑制する。 3 ダントロレンは、神経筋接合部のアセチルコリンNM受容体を刺激して、持続的な脱分極を引き起こす。 4 ロクロニウムは、神経筋接合部のアセチルコリンNM受容体を競合的に遮断する。 5 A型ボツリヌス毒素は、筋小胞体のリアノジン受容体に作用して、Ca²⁺遊離を抑制する。

    2 チザニジンは、アドレナリンα2受容体を刺激して、脊髄反射を抑制する。, 4 ロクロニウムは、神経筋接合部のアセチルコリンNM受容体を競合的に遮断する。

  • 65

    問155 全身麻酔薬及び催眠薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 ゾピクロンは、メラトニンMT1受容体を刺激して、概日リズムを整える。 2 ミダゾラムは、γ-アミノ酪酸GABAA受容体の活性化を増強して、鎮静作用を示す。 3 デクスメデトミジンは、オレキシン受容体を遮断して、睡眠・覚醒サイクルを正常化する。 4 ケタミンは、グルタミン酸NMDA受容体を遮断して、鎮痛作用を示す。 5 チオペンタールは、オピオイドμ受容体を刺激して、短時間の麻酔作用を示す。

    2 ミダゾラムは、γ-アミノ酪酸GABAA受容体の活性化を増強して、鎮静作用を示す。, 4 ケタミンは、グルタミン酸NMDA受容体を遮断して、鎮痛作用を示す。

  • 66

    問156-157 22歳女性。近医を受診し、以下の経過を訴えたところ、精神科を紹介された。「仕事が多忙で残業が続いていたある日、通勤時に電車内で突然動悸が始まり、呼吸困難となり、今にも心臓が止まりそうになり、やっとの思いで次の駅で降りて救急車で病院へ運ばれたが、病院に着く頃には症状はだいぶ落ちついていた。念のため、診察を受けたが身体的には異常はなく、心電図や血液検査でも異常は認められなかった。1週間後、外出した時に、乗っていた電車の中で同じような動悸が始まり、一緒にいた友人に手を握ってもらって何とか我慢して家までたどり着いた。それ以来、発作が怖くて電車に乗れなくなった。電車通勤はやめて親に送り迎えをしてもらい、どうにか仕事には行くことができている。」 問156(病態・薬物治療)この疾患の病態と治療に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 薬物治療は原則として一生涯続ける。 2 発作と判断するには、それが起こる状況の特定が必要である。 3 予期不安を合併する場合が多い。 4 恐怖の対象となっている場所や状況に対する曝露療法が有効である。 5 呼吸困難に対して、酸素の投与が必要である。

    3 予期不安を合併する場合が多い。, 4 恐怖の対象となっている場所や状況に対する曝露療法が有効である。

  • 67

    問157(薬理)この患者の治療に用いられる可能性のある薬物に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 ロラゼパムは、γ-アミノ酪酸GABAA受容体複合体のベンゾジアゼピン結合部位に結合して、抗不安作用を示す。 2 セルトラリンは、アドレナリンβ1受容体を遮断して、発作時の自律神経症状を改善する。 3 エチゾラムは、中枢のヒスタミンH1受容体を選択的に遮断して、静穏作用を示す。 4 アルプラゾラムは、セロトニン5-HT1A受容体を刺激して、不安、焦燥、睡眠障害を改善する。 5 パロキセチンは、セロトニンの再取り込みを選択的に阻害して、抑うつ状態を改善する。

    1 ロラゼパムは、γ-アミノ酪酸GABAA受容体複合体のベンゾジアゼピン結合部位に結合して、抗不安作用を示す。, 5 パロキセチンは、セロトニンの再取り込みを選択的に阻害して、抑うつ状態を改善する。

  • 68

    問158 アレルギー性疾患の治療に用いられる薬物に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 オザグレルは、Th2サイトカインの産生を抑制して、鎮痒効果を示す。 2 トラニラストは、ヒスタミンH1受容体を遮断して、アレルギー性鼻炎を改善する。 3 プランルカストは、ロイコトリエン受容体を遮断して、気管支ぜん息の発作を予防する。 4 セラトロダストは、トロンボキサンA2(プロスタノイドTP)受容体を遮断して、気道過敏症の亢進を抑制する。 5 スプラタストは、トロンボキサン合成酵素を阻害して、じん麻疹を改善する。

