薬剤師国家試験 第105回 薬学理論問題(2020年2月)

厚生労働省「第105回薬剤師国家試験(令和2年2月22日・23日実施)」の薬学理論問題(問91〜問195)より作成。 出典(問題PDF 1日目②): https://www.mhlw.go.jp/content/000610331.pdf 出典(問題PDF 1日目③): https://www.mhlw.go.jp/content/000610332.pdf 出典(正答PDF): https://www.mhlw.go.jp/content/000611768.pdf 出典(正誤表PDF): https://www.mhlw.go.jp/content/000610336.pdf 出典(試験実施要項一覧): https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198922.html

薬剤師国家試験 第105回 薬学理論問題(2020年2月)
105 Fragen • vor 6 Tagen#薬剤師
厚生労働省「第105回薬剤師国家試験(令和2年2月22日・23日実施)」の薬学理論問題(問91〜問195)より作成。 出典(問題PDF 1日目②): https://www.mhlw.go.jp/content/000610331.pdf 出典(問題PDF 1日目③): https://www.mhlw.go.jp/content/000610332.pdf 出典(正答PDF): https://www.mhlw.go.jp/content/000611768.pdf 出典(正誤表PDF): https://www.mhlw.go.jp/content/000610336.pdf 出典(試験実施要項一覧): https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198922.html
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  • 1

    問91 日本薬局方において、L-エチルシステイン塩酸塩の純度試験は以下のように規定されている。この純度試験に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 純度試験 (1) 硫酸塩 本品0.6 gをとり、試験を行う。比較液には0.005 mol/L[ア]0.35 mLを加える(0.028%以下)。 (2) 重金属 本品1.0 gをとり、第1法により操作し、試験を行う。比較液には[イ]標準液1.0 mLを加える([ウ]ppm以下)。 ただし、重金属試験法第1法では、医薬品各条に規定する量の試料をネスラー管にとり、水適量に溶かし、40 mLとする。これに希酢酸2 mL及び水を加えて50 mLとし、検液とする。比較液は、医薬品各条に規定する量の[イ]標準液をネスラー管にとり、希酢酸2 mL及び水を加えて50 mLとする。 また、[イ]標準液1.0 mL中には[イ]0.01 mgが含まれる。 1 硫酸塩試験法においては、検液及び比較液に、2,2'-ビピリジル試液2 mLずつを加えて混和し、黒色の背景を用いて混濁を比較する。 2 重金属試験法においては、検液及び比較液に、硫化ナトリウム試液1滴ずつを加えて混和し、白色の背景を用いて液の色を比較する。 3 [ア]は塩化バリウムである。 4 [イ]は鉛である。 5 [ウ]に入る数値は100である。

    2, 4

  • 2

    問92 酢酸亜鉛は、ウィルソン病や低亜鉛血症の治療薬として用いられているが、副作用として銅欠乏症を生じる場合がある。亜鉛化合物の定量には一般にキレート滴定法が用いられる。日本薬局方において、酸化亜鉛(ZnO:81.38)の定量法は以下のように規定されている。この定量法に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 本品を850℃で1時間強熱し、その約0.8 gを精密に量り、水2 mL及び塩酸3 mLに溶かし、水を加えて正確に100 mLとする。この液10 mLを正確に量り、水80 mLを加え、水酸化ナトリウム溶液(1→50)をわずかに(1)沈殿を生じるまで加え、次に(2)pH10.7のアンモニア・塩化アンモニウム緩衝液5 mLを加えた後、0.05 mol/Lエチレンジアミン四酢酸二水素二ナトリウム液で滴定する(指示薬:[ア]0.04 g) 0.05 mol/Lエチレンジアミン四酢酸二水素二ナトリウム液1 mL=[イ]mg ZnO 1 波下線部(1)の沈殿は水酸化亜鉛(Zn(OH)2)である。 2 波下線部(2)の操作は、エチレンジアミン四酢酸と金属の錯体を作りやすくするために行う。 3 [ア]は、クリスタルバイオレットである。 4 滴定終点において、指示薬[ア]がエチレンジアミン四酢酸と結合して変色する。 5 [イ]に入る数値は2.035である。

    1, 2

  • 3

    問93 フルオレセインナトリウムは、蛍光眼底造影剤として用いられている。図にフルオレセインナトリウム水溶液の励起スペクトル及び蛍光スペクトルを示す。このスペクトルを測定する際の蛍光光度法に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 (図:横軸400-600、破線と実線のスペクトル。波長400-600、相対蛍光強度0-500) 1 図中の破線が蛍光スペクトル、実線が励起スペクトルである。 2 横軸の波長の単位はμmである。 3 フルオレセインナトリウムの蛍光強度は、希薄溶液であれば濃度に比例する。 4 一般に光源として、キセノンランプを用いる。 5 温度が変化してもフルオレセインナトリウムの蛍光強度には変化がない。

    3, 4

  • 4

    問94 ボルツマン分布は、異なるエネルギー準位E1、E2(E1<E2)をもつ分子の数をそれぞれN1、N2としたときの、熱平衡状態における両者の比(N2/N1)に関する情報を与える(下式参照)。ボルツマン分布に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 N2/N1 = exp{−(E2−E1)/(kB・[A])} kB:ボルツマン定数 1 式中の[A]に入る物理量は体積である。 2 常にN2/N1<1が成り立つ。 3 E1とE2の差が大きいほどN2/N1が小さくなる。 4 温度が高いほどN2/N1が小さくなる。 5 N2/N1=1/eとなるときの(E2−E1)を活性化エネルギーという。

    2, 3

  • 5

    問95 ある分子X(初濃度100 mmol/L)が分解して2分子のY(初濃度0 mmol/L)が生成する反応 X→2Y において、下のグラフはXの濃度の時間変化を表す。この反応に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 (グラフ:横軸 時間0-90分、縦軸 Xの濃度 0-100 mmol/L。指数減衰的な曲線) 1 横軸の時間10分でのYの濃度は、同じ時間のXの濃度の2倍である。 2 この分解反応は、一次反応である。 3 この分解反応の速度定数の符号は負である。 4 同じ時間でのXとYの濃度変化曲線の接線の傾きの絶対値は等しい。 5 Xの濃度が初濃度の1/2になるまでにかかる時間は、Yの濃度が100 mmol/Lから150 mmol/Lになるまでにかかる時間と等しい。

    2, 5

  • 6

    問96 0.100 mol/Lリン酸二水素一ナトリウム水溶液10.00 mLを0.100 mol/L水酸化ナトリウム水溶液で中和滴定する。この滴定に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。ただし、リン酸は三塩基酸で、pKa1=2.12、pKa2=7.21、pKa3=12.32であり、log10 2=0.301、log10 3=0.477とする。 1 10.00 mLを正確に量るために、メスピペットが用いられる。 2 滴定前のリン酸二水素一ナトリウム水溶液のpHは約1.6である。 3 水酸化ナトリウム水溶液を9.00 mL加えたとき、滴定溶液のpHは約8.2である。 4 水酸化ナトリウム水溶液を10.00 mL加えたとき、滴定溶液のpHは約9.8である。 5 この滴定の終点(10.00 mL付近)の検出には、pH指示薬としてメチルオレンジが適している。

    3, 4

  • 7

    問97 以下の記述は、L-バリン(C5H11NO2)の薄層クロマトグラフィー(TLC)に関するものである。 本品0.10 gを水25 mLに溶かし、試料溶液とする。試料溶液5 μLをTLC用シリカゲルを用いて調製した薄層板にスポットする。次に1-ブタノール/水/酢酸(100)混液(3:1:1)を展開溶媒として約10 cm展開した後、薄層板を80℃で30分間乾燥する。これに試薬[A]のアセトン溶液(1→50)を均等に噴霧した後、80℃で5分間加熱する。 このクロマトグラフィーに関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 このクロマトグラフィーの分離モードはイオン交換である。 2 試薬[A]はニンヒドリンである。 3 L-バリンのスポットは黄色を呈する。 4 試料にL-ロイシン(C6H13NO2)が混在するとき、そのRf値はL-バリンのRf値より小さい。 5 この試験でL-バリンのRf値より大きなRf値を給する不純物は、逆相分配クロマトグラフィーにおいては保持時間が一般にL-バリンより大きくなる。

    2, 5

  • 8

    問98 分子間相互作用の名称と特徴の組合せとして正しいのはどれか。2つ選べ。 1 分散力:無極性分子同士を含め、全ての物質の間にはたらく相互作用で、物質の分極率が大きいほど強くなる。 2 水素結合:電気陰性度の大きな原子に結合した水素原子と、別の電気陰性度の大きな原子間で形成される相互作用で、共有結合と同程度の相互作用エネルギーを示す。 3 疎水性相互作用:水中における疎水性分子同士の発熱的な相互作用で、相互作用エネルギーは分子間距離の6乗に反比例する。 4 静電的相互作用:イオン間の相互作用で、その相互作用エネルギーはイオン間距離の2乗に反比例し、媒体の誘電率に比例する。 5 電荷移動相互作用:電子供与体と電子受容体の間の相互作用であり、ヨウ素(I2)-デンプン反応で青紫色に着色する要因となる。

    1, 5

  • 9

    問99 放射線と物質の相互作用に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 ガイガー・ミュラー(GM)計数管は、アルゴンなどの不活性気体が放射線により電離することを利用して放射線を検出する。 2 γ線は光電効果を示すが、コンプトン散乱は示さない。 3 α線の電離作用の強さは、線源からの距離に反比例する。 4 β−線が原子核近傍を通過するときエネルギーの損失が起こり、そのエネルギーに見合ったX線が放射されることがある。 5 金属銀に放射線が作用すると、金属銀が酸化されて銀イオンになる。

    1, 4

  • 10

    問100 生体における膜電位の原理を理解するためには、濃淡電池の作動原理を知ることが必要である。電解質として用いる硫酸亜鉛の濃度のみが異なる2つの亜鉛半電池を塩橋でつないだ化学電池の模式図を以下に示す。標準圧力下、298 Kにおいて半電池Rの硫酸亜鉛の初濃度を0.1 mol/L、半電池Lの硫酸亜鉛の初濃度をc1 mol/Lとする。 (模式図:Zn電極 / [ZnSO4]=c1 mol/L (半電池L) — 塩橋 — [ZnSO4]=0.1 mol/L (半電池R) / Zn電極、電圧計接続) なお、亜鉛半電池の反応は次式で表される(E°は標準電位を表す)。 Zn2+ + 2e- ⇌ Zn  E°=−0.76 V また、硫酸亜鉛は水中では完全に電離し、その活量は濃度に等しいとする。この場合の亜鉛半電池の電極電位E(単位V)は温度298 Kでは次式で表される。 E = E° + (0.059/2) log10 [Zn2+] この化学電池に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 この電池はダニエル電池である。 2 c1=0.01のとき、半電池Lがアノード(負極)となる。 3 この電池の標準起電力は0 Vである。 4 半電池Lと半電池Rの硫酸亜鉛濃度が等しくなった状態の起電力は−0.76 Vである。 5 c1=0.01のとき、この電池の起電力は約+0.059 Vである。

    2, 3

  • 11

    問101 クエン酸(C6H8O7)に関する記述について、誤っているのはどれか。1つ選べ。 (クエン酸の構造式:中心のC(OH)にCOOH×3とCH2CO-が結合) 1 IUPAC名は、2-hydroxypropane-1,2,3-tricarboxylic acidである。 2 結晶水を持つものは、クエン酸水和物と呼ばれる。 3 塩基性条件下、二価の鉄イオン1つに対して四座配位子として働き、安定なキレートを形成する。 4 不斉炭素原子を持たず、アキラルな分子である。 5 三ナトリウム塩の水溶液は塩基性を示す。

  • 12

    問102 図は、アルケンAからアルコールC又はアルコールDを合成する経路を示している。この経路に含まれる反応又は化合物に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 (反応経路図:アルケンA→H2SO4(触媒量)/H2O→C 加熱、または A→BH3→中間体B→H2O2/NaOH→D、CH3置換基あり) 1 アルケンAから中間体Bが生じる反応はanti付加反応である。 2 中間体BからアルコールCが生じる反応は酸化反応である。 3 アルコールCはラセミ混合物である。 4 アルコールCはアルコールDのジアステレオマーである。 5 アルコールDはメソ化合物(メソ体)である。

    2, 3

  • 13

    問103 臭化アルキル(R-Br)に求核剤(Y-)を作用させる置換反応について、反応の進行に伴う自由エネルギー変化を図示するとA又はBのようになる。以下の記述のうち、正しいのはどれか。1つ選べ。 R-Br + Y- → R-Y + Br- (自由エネルギー-反応進行 曲線A:一段階、遷移状態aを1つもつ;曲線B:二段階、遷移状態b,cと中間体をもつ) 1 Aの反応は吸エルゴン反応である。 2 Bの反応は二分子反応である。 3 Aの反応において、臭化アルキルの置換基Rの影響によりaの状態が混み合ってくると、エネルギーⅠが大きくなる。 4 Bの反応において、bからcに至る段階が律速となる。 5 Aの反応において、R-Brとして2-ブロモブタンの一方のエナンチオマーのみを用いたとき、生成物はラセミ混合物となる。

  • 14

    問104 化合物Aの反応に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 (構造:A=アセトアニリド、-NHCOCH3基が付いたベンゼン環、HNO3/H2SO4でニトロ化。「ア」=-NHCOCH3基) 1 SO3が求電子剤として作用する置換反応である。 2 アの部分は共鳴効果による電子求引性を示す。 3 アの部分は誘起効果による電子供与性を示す。 4 アの部分のかさ高さのため、オルト置換体が得られにくい。 5 Aの代わりにベンゼンを基質とすると反応は遅くなる。

    4, 5

  • 15

    問105 一酸化窒素及び生体内における一酸化窒素の生成に関する記述のうち、正しいのはどれか。1つ選べ。 (反応式:アミノ酸A → 化合物B + NO、酵素は一酸化窒素合成酵素(NOS)。アミノ酸A=L-アルギニン、化合物B=L-シトルリン) 1 アミノ酸AはL-グルタミンである。 2 一酸化窒素は2つの不対電子をもち、常磁性を示す。 3 一酸化窒素の窒素原子の酸化数は+1である。 4 一酸化窒素の酸素原子は酸素分子(O2)由来である。 5 化合物BはL-オルニチンである。

  • 16

    問106 図は、アセチルコリンエステラーゼ(AChE)によってアセチルコリンが加水分解される際の初期段階の反応機構と2種類のAChE阻害剤A、Bの構造を示したものである。以下の記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 (反応機構図:Ser-Glu-His-Trp触媒残基でSerがアセチルコリンをアシル化。AChE阻害剤A:ネオスチグミン様のカルバメート型構造。AChE阻害剤B:有機リン化合物型構造(P、F、CH3など)) 1 グルタミン酸-ヒスチジンの相互作用により、ヒスチジンのイミダゾリル基の塩基性が高くなる。 2 グルタミン酸-ヒスチジン-セリンの三つのアミノ酸残基間の相互作用によって、セリンのヒドロキシ基の求電子性が高くなる。 3 アセチルコリンはトリプトファンとイオン結合している。 4 AChE阻害剤Aはセリンのヒドロキシ基を不可逆的にアミド化する。 5 AChE阻害剤Bはセリンのヒドロキシ基を不可逆的にリン酸化する。

    1, 5

  • 17

    問107 図は、ある化合物Aの1H-NMRスペクトル(400 MHz、CDCl3、基準物質はテトラメチルシラン)を示したものである。また、表は各シグナルの積分比を一覧にしたものである。化合物Aの加水分解反応によって得られた化合物Bについて、同様の条件下で1H-NMRスペクトルの測定を行ったところ、アとウに相当するシグナルが消失し、11 ppm付近に線幅の広い新たなシグナルが観測された。化合物Aの構造式はどれか。1つ選べ。なお、×印のシグナルは水又はCDCl3中に含まれるCHCl3のプロトンに由来するシグナルである。 積分比: ア=3, イ=3, ウ=2, エ=1, オ=1, カ=1, キ=1, ク=1 (1H-NMRスペクトルと5つの候補構造式(各エステルおよびアミド関連構造)が図示) 選択肢1〜5:それぞれ異なる構造式

  • 18

    問108 日本薬局方に収載された生薬Aの確認には、成分Bの検出を目的として、Cに示す試薬や方法を用いた試験が行われる。A~Cの組合せのうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 A:オウゴン/B:インドールアルカロイド/C:薄層クロマトグラフィー、紫外線照射 2 A:キキョウ/B:トリテルペンサポニン/C:無水酢酸と硫酸 3 A:ゴシュユ/B:ステロイドサポニン/C:4-ジメチルアミノベンズアルデヒド試液 4 A:チンピ/B:フラボノイド/C:バニリン・塩酸試液 5 A:ベラドンナコン/B:トロパンアルカロイド/C:薄層クロマトグラフィー、ドラーゲンドルフ試液

    2, 5

  • 19

    問109 以下のアルカロイドのうち、生合成前駆体となるアミノ酸がトリプトファンであるのはどれか。2つ選べ。 (5つのアルカロイド構造式:1、2、3、4、5) 1 リゼルグ酸様構造(インドール環含む) 2 モルヒネ骨格(フェナントレン系) 3 ヨヒンビン様(インドール環含む) 4 レセルピン様(インドール環含む) 5 コカイン骨格(トロパン系) ※実際の構造式は問題PDFを参照 正答:3、4

    3, 4

  • 20

    問110 骨の成長とリモデリングに関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 骨基質の生成に必要なコラーゲンは、主に骨細胞から分泌される。 2 骨芽細胞は、アルカリホスファターゼの作用により、石灰化に必要なリン酸の局所濃度を上昇させる。 3 破骨細胞は、骨基質を分解する働きをもつ。 4 エストロゲンは、思春期において骨芽細胞の働きを抑制する。 5 カルシトニンは、破骨細胞を活性化する。

