薬剤師国家試験 第108回 薬学実践問題(2023年2月)

厚生労働省『第108回薬剤師国家試験』より作成。出典: https://www.mhlw.go.jp/content/001074631.pdf , https://www.mhlw.go.jp/content/001074632.pdf , https://www.mhlw.go.jp/content/001074633.pdf

薬剤師国家試験 第108回 薬学実践問題(2023年2月)
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厚生労働省『第108回薬剤師国家試験』より作成。出典: https://www.mhlw.go.jp/content/001074631.pdf , https://www.mhlw.go.jp/content/001074632.pdf , https://www.mhlw.go.jp/content/001074633.pdf
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  • 1

    【症例】 72歳男性。身長173cm、体重63kg。タール便があり、近医にて内視鏡検査を施行したところ、胃噴門部に腫瘤を認め総合病院の消化器外科に紹介となった。精査の結果、胃がんStage Ⅳ、肝転移及び多発リンパ節転移と診断され、胃がんの一次治療としてS-1*/シスプラチン療法(SP療法)を導入することになった。そこで自宅にてS-1の服用を開始し(Day1)、Day8よりシスプラチン注射液を投与するため投与前日(Day7)に入院となった。 *:テガフール・ギメラシル・オテラシルカリウム配合剤 (処方) Day1~21に内服 テガフール20mg・ギメラシル・オテラシル配合口腔内崩壊錠 1回3錠(1日6錠) 1日2回 朝夕食後 21日分 Day8に シスプラチン注射液60mg/m²:120分かけて点滴静注 【問196(実務)】 SP療法の施行に関する記述のうち、最も適切なのはどれか。1つ選べ。 1 シスプラチン注射液は5%ブドウ糖注射液で希釈する。 2 デキサメタゾンリン酸エステルナトリウム注射液、アプレピタントカプセルを投与するのはシスプラチン注射液の投与前日(Day7)である。 3 シスプラチン注射液の投与翌日(Day9)に、セロトニン5-HT1受容体遮断薬を投与する。 4 シスプラチン注射液の投与前(Day8)に十分な量の輸液を投与する。 5 体重からシスプラチン注射液の投与量を算出する。

    4 シスプラチン注射液の投与前(Day8)に十分な量の輸液を投与する。

  • 2

    【症例】 問196と同症例(72歳男性、胃がんStage Ⅳ、SP療法導入。問196参照) 【問197(物理・化学・生物)】 SP療法に用いられる薬物及びその代謝物を水溶液としたとき、水溶液のモル電気伝導率が時間の経過とともに増大し、抗がん作用を発現するのはどれか。1つ選べ。 1 シスプラチン 2 テガフール 3 ギメラシル 4 オテラシルカリウム 5 フルオロウラシル

    1 シスプラチン

  • 3

    【症例】 87歳男性。畑仕事中に意識がもうろうとなり、A病院に救急搬送された。検査の結果、血清ナトリウム値が108mEq/Lと低ナトリウム血症を認めた。治療のため、3%塩化ナトリウム水溶液での点滴加療を開始することにした。 (処方) 生理食塩液(500mL/ボトル) 1本 10%塩化ナトリウム注射液(20mL/アンプル) 7.5本(150mL) 医師コメント:末梢点滴(自然滴下、30mL/時間) A病院の医療安全マニュアルには、生理食塩液に対する浸透圧比4を超える注射液を投与する場合は中心静脈より投与することと記載されている。 【問198(実務)】 ICU担当薬剤師の対応に関する記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。 なお、塩化ナトリウムの式量は58.5とし、水溶液中で完全電離しているものとする。 1 処方どおりに調製すれば、3%塩化ナトリウム水溶液となるため、問題なしと判断した。 2 算出された浸透圧比が4を超えていたので、中心静脈からの投与を依頼した。 3 低ナトリウム血症の更なる悪化は、痙れんや昏睡を起こす可能性があると情報提供した。 4 急激な血清ナトリウム値の上昇は、浸透圧性脱髄症候群を起こす可能性があると情報提供した。 5 低ナトリウム血症の原因として、抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)も考えられると情報提供した。

    2 算出された浸透圧比が4を超えていたので、中心静脈からの投与を依頼した。

  • 4

    【症例】 問198と同症例(87歳男性、低ナトリウム血症、3%塩化ナトリウム水溶液による点滴加療。問198参照) 【問199(物理・化学・生物)】 塩化ナトリウム水溶液におけるイオン強度や活量に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 イオン強度は、Na⁺やCl⁻の電荷数に依存しない。 2 イオン強度が高くなると、水中のNa⁺とCl⁻の間の相互作用は強くなる。 3 搬送時の血清ナトリウム値と等しいNa⁺濃度の塩化ナトリウム水溶液のイオン強度は54mmol/Lである。 4 塩化ナトリウム水溶液の活量aはa=c・xで表される。ただし、cは活量係数、xはモル分率である。 5 Na⁺、Cl⁻の活量をそれぞれa+、a-とすると、塩化ナトリウム水溶液の平均活量a±はa±=√(a+・a-)で表される。