    3 プランルカストは、ロイコトリエン受容体を遮断して、気管支ぜん息の発作を予防する。, 4 セラトロダストは、トロンボキサンA2(プロスタノイドTP)受容体を遮断して、気道過敏症の亢進を抑制する。

  • 69

    問159-160 60歳男性。基礎疾患を指摘されたことはない。1週間前から1日に数回めまいを感じるようになった。今朝、強いめまいとふらつきを覚え、救急外来を受診した。来院時の血圧は118/84 mmHg、脈拍数32回/分であった。心電図ではP波とQRS波が全く無関係に出現し、PP間隔とRR間隔がそれぞれ一定で、PR間隔は不規則であった。また、P波よりQRS波の出現頻度が少なかった。 問159(病態・薬物治療)この患者の初期治療に適切な薬物はどれか。2つ選べ。 1 アミオダロン 2 ニトログリセリン 3 ランジオロール 4 アトロピン 5 イソプレナリン

    4 アトロピン, 5 イソプレナリン

  • 70

    問160(薬理)抗不整脈薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 ニフェカラントは、K⁺チャネルを遮断して、心筋の活動電位の持続時間を延長する。 2 ピルシカイニドは、アドレナリンβ1受容体を遮断して、不応期を延長する。 3 ベラパミルは、Ca²⁺チャネルを遮断して、房室伝導速度を低下させる。 4 プロカインアミドは、Na⁺チャネル及びK⁺チャネルを遮断して、心電図のQT間隔を短縮する。 5 ジルチアゼムは、Na⁺チャネルを遮断して、心筋の活動電位の立ち上がり(第0相)を抑制する。

    1 ニフェカラントは、K⁺チャネルを遮断して、心筋の活動電位の持続時間を延長する。, 3 ベラパミルは、Ca²⁺チャネルを遮断して、房室伝導速度を低下させる。

  • 71

    問161 泌尿器に作用する薬物に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 ソリフェナシンは、アドレナリンα1A受容体を遮断して、前立腺平滑筋を弛緩させる。 2 ジスチグミンは、コリンエステラーゼを阻害して、アセチルコリンによる膀胱排尿筋の収縮を増強する。 3 シロドシンは、アセチルコリンM3受容体を遮断して、膀胱括約筋を収縮させる。 4 タダラフィルは、ホスホジエステラーゼⅤを活性化して、前立腺平滑筋を弛緩させる。 5 ミラベグロンは、アドレナリンβ3受容体を刺激して、膀胱排尿筋を弛緩させる。

    2 ジスチグミンは、コリンエステラーゼを阻害して、アセチルコリンによる膀胱排尿筋の収縮を増強する。, 5 ミラベグロンは、アドレナリンβ3受容体を刺激して、膀胱排尿筋を弛緩させる。

  • 72

    問162 胃・十二指腸潰瘍治療薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 ファモチジンは、胃の壁細胞に存在するヒスタミンH2受容体を遮断することで、胃運動促進作用を示す。 2 ボノプラザンは、K⁺と競合してH⁺,K⁺-ATPaseを可逆的に阻害することで、胃酸分泌抑制作用を示す。 3 レバミピドは、ドパミンD2受容体を遮断することで、胃運動促進作用を示す。 4 ミソプロストールは、プロスタノイドEP受容体を刺激することで、胃酸分泌抑制作用と胃粘液分泌促進作用を示す。 5 ピレンゼピンは、ペプシンに結合することで、その活性を抑制する。

    2 ボノプラザンは、K⁺と競合してH⁺,K⁺-ATPaseを可逆的に阻害することで、胃酸分泌抑制作用を示す。, 4 ミソプロストールは、プロスタノイドEP受容体を刺激することで、胃酸分泌抑制作用と胃粘液分泌促進作用を示す。