    2, 3

  • 21

    問111 図は視床下部―下垂体系を模式的に示したものである。下垂体の部位A又はBにおけるホルモンの分泌調節に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 (模式図:視床下部と下垂体(A=前葉、B=後葉)を示す模式図) 1 Aから分泌されるホルモンは、視床下部ホルモンにより分泌調節される。 2 ソマトスタチンは、Aからの成長ホルモンの分泌を促進する。 3 ゴナドトロピン放出ホルモンは、Aからのオキシトシンの分泌を促進する。 4 バソプレシンは、視床下部で合成され、Bから分泌される。 5 ドパミンは、Bからのプロラクチンの分泌を抑制する。

    1, 4

  • 22

    問112 成人の赤血球及び造血に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 成熟赤血球では、ヘモグロビン1分子に、通常2分子のヘムが結合している。 2 成熟赤血球のATP産生の大部分はミトコンドリアが担う。 3 造血は赤色骨髄で行われる。 4 造血過程におけるDNA合成には、葉酸及びビタミンB12が必要である。 5 動脈血の酸素分圧が低下すると、腎臓でのエリスロポエチンの産生が抑制される。

    3, 4

  • 23

    問113 哺乳類細胞におけるコレステロール及びその代謝に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 コレステロールの3位のヒドロキシ基に脂肪酸が結合したコレステロールエステルは、コレステロールよりも親水性が高い。 2 コレステロール分子中の全ての炭素原子はアセチルCoAに由来する。 3 コレステロールの生合成過程において、メバロン酸1分子の合成には、4分子のアセチルCoAが必要である。 4 細胞内のコレステロール量が増加すると、3-ヒドロキシ-3-メチルグルタリルCoA(HMG-CoA)還元酵素遺伝子の転写が促進される。 5 コレステロールは、ステロイドホルモンや胆汁酸の前駆体となる。

    2, 5

  • 24

    問114 下図のヌクレオチドに関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 (構造式:デオキシチミジン5'-一リン酸(dTMP)、-O-P(=O)(O-)-O-CH2- + 五炭糖(2'-デオキシリボース) + チミン塩基) 1 RNAの構成成分である。 2 デオキシウリジン5'-一リン酸のメチル化により生成する。 3 塩基のメチル基の導入には、ピリドキサールリン酸が補酵素として必要である。 4 塩基部分の生合成には、アスパラギン酸及びグルタミンが利用される。 5 分解されて生じた塩基は酸化されて尿酸となる。

    2, 4

  • 25

    問115 ヒトの遺伝子多型に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 イントロン部分の塩基配列の違いは、遺伝子多型とはみなされない。 2 遺伝子多型がタンパク質の発現量に影響を与えることはない。 3 酵素をコードする遺伝子の多型は、その酵素活性に影響を与えることがある。 4 数塩基の短いDNA塩基配列の反復回数が、個体間で異なることをSNP(スニップ)という。 5 遺伝子の翻訳領域における遺伝子多型が存在しても、対応するタンパク質のアミノ酸配列に変化を生じないことがある。

    3, 5

  • 26

    問116 タンパク質Xは、細胞質内ではサブユニットA(分子量60,000)とサブユニットB(分子量30,000)がそれぞれ1つずつ非共有結合で会合したヘテロ二量体を形成している。タンパク質Xは、増殖因子Fの刺激によりサブユニットAのみチロシン残基がリン酸化され、サブユニットBと解離する。 培養細胞を用いて以下の実験を行った。予想される結果として正しいのはどれか。1つ選べ。 ① Fでこの細胞を刺激した。同時に未刺激の細胞も用意した。 ② それぞれの細胞を破砕して細胞抽出液を得た。 ③ 各細胞抽出液に、サブユニットAに対する抗体(抗A)を添加して免疫沈降を行った。 ④ 沈降物を三等分し、それぞれをSDS-ポリアクリルアミドゲル電気泳動により分離した。 ⑤ 分離したタンパク質をニトロセルロース膜に電気的に転写し、抗リン酸化チロシン抗体(抗Pi-Tyr)、抗A、サブユニットBに対する抗体(抗B)をそれぞれ用いたウエスタンブロット法を行った。 ただし、Fによる刺激で、A、B両サブユニットの発現量に変化はなく、分解も起こらないこと、また、チロシン残基がリン酸化されても、電気泳動移動度、抗Aによる免疫沈降及びウエスタンブロット法における認識には変化がないことを確認している。 (6つのブロットパターン選択肢:抗Pi-Tyr / 抗A / 抗B の3列、-/+の刺激条件2列でバンド位置が異なる) 正答: 1

  • 27

    問117 補体の活性化と機能に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 補体の3つの活性化経路には、いずれもキナーゼ(リン酸化酵素)の連鎖反応が関わっている。 2 補体活性化の古典経路は、レクチンが微生物表面のマンノースやマンナンを認識することで始まる。 3 C3aやC5aは、過剰な炎症反応を抑制する。 4 病原体の表面にC3bが結合すると、C3b受容体を介して食細胞による病原体の貪食が促される。 5 C5bの生成は、膜侵襲複合体(MAC)形成の引き金となり、病原体が破壊される。

    4, 5

  • 28

    問118 主要組織適合遺伝子複合体(MHC)に関する記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。 1 MHCが同一個体内で遺伝子再編成することにより、多様な免疫応答が可能となる。 2 MHC分子は、移植片拒絶反応を引き起こす抗原として発見されたものである。 3 MHC分子は、父親と母親に由来するMHCの両方から発現する(共優性発現)。 4 MHCクラスⅡ分子は、主に活性化マクロファージ、樹状細胞、B細胞において発現している。 5 T細胞抗原受容体(TCR)は、自己のMHC分子と抗原ペプチド断片の複合体を認識する。

  • 29

    問119 (衛生) 健康な成人における糖質の消化・吸収過程について、消化管における糖質の消化のプロセス(図1)、小腸粘膜上皮細胞におけるグルコースの輸送過程(図2)を参照。 消化管における糖質の消化・吸収に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 (図1: でんぷん→[酵素A]→デキストリン→[酵素B]→マルトース→[酵素C]→グルコース、ラクトース→[酵素C]→グルコース+ガラクトース) 1 酵素Aは膵臓ランゲルハンス島B細胞で合成・分泌される。 2 酵素Bは小腸粘膜上皮細胞の管腔側の膜に存在する。 3 ラクトースは、グルコースとガラクトースがα1→4結合で結合している。 4 マルトースやラクトースは小腸で直接吸収されない。 5 アカルボースは、酵素Bと酵素Cの活性を阻害する。

    2, 4

  • 30

    問120 (物理・化学・生物) 小腸粘膜上皮細胞における糖の輸送過程に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 (図2: 管腔側→輸送体D→細胞内→輸送体E→毛細血管側。輸送体FはNa+/K+-ATPaseで細胞膜のNa/K勾配を維持。イオン① K+、イオン② Na+) 1 ガラクトースは、単純拡散により細胞膜を通過して細胞内に取り込まれる。 2 輸送体Dは、細胞内外のNa+の濃度勾配を利用して、グルコースを細胞内に取り込む。 3 輸送体Dは、マルトースの輸送体としても働く。 4 輸送体Eは、ATPの加水分解により得られたエネルギーを利用して、グルコースを毛細血管側に輸送する。 5 輸送体Fは、ATPの加水分解により得られたエネルギーを利用して、K+(イオン①)を細胞内に、Na+(イオン②)を細胞外に輸送する。

    2, 5

  • 31

    問121 (物理・化学・生物) α-グルコシダーゼ阻害薬であるアカルボースに関する記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。 (図3:アカルボース構造式。バリエナミン様アミノ糖環にマルトース型グリコシド結合。破線はグリコシド結合部) 1 マルトース型の部分構造が含まれる。 2 破線で囲んだ部分の結合様式はβ1→4結合である。 3 水に溶けやすい。 4 ヘミアセタール構造をもつため、フェーリング試液による沈殿反応を示す。 5 p-ベンゾキノン試液による呈色反応を示す。

  • 32

    問122 ビタミン及びミネラルの欠乏症に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 妊娠初期における葉酸欠乏は、胎児の神経管閉鎖障害の原因となる。 2 過剰なアルコール摂取によるビタミンB6欠乏は、ウェルニッケ脳症の原因となる。 3 マグネシウム欠乏は、下痢の原因となる。 4 ナイアシン欠乏は、壊血病の原因となる。 5 亜鉛欠乏は、味覚障害の原因となる。

    1, 5

  • 33

    問123 食品の腐敗とその防止方法に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 魚に含まれるトリメチルアミンが空気に触れて酸化されることにより、魚臭さの原因物質であるトリメチルアミンN-オキシドが生成する。 2 塩辛などの塩蔵品は、水分活性を低くすることで腐敗しにくくしている。 3 カビは、食品の水分活性の値が1.0のときに最も増殖しやすくなる。 4 食品添加物のソルビン酸は、食品中の細菌の増殖を抑制する目的で用いられる。 5 ヒスタミンによるアレルギー様食中毒は、IgE抗体を産生しやすい体質の人にしか起こらない。

    2, 4

  • 34

    問124 食品添加物A~Dに関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 (構造式:A=ソルビン酸類、B=チアベンダゾール(防かび剤)、C=BHA、D=サッカリンナトリウム様、それぞれの構造式) 1 A~Dのいずれかを含む食品にその物質名を表示する場合、用途名も必ず併記しなければならない。 2 Aは酸型の保存料である。 3 Bは海外でポストハーベスト農薬として使用されているが、我が国では食品添加物の防かび剤に指定されている。 4 Cは脂溶性の酸化防止剤である。 5 DはpHによって効果が変化しない保存料である。

    1, 3

  • 35

    問125 我が国における遺伝子組換え食品の取扱いに関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 遺伝子組換え大豆を原材料として製造した醤油や大豆油は、挿入遺伝子及びその遺伝子産物が検出されなければ、遺伝子組換え食品としての表示義務はない。 2 安全性の評価には、挿入遺伝子の遺伝子産物によるアレルギー誘発性に関する知見が必要である。 3 遺伝子組換え農作物の商業的栽培は許可されていない。 4 輸出国で安全性に関する審査を受けた遺伝子組換え食品は、日本国内で審査を受けることなく流通・販売が可能である。 5 IPハンドリング(分別生産流通管理)された非遺伝子組換え農産物を原料とする食品には、「遺伝子組換えではない」の表示義務がある。

    1, 2

  • 36

    問126 表は、2005年と2018年の食中毒統計に示された主な食中毒原因物質による食中毒の発生状況である。このうち、B~Dに当てはまる原因物質の組合せとして正しいのはどれか。1つ選べ。 (表:主な食中毒原因物質による食中毒発生状況、A/B/C/D/Eの2005/2018年の患者数・件数・患者数/件数の統計) 1 B:カンピロバクター・ジェジュニ/コリ、C:ウェルシュ菌、D:腸炎ビブリオ 2 B:カンピロバクター・ジェジュニ/コリ、C:腸炎ビブリオ、D:ウェルシュ菌 3 B:ウェルシュ菌、C:カンピロバクター・ジェジュニ/コリ、D:腸炎ビブリオ 4 B:ウェルシュ菌、C:腸炎ビブリオ、D:カンピロバクター・ジェジュニ/コリ 5 B:腸炎ビブリオ、C:ウェルシュ菌、D:カンピロバクター・ジェジュニ/コリ 6 B:腸炎ビブリオ、C:カンピロバクター・ジェジュニ/コリ、D:ウェルシュ菌

  • 37

    問127 食品に含まれる金属に関する記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。 1 カドミウム及び無機ヒ素は、国際がん研究機関(IARC)において、グループ1(ヒトに対する発がん性が認められる)に分類されている。 2 我が国における無機ヒ素の主な曝露源となる食品は、米とヒジキである。 3 我が国におけるカドミウムの主な曝露源となる食品は、米である。 4 メチル水銀は、生物濃縮されるため、マグロなどの大型魚類に蓄積されやすい。 5 カドミウム及び無機水銀の消化管からの吸収率は、いずれも90%以上である。

  • 38

    問128 表は、我が国における男女別の死亡統計(人口千対)の推移を示したものである。この表及び我が国の死亡統計に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 (表:昭和25(1950)〜平成28(2016)の男女別粗死亡率・年齢調整死亡率の推移) 1 1950年から1980年までの間、粗死亡率が低下しているのは、この期間に出生率が上昇したためである。 2 1990年から2016年まで粗死亡率が上昇しているのは、この期間に健康水準が低下したためである。 3 1990年から2016年まで、粗死亡率は上昇しているにもかかわらず年齢調整死亡率が低下しているのは、この期間の人口の高齢化を反映している。 4 年齢調整死亡率は、1985年の年齢別死亡率を基準にして、対象集団の年齢別人口構成で補正したものである。 5 2016年における年齢調整死亡率の性差が、粗死亡率の性差より顕著であるのは、その年の年齢別人口構成の性差が顕著であることを反映している。

    3, 5

  • 39

    問129 表1は、年齢区分別人口割合の将来推計である。表2は、全国の保険薬局での処方調査から明らかになった同一の保険薬局で調剤された薬剤種類数の年齢区分別のデータである。これらの表に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 (表1: 年齢区分別人口割合(%)将来推計、2015-2035年) (表2: 同一の保険薬局で調剤された1ヶ月あたりの薬剤種類数の割合(%)) 1 表1から、2035年における老年化指数は約200%になると予測される。 2 2015年から2035年までにおける老年人口割合の増加には、75歳以上人口割合の増加が大きく寄与している。 3 表2から、75歳以上の患者のうち、ほぼ4人に1人が7種類以上/月の薬剤を処方されていることがわかる。 4 7種類以上/月の割合が、65〜74歳に比べて75歳以上で約2倍であることは、65〜74歳に比べて75歳以上の患者の医療機関受診率が約2倍であることを示している。 5 人口割合の将来推計は、将来にわたって総人口が変化しないものとして計算されている。

    2, 3

  • 40

    問130 図は、我が国のある新興・再興感染症の発生動向調査に基づく患者数の年次推移を示したものである。この図に該当する感染症はどれか。1つ選べ。 (グラフ:2000-2015年頃までの患者数推移、0-600人程度で近年増加) 1 結核 2 中東呼吸器症候群(MERS) 3 クリプトスポリジウム症 4 重症急性呼吸器症候群(SARS) 5 劇症型溶血性レンサ球菌感染症

  • 41

    問131 予防接種法に定める定期予防接種に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 B型肝炎の予防接種は、生後12ヶ月までの間に1回のみ接種する。 2 4種混合ワクチンであるDPT-IPVは、ジフテリア、百日咳、破傷風及びポリオ(急性灰白髄炎)の予防に用いられる。 3 2019年以降、風しんワクチン接種の公費助成の対象者を拡大したのは、近年の風しんの流行及び先天性風しん症候群の報告数の増加によるものである。 4 水痘の予防接種を受けた場合、日本脳炎の予防接種は翌日であれば受けることができる。 5 肺炎球菌感染症は、小児及び高齢者の個人予防を主な目的とするB類疾病に位置付けられている。

    2, 3

  • 42

    問132 モルヒネ及びその類似化合物が、生体内で受ける代謝に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 (構造式:ジヒドロコデイン、コデイン、モルヒネ、ヘロイン(3,6-ジアセチルモルヒネ)) 1 コデインは、O-脱メチル化されてモルヒネになる。 2 モルヒネは、アセチル化されてヘロインになる。 3 モルヒネは、メチル化されてコデインになる。 4 ヘロインは、加水分解されてモルヒネになる。 5 コデインは、還元されてジヒドロコデインになる。

    1, 4

  • 43

    問133 化学物質A~Eの代謝に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 (構造式:A=ハロタン、B=ジメチルニトロソアミン、C=1-クロロ-2-ブロモエタン等、D=パラチオン(有機リン)、E=フェナセチン) 1 AはシトクロムP450による還元的脱ハロゲン化によりトリフルオロ酢酸に代謝される。 2 BはシトクロムP450によりN-脱メチル化された後、DNA付加体を形成する。 3 Cは代謝的活性化を受けずに、直接DNA付加体を形成する。 4 DはシトクロムP450による酸化的脱硫反応によりオクソン体に代謝される。 5 EはシトクロムP450により還元され、アセトアミノフェンとアセトアルデヒドを生成する。

    2, 4

  • 44

    問134 化学物質のグルクロン酸抱合に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 グルクロン酸抱合を受ける化合物は、必ずOH基又はNH2基を有している。 2 グルクロン酸抱合は、UDP-α-D-グルクロン酸を補酵素とする。 3 UDP-グルクロン酸転移酵素に酵素誘導は起こらない。 4 グルクロン酸抱合により、化学物質が代謝的活性化を受けることはない。 5 UDP-グルクロン酸転移酵素は、小胞体膜に存在する。

    2, 5

  • 45

    問135 化学物質の毒性評価とその試験法に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 食品添加物や農薬などの安全性を調べるための毒性試験には、good laboratory practice(GLP)に基づいた試験法ガイドラインが設けられている。 2 無毒性量は、一般毒性試験の単回投与毒性試験により求められる。 3 発がん性試験では、遺伝子突然変異や染色体異常、DNA損傷を指標とする複数の試験法を組み合わせて、発がん性の評価を行う。 4 農薬の毒性評価には、急性毒性試験は必要ない。 5 催奇形性には動物種差が存在するため、催奇形性試験はラットなどのげっ歯類及び非げっ歯類で行われる。

    1, 5

  • 46

    問136 放射性物質を取り扱う際の放射線被ばくの防護に関する記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。 1 γ線の遮へいには鉛遮へい用具が適している。 2 γ線による被ばく量は、被ばく時間が同じ場合、線源からの距離を20 cmから40 cmにすると、1/4になる。 3 α線は透過性が強いので、外部被ばくを防護する必要がある。 4 内部被ばくを防ぐには、放射性物質の経口摂取、吸入摂取、経皮吸収を防ぐことが重要である。 5 体内に取り込まれた放射性核種の放射線による内部被ばくを防ぐことは困難である。