    2 イオン強度が高くなると、水中のNa⁺とCl⁻の間の相互作用は強くなる。, 4 塩化ナトリウム水溶液の活量aはa=c・xで表される。ただし、cは活量係数、xはモル分率である。

  • 5

    【症例】 80歳女性。身長160cm、体重50kg。急性心不全の診断にてニトログリセリン注射液を投与することとなった。診療録には「ニトログリセリン注射液はア 0.05ng/kg/分より開始して様子をみていく」と記載されている。なお、添付文書には、「0.05~0.1ng/kg/分の速度より開始して血圧等の循環動態をモニターしながら適宜増量し、最適点滴速度で維持する」とある。また、この注射液はポリブタジエン製輸液チューブ(PVCフリー)の点滴ルートでシリンジポンプにより投与するものとする。 (処方)ニトログリセリン注射液25mg/50mL 1本 医師コメント:末梢点滴(精密持続点滴) 【問200(実務)】 下線部アをシリンジポンプの速度単位(mL/h)で表した場合、正しい値はどれか。1つ選べ。 1 0.3mL/h 2 1.5mL/h 3 3.0mL/h 4 15mL/h 5 30mL/h

    1 0.3mL/h

  • 6

    【症例】 問200と同症例(80歳女性、急性心不全、ニトログリセリン注射液投与。問200参照) 【問201(物理・化学・生物)】 ニトログリセリン注射液投与時にPVC製のチューブを使うと、ニトログリセリンがチューブに吸着し、静脈内への到達量が著しく減少することが知られている。この吸着に関連すると考えられる分子間相互作用はどれか。1つ選べ。 1 水素結合 2 電荷移動相互作用 3 静電的相互作用 4 分散力 5 イオン-双極子相互作用

    4 分散力

  • 7

    【症例】 78歳男性。身長170cm、体重68kg。医療機関での治療は受けていない。病院の近隣を歩いていた際に急な心臓発作を起こし救急搬送された。搬送時の心電図はAであり、薬剤Xが投与された。X投与の5分後にはBに示す正常な心電図となった。 (心電図A:搬送時、心電図B:X投与5分後、1秒スケール。詳細は問題本文中の心電図画像を参照) 【問202(実務)】 この心電図変化をもたらした薬剤Xによる治療として最も考えられるのは次のうちどれか。1つ選べ。 1 一硝酸イソソルビド錠の舌下投与 2 硝酸イソソルビドスプレーの口腔内噴霧 3 アスピリン腸溶錠を噛みくだいて内服 4 アミオダロン塩酸塩速崩錠の内服 5 ジゴキシンエリキシルの内服

    2 硝酸イソソルビドスプレーの口腔内噴霧

  • 8

    【症例】 問202と同症例(78歳男性、急な心臓発作、薬剤X投与で正常心電図に。問202参照) 【問203(物理・化学・生物)】 正常な状態におけるこの患者の心臓の1回拍出量が60mLである場合、この患者の心拍出量に最も近い値はどれか。1つ選べ。 1 3L/min 2 4L/min 3 5L/min 4 6L/min 5 7L/min

    3 5L/min

  • 9

    【症例】 67歳男性。開心術後に低心拍状態となり心原性ショックと診断された。本疾患の治療に当たりアドレナリン注射液及び電解質輸液(開始液)が、中心静脈ダブルルーメンカテーテルから図のように投与されている。看護師は医師よりオメプラゾールナトリウム注射液を1時間かけて投与するよう指示を受けたため、薬剤師に投与経路について確認した。 (図:A=電解質輸液(開始液)60mL/h/B=アドレナリン注射液3mg/3mL+生理食塩液47mL 2mL/h 精密持続点滴/C・D=ダブルルーメンカテーテルの各ルーメン ※詳細は問題本文中の図を参照) 【問204(実務)】 オメプラゾールナトリウム注射液の投与手順として適切なのはどれか。1つ選べ。 1 Aからのラインを止め、Cから適量の生理食塩液でフラッシュした後、Cから投与する。 2 Aからのライン及びBからのラインを止め、Cから適量の生理食塩液でフラッシュした後、Cから投与する。 3 Aからのライン及びBからのラインを止め、Dから適量の生理食塩液でフラッシュした後、Dから投与する。 4 Bからのラインを止め、Dから適量の生理食塩液でフラッシュした後、Dから投与する。 5 フラッシュなしで直接Dから投与する。

    1 Aからのラインを止め、Cから適量の生理食塩液でフラッシュした後、Cから投与する。

  • 10

    【症例】 問204と同症例(67歳男性、開心術後心原性ショック、ダブルルーメンカテーテルから投与。問204参照) 【問205(物理・化学・生物)】 オメプラゾールは弱酸で、静脈血(pH7.4)中で次のように解離するものとする。 (オメプラゾール分子形 ⇌ オメプラゾールイオン形 + H⁺) 静脈血中でのオメプラゾールの分子形とイオン形の存在比として正しいのはどれか。1つ選べ。 ただし、オメプラゾールのpKaを8.9、√10=3.2とする。また、オメプラゾールの投与により静脈血のpHは変化せず、血清タンパクとの相互作用、オメプラゾールの代謝及び温度の影響は考慮しないものとする。 1 分子形:イオン形 = 32:1 2 分子形:イオン形 = 16:1 3 分子形:イオン形 = 3.2:1 4 分子形:イオン形 = 1:3.2 5 分子形:イオン形 = 1:16 6 分子形:イオン形 = 1:32