  • 73

    問163 2型糖尿病の治療に使用される薬物に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 ミチグリニドは、スルホニル尿素受容体に結合してATP感受性K⁺チャネルを遮断することで、膵β細胞の細胞膜を脱分極させる。 2 ピオグリタゾンは、ペルオキシソーム増殖剤応答性受容体γ(PPARγ)を活性化することで、脂肪細胞の分化を促進する。 3 イプラグリフロジンは、ナトリウム-グルコース共輸送体2(SGLT2)を阻害することで、小腸でのグルコースの吸収を選択的に抑制する。 4 リナグリプチンは、グルカゴン様ペプチド-1(GLP-1)受容体を活性化することで、グルコース濃度依存的にインスリン分泌を促進する。 5 メトホルミンは、AMP活性化プロテインキナーゼ(AMPK)を阻害することで、骨格筋でのグルコーストランスポーター4(GLUT4)の細胞膜への移行を促進する。

    1 ミチグリニドは、スルホニル尿素受容体に結合してATP感受性K⁺チャネルを遮断することで、膵β細胞の細胞膜を脱分極させる。, 2 ピオグリタゾンは、ペルオキシソーム増殖剤応答性受容体γ(PPARγ)を活性化することで、脂肪細胞の分化を促進する。

  • 74

    問164 性ホルモン関連薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 フルタミドは、前立腺細胞のアンドロゲン受容体を遮断して、前立腺がんの増大を抑制する。 2 メテノロンは、エストロゲン受容体を刺激して、再生不良性貧血を改善する。 3 エキセメスタンは、子宮内膜のエストロゲン受容体を遮断して、子宮内膜がんの増大を抑制する。 4 デガレリクスは、視床下部のエストロゲン受容体を遮断して、排卵を誘発する。 5 レトロゾールは、アロマターゼを阻害して、エストロゲン合成を阻害する。

    1 フルタミドは、前立腺細胞のアンドロゲン受容体を遮断して、前立腺がんの増大を抑制する。, 5 レトロゾールは、アロマターゼを阻害して、エストロゲン合成を阻害する。

  • 75

    問165-166 60歳男性。仕事が忙しく睡眠不足が続いていた。ある日、右側胸部にかゆみを伴った皮疹が現れ、強い痛みも生じたため受診し、帯状疱疹と診断された。 問165(病態・薬物治療)この患者に関する記述のうち、適切なのはどれか。2つ選べ。 1 疲労やストレスが発症の要因となった可能性が高い。 2 皮疹は血管に沿って全身に拡がっていく。 3 病原体は麻しんと同じである。 4 皮疹出現の約2週間前に感染したと考えられる。 5 副腎皮質ステロイド薬を用いる場合、抗ウイルス薬を併用する。

    1 疲労やストレスが発症の要因となった可能性が高い。, 5 副腎皮質ステロイド薬を用いる場合、抗ウイルス薬を併用する。

  • 76

    問166(薬理)抗ウイルス薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 アメナメビルは、帯状疱疹ウイルスのヘリカーゼ・プライマーゼ複合体のDNA依存性ATPase活性を阻害して、mRNAの合成を阻害する。 2 ガンシクロビルは、サイトメガロウイルスのチミジンキナーゼにより一リン酸化された後、宿主細胞キナーゼで三リン酸化体まで変換されて、ウイルスのRNAポリメラーゼを阻害する。 3 オセルタミビルは、インフルエンザウイルスが宿主細胞から遊離する際に働くノイラミニダーゼを阻害して、インフルエンザウイルスの増殖を抑制する。 4 ホスカルネットは、サイトメガロウイルスのRNAポリメラーゼのピロリン酸結合部位に結合して、RNAの合成を阻害する。 5 アシクロビルは、三リン酸化体に変換されて、帯状疱疹ウイルスに感染した宿主細胞内でデオキシグアノシン三リン酸(dGTP)と競合して、ウイルスのDNAポリメラーゼを阻害する。

    3 オセルタミビルは、インフルエンザウイルスが宿主細胞から遊離する際に働くノイラミニダーゼを阻害して、インフルエンザウイルスの増殖を抑制する。, 5 アシクロビルは、三リン酸化体に変換されて、帯状疱疹ウイルスに感染した宿主細胞内でデオキシグアノシン三リン酸(dGTP)と競合して、ウイルスのDNAポリメラーゼを阻害する。

  • 77

    問167 急性白血病治療薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 シクロホスファミドは、活性酸素を発生させて、DNAを切断する。 2 ビンクリスチンは、チュブリンの重合を促進して、微小管を安定化させる。 3 シタラビンは、細胞内で三リン酸化されて、DNAポリメラーゼを阻害する。 4 ダウノルビシンは、RNAポリメラーゼを特異的に阻害する。 5 イマチニブは、Bcr-Ablチロシンキナーゼを阻害する。