  • 47

    問137 水の浄化法に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 緩速ろ過では、原水を極めて遅い速度で通水してろ過することにより、主に嫌気性微生物によるろ過膜が形成される。 2 緩速ろ過による水中の有機物の除去能は、急速ろ過より劣る。 3 水道法では、緩速ろ過、急速ろ過のいずれの場合も、塩素剤による消毒が義務付けられている。 4 薬品凝集沈殿では、凝集剤のポリ塩化アルミニウムの添加により、正電荷を持つ汚濁粒子を電気的に中和し、凝集塊として沈殿させる。 5 薬品凝集沈殿―急速ろ過は、我が国で最も多く利用されている浄化法である。

    3, 5

  • 48

    問138 図は、公共用水域の環境基準(BOD又はCOD)達成率の年次推移を示したものである。BOD、COD及び図に関する記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。 (グラフ:1976-2016年頃の環境基準達成率(%)推移、河川・湖沼・海域の3系列。Aは達成率が中程度、Bは高い達成率、海域が中位) 1 BOD及びCODは、水中に含まれる有機物などの被酸化物を、それぞれ生物化学的及び化学的に酸化分解するときに消費される酸素量である。 2 図中のAは湖沼、Bは河川を示している。 3 海域では、海水中の塩分がBOD測定に影響するため、環境基準としてCODが採用されている。 4 湖沼では、植物プランクトンによる酸素の産生の影響を避けるため、環境基準としてCODが採用されている。 5 海域や湖沼の閉鎖系水域では、水や有機物の外部交換が行われにくく、自浄能力を超えると深刻な水質汚濁が起こりやすい。

  • 49

    問139 大気汚染物質の測定方法に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 トリエタノールアミン・パラロザニリン法は、大気中の硫酸ミストを測定する方法である。 2 一酸化炭素の自動連続測定には、溶液導電率法が用いられる。 3 ザルツマン法による窒素酸化物の測定では、NO2はザルツマン試薬と直接反応しないため、NOに還元してから測定する。 4 中性ヨウ化カリウム法でI2を遊離する大気汚染物質は、オゾンなどの酸化性物質である。 5 浮遊粒子状物質の測定には、10 μmより大きい粒子を除去する分粒装置が用いられる。

    4, 5

  • 50

    問140 「化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律」(化審法)及び「特定化学物質の環境への排出量の把握等及び管理の改善の促進に関する法律」(化管法)に関する記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。 1 化審法は、PCB(ポリ塩化ビフェニル)による環境汚染及び人での健康被害の発生を契機として制定された。 2 化審法では、新規化学物質を製造又は輸入するにあたって、事前に安全性の審査を受けることが義務付けられている。 3 化審法で定められている第二種特定化学物質は、難分解性で高蓄積性であり、人又は高次捕食動物への長期毒性を有する。 4 化管法では、指定された化学物質について、安全データシート(SDS)による事業者への情報提供が義務付けられている。 5 化管法において、PRTR制度の対象事業者は、指定された化学物質について、環境中への排出量及び廃棄物としての事業所外への移動量を国に届け出なければならない。

  • 51

    問141 薬剤師法に関する記述のうち、正しいのはどれか。1つ選べ。 1 薬剤師の任務は、「医療及び保健指導をつかさどることによって、公衆衛生の向上及び増進に寄与し、もって国民の健康な生活を確保する。」と定められている。 2 薬剤師でなければ、薬剤師又はこれにまぎらわしい名称を用いてはならない。 3 薬剤師免許は、薬剤師国家試験の合格によって発行される。 4 薬剤師は罪を犯しても、免許を取り消されることはない。 5 調剤に従事する薬剤師に限り、資格を確認できるよう氏名が公表される。

  • 52

    問142 薬局に関する記述のうち、正しいのはどれか。1つ選べ。 1 病院に調剤所を置く場合には、開設者が薬局の開設の許可を受ける必要がある。 2 医療法において、調剤を行う薬局は医療提供施設と規定されている。 3 薬局開設者の判断で健康サポート薬局と表示することができる。 4 一般用医薬品を販売する場合には、薬局であっても店舗販売業の許可が必要である。 5 薬局開設者は、薬剤師でなければならない。

  • 53

    問143 平成29年度の国民医療費の内訳に関する記述のうち、正しいのはどれか。1つ選べ。 1 制度区分別では、後期高齢者医療給付分が医療保険等給付分を上回っている。 2 財源別では、保険料の占める割合が最も高い。 3 診療種類別では、薬局調剤医療費の占める割合が最も高い。 4 傷病分類別では、新生物(腫瘍)の占める割合が最も高い。 5 年齢階級別では、全体の約8割が65歳以上の高齢者に使われている。

  • 54

    問144 医薬分業に関する記述のうち、適切なのはどれか。2つ選べ。 1 薬剤師法の施行を契機に、急速に普及した。 2 処方箋受取率は、都道府県の間でほとんど差がない。 3 処方箋を患者に交付する医師が、調剤を受ける薬局を指定することが望ましい。 4 複数の医療機関を受診しても、患者が特定の薬局を利用することで、薬剤服用歴を薬局で一元的に管理できる。 5 交付された処方箋により、患者自身が服用している薬の名称について知ることができる。

    4, 5

  • 55

    問145 患者とのコミュニケーションギャップを防ぐための医療従事者の対応として、適切でないのはどれか。1つ選べ。 1 患者が質問しやすいように、双方向のコミュニケーションを心がける。 2 一般に知られていない専門用語は、わかりやすい日常用語に言い換える。 3 患者の年齢や理解度に合わせて、話すスピードや声の大きさに配慮する。 4 患者が落ち着いて話せるように、プライバシーが守られる場所を用意する。 5 医療従事者の都合で、一度に全ての情報を伝える。

  • 56

    問146 患者の自己決定に関する医療従事者の対応として、適切なのはどれか。2つ選べ。 1 患者が自己決定をした場合、その決定がもたらす結果を説明する。 2 患者の性格やそのときの心理状態に配慮し、意思決定しやすい環境を確保する。 3 患者は医療に関する知識が乏しいので、患者の意向を聞かず、医療従事者のみの判断で全ての方針を決定する。 4 患者の家族が同居していれば、患者本人の意向にかかわらず家族の意向を優先する。 5 患者と医療従事者の関係性を強化するためにパターナリズムの原則に従う。

    1, 2

  • 57

    問147 医薬品の製造販売の承認拒否事由として、適切でないのはどれか。1つ選べ。 1 申請に係る医薬品が、その申請に係る効能、効果を有すると認められないとき。 2 申請に係る医薬品が、その効能、効果に比して著しく高価格であるとき。 3 申請に係る医薬品が、その効能、効果に比して著しく有害な作用を有することにより、医薬品としての使用価値がないと認められるとき。 4 申請に係る医薬品の性状又は品質が、保健衛生上著しく不適当なとき。 5 申請者が、申請に係る医薬品に関する製造販売業の許可を受けていないとき。

  • 58

    問148 医療法に基づき、医療機関の管理者に求められる医療安全の確保に関する記述のうち、適切なのはどれか。2つ選べ。 1 医療に係る安全管理のための指針を整備しなければならない。 2 医薬品安全管理責任者を配置しなければならない。 3 医療事故が発生した場合、第三者委員会による調査を実施しなければならない。 4 医薬品の安全使用のために、患者を対象とした研修を実施しなければならない。 5 医療事故が発生した場合、当該医療事故の日時、場所、状況等を公表しなければならない。

    1, 2

  • 59

    問149 我が国の医療保険制度に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 国民はいずれかの公的医療保険に加入する。 2 自らが将来使用する医療費を予め積み立てておく自助の原則による。 3 被用者保険と国民健康保険とでは、現物給付される医療の内容は異なる。 4 医療保険制度による医療の財源に、公費は含まれていない。 5 後期高齢者医療制度の被保険者には、75歳以上の者及び65歳以上75歳未満の寝たきり状態にある者が含まれる。

    1, 5

  • 60

    問150 薬価基準制度に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 薬価基準は、保険医療で使用できる医薬品の品目表と価格表の2つの性格を持つ。 2 新医薬品は、製造販売の承認から遅くとも30日以内に薬価基準に収載される。 3 新医薬品の薬価は、類似薬がある場合は、その薬価を参考に決められる。 4 既収載品の薬価は、年間販売量が多いものに限り定期的に見直される。 5 後発医薬品の薬価は、製造販売業者が自由に決められる。

    1, 3

  • 61

    問151 受容体と細胞内情報伝達に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 イオンチャネル内蔵型受容体には、陽イオンを細胞内に流入させるグリシン受容体が含まれる。 2 Gタンパク質共役型受容体(GPCR)には、アデニル酸シクラーゼ活性化能を持つものがあり、ドパミンD2受容体が含まれる。 3 GPCRには、ホスホリパーゼC活性化能を持つものがあり、アドレナリンα1受容体が含まれる。 4 酵素共役内蔵型受容体には、細胞膜を1回貫通し細胞内に酵素活性を持つか、酵素に直接結合するものがあり、インスリン受容体が含まれる。 5 核内受容体には、細胞質においてリガンドと結合したのち核内に移行し、遺伝子の転写を調節するものがあり、バソプレシンV1受容体が含まれる。

    3, 4

  • 62

    問152 副交感神経系に作用する薬物に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 ピロカルピンは、アセチルコリンM3受容体を刺激して瞳孔散大筋を収縮させる。 2 アンベノニウムは、コリンエステラーゼを不可逆的に阻害して重症筋無力症を改善する。 3 チオトロピウムは、アセチルコリンM3受容体を遮断して気管支平滑筋を弛緩させる。 4 トロピカミドは、アセチルコリンM3受容体を刺激して毛様体筋を収縮させる。 5 オキシブチニンは、アセチルコリンM3受容体を遮断して排尿筋を弛緩させる。

    3, 5

  • 63

    問153 自律神経節遮断薬の効果とその説明に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 唾液腺は副交感神経の支配が優位なため、口渇が起こる。 2 心臓は交感神経の支配が優位なため、心拍数が増加する。 3 消化管は副交感神経の支配が優位なため、消化管の緊張低下や便秘が生じる。 4 汗腺は交感神経の支配が優位なため、汗の分泌が増加する。 5 瞳孔は副交感神経の支配が優位なため、縮瞳が起こる。

    1, 3

  • 64

    問154 催眠・鎮静作用をもつ薬物に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 ミダゾラムは、γ-アミノ酪酸GABAA受容体のGABA結合部位に結合し、Cl-チャネルの開口を促進することで鎮静・催眠作用を示す。 2 ジフェンヒドラミンは、中枢神経系のヒスタミンH1受容体を遮断し、眠気を誘発する。 3 ラメルテオンは、メラトニン受容体を遮断し、睡眠覚醒リズムを調節する。 4 デクスメデトミジンは、アドレナリンα2受容体を刺激し、ノルアドレナリン放出を抑制することで鎮静作用を示す。 5 スボレキサントは、ドパミンD2受容体を遮断し、覚醒状態から睡眠状態へと移行させる。

    2, 4

  • 65

    問155 パーキンソン病治療薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 エンタカポンは、B型モノアミンオキシダーゼ(MAO-B)を阻害することで、脳内のドパミン代謝を抑制する。 2 ビペリデンは、ムスカリン性アセチルコリン受容体を遮断することで、線条体におけるアセチルコリン神経系とドパミン神経系のアンバランスを改善する。 3 セレギリンは、線条体におけるドパミン神経終末からのドパミン遊離を促進することで、ドパミンの神経伝達を回復させる。 4 イストラデフィリンは、アデノシンA2A受容体を遮断することで、運動機能を回復させる。 5 ゾニサミドは、線条体のドパミンD2受容体を刺激することで、ドパミン神経系を活性化する。

    2, 4

  • 66

    問156 貧血の治療薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 クエン酸第一鉄は、体内で欠乏した鉄を補充し、ヘモグロビンを増加させることで、鉄欠乏性貧血を改善する。 2 ガベキサートは、セリンプロテアーゼを阻害することで、自己免疫性溶血性貧血を改善する。 3 ダルベポエチンアルファは、エリスロポエチン受容体を刺激し、赤芽球前駆細胞から赤血球への分化を促進することで、腎性貧血を改善する。 4 ピリドキシンは、体内で欠乏したビタミンB12を補充し、DNA合成を促進することで、巨赤芽球性貧血を改善する。 5 コバマミドは、低下したヘモグロビン合成を促進することで、鉄芽球性貧血を改善する。

    1, 3

  • 67

    問157 インドメタシンの副作用である消化性潰瘍の発症機序として正しいのはどれか。2つ選べ。 1 ガストリン受容体の刺激 2 ムスカリン性アセチルコリン受容体の刺激 3 胃蠕動運動の抑制 4 胃粘膜血流の低下 5 胃粘液分泌の抑制

    4, 5

  • 68

    問158 下部消化管に作用する薬物に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 ピコスルファートは、腸内細菌の作用でレインアンスロンを生成し、アウエルバッハ神経叢を刺激することで、大腸運動を促進する。 2 ラクツロースは、界面活性作用により腸内容物の表面張力を低下させ、水分を浸潤させることで、硬便を軟化させる。 3 ルビプロストンは、小腸上皮に存在するCl-チャネル2(ClC-2)を活性化することで、腸管腔内への水分分泌を促進する。 4 リナクロチドは、グアニル酸シクラーゼC受容体を活性化し、サイクリックGMP(cGMP)濃度を増加させることで、腸管分泌及び腸管運動を促進する。 5 センノシドは、管腔内で水分を吸収して膨張し、腸壁を刺激することで、蠕動運動を促進する。

    3, 4

  • 69

    問159 図はステロイドホルモン様の薬理作用をもつ薬物の化学構造を示したものである。この薬物の構造と薬理活性に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 (構造式:ベタメタゾン様のフッ素化グルココルチコイド。9位F、11位OH、16位CH3、1,2位二重結合、3位C=O) 1 1位と2位の炭素原子間が二重結合となっているため、鉱質コルチコイド作用が弱められ、糖質コルチコイド作用が強められる。 2 3位にC=Oをもつため卵胞ホルモン作用を有する。 3 9位の炭素原子にF原子が結合しているため、ほかの置換基の場合よりも鉱質コルチコイド作用が弱い。 4 11位の炭素上のOH基は糖質コルチコイド作用に必須である。 5 16位の炭素上のOH基は糖質コルチコイド及び鉱質コルチコイド作用に必須である。

    1, 4

  • 70

    問160 ホルモン関連薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 フルベストラントは、アロマターゼを阻害し、エストロゲンの産生抑制作用を示す。 2 アナストロゾールは、エストロゲン受容体を遮断し、排卵誘発作用を示す。 3 プロピルチオウラシルは、甲状腺ホルモン受容体を遮断し、甲状腺機能抑制作用を示す。 4 エプレレノンは、アルドステロン受容体を遮断し、利尿作用を示す。 5 トルバプタンは、バソプレシンV2受容体を遮断し、利尿作用を示す。

    4, 5

  • 71

    問161 1型糖尿病の治療に用いられる下図の構造の薬物に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 (構造式:51アミノ酸からなるインスリンB鎖・A鎖のジスルフィド結合ペプチド。付加脂肪酸を有するインスリン誘導体(インスリンデグルデクを想起させる構造)) 1 高血糖時にのみ作用を示すので、低血糖を起こしにくい。 2 チロシンキナーゼ内蔵型受容体に作用し、ホスファチジルイノシトール3-キナーゼを阻害する。 3 マルチヘキサマーを形成し、作用が持続する。 4 膵β細胞からのインスリン分泌を促進する。 5 骨格筋細胞において、グルコーストランスポーター4(GLUT4)を含む小胞の細胞膜への移行を促進する。

    3, 5

  • 72

    問162 抗ヒト免疫不全ウイルス(HIV)薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 アタザナビルは、非ヌクレオシド系薬であり、逆転写酵素を阻害する。 2 アバカビルは、HIVプロテアーゼを阻害する。 3 ドルテグラビルは、HIVインテグラーゼを阻害する。 4 マラビロクは、C-C Chemokine Receptor 5(CCR5)を遮断する。 5 リルピビリンは、RNAポリメラーゼを阻害する。

    3, 4

  • 73

    問163 (病態) 58歳男性。5年前より健康診断にて高血圧症を指摘されていたが放置していた。1年前には心肥大も指摘され、その頃から労作時に呼吸が苦しくなるようになった。ある日、発作性夜間呼吸困難のため、緊急入院した。入院時に浮腫が認められ、胸部レントゲンで、心肥大の増悪と肺うっ血像が認められた。 この患者に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 浮腫は気管支喘息に特有の症状である。 2 脳性ナトリウム利尿ペプチド(BNP)が増加している。 3 重症度分類にはNYHA分類やAHA/ACC分類が有用である。 4 心電図においてST上昇が認められる。 5 心胸郭比は35%以下である。

    2, 3

  • 74

    問164 (薬理) (問163の患者に対して、症状の改善や心臓への負荷を軽減するため、作用機序の異なる2つの薬物が治療薬の候補となった。それぞれの主な作用点と作用、主な細胞内の反応、前負荷及び後負荷に及ぼす影響の組合せのうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 Na+, K+-ATPaseの阻害/K+濃度上昇/前負荷:軽減/後負荷:不変 2 心房性ナトリウム利尿ペプチド(ANP)受容体の刺激/サイクリックGMP(cGMP)濃度上昇/前負荷:軽減/後負荷:軽減 3 アデニル酸シクラーゼの活性化/サイクリックAMP(cAMP)濃度上昇/前負荷:軽減/後負荷:不変 4 ホスホジエステラーゼⅢの阻害/cGMP濃度上昇/前負荷:軽減/後負荷:軽減 5 可溶性グアニル酸シクラーゼの活性化/cGMP濃度上昇/前負荷:軽減/後負荷:軽減