    1 分子形:イオン形 = 32:1

  • 11

    【症例】 70歳男性。1ヶ月前より両手の関節の痛みと腫れが出現し、家族とともに病院の整形外科を受診し、医師より精密検査のための入院を勧められた。検査の結果、軽度の関節リウマチとの診断を受けた。メトトレキサートによる治療を開始したが、肝機能障害が出現し、以下の処方へ変更となった。 (処方1)ブシラミン錠100mg 1回1錠(1日3錠)1日3回 朝昼夕食後 7日分 2週間後、薬剤師が服薬指導で患者の病室を訪問したところ、「食事が美味しくない、味があまりしない。」との訴えがあり、食事の摂取量も減少していることが分かった。薬剤師はブシラミン錠による薬剤性味覚異常の可能性を考え、医師へ血清亜鉛濃度の測定を依頼した。 臨床検査値:血清亜鉛 65ng/dL(基準値:80~130ng/dL) 医師は臨床検査値の結果を踏まえ、以下の処方を追加した。 (処方2)酢酸亜鉛水和物錠25mg 1回1錠(1日2錠)1日2回 朝夕食後 7日分 【問206(実務)】 今後の薬剤師の対応として適切でないのはどれか。1つ選べ。 1 味覚異常の原因薬剤と考えられるブシラミン錠の継続の可否について医師に確認する。 2 味覚障害には口内炎や口腔内乾燥を伴うこともあるため、これらの症状について患者に確認する。 3 亜鉛濃度が過剰にならないように、定期的な血清亜鉛濃度の測定を医師に依頼する。 4 患者に対して、処方2に加えて亜鉛サプリメントを摂取する場合には、医師あるいは薬剤師に相談するように指導する。 5 亜鉛の補充により銅の吸収が増強され銅過剰症を起こすおそれがあると医師に情報提供を行う。

    5 亜鉛の補充により銅の吸収が増強され銅過剰症を起こすおそれがあると医師に情報提供を行う。

  • 12

    【症例】 問206と同症例(70歳男性、関節リウマチ、ブシラミン服用後の味覚異常。問206参照) 【問207(物理・化学・生物)】 この患者の味覚異常に最も関連するブシラミンの性質はどれか。1つ選べ。 (ブシラミンの構造:チオール基(SH)を2つもつジカルボン酸誘導体構造。詳細は問題本文中の構造式を参照) 1 酸化剤として働く。 2 水に溶けにくい。 3 弱酸性を示す。 4 キレート作用をもつ。 5 分子内ジスルフィド結合を形成する。

    4 キレート作用をもつ。

  • 13

    【症例】 68歳女性。切除不能の再発直腸がんに対して、カペシタビンとオキサリプラチン併用化学療法を開始することになった。外来化学療法室の薬剤師は、この患者にかかりつけ医から以下の薬剤が処方されていることを、お薬手帳より確認した。なお、以下の薬剤は全て化学療法開始後も継続することとする。 (処方) ロサルタン50mg・ヒドロクロロチアジド配合錠 1回1錠(1日1錠) スピロノラクトン錠25mg 1回1錠(1日1錠) カルベジロール錠2.5mg 1回1錠(1日1錠) メチルジゴキシン錠0.1mg 1回1錠(1日1錠) ワルファリンカリウム錠1mg 1回2錠(1日2錠) 1日1回 朝食後 28日分 【問208(実務)】 今回のがん化学療法の開始に伴い、薬物相互作用による重篤な副作用を回避するため、薬剤師が定期的にモニタリングすべき検査項目として、最も重要なのはどれか。1つ選べ。 1 血清鉄 2 尿酸 3 血清カルシウム 4 血清リン 5 PT-INR

    5 PT-INR

  • 14

    【症例】 問208と同症例(68歳女性、再発直腸がん、カペシタビン+オキサリプラチン療法。問208参照) 【問209(物理・化学・生物)】 かかりつけ医から処方されている医薬品の構造を示す。その中でモニタリングすべき検査項目に関与する医薬品はどれか。1つ選べ。なお、本品の性状として、日本薬局方には「本品は水に極めて溶けやすく、エタノール(95)に溶けやすい。」「本品は光によって淡黄色となる。」と記載されている。 (選択肢1~6は併用薬の6つの化学構造式。詳細は問題本文中の構造図を参照) 1 構造1(ワルファリンカリウム) 2 構造2 3 構造3 4 構造4 5 構造5 6 構造6

    1 構造1(ワルファリンカリウム)

  • 15

    【症例】 60歳女性。5年前より糖尿病治療のためクリニックを受診している。今回体重増加と血糖コントロール不良により、現在服用中の薬剤(処方1)にダパグリフロジンプロピレングリコール水和物錠(処方2)が追加された。 (処方1)ミグリトール錠50mg 1回1錠(1日3錠)1日3回 朝昼夕食直前 28日分/メトホルミン塩酸塩錠250mg 1回1錠(1日3錠)1日3回 朝昼夕食後 28日分 (処方2)ダパグリフロジンプロピレングリコール水和物錠5mg 1回1錠(1日1錠)1日1回 朝食後 28日分 【問210(実務)】 薬剤師による処方2の説明として、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 尿量を減らす働きがあります。 2 尿中の糖を減らす働きがあります。 3 排尿時の違和感があるときは申し出てください。 4 喉の渇きを感じることがあります。 5 腹部膨満感を起こしやすいです。