    3 シタラビンは、細胞内で三リン酸化されて、DNAポリメラーゼを阻害する。, 5 イマチニブは、Bcr-Ablチロシンキナーゼを阻害する。

  • 78

    問168 図のように薬物Aは酵素アに作用する。薬物A及び酵素アに関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 薬物Aは、酵素アによって、ドパミンに異化される。 2 薬物Aは、酵素アを阻害して、末梢でのレボドパからドパミンへの異化を抑制する。 3 薬物Aは、酵素アを阻害して、脳内ドパミンの酸化を抑制する。 4 エンタカポンは、酵素アを阻害して、末梢でのレボドパから3-O-メチルドパへの異化を抑制する。 5 ドロキシドパは、酵素アによってノルアドレナリンに異化される。

    2 薬物Aは、酵素アを阻害して、末梢でのレボドパからドパミンへの異化を抑制する。, 5 ドロキシドパは、酵素アによってノルアドレナリンに異化される。

  • 79

    問169 線形薬物動態を示す薬物A 10 mgを静脈内投与あるいは経口投与した後の血中濃度時間曲線下面積(AUC)は、それぞれ500 ng・h/mL、150 ng・h/mLであった。経口投与後の薬物Aの消化管上皮細胞への移行率と肝抽出率を算出したところ、それぞれ90%と45%であった。また、胆汁中及び尿中に未変化体薬物は検出されなかった。薬物Aが消化管上皮細胞での代謝を免れる率として、最も近いのはどれか。1つ選べ。 1 10% 2 20% 3 30% 4 60% 5 75%

    4 60%

  • 80

    問170 ある薬物のアルブミンへの結合に関する両逆数プロットを実線で表し、また、この薬物のアルブミンへの結合が別の薬物の共存により競合的に阻害された場合を点線で表すとき、正しい図はどれか。1つ選べ。ただし、図中のrはアルブミン1分子あたりに結合している薬物の分子数を、[Df]は非結合形薬物濃度を示す。

    3

  • 81

    問171 プラバスタチンの体内動態に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 プラバスタチンは、シトクロムP₄₅₀による代謝を受けやすい。 2 プラバスタチンは、胆管側膜に存在するMultidrug Resistance-associated Protein 2(MRP2)により胆汁中に分泌される。 3 プラバスタチンは、キニジンとの併用により中枢移行量が増える。 4 プラバスタチンの血中濃度は、シクロスポリンとの併用により上昇する。 5 プラバスタチンは、有機カチオントランスポーターOCT1を介して肝細胞内に取り込まれる。

    2 プラバスタチンは、胆管側膜に存在するMultidrug Resistance-associated Protein 2(MRP2)により胆汁中に分泌される。, 4 プラバスタチンの血中濃度は、シクロスポリンとの併用により上昇する。

  • 82

    問172 細切した肝臓をホモジナイザーで破砕し遠心分離を繰り返すと細胞内小器官を大まかに分けることができる。主に薬物代謝に関わるシトクロムP₄₅₀が存在する画分として、最も適切なのはどれか。1つ選べ。

    3 c

  • 83

    問173 薬物の腸肝循環に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 胆管閉塞で血中半減期が短縮する。 2 抗菌薬の内服による影響を受けることがある。 3 静脈内投与された薬物では起こらない。 4 腸内細菌のβ-グルクロニダーゼが阻害されると血中半減期が延長する。 5 経口投与後の血中濃度において、ピークが二峰性を示すことがある。

    2 抗菌薬の内服による影響を受けることがある。, 5 経口投与後の血中濃度において、ピークが二峰性を示すことがある。

  • 84

    問174 薬物の血中濃度(C)の経時変化が下図のようになったため、体循環コンパートメントと末梢コンパートメントからなる線形2-コンパートメントモデルで解析し、次の式の形で表した。 C = A・e^(-α・t) + B・e^(-β・t) ただし、A、B、α、βは定数、tは時間であり、投与量をDとする。このときの薬物動態パラメータに関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 終末相(β相)における消失速度定数(β)は、図の②の部分の傾きから求められる。 2 分布相(α相)における消失速度定数(α)は、図の①の部分の傾きから求められる。 3 血中濃度時間曲線下面積は、(A + B)/(α + β)で表すことができる。 4 投与直後の薬物血中濃度はA + Bで表すことができる。 5 体循環コンパートメントの分布容積はD/Aで表すことができる。