    2, 5

  • 75

    問165 (薬理) 35歳女性。身長150 cm、体重65 kg、血圧138/90 mmHg、喫煙歴あり(30本/日)。仕事が忙しくなりストレスが溜まり、暴飲暴食で早食いとなった。ある日、突然、今までに経験したことがない心窩部痛におそわれ、心配になり近医を受診した。検査の結果、逆流性食道炎と診断され、下記の処方で治療が開始され、2ヶ月ほどで軽快した。 (処方1)ランソプラゾールカプセル30 mg 1回1カプセル(1日1カプセル)1日1回 朝食後 7日分 (処方2)モサプリドクエン酸塩錠5 mg 1回1錠(1日3錠)1日3回 朝昼夕食後 7日分 この患者に処方されたそれぞれの薬物の作用機序として正しいのはどれか。2つ選べ。 1 ヒスタミンH2受容体遮断 2 アセチルコリンM3受容体遮断 3 H+, K+-ATPase阻害 4 セロトニン5-HT4受容体刺激 5 ドパミンD2受容体遮断

    3, 4

  • 76

    問166 (病態) (問165の患者に関する記述のうち、適切なのはどれか。2つ選べ。 1 食道下部括約筋の収縮により、胃酸が逆流することにより発症した。 2 内視鏡検査で食道に炎症やびらんが認められた。 3 Ca2+チャネル遮断薬を併用するとより症状が改善する。 4 再発防止のため、この処方2を継続する必要がある。 5 薬物療法に加えて禁煙や体重の減量などの生活指導が奏功する。

    2, 5

  • 77

    問167 (病態) 47歳男性。身長172 cm、体重85 kg。38歳時より高血圧を指摘され、下記処方にて治療を受けていた。日常、ビールを飲むことが多い。 (処方)カンデサルタンシレキセチル錠8 mg 1回1錠(1日1錠)1日1回 朝食後 14日分 子供の運動会で短距離走に出場した。運動会終了後、懇親会にて飲酒した次の日、右足母趾の腫脹と痛みを認めた。その後、痛みは徐々に増悪し、患部の赤く腫大した状態が2日間持続していると訴え受診した。 患者が訴えている症状を速やかに改善させるために処方される薬物として最も適切なのはどれか。1つ選べ。 1 フェブキソスタット 2 ベンズブロマロン 3 メトホルミン塩酸塩 4 ナプロキセン 5 アトルバスタチンカルシウム水和物

  • 78

    問168 (薬理) (問167の続き)精査の結果、この患者では左腎結石を認め、以下の検査結果が得られた。 検査値:血圧136/86 mmHg、空腹時血糖値110 mg/dL、HbA1c 6.1%(NGSP値)、LDL-C 140 mg/dL、TG(トリグリセリド)210 mg/dL、血清クレアチニン値1.1 mg/dL、eGFR 68 mL/min/1.73 m2、BUN 21 mg/dL、尿酸値10.5 mg/dL 患者が訴えている症状が寛解した後、その症状の再発を予防する目的で投与される薬物に関する記述のうち、最も適切なのはどれか。1つ選べ。 1 キサンチンオキシダーゼを阻害し、尿酸生成を抑制する。 2 腎尿細管において、尿酸の再吸収を抑制する。 3 尿酸をアラントインと過酸化水素に分解する。 4 シクロオキシゲナーゼを阻害する。 5 チュブリンと結合して微小管重合を阻害し、好中球の遊走を抑制する。

  • 79

    問169 薬物の吸収に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 抗コリン薬は、胃内容排出速度を増大させ、経口投与された併用薬の最高血中濃度到達時間の短縮や最高血中濃度の上昇を引き起こす。 2 鼻粘膜は、重層扁平上皮細胞からなり、細胞間は密着結合により強固に結合しているため、バリアー機能は高く、高分子薬物の吸収部位としては不適である。 3 皮膚の角質層は皮膚を構成する層の中で最も厚いため、薬物の経皮吸収における最大の障壁となる。 4 口腔粘膜からの薬物吸収は、一般に受動拡散によって起こるが、その吸収速度は部位により異なり、舌下粘膜で大きい。 5 直腸下部からの薬物吸収は、門脈や肝臓を通過せずに全身循環に移行するため、肝初回通過効果を回避できる。

    4, 5

  • 80

    問170 薬物の生体内分布に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 腎臓や小腸粘膜の毛細血管は有窓内皮であるため、低分子薬物は窓構造に存在する小孔を介して毛細血管を透過できる。 2 皮下に投与された分子量5,000以下の薬物は、毛細血管よりも毛細リンパ管に移行しやすい。 3 アルブミンは血漿中に約4 g/dL存在し、プロプラノロールやイミプラミンのような塩基性薬物と強く結合する。 4 プラバスタチンは肝細胞の血液側細胞膜に発現する有機アニオントランスポーターOATP1B1を介して細胞内に取り込まれる。 5 血漿タンパク結合率が高い弱酸性薬物は、乳汁中への移行性が高い。

    1, 4

  • 81

    問171 1〜5のうち、アセトアミノフェンによる肝毒性に関与し、エタノールにより誘導される酵素が関わる代謝過程はどれか。1つ選べ。 (代謝経路図:アセトアミノフェンの複数の代謝経路が示され、1〜5の各経路が異なる代謝物・中間体を通る。3の経路はNAPQI生成(CYP2E1介在)を示す) 正答: 3

  • 82

    問172 ある薬物を患者に点滴静注により持続投与中である。定常状態における血中薬物濃度は5.0 ng/mLであり、定常状態到達時にいったん完全に排尿し、5時間後に再度排尿した尿の総量は300 mL、尿中薬物濃度は180 ng/mLであった。この患者における糸球体ろ過速度を120 mL/min、薬物の尿細管再吸収率を20%、血中非結合形分率を0.20としたとき、この薬物の尿細管分泌クリアランス(mL/min)に最も近い値はどれか。1つ選べ。 1 10 2 20 3 150 4 600 5 2,500

  • 83

    問173 薬物の胆汁中排泄に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 肝実質細胞の胆管側細胞膜上に発現し、薬物や薬物の代謝物を胆汁中へ排出するトランスポーターの多くは、ATPの加水分解エネルギーを直接利用した輸送を行う。 2 一般に、分子量が小さい薬物ほど、胆汁中に排泄されやすい。 3 肝実質細胞から毛細胆管中に排出された薬物は、総胆管を経て十二指腸内に分泌される。 4 グルクロン酸抱合体となることで腸肝循環を受ける薬物は、腸内細菌がもつβ-グルクロニダーゼを阻害すると、血中濃度時間曲線下面積が増加する。 5 薬物の肝クリアランスは肝臓での代謝クリアランスで表され、胆汁中への排泄クリアランスは考慮されない。

    1, 3

  • 84

    問174 治療薬物モニタリング(TDM)が有効な薬物の特徴として、適切でないのはどれか。1つ選べ。 1 体内動態の個人間変動が大きい。 2 治療域が中毒域と接近している。 3 血中薬物濃度と薬効・副作用の相関が不明である。 4 他の方法では薬効・副作用を判定するのが困難である。 5 臨床投与量の範囲において、投与量と血中薬物濃度の関係が非線形性を示す。

  • 85

    問175 トランスポーターを介した薬物の尿細管分泌が併用薬によって阻害され、薬物の血中濃度上昇をもたらす薬物相互作用として、トランスポーター、薬物、併用薬の正しい組合せはどれか。2つ選べ。 1 中性アミノ酸トランスポーター LAT1/レボドパ/カルビドパ 2 P-糖タンパク質/ジゴキシン/キニジン 3 有機アニオントランスポーター OAT1、OAT3/メトトレキサート/プロベネシド 4 ペプチドトランスポーター PEPT1/メトホルミン/シメチジン 5 H+/有機カチオン逆輸送体 MATE1、MATE2-K/リチウム/ロキソプロフェン

    2, 3

  • 86

    問176 ある薬物10 mgを被験者に急速静脈内投与した後、薬物の血中濃度及び尿中排泄量を測定したところ、血中濃度時間曲線下面積は0.20 mg・h/L、尿中総排泄量は2.0 mgであった。一方、この薬物40 mgを同一被検者に経口投与したときの尿中総排泄量は3.0 mgであった。この薬物40 mgを経口投与したときの体内動態の説明として、正しいのはどれか。2つ選べ。ただし、この薬物は肝代謝及び腎排泄でのみ消失し、体内動態は線形性を示す。また、肝血流速度は80 L/hとする。 1 全身クリアランスは50 L/hである。 2 肝クリアランスは10 L/hである。 3 肝抽出率は63%である。 4 体循環に移行する薬物量は15 mgである。 5 門脈に移行する割合は90%である。

    1, 4

  • 87

    問177 粒子径のみが異なる大小2種の単分散球形固体粒子から成る粉体Ⅰ及びⅡを、同一仕込み量(W0)で一定温度の水にそれぞれ投入し攪拌した。溶解せずに残っている量(Wt)を経時的に測定したところ、図のような関係が得られた。この結果の説明に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。ただし、溶解はシンク条件において拡散律速で進行するものとし、試験条件は同じとする。 (グラフ:W0^(1/3)-Wt^(1/3) vs 時間(分)。粉体Ⅰ、Ⅱの直線プロット。Ⅱの傾きがⅠより大きい) 1 粉体ⅠとⅡの粒子の溶解現象は、いずれもHixson-Crowellの式に従う。 2 粉体Ⅰの粒子は、粉体Ⅱの粒子よりも粒子径が大きい。 3 粉体Ⅱの粒子は、溶解に伴って粒子の形状が球形から不規則形に変化している。 4 粉体Ⅰの粒子の溶解速度定数は0.006 g^(1/3)/minである。 5 試験開始60分後において、溶解した粉体Ⅱの量は0.36 gである。

    1, 2

  • 88

    問178 乳剤A、B及びCはそれぞれ図に示す容積の水と油からなっている。これらの乳剤には非電解質の薬物1,000 mgが溶解している。25℃における乳剤A〜Cの油相及び水相中の薬物濃度に関する記述のうち、最も適切なのはどれか。1つ選べ。ただし、25℃における薬物の油/水分配係数は1,000であり、分配平衡に達しているものとする。また、溶解に伴う容積変化は無視でき、両相において薬物は会合しないものとする。 A: 油相10 mL、水相100 mL B: 油相20 mL、水相100 mL C: 油相20 mL、水相200 mL 1 乳剤AとBの油相中の薬物濃度は、ほぼ等しい。 2 乳剤AとCの油相中の薬物濃度は、ほぼ等しい。 3 乳剤BとCの油相中の薬物濃度は、ほぼ等しい。 4 乳剤Aの水相中の薬物濃度は、乳剤Bの水相中の薬物濃度のほぼ半分である。 5 乳剤Bの水相中の薬物濃度は、乳剤Cの水相中の薬物濃度のほぼ半分である。

  • 89

    問179 ある非電解質性薬物の安定形結晶と準安定形結晶を、固相が常に存在する状態でそれぞれ一定温度の水に溶解したところ、図に示す薬物濃度―時間曲線Ⅰ及びⅡが得られた。この薬物の溶解挙動に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 (グラフ:曲線Ⅰは徐々に上昇し6 mg/mLの飽和に達する。曲線Ⅱは急激に立ち上がりピーク(ア)約12 mg/mLに達し、その後徐々に減衰して6 mg/mL付近(イ)で安定形と同じ溶解度に収束) 1 曲線Ⅰは、安定形結晶の溶解曲線を示している。 2 曲線Ⅱのアの付近では、固相の大部分が安定形結晶として存在する。 3 曲線Ⅱのイの付近では、薬物が過飽和状態で溶解している。 4 曲線Ⅱのイの付近では、固相の大部分が準安定形結晶として存在する。 5 安定形結晶の溶解度は、約6 mg/mLである。

    1, 5

  • 90

    問180 図は薬物Aの水和物について昇温過程で熱重量測定(TG)及び示差走査熱量測定(DSC)を行った結果である。薬物Aに関する記述のうち、最も適切なのはどれか。1つ選べ。ただし、薬物Aには水和物、無水物ともに結晶多形は存在しない。 (グラフ:TG曲線とDSC曲線。温度アで質量減少(吸熱)、温度イでDSC吸熱ピーク、温度ウで質量変化なしまたは減少) 1 温度アでみられるDSC曲線の吸熱ピークは、薬物Aの水和物からの結晶水の脱離に基づいている。 2 温度アの付近において、薬物Aは融解する。 3 温度イの付近において、薬物Aの水和物からの結晶水の脱離が起きる。 4 温度イの付近において、薬物Aは結晶化する。 5 温度ウを超えて観察される質量変化は、薬物Aの気化に基づいている。

  • 91

    問181 光に対して不安定な薬物Aを含有するフィルムコーティング錠に含まれる添加剤を以下に示す。添加剤の種類や量を変更したときに起こり得る錠剤特性の変化に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 有効成分: 薬物A 添加剤(素錠中): 乳糖、トウモロコシデンプン、カルメロースカルシウム、ヒドロキシプロピルセルロース、ステアリン酸マグネシウム 添加剤(コーティング剤中): ヒプロメロース、マクロゴール6000、酸化チタン 1 カルメロースカルシウムをカルメロースナトリウムに変更すると、錠剤は崩壊しにくくなる。 2 ヒドロキシプロピルセルロースの配合量を相対的に減らすと、素錠の硬度は下がりやすくなる。 3 ステアリン酸マグネシウムの配合量を相対的に減らすと、キャッピングが起こりやすくなる。 4 ヒプロメロースをヒプロメロースフタル酸エステルに変更すると、日本薬局方崩壊試験第2液中における薬物Aの溶出は起こらない。 5 酸化チタンを除いても、本錠剤に光を当てた際の薬物Aの安定性は変わらない。

    1, 2

  • 92

    問182 医薬品の容器に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 吸入液剤を製するには、通例、有効成分に溶剤を加えて溶液とし、液状の噴射剤とともに耐圧性の容器に充塡し、定量バルブを装着する。 2 坐剤に用いる容器は、通例、密閉容器とする。 3 血液透析用剤に用いる容器は、通例、密封容器とする。 4 点眼剤に用いる容器は、通例、点眼剤の不溶性異物検査法の試験に支障をきたさない透明性のある気密容器とする。 5 外用エアゾール剤及びポンプスプレー剤に用いる容器は、通例、耐圧性の容器とする。

    2, 4

  • 93

    問183 粒子が関係する日本薬局方一般試験法に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 レーザー回折・散乱法による粒子径測定法は、単色光ビームを利用するため、液中に分散した試料は測定できない。 2 注射剤の不溶性微粒子試験法は、注射剤中の不溶性異物の有無を調べる検査法である。 3 吸入剤の送達量均一性試験法は、吸入剤から生成するエアゾールの微粒子特性を評価する方法である。 4 粉体の粒子密度測定法は、通例、気体置換型ピクノメーターを用いて、粉末状医薬品又は医薬品原料の粒子密度を測定する方法である。 5 点眼剤の不溶性微粒子試験法は、点眼剤中の不溶性微粒子の大きさ及び数を試験する方法である。

    4, 5

  • 94

    問184 悪心・嘔吐に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 急性胃炎による悪心・嘔吐は、化学受容器引き金帯(CTZ)を介して嘔吐中枢が刺激されて起こる。 2 脳腫瘍による悪心・嘔吐は、嘔吐中枢が直接刺激されて起こる。 3 糖尿病性ケトアシドーシスによる悪心・嘔吐は、嘔吐中枢が直接刺激されて起こる。 4 妊娠悪阻による悪心・嘔吐は、CTZを介して嘔吐中枢が刺激されて起こる。 5 モルヒネによる悪心・嘔吐は、自律神経を介して嘔吐中枢が刺激されて起こる。

    2, 4

  • 95

    問185 慢性腎臓病の病態に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 尿中へ排泄されるタンパク質量が増加している。 2 低カリウム血症を呈する。 3 二次性副甲状腺機能低下症を呈する。 4 代償性に活性型ビタミンDの産生が亢進する。 5 レニン-アンジオテンシン系の亢進により血圧が上昇する。

    1, 5

  • 96

    問186 子宮内膜症の病態と治療に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 子宮平滑筋が増殖する疾患である。 2 エストロゲン非依存性疾患である。 3 下腹部痛、月経痛などの症状がある。 4 GnRHアンタゴニストが用いられる。 5 ダナゾール投与により治療を行う際は血栓症に注意が必要である。

    3, 5

  • 97

    問187 25歳女性。身長158 cm、体重53 kg。最近、姿勢の変動に伴い、頭痛、動悸及び発汗を認めたため心配になり病院を受診した。来院時の所見は以下のとおりであった。 血圧188/106 mmHg、脈拍110回/分 血液検査: 空腹時血糖値104 mg/dL、HbA1c 5.9%(NGSP値)、Na 137 mEq/L、K 4.2 mEq/L 腹部CT検査:右副腎に5 cm大の腫瘤 検査の結果、右副腎腫瘍の摘出術を行うこととなった。術前の血圧管理のために最初に用いる薬物として最も適切なのはどれか。1つ選べ。 1 トリクロルメチアジド 2 プロプラノロール塩酸塩 3 カンデサルタンシレキセチル 4 ニフェジピン 5 ドキサゾシンメシル酸塩

  • 98

    問188 75歳男性。15年ほど前から動作がゆっくりになり、立っているときに前かがみの姿勢が目立つようになった。近医を受診したところ、パーキンソン病と診断され、タリペキソールの投与により症状の改善を認めた。70歳頃より症状が悪化したが、レボドパとカルビドパの配合剤への変更により、症状の改善が得られていた。最近、この配合剤の薬効の持続時間が短くなり、配合剤の使用回数が増えた。 この患者の病態及び薬物治療に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 この患者に最初に出現した症状を、寡動及び姿勢反射障害という。 2 症状の悪化は、脳の線条体を起始核とする神経が変性したからである。 3 カルビドパはドパミンの血液脳関門の通過性を上げる。 4 配合剤の薬効持続時間の短縮は、遺伝子多型による個人差で生じる。 5 薬効持続時間の短縮に対して、配合剤1回量を減量し、エンタカポンを併用する。

    1, 5

  • 99

    問189 脳腫瘍に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 頭蓋内に発生した悪性新生物の総称である。 2 原発性と転移性に大別され、その発生頻度はほぼ同じである。 3 頭蓋内圧亢進症状と脳局所症状がある。 4 頭蓋内圧亢進による噴出性嘔吐は悪心を伴わない。 5 性格の変化を伴うことはない。