    3 排尿時の違和感があるときは申し出てください。, 4 喉の渇きを感じることがあります。

  • 16

    【症例】 問210と同症例(60歳女性、糖尿病、ダパグリフロジン追加。問210参照) 【問211(物理・化学・生物)】 処方2のダパグリフロジン(A)は、リンゴの樹皮に含まれるフロリジン(B)をリード化合物として開発された。これらの化合物に関する記述のうち、正しいのはどれか。1つ選べ。 (化合物A:ダパグリフロジン、化合物B:フロリジン 構造詳細は問題本文中の図を参照) 1 いずれもガラクトピラノシド構造を含む。 2 化合物Bは、化合物Aよりグリコシダーゼに対して安定である。 3 化合物Bは、α-グリコシド結合をもつ。 4 化合物Aは、プロドラッグである。 5 化合物Bは、アセタール結合をもつ。

    5 化合物Bは、アセタール結合をもつ。

  • 17

    【症例】 1歳男児。体重10kg。中等度の急性副鼻腔炎と診断され、アモキシシリン水和物散が処方されたが効果不十分と判断され、薬剤感受性を考慮し以下の処方へ変更になった。 (処方)セフカペンピボキシル塩酸塩細粒10% 1回0.3g(1日0.9g)1日3回 朝昼夕食後 5日分 【問212(実務)】 本症例において、薬剤師が留意すべき重大な副作用はどれか。1つ選べ。 1 甲状腺組織の直接的障害による甲状腺機能低下症 2 糖新生抑制による乳酸アシドーシス 3 ヒスタミン遊離によるレッドネック症候群 4 ビタミンA欠乏による視覚障害 5 血清カルニチン低下による低血糖

    5 血清カルニチン低下による低血糖

  • 18

    【症例】 問212と同症例(1歳男児、急性副鼻腔炎、セフカペンピボキシル投与。問212参照) 【問213(物理・化学・生物)】 以下は、セフカペン ピボキシル塩酸塩水和物の化学構造である。前問の副作用の原因となる構造を含む部分はどれか。1つ選べ。 なお、前問の副作用は本品がプロドラッグであることに由来する。 (構造式中の部位1~5から選ぶ。詳細は問題本文中の構造図を参照) 1 構造部位1 2 構造部位2 3 構造部位3 4 構造部位4 5 構造部位5

    4 構造部位4

  • 19

    【症例】 84歳男性。妻との二人暮らし。軽度のアルツハイマー型認知症と診断され、ドネペジル塩酸塩による治療を開始した。 (処方)ドネペジル塩酸塩錠3mg 1回1錠(1日1錠)1日1回 朝食後 14日分 【問214(物理・化学・生物)】 処方された医薬品と、その標的タンパク質に相互作用する内因性物質の正しい組合せはどれか。1つ選べ。 (医薬品A,B,Cと内因性物質a,b,cの構造詳細は問題本文中の図を参照) 1 Aとa 2 Aとc 3 Bとb 4 Bとc 5 Cとa 6 Cとb

    5 Cとa

  • 20

    【症例】 問214と同症例(84歳男性、軽度アルツハイマー、ドネペジル塩酸塩錠投与。問214参照) 【問215(実務)】 妻から「薬は夫が自分で管理しているが、飲んだはずの薬を再度飲んだり服薬を忘れる日があるようだ。」、「服薬後の食欲低下と腹痛、下痢がある。」と薬局に相談があった。また、認知症治療を続け、夫が薬を正しく使用しているか確認できるようにしたいとの要望があった。 患者の状態等や妻の要望を考慮して、かかりつけ医に提案する、ドネペジル塩酸塩錠から変更する薬剤として最も適切なのはどれか。1つ選べ。 1 ドネペジル塩酸塩口腔内崩壊錠 2 ドネペジル塩酸塩経口ゼリー 3 ガランタミン錠 4 リバスチグミンテープ 5 メマンチン塩酸塩錠

    4 リバスチグミンテープ

  • 21

    【症例】 30歳男性。2月から突然のくしゃみ、鼻水、目のかゆみが出始め、仕事にも集中できなくなり、翌月に近所の耳鼻科医院を受診した。その場で、簡便なアレルギー検査を行うことになった。この検査キットは、抗原抗体反応を利用したクロマトグラフィーの原理を用いている。患者の血液サンプルを用いた約20分の検査で、ハウスダスト系(ヤケヒョウヒダニ、ゴキブリ、ネコ皮屑、イヌ皮屑)、花粉系(スギ、カモガヤ、ブタクサ、ヨモギ)の計8種類のアレルゲンに対するアレルギーの有無を判定できる。図の検体(血液)滴下部にこの患者の血液サンプルを滴下して5分待ち、続いて展開液滴下部にキットの展開液を滴下して15分待ち、判定部に出現するバンドを確認したところ、下図のように、C(コントロール)以外に1本のバンドが認められた。 (判定部のバンド位置:C・ネコ・ダニ・カモガヤ・ブタクサ・C・ヨモギ・イヌ・ゴキブリ・スギの順、スギの位置にバンドあり) 【問216(物理・化学・生物)】 採取した患者の血液中に含まれる成分で、このアレルギー検査で測定されたのはどれか。1つ選べ。 1 スギ花粉(アレルゲン) 2 抗ヒトIgE抗体 3 スギ花粉に特異的なIgE 4 スギ花粉に特異的なIgG 5 IgEに特異的なFc受容体