    1 終末相(β相)における消失速度定数(β)は、図の②の部分の傾きから求められる。, 4 投与直後の薬物血中濃度はA + Bで表すことができる。

  • 85

    問175 フェニトイン100 mg錠を1回1錠、1日3回服用するところ、誤って1回1錠、1日2回しか服用していなかった。その時の患者のフェニトインの血中濃度は4 ng/mLであった。この患者が処方どおりに1日3回服用した場合のフェニトインの血中濃度(ng/mL)として、最も近い値はどれか。1つ選べ。ただし、フェニトインの血中濃度は定常状態における平均値であるものとし、フェニトインの体内からの消失はMichaelis-Menten式で表され、Michaelis定数を4 ng/mL、バイオアベイラビリティを100%とする。 1 6 2 12 3 16 4 20 5 24

    4 20

  • 86

    問176 図は、well-stirred modelに基づいた肝臓からの薬物消失モデルを示したものである。このモデルに関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。ただし、CLintは肝固有クリアランス、fuは血中タンパク非結合形分率、Cinは肝臓に流入する部位における血中薬物濃度、Coutは肝臓から流出する部位における血中薬物濃度、Qhは肝血流量とする。 1 肝臓中の非結合形薬物濃度は不均一である。 2 肝組織中の非結合形薬物濃度はCinに等しい。 3 肝臓からの見かけの薬物消失速度は、CLint・fu・Coutと表される。 4 肝臓における薬物量の変化速度は、Qh・Cin − Qh・Cout − CLint・fu・Coutと表される。 5 定常状態におけるCLintはQhにほぼ等しい。

    3 肝臓からの見かけの薬物消失速度は、CLint・fu・Coutと表される。, 4 肝臓における薬物量の変化速度は、Qh・Cin − Qh・Cout − CLint・fu・Coutと表される。

  • 87

    問177 粉体の性質に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 顕微鏡法により得られた粒子の投影像を一定方向の2本の平行線で挟んだとき、平行線間の長さに相当する粒子径をマーチン径という。 2 同一粉体において、質量基準による粒度分布の平均粒子径より、個数基準による粒度分布の平均粒子径の方が小さい。 3 水溶性の結晶性粉体の臨界相対湿度は、水不溶性の結晶性粉体と混合することで低下する。 4 真密度1.4 g/cm³、空隙率0.5の粉末70 gの空隙体積が2/5になるまで圧縮した際のみかけの密度は1.0 g/cm³である。 5 試料粉体の比表面積と平均粒子径が比例することから、比表面積を測定することで試料粉体の平均粒子径を求めることができる。

    2 同一粉体において、質量基準による粒度分布の平均粒子径より、個数基準による粒度分布の平均粒子径の方が小さい。, 4 真密度1.4 g/cm³、空隙率0.5の粉末70 gの空隙体積が2/5になるまで圧縮した際のみかけの密度は1.0 g/cm³である。

  • 88

    問178 固体薬物の溶解速度を回転円盤法を用いて温度一定の条件で測定したところ、図のような結果となった。試験液中の薬物濃度(C)が薬物の溶解度(Cs)の半分に達するまでの時間(min)に最も近いのはどれか。1つ選べ。ただし、実験開始時の試験液中の薬物濃度は0、円盤の有効表面積(1 cm²)は試験中に変化せず、溶解はシンク条件において拡散律速で進行するものとする。なお、ln2 = 0.69とする。 1 3.5 2 7.0 3 10.5 4 14.0 5 17.5

    2 7.0

  • 89

    問179 図の装置を用いて、懸濁剤に分散している球状の粉末粒子の粒子径を測定した。本測定に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。ただし、分散媒、分散粒子の密度はそれぞれ1.0 g/cm³、2.0 g/cm³とする。 1 アンドレアゼンピペットを用いた沈降法による粒子径測定である。 2 ラングミュア式を利用して粒子径を算出する。 3 コロイド粒子の粒子径を測定することができる。 4 懸濁剤に分散している粒子径を1/3にすると、分散粒子の沈降速度は1/3になる。 5 増粘剤添加により分散媒の粘度を1.6倍、分散媒の密度を1.2 g/cm³にすると、分散粒子の沈降時間は2倍になる。