    3, 4

  • 100

    問190 せん妄に関する記述のうち、正しいのはどれか。1つ選べ。 1 不可逆性の錯乱と認知の変化を特徴とする。 2 認知症とせん妄は容易に鑑別できる。 3 原則として身体拘束を必要とする。 4 発現機序は明らかにされている。 5 振戦せん妄はアルコール依存症の離脱症状の1つである。

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    基本情報技術者試験 令和7年度(2025年) 科目B 公開問題

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    社会保険労務士試験 第57回 選択式 令和7年度(2025年)

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    社会保険労務士試験 第57回 択一式 令和7年度(2025年)

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    賃貸不動産経営管理士試験 第13回 令和7年度(2025年)

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    応用情報技術者試験 令和7年度(2025年)秋期 午前

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    中小企業診断士 1次試験 企業経営理論 令和7年度(2025年)

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    Fragenliste

  • 1

    問91 日本薬局方において、L-エチルシステイン塩酸塩の純度試験は以下のように規定されている。この純度試験に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 純度試験 (1) 硫酸塩 本品0.6 gをとり、試験を行う。比較液には0.005 mol/L[ア]0.35 mLを加える(0.028%以下)。 (2) 重金属 本品1.0 gをとり、第1法により操作し、試験を行う。比較液には[イ]標準液1.0 mLを加える([ウ]ppm以下)。 ただし、重金属試験法第1法では、医薬品各条に規定する量の試料をネスラー管にとり、水適量に溶かし、40 mLとする。これに希酢酸2 mL及び水を加えて50 mLとし、検液とする。比較液は、医薬品各条に規定する量の[イ]標準液をネスラー管にとり、希酢酸2 mL及び水を加えて50 mLとする。 また、[イ]標準液1.0 mL中には[イ]0.01 mgが含まれる。 1 硫酸塩試験法においては、検液及び比較液に、2,2'-ビピリジル試液2 mLずつを加えて混和し、黒色の背景を用いて混濁を比較する。 2 重金属試験法においては、検液及び比較液に、硫化ナトリウム試液1滴ずつを加えて混和し、白色の背景を用いて液の色を比較する。 3 [ア]は塩化バリウムである。 4 [イ]は鉛である。 5 [ウ]に入る数値は100である。

    2, 4

  • 2

    問92 酢酸亜鉛は、ウィルソン病や低亜鉛血症の治療薬として用いられているが、副作用として銅欠乏症を生じる場合がある。亜鉛化合物の定量には一般にキレート滴定法が用いられる。日本薬局方において、酸化亜鉛(ZnO:81.38)の定量法は以下のように規定されている。この定量法に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 本品を850℃で1時間強熱し、その約0.8 gを精密に量り、水2 mL及び塩酸3 mLに溶かし、水を加えて正確に100 mLとする。この液10 mLを正確に量り、水80 mLを加え、水酸化ナトリウム溶液(1→50)をわずかに(1)沈殿を生じるまで加え、次に(2)pH10.7のアンモニア・塩化アンモニウム緩衝液5 mLを加えた後、0.05 mol/Lエチレンジアミン四酢酸二水素二ナトリウム液で滴定する(指示薬:[ア]0.04 g) 0.05 mol/Lエチレンジアミン四酢酸二水素二ナトリウム液1 mL=[イ]mg ZnO 1 波下線部(1)の沈殿は水酸化亜鉛(Zn(OH)2)である。 2 波下線部(2)の操作は、エチレンジアミン四酢酸と金属の錯体を作りやすくするために行う。 3 [ア]は、クリスタルバイオレットである。 4 滴定終点において、指示薬[ア]がエチレンジアミン四酢酸と結合して変色する。 5 [イ]に入る数値は2.035である。

    1, 2

  • 3

    問93 フルオレセインナトリウムは、蛍光眼底造影剤として用いられている。図にフルオレセインナトリウム水溶液の励起スペクトル及び蛍光スペクトルを示す。このスペクトルを測定する際の蛍光光度法に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 (図:横軸400-600、破線と実線のスペクトル。波長400-600、相対蛍光強度0-500) 1 図中の破線が蛍光スペクトル、実線が励起スペクトルである。 2 横軸の波長の単位はμmである。 3 フルオレセインナトリウムの蛍光強度は、希薄溶液であれば濃度に比例する。 4 一般に光源として、キセノンランプを用いる。 5 温度が変化してもフルオレセインナトリウムの蛍光強度には変化がない。

    3, 4

  • 4

    問94 ボルツマン分布は、異なるエネルギー準位E1、E2(E1<E2)をもつ分子の数をそれぞれN1、N2としたときの、熱平衡状態における両者の比(N2/N1)に関する情報を与える(下式参照)。ボルツマン分布に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 N2/N1 = exp{−(E2−E1)/(kB・[A])} kB:ボルツマン定数 1 式中の[A]に入る物理量は体積である。 2 常にN2/N1<1が成り立つ。 3 E1とE2の差が大きいほどN2/N1が小さくなる。 4 温度が高いほどN2/N1が小さくなる。 5 N2/N1=1/eとなるときの(E2−E1)を活性化エネルギーという。

    2, 3

  • 5

    問95 ある分子X(初濃度100 mmol/L)が分解して2分子のY(初濃度0 mmol/L)が生成する反応 X→2Y において、下のグラフはXの濃度の時間変化を表す。この反応に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 (グラフ:横軸 時間0-90分、縦軸 Xの濃度 0-100 mmol/L。指数減衰的な曲線) 1 横軸の時間10分でのYの濃度は、同じ時間のXの濃度の2倍である。 2 この分解反応は、一次反応である。 3 この分解反応の速度定数の符号は負である。 4 同じ時間でのXとYの濃度変化曲線の接線の傾きの絶対値は等しい。 5 Xの濃度が初濃度の1/2になるまでにかかる時間は、Yの濃度が100 mmol/Lから150 mmol/Lになるまでにかかる時間と等しい。

    2, 5

  • 6

    問96 0.100 mol/Lリン酸二水素一ナトリウム水溶液10.00 mLを0.100 mol/L水酸化ナトリウム水溶液で中和滴定する。この滴定に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。ただし、リン酸は三塩基酸で、pKa1=2.12、pKa2=7.21、pKa3=12.32であり、log10 2=0.301、log10 3=0.477とする。 1 10.00 mLを正確に量るために、メスピペットが用いられる。 2 滴定前のリン酸二水素一ナトリウム水溶液のpHは約1.6である。 3 水酸化ナトリウム水溶液を9.00 mL加えたとき、滴定溶液のpHは約8.2である。 4 水酸化ナトリウム水溶液を10.00 mL加えたとき、滴定溶液のpHは約9.8である。 5 この滴定の終点(10.00 mL付近)の検出には、pH指示薬としてメチルオレンジが適している。

    3, 4

  • 7

    問97 以下の記述は、L-バリン(C5H11NO2)の薄層クロマトグラフィー(TLC)に関するものである。 本品0.10 gを水25 mLに溶かし、試料溶液とする。試料溶液5 μLをTLC用シリカゲルを用いて調製した薄層板にスポットする。次に1-ブタノール/水/酢酸(100)混液(3:1:1)を展開溶媒として約10 cm展開した後、薄層板を80℃で30分間乾燥する。これに試薬[A]のアセトン溶液(1→50)を均等に噴霧した後、80℃で5分間加熱する。 このクロマトグラフィーに関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 このクロマトグラフィーの分離モードはイオン交換である。 2 試薬[A]はニンヒドリンである。 3 L-バリンのスポットは黄色を呈する。 4 試料にL-ロイシン(C6H13NO2)が混在するとき、そのRf値はL-バリンのRf値より小さい。 5 この試験でL-バリンのRf値より大きなRf値を給する不純物は、逆相分配クロマトグラフィーにおいては保持時間が一般にL-バリンより大きくなる。

    2, 5

  • 8

    問98 分子間相互作用の名称と特徴の組合せとして正しいのはどれか。2つ選べ。 1 分散力:無極性分子同士を含め、全ての物質の間にはたらく相互作用で、物質の分極率が大きいほど強くなる。 2 水素結合:電気陰性度の大きな原子に結合した水素原子と、別の電気陰性度の大きな原子間で形成される相互作用で、共有結合と同程度の相互作用エネルギーを示す。 3 疎水性相互作用:水中における疎水性分子同士の発熱的な相互作用で、相互作用エネルギーは分子間距離の6乗に反比例する。 4 静電的相互作用:イオン間の相互作用で、その相互作用エネルギーはイオン間距離の2乗に反比例し、媒体の誘電率に比例する。 5 電荷移動相互作用:電子供与体と電子受容体の間の相互作用であり、ヨウ素(I2)-デンプン反応で青紫色に着色する要因となる。

    1, 5

  • 9

    問99 放射線と物質の相互作用に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 ガイガー・ミュラー(GM)計数管は、アルゴンなどの不活性気体が放射線により電離することを利用して放射線を検出する。 2 γ線は光電効果を示すが、コンプトン散乱は示さない。 3 α線の電離作用の強さは、線源からの距離に反比例する。 4 β−線が原子核近傍を通過するときエネルギーの損失が起こり、そのエネルギーに見合ったX線が放射されることがある。 5 金属銀に放射線が作用すると、金属銀が酸化されて銀イオンになる。

    1, 4

  • 10

    問100 生体における膜電位の原理を理解するためには、濃淡電池の作動原理を知ることが必要である。電解質として用いる硫酸亜鉛の濃度のみが異なる2つの亜鉛半電池を塩橋でつないだ化学電池の模式図を以下に示す。標準圧力下、298 Kにおいて半電池Rの硫酸亜鉛の初濃度を0.1 mol/L、半電池Lの硫酸亜鉛の初濃度をc1 mol/Lとする。 (模式図:Zn電極 / [ZnSO4]=c1 mol/L (半電池L) — 塩橋 — [ZnSO4]=0.1 mol/L (半電池R) / Zn電極、電圧計接続) なお、亜鉛半電池の反応は次式で表される(E°は標準電位を表す)。 Zn2+ + 2e- ⇌ Zn  E°=−0.76 V また、硫酸亜鉛は水中では完全に電離し、その活量は濃度に等しいとする。この場合の亜鉛半電池の電極電位E(単位V)は温度298 Kでは次式で表される。 E = E° + (0.059/2) log10 [Zn2+] この化学電池に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 この電池はダニエル電池である。 2 c1=0.01のとき、半電池Lがアノード(負極)となる。 3 この電池の標準起電力は0 Vである。 4 半電池Lと半電池Rの硫酸亜鉛濃度が等しくなった状態の起電力は−0.76 Vである。 5 c1=0.01のとき、この電池の起電力は約+0.059 Vである。

    2, 3

  • 11

    問101 クエン酸(C6H8O7)に関する記述について、誤っているのはどれか。1つ選べ。 (クエン酸の構造式:中心のC(OH)にCOOH×3とCH2CO-が結合) 1 IUPAC名は、2-hydroxypropane-1,2,3-tricarboxylic acidである。 2 結晶水を持つものは、クエン酸水和物と呼ばれる。 3 塩基性条件下、二価の鉄イオン1つに対して四座配位子として働き、安定なキレートを形成する。 4 不斉炭素原子を持たず、アキラルな分子である。 5 三ナトリウム塩の水溶液は塩基性を示す。

  • 12

    問102 図は、アルケンAからアルコールC又はアルコールDを合成する経路を示している。この経路に含まれる反応又は化合物に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 (反応経路図:アルケンA→H2SO4(触媒量)/H2O→C 加熱、または A→BH3→中間体B→H2O2/NaOH→D、CH3置換基あり) 1 アルケンAから中間体Bが生じる反応はanti付加反応である。 2 中間体BからアルコールCが生じる反応は酸化反応である。 3 アルコールCはラセミ混合物である。 4 アルコールCはアルコールDのジアステレオマーである。 5 アルコールDはメソ化合物(メソ体)である。

    2, 3

  • 13

    問103 臭化アルキル(R-Br)に求核剤(Y-)を作用させる置換反応について、反応の進行に伴う自由エネルギー変化を図示するとA又はBのようになる。以下の記述のうち、正しいのはどれか。1つ選べ。 R-Br + Y- → R-Y + Br- (自由エネルギー-反応進行 曲線A:一段階、遷移状態aを1つもつ;曲線B:二段階、遷移状態b,cと中間体をもつ) 1 Aの反応は吸エルゴン反応である。 2 Bの反応は二分子反応である。 3 Aの反応において、臭化アルキルの置換基Rの影響によりaの状態が混み合ってくると、エネルギーⅠが大きくなる。 4 Bの反応において、bからcに至る段階が律速となる。 5 Aの反応において、R-Brとして2-ブロモブタンの一方のエナンチオマーのみを用いたとき、生成物はラセミ混合物となる。

  • 14

    問104 化合物Aの反応に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 (構造:A=アセトアニリド、-NHCOCH3基が付いたベンゼン環、HNO3/H2SO4でニトロ化。「ア」=-NHCOCH3基) 1 SO3が求電子剤として作用する置換反応である。 2 アの部分は共鳴効果による電子求引性を示す。 3 アの部分は誘起効果による電子供与性を示す。 4 アの部分のかさ高さのため、オルト置換体が得られにくい。 5 Aの代わりにベンゼンを基質とすると反応は遅くなる。

    4, 5

  • 15

    問105 一酸化窒素及び生体内における一酸化窒素の生成に関する記述のうち、正しいのはどれか。1つ選べ。 (反応式:アミノ酸A → 化合物B + NO、酵素は一酸化窒素合成酵素(NOS)。アミノ酸A=L-アルギニン、化合物B=L-シトルリン) 1 アミノ酸AはL-グルタミンである。 2 一酸化窒素は2つの不対電子をもち、常磁性を示す。 3 一酸化窒素の窒素原子の酸化数は+1である。 4 一酸化窒素の酸素原子は酸素分子(O2)由来である。 5 化合物BはL-オルニチンである。

  • 16

    問106 図は、アセチルコリンエステラーゼ(AChE)によってアセチルコリンが加水分解される際の初期段階の反応機構と2種類のAChE阻害剤A、Bの構造を示したものである。以下の記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 (反応機構図:Ser-Glu-His-Trp触媒残基でSerがアセチルコリンをアシル化。AChE阻害剤A:ネオスチグミン様のカルバメート型構造。AChE阻害剤B:有機リン化合物型構造(P、F、CH3など)) 1 グルタミン酸-ヒスチジンの相互作用により、ヒスチジンのイミダゾリル基の塩基性が高くなる。 2 グルタミン酸-ヒスチジン-セリンの三つのアミノ酸残基間の相互作用によって、セリンのヒドロキシ基の求電子性が高くなる。 3 アセチルコリンはトリプトファンとイオン結合している。 4 AChE阻害剤Aはセリンのヒドロキシ基を不可逆的にアミド化する。 5 AChE阻害剤Bはセリンのヒドロキシ基を不可逆的にリン酸化する。

    1, 5

  • 17

    問107 図は、ある化合物Aの1H-NMRスペクトル(400 MHz、CDCl3、基準物質はテトラメチルシラン)を示したものである。また、表は各シグナルの積分比を一覧にしたものである。化合物Aの加水分解反応によって得られた化合物Bについて、同様の条件下で1H-NMRスペクトルの測定を行ったところ、アとウに相当するシグナルが消失し、11 ppm付近に線幅の広い新たなシグナルが観測された。化合物Aの構造式はどれか。1つ選べ。なお、×印のシグナルは水又はCDCl3中に含まれるCHCl3のプロトンに由来するシグナルである。 積分比: ア=3, イ=3, ウ=2, エ=1, オ=1, カ=1, キ=1, ク=1 (1H-NMRスペクトルと5つの候補構造式(各エステルおよびアミド関連構造)が図示) 選択肢1〜5:それぞれ異なる構造式

  • 18

    問108 日本薬局方に収載された生薬Aの確認には、成分Bの検出を目的として、Cに示す試薬や方法を用いた試験が行われる。A~Cの組合せのうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 A:オウゴン/B:インドールアルカロイド/C:薄層クロマトグラフィー、紫外線照射 2 A:キキョウ/B:トリテルペンサポニン/C:無水酢酸と硫酸 3 A:ゴシュユ/B:ステロイドサポニン/C:4-ジメチルアミノベンズアルデヒド試液 4 A:チンピ/B:フラボノイド/C:バニリン・塩酸試液 5 A:ベラドンナコン/B:トロパンアルカロイド/C:薄層クロマトグラフィー、ドラーゲンドルフ試液

    2, 5

  • 19

    問109 以下のアルカロイドのうち、生合成前駆体となるアミノ酸がトリプトファンであるのはどれか。2つ選べ。 (5つのアルカロイド構造式:1、2、3、4、5) 1 リゼルグ酸様構造(インドール環含む) 2 モルヒネ骨格(フェナントレン系) 3 ヨヒンビン様(インドール環含む) 4 レセルピン様(インドール環含む) 5 コカイン骨格(トロパン系) ※実際の構造式は問題PDFを参照 正答:3、4

    3, 4

  • 20

    問110 骨の成長とリモデリングに関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 骨基質の生成に必要なコラーゲンは、主に骨細胞から分泌される。 2 骨芽細胞は、アルカリホスファターゼの作用により、石灰化に必要なリン酸の局所濃度を上昇させる。 3 破骨細胞は、骨基質を分解する働きをもつ。 4 エストロゲンは、思春期において骨芽細胞の働きを抑制する。 5 カルシトニンは、破骨細胞を活性化する。

    2, 3

  • 21

    問111 図は視床下部―下垂体系を模式的に示したものである。下垂体の部位A又はBにおけるホルモンの分泌調節に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 (模式図:視床下部と下垂体(A=前葉、B=後葉)を示す模式図) 1 Aから分泌されるホルモンは、視床下部ホルモンにより分泌調節される。 2 ソマトスタチンは、Aからの成長ホルモンの分泌を促進する。 3 ゴナドトロピン放出ホルモンは、Aからのオキシトシンの分泌を促進する。 4 バソプレシンは、視床下部で合成され、Bから分泌される。 5 ドパミンは、Bからのプロラクチンの分泌を抑制する。