    3 スギ花粉に特異的なIgE

  • 22

    【症例】 問216と同症例(30歳男性、スギ花粉症診断。問216参照) 【問217(実務)】 その後、詳細な検査も行い、患者はスギ花粉症と診断され、薬物療法による治療を受けていた。患者から薬を服用すると眠気があり仕事に差し支えることが多いとの訴えがあったので、医師はスギ花粉飛散シーズン後に舌下免疫療法を勧めていた。今回、舌下免疫療法による治療が開始されることになり、以下の処方箋を持って薬局を訪れた。なお、初回である翌朝の分は処方した耳鼻科医の前で服用する予定である。また、薬剤師は、この処方医が舌下免疫療法に関する講習を修了していることを確認した。 (処方)シダキュアスギ花粉舌下錠(注)2,000JAU 1回1錠(1日1錠)1日1回 朝食後 7日分 (注:スギ花粉症の減感作療法(アレルゲン免疫療法)薬) この患者への舌下免疫療法に関する説明として誤っているのはどれか。1つ選べ。 1 舌の下に薬を置き、保持した後、飲み込みます。 2 服用前後は、激しい運動を避けてください。 3 スギ花粉症に対する治療薬で、すべてのアレルギーに対して有効とはいえません。 4 口の中に傷や炎症があるとき、医師や薬剤師に相談してください。 5 この薬は、次回から段階的に成分量を減らしていきます。

    5 この薬は、次回から段階的に成分量を減らしていきます。

  • 23

    【症例】 85歳男性。中等度の認知症及び高血圧症の治療中。部屋の中ではつたい歩きができるが、活動量が低下し、家に引きこもりがちである。今回、腰痛を訴え整形外科を受診したところ、骨粗しょう症と診断された。 (身体所見及び検査値)骨密度65%、血圧128/80mmHg、身長168cm、体重62kg、血清クレアチニン0.9mg/dL、Ca 9.0mg/dL(基準値8.0~10.4mg/dL)、血清25-ヒドロキシビタミンD 8ng/mL(20ng/mL以下は欠乏とみなす) (現在服用中の薬剤)ドネペジル塩酸塩錠5mg 1回1錠(1日1錠)/バルサルタン錠80mg 1回1錠(1日1錠)1日1回 朝食後 【問218(実務)】 この患者の骨粗しょう症治療に用いる薬剤として、適切なのはどれか。2つ選べ。 1 アレンドロン酸錠 2 ブシラミン錠 3 ラロキシフェン塩酸塩錠 4 L-アスパラギン酸Ca錠 5 エルデカルシトールカプセル

    1 アレンドロン酸錠, 5 エルデカルシトールカプセル

  • 24

    【症例】 問218と同症例(85歳男性、骨粗しょう症診断。問218参照) 【問219(物理・化学・生物)】 本患者が血液検査で測定した25-ヒドロキシビタミンDに含まれる25(OH)ビタミンD3は、下図に示すように、プロビタミンD3から反応A、Bを経て作られ、反応C、Dで代謝される。以下の記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 (反応経路図:プロビタミンD3(7-デヒドロコレステロール)→[反応A]→ビタミンD3(コレカルシフェロール)→[反応B]→25(OH)ビタミンD3 →[反応C]→24,25(OH)₂ビタミンD3/→[反応D]→1,25(OH)₂ビタミンD3) 1 プロビタミンD3は、生体内で合成されない。 2 紫外線を浴びた皮膚で進行する反応は、Bである。 3 副甲状腺ホルモン(パラトルモン)によって促進される反応は、Dである。 4 活性型ビタミンD3は、25(OH)ビタミンD3である。 5 活性型ビタミンD3は、最終的に腎臓で生成される。