    1 アンドレアゼンピペットを用いた沈降法による粒子径測定である。, 5 増粘剤添加により分散媒の粘度を1.6倍、分散媒の密度を1.2 g/cm³にすると、分散粒子の沈降時間は2倍になる。

  • 90

    問180 図は、pH 7.4、37℃の緩衝液中におけるある弱酸性薬物の加水分解に対するシクロデキストリン添加の影響を示したものである。本実験条件において、この薬物とシクロデキストリンはモル比1:1で複合体を形成する。 ここで、kfは薬物自体の分解速度定数(2.26 × 10⁻³ h⁻¹)、kobs(h⁻¹)は見かけの薬物分解速度定数(h⁻¹)、K1:1は複合体の安定度定数((mol/L)⁻¹)、kcは複合体中の薬物分解速度定数(h⁻¹)、[CD]tはシクロデキストリンの総濃度(mol/L)としたとき、次のような関係式が成立する。 1/(kf − kobs) = 1/(K1:1(kf − kc)) × 1/[CD]t + 1/(kf − kc) 以下の記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 この薬物との複合体の安定度定数は190(mol/L)⁻¹である。 2 複合体中の薬物の加水分解速度定数は6.02 × 10⁻¹ h⁻¹である。 3 シクロデキストリンの添加濃度の上昇にしたがい、この薬物の見かけの加水分解速度定数は増大する。 4 シクロデキストリンは、この薬物の加水分解に対して安定化効果を示す。 5 複合体形成によるこの薬物の安定化効果はpHによって変化しない。

    1 この薬物との複合体の安定度定数は190(mol/L)⁻¹である。, 3 シクロデキストリンの添加濃度の上昇にしたがい、この薬物の見かけの加水分解速度定数は増大する。

  • 91

    問181 皮膚に使用する製剤に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 油脂性基剤である単軟膏や白色軟膏は、乾燥型及び湿潤型いずれの皮膚疾患にも使用できる。 2 水溶性基剤であるマクロゴールは、分子量が大きくなると水に不溶になる。 3 水溶性ゲル基剤は、損傷皮膚を含めた様々な状態の皮膚に安全に使用できる。 4 吸水クリームと親水クリームは、いずれもサラシミツロウを含んでいる。 5 マトリックス型のテープ剤は、日本薬局方の粘着力試験法により評価される。

    1 油脂性基剤である単軟膏や白色軟膏は、乾燥型及び湿潤型いずれの皮膚疾患にも使用できる。, 5 マトリックス型のテープ剤は、日本薬局方の粘着力試験法により評価される。

  • 92

    問182 フルチカゾンプロピオン酸エステルを有効成分とする懸濁性点鼻液に含まれる添加物に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 〔添加物〕カルボキシビニルポリマー、L-アルギニン、ベンザルコニウム塩化物、エデト酸ナトリウム水和物、ポリソルベート80、濃グリセリン、塩化ナトリウム、水酸化ナトリウム、精製水 1 ポリソルベート80は、懸濁化剤として添加されている。 2 ベンザルコニウム塩化物は、有効成分を可溶化するために添加されている。 3 塩化ナトリウムは、微生物の増殖を抑制するために添加されている。 4 カルボキシビニルポリマーは、有効成分の鼻腔内滞留性を高めるために添加されている。 5 エデト酸ナトリウム水和物は、無痛化剤として添加されている。

    1 ポリソルベート80は、懸濁化剤として添加されている。, 4 カルボキシビニルポリマーは、有効成分の鼻腔内滞留性を高めるために添加されている。

  • 93

    問183 薬物とターゲティング技術に関する記述として、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 レボドパは、主にP-糖タンパク質により選択的に脳内に取り込まれる。 2 サラゾスルファピリジンは、腸内細菌により5-アミノサリチル酸に変換される。 3 フルシトシンは、腫瘍細胞内の酵素により5-フルオロウラシルに変換される。 4 アルプロスタジルは、乳酸・グリコール酸共重合体マイクロスフェアを担体として病変部位にターゲティングされる。 5 ガラクトシル人血清アルブミンジエチレントリアミン五酢酸テクネチウムは、肝細胞膜上のアシアロ糖タンパク質受容体に強く結合する。