    1, 4

  • 22

    問112 成人の赤血球及び造血に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 成熟赤血球では、ヘモグロビン1分子に、通常2分子のヘムが結合している。 2 成熟赤血球のATP産生の大部分はミトコンドリアが担う。 3 造血は赤色骨髄で行われる。 4 造血過程におけるDNA合成には、葉酸及びビタミンB12が必要である。 5 動脈血の酸素分圧が低下すると、腎臓でのエリスロポエチンの産生が抑制される。

    3, 4

  • 23

    問113 哺乳類細胞におけるコレステロール及びその代謝に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 コレステロールの3位のヒドロキシ基に脂肪酸が結合したコレステロールエステルは、コレステロールよりも親水性が高い。 2 コレステロール分子中の全ての炭素原子はアセチルCoAに由来する。 3 コレステロールの生合成過程において、メバロン酸1分子の合成には、4分子のアセチルCoAが必要である。 4 細胞内のコレステロール量が増加すると、3-ヒドロキシ-3-メチルグルタリルCoA(HMG-CoA)還元酵素遺伝子の転写が促進される。 5 コレステロールは、ステロイドホルモンや胆汁酸の前駆体となる。

    2, 5

  • 24

    問114 下図のヌクレオチドに関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 (構造式:デオキシチミジン5'-一リン酸(dTMP)、-O-P(=O)(O-)-O-CH2- + 五炭糖(2'-デオキシリボース) + チミン塩基) 1 RNAの構成成分である。 2 デオキシウリジン5'-一リン酸のメチル化により生成する。 3 塩基のメチル基の導入には、ピリドキサールリン酸が補酵素として必要である。 4 塩基部分の生合成には、アスパラギン酸及びグルタミンが利用される。 5 分解されて生じた塩基は酸化されて尿酸となる。

    2, 4

  • 25

    問115 ヒトの遺伝子多型に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 イントロン部分の塩基配列の違いは、遺伝子多型とはみなされない。 2 遺伝子多型がタンパク質の発現量に影響を与えることはない。 3 酵素をコードする遺伝子の多型は、その酵素活性に影響を与えることがある。 4 数塩基の短いDNA塩基配列の反復回数が、個体間で異なることをSNP(スニップ)という。 5 遺伝子の翻訳領域における遺伝子多型が存在しても、対応するタンパク質のアミノ酸配列に変化を生じないことがある。

    3, 5

  • 26

    問116 タンパク質Xは、細胞質内ではサブユニットA(分子量60,000)とサブユニットB(分子量30,000)がそれぞれ1つずつ非共有結合で会合したヘテロ二量体を形成している。タンパク質Xは、増殖因子Fの刺激によりサブユニットAのみチロシン残基がリン酸化され、サブユニットBと解離する。 培養細胞を用いて以下の実験を行った。予想される結果として正しいのはどれか。1つ選べ。 ① Fでこの細胞を刺激した。同時に未刺激の細胞も用意した。 ② それぞれの細胞を破砕して細胞抽出液を得た。 ③ 各細胞抽出液に、サブユニットAに対する抗体(抗A)を添加して免疫沈降を行った。 ④ 沈降物を三等分し、それぞれをSDS-ポリアクリルアミドゲル電気泳動により分離した。 ⑤ 分離したタンパク質をニトロセルロース膜に電気的に転写し、抗リン酸化チロシン抗体(抗Pi-Tyr)、抗A、サブユニットBに対する抗体(抗B)をそれぞれ用いたウエスタンブロット法を行った。 ただし、Fによる刺激で、A、B両サブユニットの発現量に変化はなく、分解も起こらないこと、また、チロシン残基がリン酸化されても、電気泳動移動度、抗Aによる免疫沈降及びウエスタンブロット法における認識には変化がないことを確認している。 (6つのブロットパターン選択肢:抗Pi-Tyr / 抗A / 抗B の3列、-/+の刺激条件2列でバンド位置が異なる) 正答: 1

  • 27

    問117 補体の活性化と機能に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 補体の3つの活性化経路には、いずれもキナーゼ(リン酸化酵素)の連鎖反応が関わっている。 2 補体活性化の古典経路は、レクチンが微生物表面のマンノースやマンナンを認識することで始まる。 3 C3aやC5aは、過剰な炎症反応を抑制する。 4 病原体の表面にC3bが結合すると、C3b受容体を介して食細胞による病原体の貪食が促される。 5 C5bの生成は、膜侵襲複合体(MAC)形成の引き金となり、病原体が破壊される。

    4, 5

  • 28

    問118 主要組織適合遺伝子複合体(MHC)に関する記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。 1 MHCが同一個体内で遺伝子再編成することにより、多様な免疫応答が可能となる。 2 MHC分子は、移植片拒絶反応を引き起こす抗原として発見されたものである。 3 MHC分子は、父親と母親に由来するMHCの両方から発現する(共優性発現)。 4 MHCクラスⅡ分子は、主に活性化マクロファージ、樹状細胞、B細胞において発現している。 5 T細胞抗原受容体(TCR)は、自己のMHC分子と抗原ペプチド断片の複合体を認識する。

  • 29

    問119 (衛生) 健康な成人における糖質の消化・吸収過程について、消化管における糖質の消化のプロセス(図1)、小腸粘膜上皮細胞におけるグルコースの輸送過程(図2)を参照。 消化管における糖質の消化・吸収に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 (図1: でんぷん→[酵素A]→デキストリン→[酵素B]→マルトース→[酵素C]→グルコース、ラクトース→[酵素C]→グルコース+ガラクトース) 1 酵素Aは膵臓ランゲルハンス島B細胞で合成・分泌される。 2 酵素Bは小腸粘膜上皮細胞の管腔側の膜に存在する。 3 ラクトースは、グルコースとガラクトースがα1→4結合で結合している。 4 マルトースやラクトースは小腸で直接吸収されない。 5 アカルボースは、酵素Bと酵素Cの活性を阻害する。

    2, 4

  • 30

    問120 (物理・化学・生物) 小腸粘膜上皮細胞における糖の輸送過程に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 (図2: 管腔側→輸送体D→細胞内→輸送体E→毛細血管側。輸送体FはNa+/K+-ATPaseで細胞膜のNa/K勾配を維持。イオン① K+、イオン② Na+) 1 ガラクトースは、単純拡散により細胞膜を通過して細胞内に取り込まれる。 2 輸送体Dは、細胞内外のNa+の濃度勾配を利用して、グルコースを細胞内に取り込む。 3 輸送体Dは、マルトースの輸送体としても働く。 4 輸送体Eは、ATPの加水分解により得られたエネルギーを利用して、グルコースを毛細血管側に輸送する。 5 輸送体Fは、ATPの加水分解により得られたエネルギーを利用して、K+(イオン①)を細胞内に、Na+(イオン②)を細胞外に輸送する。

    2, 5

  • 31

    問121 (物理・化学・生物) α-グルコシダーゼ阻害薬であるアカルボースに関する記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。 (図3:アカルボース構造式。バリエナミン様アミノ糖環にマルトース型グリコシド結合。破線はグリコシド結合部) 1 マルトース型の部分構造が含まれる。 2 破線で囲んだ部分の結合様式はβ1→4結合である。 3 水に溶けやすい。 4 ヘミアセタール構造をもつため、フェーリング試液による沈殿反応を示す。 5 p-ベンゾキノン試液による呈色反応を示す。

  • 32

    問122 ビタミン及びミネラルの欠乏症に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 妊娠初期における葉酸欠乏は、胎児の神経管閉鎖障害の原因となる。 2 過剰なアルコール摂取によるビタミンB6欠乏は、ウェルニッケ脳症の原因となる。 3 マグネシウム欠乏は、下痢の原因となる。 4 ナイアシン欠乏は、壊血病の原因となる。 5 亜鉛欠乏は、味覚障害の原因となる。

    1, 5

  • 33

    問123 食品の腐敗とその防止方法に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 魚に含まれるトリメチルアミンが空気に触れて酸化されることにより、魚臭さの原因物質であるトリメチルアミンN-オキシドが生成する。 2 塩辛などの塩蔵品は、水分活性を低くすることで腐敗しにくくしている。 3 カビは、食品の水分活性の値が1.0のときに最も増殖しやすくなる。 4 食品添加物のソルビン酸は、食品中の細菌の増殖を抑制する目的で用いられる。 5 ヒスタミンによるアレルギー様食中毒は、IgE抗体を産生しやすい体質の人にしか起こらない。

    2, 4

  • 34

    問124 食品添加物A~Dに関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 (構造式:A=ソルビン酸類、B=チアベンダゾール(防かび剤)、C=BHA、D=サッカリンナトリウム様、それぞれの構造式) 1 A~Dのいずれかを含む食品にその物質名を表示する場合、用途名も必ず併記しなければならない。 2 Aは酸型の保存料である。 3 Bは海外でポストハーベスト農薬として使用されているが、我が国では食品添加物の防かび剤に指定されている。 4 Cは脂溶性の酸化防止剤である。 5 DはpHによって効果が変化しない保存料である。

    1, 3

  • 35

    問125 我が国における遺伝子組換え食品の取扱いに関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 遺伝子組換え大豆を原材料として製造した醤油や大豆油は、挿入遺伝子及びその遺伝子産物が検出されなければ、遺伝子組換え食品としての表示義務はない。 2 安全性の評価には、挿入遺伝子の遺伝子産物によるアレルギー誘発性に関する知見が必要である。 3 遺伝子組換え農作物の商業的栽培は許可されていない。 4 輸出国で安全性に関する審査を受けた遺伝子組換え食品は、日本国内で審査を受けることなく流通・販売が可能である。 5 IPハンドリング(分別生産流通管理)された非遺伝子組換え農産物を原料とする食品には、「遺伝子組換えではない」の表示義務がある。

    1, 2

  • 36

    問126 表は、2005年と2018年の食中毒統計に示された主な食中毒原因物質による食中毒の発生状況である。このうち、B~Dに当てはまる原因物質の組合せとして正しいのはどれか。1つ選べ。 (表:主な食中毒原因物質による食中毒発生状況、A/B/C/D/Eの2005/2018年の患者数・件数・患者数/件数の統計) 1 B:カンピロバクター・ジェジュニ/コリ、C:ウェルシュ菌、D:腸炎ビブリオ 2 B:カンピロバクター・ジェジュニ/コリ、C:腸炎ビブリオ、D:ウェルシュ菌 3 B:ウェルシュ菌、C:カンピロバクター・ジェジュニ/コリ、D:腸炎ビブリオ 4 B:ウェルシュ菌、C:腸炎ビブリオ、D:カンピロバクター・ジェジュニ/コリ 5 B:腸炎ビブリオ、C:ウェルシュ菌、D:カンピロバクター・ジェジュニ/コリ 6 B:腸炎ビブリオ、C:カンピロバクター・ジェジュニ/コリ、D:ウェルシュ菌

  • 37

    問127 食品に含まれる金属に関する記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。 1 カドミウム及び無機ヒ素は、国際がん研究機関(IARC)において、グループ1(ヒトに対する発がん性が認められる)に分類されている。 2 我が国における無機ヒ素の主な曝露源となる食品は、米とヒジキである。 3 我が国におけるカドミウムの主な曝露源となる食品は、米である。 4 メチル水銀は、生物濃縮されるため、マグロなどの大型魚類に蓄積されやすい。 5 カドミウム及び無機水銀の消化管からの吸収率は、いずれも90%以上である。

  • 38

    問128 表は、我が国における男女別の死亡統計(人口千対)の推移を示したものである。この表及び我が国の死亡統計に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 (表:昭和25(1950)〜平成28(2016)の男女別粗死亡率・年齢調整死亡率の推移) 1 1950年から1980年までの間、粗死亡率が低下しているのは、この期間に出生率が上昇したためである。 2 1990年から2016年まで粗死亡率が上昇しているのは、この期間に健康水準が低下したためである。 3 1990年から2016年まで、粗死亡率は上昇しているにもかかわらず年齢調整死亡率が低下しているのは、この期間の人口の高齢化を反映している。 4 年齢調整死亡率は、1985年の年齢別死亡率を基準にして、対象集団の年齢別人口構成で補正したものである。 5 2016年における年齢調整死亡率の性差が、粗死亡率の性差より顕著であるのは、その年の年齢別人口構成の性差が顕著であることを反映している。

    3, 5

  • 39

    問129 表1は、年齢区分別人口割合の将来推計である。表2は、全国の保険薬局での処方調査から明らかになった同一の保険薬局で調剤された薬剤種類数の年齢区分別のデータである。これらの表に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 (表1: 年齢区分別人口割合(%)将来推計、2015-2035年) (表2: 同一の保険薬局で調剤された1ヶ月あたりの薬剤種類数の割合(%)) 1 表1から、2035年における老年化指数は約200%になると予測される。 2 2015年から2035年までにおける老年人口割合の増加には、75歳以上人口割合の増加が大きく寄与している。 3 表2から、75歳以上の患者のうち、ほぼ4人に1人が7種類以上/月の薬剤を処方されていることがわかる。 4 7種類以上/月の割合が、65〜74歳に比べて75歳以上で約2倍であることは、65〜74歳に比べて75歳以上の患者の医療機関受診率が約2倍であることを示している。 5 人口割合の将来推計は、将来にわたって総人口が変化しないものとして計算されている。

    2, 3

  • 40

    問130 図は、我が国のある新興・再興感染症の発生動向調査に基づく患者数の年次推移を示したものである。この図に該当する感染症はどれか。1つ選べ。 (グラフ:2000-2015年頃までの患者数推移、0-600人程度で近年増加) 1 結核 2 中東呼吸器症候群(MERS) 3 クリプトスポリジウム症 4 重症急性呼吸器症候群(SARS) 5 劇症型溶血性レンサ球菌感染症

  • 41

    問131 予防接種法に定める定期予防接種に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 B型肝炎の予防接種は、生後12ヶ月までの間に1回のみ接種する。 2 4種混合ワクチンであるDPT-IPVは、ジフテリア、百日咳、破傷風及びポリオ(急性灰白髄炎)の予防に用いられる。 3 2019年以降、風しんワクチン接種の公費助成の対象者を拡大したのは、近年の風しんの流行及び先天性風しん症候群の報告数の増加によるものである。 4 水痘の予防接種を受けた場合、日本脳炎の予防接種は翌日であれば受けることができる。 5 肺炎球菌感染症は、小児及び高齢者の個人予防を主な目的とするB類疾病に位置付けられている。

    2, 3

  • 42

    問132 モルヒネ及びその類似化合物が、生体内で受ける代謝に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 (構造式:ジヒドロコデイン、コデイン、モルヒネ、ヘロイン(3,6-ジアセチルモルヒネ)) 1 コデインは、O-脱メチル化されてモルヒネになる。 2 モルヒネは、アセチル化されてヘロインになる。 3 モルヒネは、メチル化されてコデインになる。 4 ヘロインは、加水分解されてモルヒネになる。 5 コデインは、還元されてジヒドロコデインになる。

    1, 4

  • 43

    問133 化学物質A~Eの代謝に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 (構造式:A=ハロタン、B=ジメチルニトロソアミン、C=1-クロロ-2-ブロモエタン等、D=パラチオン(有機リン)、E=フェナセチン) 1 AはシトクロムP450による還元的脱ハロゲン化によりトリフルオロ酢酸に代謝される。 2 BはシトクロムP450によりN-脱メチル化された後、DNA付加体を形成する。 3 Cは代謝的活性化を受けずに、直接DNA付加体を形成する。 4 DはシトクロムP450による酸化的脱硫反応によりオクソン体に代謝される。 5 EはシトクロムP450により還元され、アセトアミノフェンとアセトアルデヒドを生成する。

    2, 4

  • 44

    問134 化学物質のグルクロン酸抱合に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 グルクロン酸抱合を受ける化合物は、必ずOH基又はNH2基を有している。 2 グルクロン酸抱合は、UDP-α-D-グルクロン酸を補酵素とする。 3 UDP-グルクロン酸転移酵素に酵素誘導は起こらない。 4 グルクロン酸抱合により、化学物質が代謝的活性化を受けることはない。 5 UDP-グルクロン酸転移酵素は、小胞体膜に存在する。

    2, 5

  • 45

    問135 化学物質の毒性評価とその試験法に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 食品添加物や農薬などの安全性を調べるための毒性試験には、good laboratory practice(GLP)に基づいた試験法ガイドラインが設けられている。 2 無毒性量は、一般毒性試験の単回投与毒性試験により求められる。 3 発がん性試験では、遺伝子突然変異や染色体異常、DNA損傷を指標とする複数の試験法を組み合わせて、発がん性の評価を行う。 4 農薬の毒性評価には、急性毒性試験は必要ない。 5 催奇形性には動物種差が存在するため、催奇形性試験はラットなどのげっ歯類及び非げっ歯類で行われる。

    1, 5

  • 46

    問136 放射性物質を取り扱う際の放射線被ばくの防護に関する記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。 1 γ線の遮へいには鉛遮へい用具が適している。 2 γ線による被ばく量は、被ばく時間が同じ場合、線源からの距離を20 cmから40 cmにすると、1/4になる。 3 α線は透過性が強いので、外部被ばくを防護する必要がある。 4 内部被ばくを防ぐには、放射性物質の経口摂取、吸入摂取、経皮吸収を防ぐことが重要である。 5 体内に取り込まれた放射性核種の放射線による内部被ばくを防ぐことは困難である。

  • 47

    問137 水の浄化法に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 緩速ろ過では、原水を極めて遅い速度で通水してろ過することにより、主に嫌気性微生物によるろ過膜が形成される。 2 緩速ろ過による水中の有機物の除去能は、急速ろ過より劣る。 3 水道法では、緩速ろ過、急速ろ過のいずれの場合も、塩素剤による消毒が義務付けられている。 4 薬品凝集沈殿では、凝集剤のポリ塩化アルミニウムの添加により、正電荷を持つ汚濁粒子を電気的に中和し、凝集塊として沈殿させる。 5 薬品凝集沈殿―急速ろ過は、我が国で最も多く利用されている浄化法である。