    3 副甲状腺ホルモン(パラトルモン)によって促進される反応は、Dである。, 5 活性型ビタミンD3は、最終的に腎臓で生成される。

  • 25

    【症例】 66歳男性。C型肝炎の既往歴あり。今回、肝硬変によると思われる腹水が出現し、肝性脳症の症状もみられたので、消化器内科に入院し治療している。 (処方1)トルバプタン口腔内崩壊錠7.5mg 1回1錠(1日1錠)/ランソプラゾール口腔内崩壊錠15mg 1回1錠(1日1錠)1日1回 朝食後 14日分 (処方2)スピロノラクトン錠25mg 1回1錠(1日2錠)1日2回 朝昼食後 14日分 (処方3)リーバクト配合経口ゼリー(注1) 1回1個(1日3個)/ラクツロースシロップ65% 1回10mL(1日30mL)1日3回 朝昼夕食後 14日分 (処方4)アミノレバンEN配合散(注2)50g/包 1回1包(1日1包)/ナルフラフィン塩酸塩口腔内崩壊錠2.5μg 1回1錠(1日1錠)1日1回 就寝前 14日分 (注1:分岐鎖アミノ酸製剤、注2:肝不全用経口栄養剤) 【問220(実務)】 現在の薬物治療について、この患者への説明として誤っているのはどれか。1つ選べ。 1 トルバプタンは、腹部などに溜まった余分な水を尿として排泄する働きがあります。 2 ランソプラゾールは、食道・胃静脈瘤の治療期間中の潰瘍を予防する働きがあります。 3 スピロノラクトンは、肝性脳症を改善する働きがあります。 4 ラクツロースシロップは、腸管内でのアンモニアの発生及び吸収を抑制する働きがあります。 5 ナルフラフィンは、かゆみを改善する働きがあります。

    3 スピロノラクトンは、肝性脳症を改善する働きがあります。

  • 26

    【症例】 問220と同症例(66歳男性、肝硬変・肝性脳症、分岐鎖アミノ酸製剤投与。問220参照) 【問221(物理・化学・生物)】 この患者に補充している分岐鎖アミノ酸に関する記述として、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 筋肉ではエネルギー源として利用される。 2 主に肝臓において異化を受ける。 3 該当するアミノ酸は、ロイシン、イソロイシン、プロリンである。 4 すべて糖原性アミノ酸である。 5 肝機能低下時には消費が増し、芳香族アミノ酸に対する比率が低下する。

    1 筋肉ではエネルギー源として利用される。, 5 肝機能低下時には消費が増し、芳香族アミノ酸に対する比率が低下する。

  • 27

    【症例】 52歳男性。中枢性尿崩症の診断を受け、以下の薬剤による治療が開始となった。 (処方)デスモプレシン点鼻スプレー2.5μg 1本 1日2回 1回4噴霧 【問222(実務)】 この患者への服薬指導として、誤っているのはどれか。1つ選べ。 1 使用前に鼻をかんでから使用してください。 2 使用時、左右の鼻腔に交互にスプレーしてください。 3 スプレー時には、息を深く吸ってください。 4 使用中は、医師より指示された飲水量を守ってください。 5 冷蔵庫に容器を立てた状態で保管してください。

    3 スプレー時には、息を深く吸ってください。

  • 28

    【症例】 問222と同症例(52歳男性、中枢性尿崩症、デスモプレシン点鼻投与。問222参照) 【問223(物理・化学・生物)】 処方薬は、この患者で不足しているホルモンの作用を補う目的で使われている。そのホルモンに関する記述として、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 ジスルフィド結合で架橋されたA、B鎖からなるポリペプチドである。 2 視床下部ホルモンの刺激により、下垂体前葉の細胞で産生される。 3 心臓に作用し、グアニル酸シクラーゼを活性化して、血圧を低下させる。 4 血管平滑筋細胞に作用し、ホスホリパーゼCを活性化して、血管を収縮させる。 5 腎集合管の細胞に作用し、プロテインキナーゼAを活性化して、水の再吸収を促進する。

    4 血管平滑筋細胞に作用し、ホスホリパーゼCを活性化して、血管を収縮させる。, 5 腎集合管の細胞に作用し、プロテインキナーゼAを活性化して、水の再吸収を促進する。

  • 29

    【症例】 7歳男児。身長122cm、体重25kg。母親に連れられて来局した。母親に患児の症状を確認したところ、発熱、耳痛はあるが、耳介けん引痛はなかった。お薬手帳及び薬歴を確認すると、併用薬はなかった。点耳薬の使用は初めてであったため、薬剤師が母親に服薬指導をした。 (処方)アモキシシリン細粒10% 1回2.5g(1日10g)1日4回 6時間毎 5日分/オフロキサシン耳科用液0.3% 5mL 1日2回 点耳後耳浴 【問224(実務)】 母親に対する指導内容として最も適切なのはどれか。1つ選べ。 1 使用後お子さんがめまいや痛みを感じたと言っても使用を続けてください。 2 使用時には冷蔵庫から取り出してすぐに使用してください。 3 耳たぶを後ろに引っ張るようにして、滴下してください。 4 点耳量は1回1滴だけです。 5 点耳後はすぐに起き上がらせてください。

    3 耳たぶを後ろに引っ張るようにして、滴下してください。

  • 30

    【症例】 問224と同症例(7歳男児、中耳炎、オフロキサシン点耳。問224参照) 【問225(物理・化学・生物)】 図は聴覚器の断面の模式図である。1~5のうち、この患者の主たる炎症部位として、正しいのはどれか。1つ選べ。 (聴覚器断面図:外耳道→鼓膜→中耳腔→耳小骨→内耳の位置に1~5が振られている。詳細は問題本文中の図を参照) 1 部位1 2 部位2 3 部位3(中耳腔・鼓室) 4 部位4 5 部位5

    3 部位3(中耳腔・鼓室)