    2 サラゾスルファピリジンは、腸内細菌により5-アミノサリチル酸に変換される。, 5 ガラクトシル人血清アルブミンジエチレントリアミン五酢酸テクネチウムは、肝細胞膜上のアシアロ糖タンパク質受容体に強く結合する。

  • 94

    問184 スティーブンス・ジョンソン症候群に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 中毒性表皮壊死症とも呼ばれる。 2 内服薬よりも、皮膚外用薬によって発症するケースが多い。 3 視力低下をきたすことがある。 4 発熱や倦怠感などの全身症状を伴うことはまれである。 5 治療の基本は、副腎皮質ステロイド薬の全身投与である。

    3 視力低下をきたすことがある。, 5 治療の基本は、副腎皮質ステロイド薬の全身投与である。

  • 95

    問185 ギラン・バレー症候群に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 上気道感染症や消化器感染症の後に発症することが多い。 2 主に中枢神経の軸索や髄鞘が障害される。 3 原因病原体として最も多いのは真菌である。 4 下肢から上行する左右対称性の弛緩性運動麻痺がみられる。 5 副腎皮質ステロイド薬の単独療法により寛解が得られる。

    1 上気道感染症や消化器感染症の後に発症することが多い。, 4 下肢から上行する左右対称性の弛緩性運動麻痺がみられる。

  • 96

    問186 貧血の病態に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 鉄欠乏性貧血では、血清フェリチン値が上昇する。 2 巨赤芽球性貧血は、ビタミンB12や葉酸の欠乏により起こる。 3 再生不良性貧血では、汎血球減少がみられる。 4 自己免疫性溶血性貧血は、大球性貧血に分類される。 5 腎性貧血では、エリスロポエチンの産生が亢進している。

    2 巨赤芽球性貧血は、ビタミンB12や葉酸の欠乏により起こる。, 3 再生不良性貧血では、汎血球減少がみられる。

  • 97

    問187 ネフローゼ症候群で必ずみられるのはどれか。2つ選べ。 1 体重減少 2 血尿 3 タンパク尿 4 低アルブミン血症 5 低コレステロール血症

    3 タンパク尿, 4 低アルブミン血症

  • 98

    問188 42歳女性。最近、疲れやすいと感じることが多くなり、また徐々に食欲が低下し、何をするにも億劫でやる気が起こらなくなった。月経周期が乱れたため受診し、検査の結果、橋本病と診断された。この患者の状態として、考えられるのはどれか。2つ選べ。 1 体重が著しく減少している。 2 頻脈が認められる。 3 高コレステロール血症が認められる。 4 血清TSH(甲状腺刺激ホルモン)値が高い。 5 副甲状腺ホルモンの分泌が亢進している。

    3 高コレステロール血症が認められる。, 4 血清TSH(甲状腺刺激ホルモン)値が高い。

  • 99

    問189 緑内障に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 緑内障は、眼圧を正常範囲内に維持すれば症状は現れない。 2 緑内障により低下した視力は、眼圧を低下させると速やかに回復する。 3 開放隅角緑内障では、虹彩と水晶体の間の房水の流れが妨げられている。 4 開放隅角緑内障では、視野欠損が徐々に進行する。 5 急性閉塞隅角緑内障では、急性の眼痛とともに頭痛、悪心・嘔吐を伴った視力低下が起こる。

    4 開放隅角緑内障では、視野欠損が徐々に進行する。, 5 急性閉塞隅角緑内障では、急性の眼痛とともに頭痛、悪心・嘔吐を伴った視力低下が起こる。

  • 100

    問190 メニエール病の病態と治療に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 ウイルス感染症である。 2 反復性回転性めまいと耳鳴、難聴や耳閉感を併発することが多い。 3 イソソルビドは、外リンパ圧低下作用によりめまいを抑制する。 4 ペルフェナジンは、悪心・嘔吐を抑制する。 5 ベタヒスチンメシル酸塩は、外耳の血液循環を改善することによりめまいを抑制する。

    2 反復性回転性めまいと耳鳴、難聴や耳閉感を併発することが多い。, 4 ペルフェナジンは、悪心・嘔吐を抑制する。