    3, 5

  • 48

    問138 図は、公共用水域の環境基準(BOD又はCOD)達成率の年次推移を示したものである。BOD、COD及び図に関する記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。 (グラフ:1976-2016年頃の環境基準達成率(%)推移、河川・湖沼・海域の3系列。Aは達成率が中程度、Bは高い達成率、海域が中位) 1 BOD及びCODは、水中に含まれる有機物などの被酸化物を、それぞれ生物化学的及び化学的に酸化分解するときに消費される酸素量である。 2 図中のAは湖沼、Bは河川を示している。 3 海域では、海水中の塩分がBOD測定に影響するため、環境基準としてCODが採用されている。 4 湖沼では、植物プランクトンによる酸素の産生の影響を避けるため、環境基準としてCODが採用されている。 5 海域や湖沼の閉鎖系水域では、水や有機物の外部交換が行われにくく、自浄能力を超えると深刻な水質汚濁が起こりやすい。

  • 49

    問139 大気汚染物質の測定方法に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 トリエタノールアミン・パラロザニリン法は、大気中の硫酸ミストを測定する方法である。 2 一酸化炭素の自動連続測定には、溶液導電率法が用いられる。 3 ザルツマン法による窒素酸化物の測定では、NO2はザルツマン試薬と直接反応しないため、NOに還元してから測定する。 4 中性ヨウ化カリウム法でI2を遊離する大気汚染物質は、オゾンなどの酸化性物質である。 5 浮遊粒子状物質の測定には、10 μmより大きい粒子を除去する分粒装置が用いられる。

    4, 5

  • 50

    問140 「化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律」(化審法)及び「特定化学物質の環境への排出量の把握等及び管理の改善の促進に関する法律」(化管法)に関する記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。 1 化審法は、PCB(ポリ塩化ビフェニル)による環境汚染及び人での健康被害の発生を契機として制定された。 2 化審法では、新規化学物質を製造又は輸入するにあたって、事前に安全性の審査を受けることが義務付けられている。 3 化審法で定められている第二種特定化学物質は、難分解性で高蓄積性であり、人又は高次捕食動物への長期毒性を有する。 4 化管法では、指定された化学物質について、安全データシート(SDS)による事業者への情報提供が義務付けられている。 5 化管法において、PRTR制度の対象事業者は、指定された化学物質について、環境中への排出量及び廃棄物としての事業所外への移動量を国に届け出なければならない。

  • 51

    問141 薬剤師法に関する記述のうち、正しいのはどれか。1つ選べ。 1 薬剤師の任務は、「医療及び保健指導をつかさどることによって、公衆衛生の向上及び増進に寄与し、もって国民の健康な生活を確保する。」と定められている。 2 薬剤師でなければ、薬剤師又はこれにまぎらわしい名称を用いてはならない。 3 薬剤師免許は、薬剤師国家試験の合格によって発行される。 4 薬剤師は罪を犯しても、免許を取り消されることはない。 5 調剤に従事する薬剤師に限り、資格を確認できるよう氏名が公表される。

  • 52

    問142 薬局に関する記述のうち、正しいのはどれか。1つ選べ。 1 病院に調剤所を置く場合には、開設者が薬局の開設の許可を受ける必要がある。 2 医療法において、調剤を行う薬局は医療提供施設と規定されている。 3 薬局開設者の判断で健康サポート薬局と表示することができる。 4 一般用医薬品を販売する場合には、薬局であっても店舗販売業の許可が必要である。 5 薬局開設者は、薬剤師でなければならない。

  • 53

    問143 平成29年度の国民医療費の内訳に関する記述のうち、正しいのはどれか。1つ選べ。 1 制度区分別では、後期高齢者医療給付分が医療保険等給付分を上回っている。 2 財源別では、保険料の占める割合が最も高い。 3 診療種類別では、薬局調剤医療費の占める割合が最も高い。 4 傷病分類別では、新生物(腫瘍)の占める割合が最も高い。 5 年齢階級別では、全体の約8割が65歳以上の高齢者に使われている。

  • 54

    問144 医薬分業に関する記述のうち、適切なのはどれか。2つ選べ。 1 薬剤師法の施行を契機に、急速に普及した。 2 処方箋受取率は、都道府県の間でほとんど差がない。 3 処方箋を患者に交付する医師が、調剤を受ける薬局を指定することが望ましい。 4 複数の医療機関を受診しても、患者が特定の薬局を利用することで、薬剤服用歴を薬局で一元的に管理できる。 5 交付された処方箋により、患者自身が服用している薬の名称について知ることができる。

    4, 5

  • 55

    問145 患者とのコミュニケーションギャップを防ぐための医療従事者の対応として、適切でないのはどれか。1つ選べ。 1 患者が質問しやすいように、双方向のコミュニケーションを心がける。 2 一般に知られていない専門用語は、わかりやすい日常用語に言い換える。 3 患者の年齢や理解度に合わせて、話すスピードや声の大きさに配慮する。 4 患者が落ち着いて話せるように、プライバシーが守られる場所を用意する。 5 医療従事者の都合で、一度に全ての情報を伝える。

  • 56

    問146 患者の自己決定に関する医療従事者の対応として、適切なのはどれか。2つ選べ。 1 患者が自己決定をした場合、その決定がもたらす結果を説明する。 2 患者の性格やそのときの心理状態に配慮し、意思決定しやすい環境を確保する。 3 患者は医療に関する知識が乏しいので、患者の意向を聞かず、医療従事者のみの判断で全ての方針を決定する。 4 患者の家族が同居していれば、患者本人の意向にかかわらず家族の意向を優先する。 5 患者と医療従事者の関係性を強化するためにパターナリズムの原則に従う。

    1, 2

  • 57

    問147 医薬品の製造販売の承認拒否事由として、適切でないのはどれか。1つ選べ。 1 申請に係る医薬品が、その申請に係る効能、効果を有すると認められないとき。 2 申請に係る医薬品が、その効能、効果に比して著しく高価格であるとき。 3 申請に係る医薬品が、その効能、効果に比して著しく有害な作用を有することにより、医薬品としての使用価値がないと認められるとき。 4 申請に係る医薬品の性状又は品質が、保健衛生上著しく不適当なとき。 5 申請者が、申請に係る医薬品に関する製造販売業の許可を受けていないとき。

  • 58

    問148 医療法に基づき、医療機関の管理者に求められる医療安全の確保に関する記述のうち、適切なのはどれか。2つ選べ。 1 医療に係る安全管理のための指針を整備しなければならない。 2 医薬品安全管理責任者を配置しなければならない。 3 医療事故が発生した場合、第三者委員会による調査を実施しなければならない。 4 医薬品の安全使用のために、患者を対象とした研修を実施しなければならない。 5 医療事故が発生した場合、当該医療事故の日時、場所、状況等を公表しなければならない。

    1, 2

  • 59

    問149 我が国の医療保険制度に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 国民はいずれかの公的医療保険に加入する。 2 自らが将来使用する医療費を予め積み立てておく自助の原則による。 3 被用者保険と国民健康保険とでは、現物給付される医療の内容は異なる。 4 医療保険制度による医療の財源に、公費は含まれていない。 5 後期高齢者医療制度の被保険者には、75歳以上の者及び65歳以上75歳未満の寝たきり状態にある者が含まれる。

    1, 5

  • 60

    問150 薬価基準制度に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 薬価基準は、保険医療で使用できる医薬品の品目表と価格表の2つの性格を持つ。 2 新医薬品は、製造販売の承認から遅くとも30日以内に薬価基準に収載される。 3 新医薬品の薬価は、類似薬がある場合は、その薬価を参考に決められる。 4 既収載品の薬価は、年間販売量が多いものに限り定期的に見直される。 5 後発医薬品の薬価は、製造販売業者が自由に決められる。

    1, 3

  • 61

    問151 受容体と細胞内情報伝達に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 イオンチャネル内蔵型受容体には、陽イオンを細胞内に流入させるグリシン受容体が含まれる。 2 Gタンパク質共役型受容体(GPCR)には、アデニル酸シクラーゼ活性化能を持つものがあり、ドパミンD2受容体が含まれる。 3 GPCRには、ホスホリパーゼC活性化能を持つものがあり、アドレナリンα1受容体が含まれる。 4 酵素共役内蔵型受容体には、細胞膜を1回貫通し細胞内に酵素活性を持つか、酵素に直接結合するものがあり、インスリン受容体が含まれる。 5 核内受容体には、細胞質においてリガンドと結合したのち核内に移行し、遺伝子の転写を調節するものがあり、バソプレシンV1受容体が含まれる。

    3, 4

  • 62

    問152 副交感神経系に作用する薬物に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 ピロカルピンは、アセチルコリンM3受容体を刺激して瞳孔散大筋を収縮させる。 2 アンベノニウムは、コリンエステラーゼを不可逆的に阻害して重症筋無力症を改善する。 3 チオトロピウムは、アセチルコリンM3受容体を遮断して気管支平滑筋を弛緩させる。 4 トロピカミドは、アセチルコリンM3受容体を刺激して毛様体筋を収縮させる。 5 オキシブチニンは、アセチルコリンM3受容体を遮断して排尿筋を弛緩させる。

    3, 5

  • 63

    問153 自律神経節遮断薬の効果とその説明に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 唾液腺は副交感神経の支配が優位なため、口渇が起こる。 2 心臓は交感神経の支配が優位なため、心拍数が増加する。 3 消化管は副交感神経の支配が優位なため、消化管の緊張低下や便秘が生じる。 4 汗腺は交感神経の支配が優位なため、汗の分泌が増加する。 5 瞳孔は副交感神経の支配が優位なため、縮瞳が起こる。

    1, 3

  • 64

    問154 催眠・鎮静作用をもつ薬物に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 ミダゾラムは、γ-アミノ酪酸GABAA受容体のGABA結合部位に結合し、Cl-チャネルの開口を促進することで鎮静・催眠作用を示す。 2 ジフェンヒドラミンは、中枢神経系のヒスタミンH1受容体を遮断し、眠気を誘発する。 3 ラメルテオンは、メラトニン受容体を遮断し、睡眠覚醒リズムを調節する。 4 デクスメデトミジンは、アドレナリンα2受容体を刺激し、ノルアドレナリン放出を抑制することで鎮静作用を示す。 5 スボレキサントは、ドパミンD2受容体を遮断し、覚醒状態から睡眠状態へと移行させる。

    2, 4

  • 65

    問155 パーキンソン病治療薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 エンタカポンは、B型モノアミンオキシダーゼ(MAO-B)を阻害することで、脳内のドパミン代謝を抑制する。 2 ビペリデンは、ムスカリン性アセチルコリン受容体を遮断することで、線条体におけるアセチルコリン神経系とドパミン神経系のアンバランスを改善する。 3 セレギリンは、線条体におけるドパミン神経終末からのドパミン遊離を促進することで、ドパミンの神経伝達を回復させる。 4 イストラデフィリンは、アデノシンA2A受容体を遮断することで、運動機能を回復させる。 5 ゾニサミドは、線条体のドパミンD2受容体を刺激することで、ドパミン神経系を活性化する。

    2, 4

  • 66

    問156 貧血の治療薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 クエン酸第一鉄は、体内で欠乏した鉄を補充し、ヘモグロビンを増加させることで、鉄欠乏性貧血を改善する。 2 ガベキサートは、セリンプロテアーゼを阻害することで、自己免疫性溶血性貧血を改善する。 3 ダルベポエチンアルファは、エリスロポエチン受容体を刺激し、赤芽球前駆細胞から赤血球への分化を促進することで、腎性貧血を改善する。 4 ピリドキシンは、体内で欠乏したビタミンB12を補充し、DNA合成を促進することで、巨赤芽球性貧血を改善する。 5 コバマミドは、低下したヘモグロビン合成を促進することで、鉄芽球性貧血を改善する。

    1, 3

  • 67

    問157 インドメタシンの副作用である消化性潰瘍の発症機序として正しいのはどれか。2つ選べ。 1 ガストリン受容体の刺激 2 ムスカリン性アセチルコリン受容体の刺激 3 胃蠕動運動の抑制 4 胃粘膜血流の低下 5 胃粘液分泌の抑制

    4, 5

  • 68

    問158 下部消化管に作用する薬物に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 ピコスルファートは、腸内細菌の作用でレインアンスロンを生成し、アウエルバッハ神経叢を刺激することで、大腸運動を促進する。 2 ラクツロースは、界面活性作用により腸内容物の表面張力を低下させ、水分を浸潤させることで、硬便を軟化させる。 3 ルビプロストンは、小腸上皮に存在するCl-チャネル2(ClC-2)を活性化することで、腸管腔内への水分分泌を促進する。 4 リナクロチドは、グアニル酸シクラーゼC受容体を活性化し、サイクリックGMP(cGMP)濃度を増加させることで、腸管分泌及び腸管運動を促進する。 5 センノシドは、管腔内で水分を吸収して膨張し、腸壁を刺激することで、蠕動運動を促進する。

    3, 4

  • 69

    問159 図はステロイドホルモン様の薬理作用をもつ薬物の化学構造を示したものである。この薬物の構造と薬理活性に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 (構造式:ベタメタゾン様のフッ素化グルココルチコイド。9位F、11位OH、16位CH3、1,2位二重結合、3位C=O) 1 1位と2位の炭素原子間が二重結合となっているため、鉱質コルチコイド作用が弱められ、糖質コルチコイド作用が強められる。 2 3位にC=Oをもつため卵胞ホルモン作用を有する。 3 9位の炭素原子にF原子が結合しているため、ほかの置換基の場合よりも鉱質コルチコイド作用が弱い。 4 11位の炭素上のOH基は糖質コルチコイド作用に必須である。 5 16位の炭素上のOH基は糖質コルチコイド及び鉱質コルチコイド作用に必須である。

    1, 4

  • 70

    問160 ホルモン関連薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 フルベストラントは、アロマターゼを阻害し、エストロゲンの産生抑制作用を示す。 2 アナストロゾールは、エストロゲン受容体を遮断し、排卵誘発作用を示す。 3 プロピルチオウラシルは、甲状腺ホルモン受容体を遮断し、甲状腺機能抑制作用を示す。 4 エプレレノンは、アルドステロン受容体を遮断し、利尿作用を示す。 5 トルバプタンは、バソプレシンV2受容体を遮断し、利尿作用を示す。

    4, 5

  • 71

    問161 1型糖尿病の治療に用いられる下図の構造の薬物に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 (構造式:51アミノ酸からなるインスリンB鎖・A鎖のジスルフィド結合ペプチド。付加脂肪酸を有するインスリン誘導体(インスリンデグルデクを想起させる構造)) 1 高血糖時にのみ作用を示すので、低血糖を起こしにくい。 2 チロシンキナーゼ内蔵型受容体に作用し、ホスファチジルイノシトール3-キナーゼを阻害する。 3 マルチヘキサマーを形成し、作用が持続する。 4 膵β細胞からのインスリン分泌を促進する。 5 骨格筋細胞において、グルコーストランスポーター4(GLUT4)を含む小胞の細胞膜への移行を促進する。

    3, 5

  • 72

    問162 抗ヒト免疫不全ウイルス(HIV)薬に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 アタザナビルは、非ヌクレオシド系薬であり、逆転写酵素を阻害する。 2 アバカビルは、HIVプロテアーゼを阻害する。 3 ドルテグラビルは、HIVインテグラーゼを阻害する。 4 マラビロクは、C-C Chemokine Receptor 5(CCR5)を遮断する。 5 リルピビリンは、RNAポリメラーゼを阻害する。

    3, 4

  • 73

    問163 (病態) 58歳男性。5年前より健康診断にて高血圧症を指摘されていたが放置していた。1年前には心肥大も指摘され、その頃から労作時に呼吸が苦しくなるようになった。ある日、発作性夜間呼吸困難のため、緊急入院した。入院時に浮腫が認められ、胸部レントゲンで、心肥大の増悪と肺うっ血像が認められた。 この患者に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 浮腫は気管支喘息に特有の症状である。 2 脳性ナトリウム利尿ペプチド(BNP)が増加している。 3 重症度分類にはNYHA分類やAHA/ACC分類が有用である。 4 心電図においてST上昇が認められる。 5 心胸郭比は35%以下である。

    2, 3

  • 74

    問164 (薬理) (問163の患者に対して、症状の改善や心臓への負荷を軽減するため、作用機序の異なる2つの薬物が治療薬の候補となった。それぞれの主な作用点と作用、主な細胞内の反応、前負荷及び後負荷に及ぼす影響の組合せのうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 Na+, K+-ATPaseの阻害/K+濃度上昇/前負荷:軽減/後負荷:不変 2 心房性ナトリウム利尿ペプチド(ANP)受容体の刺激/サイクリックGMP(cGMP)濃度上昇/前負荷:軽減/後負荷:軽減 3 アデニル酸シクラーゼの活性化/サイクリックAMP(cAMP)濃度上昇/前負荷:軽減/後負荷:不変 4 ホスホジエステラーゼⅢの阻害/cGMP濃度上昇/前負荷:軽減/後負荷:軽減 5 可溶性グアニル酸シクラーゼの活性化/cGMP濃度上昇/前負荷:軽減/後負荷:軽減

    2, 5

  • 75

    問165 (薬理) 35歳女性。身長150 cm、体重65 kg、血圧138/90 mmHg、喫煙歴あり(30本/日)。仕事が忙しくなりストレスが溜まり、暴飲暴食で早食いとなった。ある日、突然、今までに経験したことがない心窩部痛におそわれ、心配になり近医を受診した。検査の結果、逆流性食道炎と診断され、下記の処方で治療が開始され、2ヶ月ほどで軽快した。 (処方1)ランソプラゾールカプセル30 mg 1回1カプセル(1日1カプセル)1日1回 朝食後 7日分 (処方2)モサプリドクエン酸塩錠5 mg 1回1錠(1日3錠)1日3回 朝昼夕食後 7日分 この患者に処方されたそれぞれの薬物の作用機序として正しいのはどれか。2つ選べ。 1 ヒスタミンH2受容体遮断 2 アセチルコリンM3受容体遮断 3 H+, K+-ATPase阻害 4 セロトニン5-HT4受容体刺激 5 ドパミンD2受容体遮断