  • 31

    【症例】 精神神経科の医師から医薬品情報室に、妊婦がリチウム製剤とラモトリギン製剤を服用したときの胎児における心奇形の発生について質問があった。薬剤師が論文を検索し、各製剤の服用による胎児の心奇形発生に関するコホート研究報告を見つけた。論文には下表に示した結果が掲載されていた。 表 妊婦のリチウム製剤又はラモトリギン製剤の服用による胎児の心奇形の発生数 (心奇形なし/心奇形あり/合計) 薬剤非服用群:1,182,000/18,000/1,200,000 リチウム製剤服用群:482/18/500 ラモトリギン製剤服用群:1,950/50/2,000 合計:1,184,432/18,068/1,202,500 (参考:N Engl J Med 2017; 376: 2245-54.) 【問226(衛生)】 心奇形発生に及ぼすリチウム製剤の服用の相対危険度はどれか。1つ選べ。 1 0.9 2 1.6 3 2.4 4 3.6 5 4.2

    3 2.4

  • 32

    【症例】 問226と同症例(妊婦のリチウム製剤・ラモトリギン製剤服用と胎児心奇形の関連検索。問226参照) 【問227(実務)】 論文には、薬剤非服用群に対するリチウム製剤又はラモトリギン製剤服用群の相対危険度(傾向スコア分析により補正した値)を服用量別に示した図が載っていた。妊娠中の薬剤服用状況と胎児の心奇形発生に関し、下図を基に薬剤師が医師に説明する内容として誤っているのはどれか。1つ選べ。 【相対危険度(95%信頼区間)プロット】 ・薬剤非服用群:妊婦数1,200,000/心奇形発生数18,000/出生100人あたり1.50 ・リチウム製剤服用群:≦600mg/日(220/5/2.27)/601-900mg/日(185/7/3.78)/>900mg/日(95/6/6.32) ・ラモトリギン製剤服用群:≦100mg/日(900/20/2.22)/101-200mg/日(700/18/2.57)/>200mg/日(400/12/3.00) 1 リチウム製剤服用量が1日900mgを超える群では、出生100人あたり6.32人に心奇形が発生しています。 2 リチウム製剤服用量が1日900mgを超える場合、薬剤非服用群に比べ胎児の心奇形は約4.2倍発生しやすくなると考えられます。 3 リチウム製剤服用量の増加に伴い、胎児の心奇形が発生しやすくなる傾向が認められます。 4 ラモトリギン製剤は、リチウム製剤に比べ胎児の心奇形発生リスクを統計学的に有意に上昇させると考えられます。 5 ラモトリギン製剤服用群全体では、出生100人あたり2.5人に心奇形が発生しています。

    4 ラモトリギン製剤は、リチウム製剤に比べ胎児の心奇形発生リスクを統計学的に有意に上昇させると考えられます。

  • 33

    【症例】 70歳男性。体重65kg。ループス腎炎と脳梗塞に対して、それぞれタクロリムスカプセルとワルファリン錠を服用していた。2週間前から微熱、咳、痰、寝汗などが続き、昨日、痰に血が混じっていたため、不安を感じて病院を受診した。胸部CT検査で両側に空洞化を伴う多発性浸潤陰影を認め、喀痰の塗抹検査で病原体が検出されたため、入院し、直接服薬確認療法(DOTS)が行われることとなった。 (入院時の検査値)AST 26IU/L、ALT 27IU/L、血清クレアチニン1.8mg/dL、血清アルブミン3.6g/dL、総ビリルビン0.7mg/dL 【問228(衛生)】 この患者の呼吸器症状の原因となった病原体に関する記述として正しいのはどれか。2つ選べ。 1 体内に侵入後、肺胞マクロファージ内で増殖する。 2 本病原体による感染を予防するためにBCGワクチンが用いられている。 3 蚊などの節足動物が媒介することで感染する。 4 2010年頃から罹患率が上昇しているため新興感染症に位置付けられている。 5 近年、我が国における罹患率は、米国やドイツなどの先進国における罹患率に比べて低い。

    1 体内に侵入後、肺胞マクロファージ内で増殖する。, 2 本病原体による感染を予防するためにBCGワクチンが用いられている。

  • 34

    【症例】 問228と同症例(70歳男性、肺結核疑い、DOTS開始。問228参照) 【問229(実務)】 主治医より、イソニアジド錠、リファンピシンカプセル、エタンブトール錠、ピラジナミド錠の4剤でDOTSを開始することが薬剤師に伝えられた。薬剤の服用にあたり、薬剤師が主治医に伝えるべき内容として、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 肝機能障害があるため、イソニアジドの使用を避けるべきである。 2 ワルファリンの作用が減弱することがある。 3 視神経障害が現われることがあるため、定期的に視力等を確認する必要がある。 4 腎機能障害があるため、エタンブトールを他剤に変更すべきである。 5 タクロリムスの血中濃度が上昇することがある。