    3, 4

  • 76

    問166 (病態) (問165の患者に関する記述のうち、適切なのはどれか。2つ選べ。 1 食道下部括約筋の収縮により、胃酸が逆流することにより発症した。 2 内視鏡検査で食道に炎症やびらんが認められた。 3 Ca2+チャネル遮断薬を併用するとより症状が改善する。 4 再発防止のため、この処方2を継続する必要がある。 5 薬物療法に加えて禁煙や体重の減量などの生活指導が奏功する。

    2, 5

  • 77

    問167 (病態) 47歳男性。身長172 cm、体重85 kg。38歳時より高血圧を指摘され、下記処方にて治療を受けていた。日常、ビールを飲むことが多い。 (処方)カンデサルタンシレキセチル錠8 mg 1回1錠(1日1錠)1日1回 朝食後 14日分 子供の運動会で短距離走に出場した。運動会終了後、懇親会にて飲酒した次の日、右足母趾の腫脹と痛みを認めた。その後、痛みは徐々に増悪し、患部の赤く腫大した状態が2日間持続していると訴え受診した。 患者が訴えている症状を速やかに改善させるために処方される薬物として最も適切なのはどれか。1つ選べ。 1 フェブキソスタット 2 ベンズブロマロン 3 メトホルミン塩酸塩 4 ナプロキセン 5 アトルバスタチンカルシウム水和物

  • 78

    問168 (薬理) (問167の続き)精査の結果、この患者では左腎結石を認め、以下の検査結果が得られた。 検査値:血圧136/86 mmHg、空腹時血糖値110 mg/dL、HbA1c 6.1%(NGSP値)、LDL-C 140 mg/dL、TG(トリグリセリド)210 mg/dL、血清クレアチニン値1.1 mg/dL、eGFR 68 mL/min/1.73 m2、BUN 21 mg/dL、尿酸値10.5 mg/dL 患者が訴えている症状が寛解した後、その症状の再発を予防する目的で投与される薬物に関する記述のうち、最も適切なのはどれか。1つ選べ。 1 キサンチンオキシダーゼを阻害し、尿酸生成を抑制する。 2 腎尿細管において、尿酸の再吸収を抑制する。 3 尿酸をアラントインと過酸化水素に分解する。 4 シクロオキシゲナーゼを阻害する。 5 チュブリンと結合して微小管重合を阻害し、好中球の遊走を抑制する。

  • 79

    問169 薬物の吸収に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 抗コリン薬は、胃内容排出速度を増大させ、経口投与された併用薬の最高血中濃度到達時間の短縮や最高血中濃度の上昇を引き起こす。 2 鼻粘膜は、重層扁平上皮細胞からなり、細胞間は密着結合により強固に結合しているため、バリアー機能は高く、高分子薬物の吸収部位としては不適である。 3 皮膚の角質層は皮膚を構成する層の中で最も厚いため、薬物の経皮吸収における最大の障壁となる。 4 口腔粘膜からの薬物吸収は、一般に受動拡散によって起こるが、その吸収速度は部位により異なり、舌下粘膜で大きい。 5 直腸下部からの薬物吸収は、門脈や肝臓を通過せずに全身循環に移行するため、肝初回通過効果を回避できる。

    4, 5

  • 80

    問170 薬物の生体内分布に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 腎臓や小腸粘膜の毛細血管は有窓内皮であるため、低分子薬物は窓構造に存在する小孔を介して毛細血管を透過できる。 2 皮下に投与された分子量5,000以下の薬物は、毛細血管よりも毛細リンパ管に移行しやすい。 3 アルブミンは血漿中に約4 g/dL存在し、プロプラノロールやイミプラミンのような塩基性薬物と強く結合する。 4 プラバスタチンは肝細胞の血液側細胞膜に発現する有機アニオントランスポーターOATP1B1を介して細胞内に取り込まれる。 5 血漿タンパク結合率が高い弱酸性薬物は、乳汁中への移行性が高い。

    1, 4

  • 81

    問171 1〜5のうち、アセトアミノフェンによる肝毒性に関与し、エタノールにより誘導される酵素が関わる代謝過程はどれか。1つ選べ。 (代謝経路図:アセトアミノフェンの複数の代謝経路が示され、1〜5の各経路が異なる代謝物・中間体を通る。3の経路はNAPQI生成(CYP2E1介在)を示す) 正答: 3

  • 82

    問172 ある薬物を患者に点滴静注により持続投与中である。定常状態における血中薬物濃度は5.0 ng/mLであり、定常状態到達時にいったん完全に排尿し、5時間後に再度排尿した尿の総量は300 mL、尿中薬物濃度は180 ng/mLであった。この患者における糸球体ろ過速度を120 mL/min、薬物の尿細管再吸収率を20%、血中非結合形分率を0.20としたとき、この薬物の尿細管分泌クリアランス(mL/min)に最も近い値はどれか。1つ選べ。 1 10 2 20 3 150 4 600 5 2,500

  • 83

    問173 薬物の胆汁中排泄に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 肝実質細胞の胆管側細胞膜上に発現し、薬物や薬物の代謝物を胆汁中へ排出するトランスポーターの多くは、ATPの加水分解エネルギーを直接利用した輸送を行う。 2 一般に、分子量が小さい薬物ほど、胆汁中に排泄されやすい。 3 肝実質細胞から毛細胆管中に排出された薬物は、総胆管を経て十二指腸内に分泌される。 4 グルクロン酸抱合体となることで腸肝循環を受ける薬物は、腸内細菌がもつβ-グルクロニダーゼを阻害すると、血中濃度時間曲線下面積が増加する。 5 薬物の肝クリアランスは肝臓での代謝クリアランスで表され、胆汁中への排泄クリアランスは考慮されない。

    1, 3

  • 84

    問174 治療薬物モニタリング(TDM)が有効な薬物の特徴として、適切でないのはどれか。1つ選べ。 1 体内動態の個人間変動が大きい。 2 治療域が中毒域と接近している。 3 血中薬物濃度と薬効・副作用の相関が不明である。 4 他の方法では薬効・副作用を判定するのが困難である。 5 臨床投与量の範囲において、投与量と血中薬物濃度の関係が非線形性を示す。

  • 85

    問175 トランスポーターを介した薬物の尿細管分泌が併用薬によって阻害され、薬物の血中濃度上昇をもたらす薬物相互作用として、トランスポーター、薬物、併用薬の正しい組合せはどれか。2つ選べ。 1 中性アミノ酸トランスポーター LAT1/レボドパ/カルビドパ 2 P-糖タンパク質/ジゴキシン/キニジン 3 有機アニオントランスポーター OAT1、OAT3/メトトレキサート/プロベネシド 4 ペプチドトランスポーター PEPT1/メトホルミン/シメチジン 5 H+/有機カチオン逆輸送体 MATE1、MATE2-K/リチウム/ロキソプロフェン

    2, 3

  • 86

    問176 ある薬物10 mgを被験者に急速静脈内投与した後、薬物の血中濃度及び尿中排泄量を測定したところ、血中濃度時間曲線下面積は0.20 mg・h/L、尿中総排泄量は2.0 mgであった。一方、この薬物40 mgを同一被検者に経口投与したときの尿中総排泄量は3.0 mgであった。この薬物40 mgを経口投与したときの体内動態の説明として、正しいのはどれか。2つ選べ。ただし、この薬物は肝代謝及び腎排泄でのみ消失し、体内動態は線形性を示す。また、肝血流速度は80 L/hとする。 1 全身クリアランスは50 L/hである。 2 肝クリアランスは10 L/hである。 3 肝抽出率は63%である。 4 体循環に移行する薬物量は15 mgである。 5 門脈に移行する割合は90%である。

    1, 4

  • 87

    問177 粒子径のみが異なる大小2種の単分散球形固体粒子から成る粉体Ⅰ及びⅡを、同一仕込み量(W0)で一定温度の水にそれぞれ投入し攪拌した。溶解せずに残っている量(Wt)を経時的に測定したところ、図のような関係が得られた。この結果の説明に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。ただし、溶解はシンク条件において拡散律速で進行するものとし、試験条件は同じとする。 (グラフ:W0^(1/3)-Wt^(1/3) vs 時間(分)。粉体Ⅰ、Ⅱの直線プロット。Ⅱの傾きがⅠより大きい) 1 粉体ⅠとⅡの粒子の溶解現象は、いずれもHixson-Crowellの式に従う。 2 粉体Ⅰの粒子は、粉体Ⅱの粒子よりも粒子径が大きい。 3 粉体Ⅱの粒子は、溶解に伴って粒子の形状が球形から不規則形に変化している。 4 粉体Ⅰの粒子の溶解速度定数は0.006 g^(1/3)/minである。 5 試験開始60分後において、溶解した粉体Ⅱの量は0.36 gである。

    1, 2

  • 88

    問178 乳剤A、B及びCはそれぞれ図に示す容積の水と油からなっている。これらの乳剤には非電解質の薬物1,000 mgが溶解している。25℃における乳剤A〜Cの油相及び水相中の薬物濃度に関する記述のうち、最も適切なのはどれか。1つ選べ。ただし、25℃における薬物の油/水分配係数は1,000であり、分配平衡に達しているものとする。また、溶解に伴う容積変化は無視でき、両相において薬物は会合しないものとする。 A: 油相10 mL、水相100 mL B: 油相20 mL、水相100 mL C: 油相20 mL、水相200 mL 1 乳剤AとBの油相中の薬物濃度は、ほぼ等しい。 2 乳剤AとCの油相中の薬物濃度は、ほぼ等しい。 3 乳剤BとCの油相中の薬物濃度は、ほぼ等しい。 4 乳剤Aの水相中の薬物濃度は、乳剤Bの水相中の薬物濃度のほぼ半分である。 5 乳剤Bの水相中の薬物濃度は、乳剤Cの水相中の薬物濃度のほぼ半分である。

  • 89

    問179 ある非電解質性薬物の安定形結晶と準安定形結晶を、固相が常に存在する状態でそれぞれ一定温度の水に溶解したところ、図に示す薬物濃度―時間曲線Ⅰ及びⅡが得られた。この薬物の溶解挙動に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 (グラフ:曲線Ⅰは徐々に上昇し6 mg/mLの飽和に達する。曲線Ⅱは急激に立ち上がりピーク(ア)約12 mg/mLに達し、その後徐々に減衰して6 mg/mL付近(イ)で安定形と同じ溶解度に収束) 1 曲線Ⅰは、安定形結晶の溶解曲線を示している。 2 曲線Ⅱのアの付近では、固相の大部分が安定形結晶として存在する。 3 曲線Ⅱのイの付近では、薬物が過飽和状態で溶解している。 4 曲線Ⅱのイの付近では、固相の大部分が準安定形結晶として存在する。 5 安定形結晶の溶解度は、約6 mg/mLである。

    1, 5

  • 90

    問180 図は薬物Aの水和物について昇温過程で熱重量測定(TG)及び示差走査熱量測定(DSC)を行った結果である。薬物Aに関する記述のうち、最も適切なのはどれか。1つ選べ。ただし、薬物Aには水和物、無水物ともに結晶多形は存在しない。 (グラフ:TG曲線とDSC曲線。温度アで質量減少(吸熱)、温度イでDSC吸熱ピーク、温度ウで質量変化なしまたは減少) 1 温度アでみられるDSC曲線の吸熱ピークは、薬物Aの水和物からの結晶水の脱離に基づいている。 2 温度アの付近において、薬物Aは融解する。 3 温度イの付近において、薬物Aの水和物からの結晶水の脱離が起きる。 4 温度イの付近において、薬物Aは結晶化する。 5 温度ウを超えて観察される質量変化は、薬物Aの気化に基づいている。

  • 91

    問181 光に対して不安定な薬物Aを含有するフィルムコーティング錠に含まれる添加剤を以下に示す。添加剤の種類や量を変更したときに起こり得る錠剤特性の変化に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 有効成分: 薬物A 添加剤(素錠中): 乳糖、トウモロコシデンプン、カルメロースカルシウム、ヒドロキシプロピルセルロース、ステアリン酸マグネシウム 添加剤(コーティング剤中): ヒプロメロース、マクロゴール6000、酸化チタン 1 カルメロースカルシウムをカルメロースナトリウムに変更すると、錠剤は崩壊しにくくなる。 2 ヒドロキシプロピルセルロースの配合量を相対的に減らすと、素錠の硬度は下がりやすくなる。 3 ステアリン酸マグネシウムの配合量を相対的に減らすと、キャッピングが起こりやすくなる。 4 ヒプロメロースをヒプロメロースフタル酸エステルに変更すると、日本薬局方崩壊試験第2液中における薬物Aの溶出は起こらない。 5 酸化チタンを除いても、本錠剤に光を当てた際の薬物Aの安定性は変わらない。

    1, 2

  • 92

    問182 医薬品の容器に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 吸入液剤を製するには、通例、有効成分に溶剤を加えて溶液とし、液状の噴射剤とともに耐圧性の容器に充塡し、定量バルブを装着する。 2 坐剤に用いる容器は、通例、密閉容器とする。 3 血液透析用剤に用いる容器は、通例、密封容器とする。 4 点眼剤に用いる容器は、通例、点眼剤の不溶性異物検査法の試験に支障をきたさない透明性のある気密容器とする。 5 外用エアゾール剤及びポンプスプレー剤に用いる容器は、通例、耐圧性の容器とする。

    2, 4

  • 93

    問183 粒子が関係する日本薬局方一般試験法に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 レーザー回折・散乱法による粒子径測定法は、単色光ビームを利用するため、液中に分散した試料は測定できない。 2 注射剤の不溶性微粒子試験法は、注射剤中の不溶性異物の有無を調べる検査法である。 3 吸入剤の送達量均一性試験法は、吸入剤から生成するエアゾールの微粒子特性を評価する方法である。 4 粉体の粒子密度測定法は、通例、気体置換型ピクノメーターを用いて、粉末状医薬品又は医薬品原料の粒子密度を測定する方法である。 5 点眼剤の不溶性微粒子試験法は、点眼剤中の不溶性微粒子の大きさ及び数を試験する方法である。

    4, 5

  • 94

    問184 悪心・嘔吐に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 急性胃炎による悪心・嘔吐は、化学受容器引き金帯(CTZ)を介して嘔吐中枢が刺激されて起こる。 2 脳腫瘍による悪心・嘔吐は、嘔吐中枢が直接刺激されて起こる。 3 糖尿病性ケトアシドーシスによる悪心・嘔吐は、嘔吐中枢が直接刺激されて起こる。 4 妊娠悪阻による悪心・嘔吐は、CTZを介して嘔吐中枢が刺激されて起こる。 5 モルヒネによる悪心・嘔吐は、自律神経を介して嘔吐中枢が刺激されて起こる。

    2, 4

  • 95

    問185 慢性腎臓病の病態に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 尿中へ排泄されるタンパク質量が増加している。 2 低カリウム血症を呈する。 3 二次性副甲状腺機能低下症を呈する。 4 代償性に活性型ビタミンDの産生が亢進する。 5 レニン-アンジオテンシン系の亢進により血圧が上昇する。

    1, 5

  • 96

    問186 子宮内膜症の病態と治療に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 子宮平滑筋が増殖する疾患である。 2 エストロゲン非依存性疾患である。 3 下腹部痛、月経痛などの症状がある。 4 GnRHアンタゴニストが用いられる。 5 ダナゾール投与により治療を行う際は血栓症に注意が必要である。

    3, 5

  • 97

    問187 25歳女性。身長158 cm、体重53 kg。最近、姿勢の変動に伴い、頭痛、動悸及び発汗を認めたため心配になり病院を受診した。来院時の所見は以下のとおりであった。 血圧188/106 mmHg、脈拍110回/分 血液検査: 空腹時血糖値104 mg/dL、HbA1c 5.9%(NGSP値)、Na 137 mEq/L、K 4.2 mEq/L 腹部CT検査:右副腎に5 cm大の腫瘤 検査の結果、右副腎腫瘍の摘出術を行うこととなった。術前の血圧管理のために最初に用いる薬物として最も適切なのはどれか。1つ選べ。 1 トリクロルメチアジド 2 プロプラノロール塩酸塩 3 カンデサルタンシレキセチル 4 ニフェジピン 5 ドキサゾシンメシル酸塩

  • 98

    問188 75歳男性。15年ほど前から動作がゆっくりになり、立っているときに前かがみの姿勢が目立つようになった。近医を受診したところ、パーキンソン病と診断され、タリペキソールの投与により症状の改善を認めた。70歳頃より症状が悪化したが、レボドパとカルビドパの配合剤への変更により、症状の改善が得られていた。最近、この配合剤の薬効の持続時間が短くなり、配合剤の使用回数が増えた。 この患者の病態及び薬物治療に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 この患者に最初に出現した症状を、寡動及び姿勢反射障害という。 2 症状の悪化は、脳の線条体を起始核とする神経が変性したからである。 3 カルビドパはドパミンの血液脳関門の通過性を上げる。 4 配合剤の薬効持続時間の短縮は、遺伝子多型による個人差で生じる。 5 薬効持続時間の短縮に対して、配合剤1回量を減量し、エンタカポンを併用する。

    1, 5

  • 99

    問189 脳腫瘍に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 頭蓋内に発生した悪性新生物の総称である。 2 原発性と転移性に大別され、その発生頻度はほぼ同じである。 3 頭蓋内圧亢進症状と脳局所症状がある。 4 頭蓋内圧亢進による噴出性嘔吐は悪心を伴わない。 5 性格の変化を伴うことはない。

    3, 4

  • 100

    問190 せん妄に関する記述のうち、正しいのはどれか。1つ選べ。 1 不可逆性の錯乱と認知の変化を特徴とする。 2 認知症とせん妄は容易に鑑別できる。 3 原則として身体拘束を必要とする。 4 発現機序は明らかにされている。 5 振戦せん妄はアルコール依存症の離脱症状の1つである。