    2 ワルファリンの作用が減弱することがある。, 3 視神経障害が現われることがあるため、定期的に視力等を確認する必要がある。

  • 35

    【症例】 28歳男性。勤務先のメッキ工場で、ビンに小分けしてあった液体を誤って飲用した。その直後に苦しがったため、近くにいた同僚が救急車を要請し、救急搬送された。来院時、頭痛、悪心、嘔吐及び頻脈を認めた。胃洗浄時に採取した胃内容物をシェーンバイン法により検査したところ、グアヤク試験紙が青色へ変化した。 【問230(衛生)】 この患者が摂取したと疑われる物質はどれか。1つ選べ。 1 ヒ素 2 トルエン 3 ジクロルボス 4 シアン化カリウム 5 n-ヘキサン

    4 シアン化カリウム

  • 36

    【症例】 問230と同症例(28歳男性、メッキ工場での液体誤飲、シアン化カリウム摂取疑い。問230参照) 【問231(実務)】 この患者に用いる解毒剤として適切なのはどれか。2つ選べ。 1 プラリドキシムヨウ化メチル(PAM) 2 硫酸アトロピン 3 ヒドロキソコバラミン 4 亜硝酸アミル 5 ジメルカプロール

    3 ヒドロキソコバラミン, 4 亜硝酸アミル

  • 37

    【症例】 22歳女性。身長160cm、体重63kg。女性は肥満と体脂肪率が高いことを気にしており、糖質制限ダイエットによる摂取エネルギー制限が肥満予防に有用であると考えていた。インターネットや書籍の情報を基に糖質制限ダイエットを始めたが、過度の糖質制限は体に良くないと友人から聞き、不安になって近所の薬局を訪れて薬剤師に相談した。 【問232(実務)】 薬剤師は女性に対し、糖質制限の問題点を説明した上で、食生活の改善と適度な運動を勧め、同時に特定保健用食品を試してみることを提案した。薬剤師が女性に提案した特定保健用食品の成分として最も適切なのはどれか。1つ選べ。 1 大豆イソフラボン 2 キシリトール 3 カゼインホスホペプチド(CPP) 4 茶カテキン 5 ラクトトリペプチド

    4 茶カテキン

  • 38

    【症例】 問232と同症例(22歳女性、糖質制限ダイエット相談。問232参照) 【問233(衛生)】 この女性の相談をきっかけに、薬局が開催する地域住民向け健康セミナーで糖質制限のことを取り上げることになり、薬局内で勉強会を行った。糖質制限が糖質、タンパク質及び脂質の代謝に及ぼす影響に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 糖質制限を行うと、膵臓からインスリン分泌が亢進する。 2 糖質の摂取不足により血中グルコース濃度の低下が起こると、アミノ酸、乳酸、グリセロールのいずれからもグルコースが作られる。 3 糖質制限が続くと、肝臓で遊離脂肪酸のβ酸化が亢進し、大量に生成したアセチルCoAからケトン体が産生される。 4 肝臓のグリコーゲンは、糖質制限状態ではエネルギー源としては利用されない。 5 脳や神経系の細胞は、グルコースを細胞内に貯蔵しているため、糖質制限の影響を受けにくい。

    2 糖質の摂取不足により血中グルコース濃度の低下が起こると、アミノ酸、乳酸、グリセロールのいずれからもグルコースが作られる。, 3 糖質制限が続くと、肝臓で遊離脂肪酸のβ酸化が亢進し、大量に生成したアセチルCoAからケトン体が産生される。

  • 39

    【症例】 68歳男性。身長173cm、体重65kg。大動脈弁狭窄症に対する手術を行い集中治療室に入室した。術後2日目、患者は人工呼吸管理下、絶食下にあり、担当医より以下が処方された。 (処方1)10%ブドウ糖加酢酸維持液 500mLバッグ 2バッグ/チアミン塩化物塩酸塩・リボフラビンリン酸エステルナトリウム・アスコルビン酸配合注射液(注) 1バイアル/ファモチジン注射用 20mgアンプル 1アンプル 1日1回 末梢静脈より持続点滴 12時間 (処方2)10%ブドウ糖加酢酸維持液 500mLバッグ 2バッグ/ファモチジン注射用 20mgアンプル 1アンプル 1日1回 末梢静脈より持続点滴 12時間 (処方3)酢酸リンゲル液500mL 1バッグ 1日1回 末梢静脈より持続点滴 4時間 (処方4)セファゾリンナトリウム点滴静注用1gバッグ 1バッグ 1日2回 末梢静脈より点滴静注 1時間 (注)5mL中にチアミン塩化物塩酸塩10mg、リボフラビンとして5mg、アスコルビン酸200mgを含有する。 【問234(実務)】 処方1~処方4に関する記述として適切なのはどれか。2つ選べ。 1 処方1及び処方2の10%ブドウ糖加酢酸維持液500mLの熱量は約100kcalである。 2 処方3の酢酸リンゲル液はナトリウムイオンを約130mEq/L含有している。 3 処方1は貧血の予防目的で処方された。 4 処方4のセファゾリンナトリウムは手術創の緑膿菌感染の予防目的で処方された。 5 処方1及び処方2のファモチジンは、手術後の侵襲ストレスによる上部消化管出血の抑制目的で処方された。

    2 処方3の酢酸リンゲル液はナトリウムイオンを約130mEq/L含有している。, 5 処方1及び処方2のファモチジンは、手術後の侵襲ストレスによる上部消化管出血の抑制目的で処方された。

  • 40

    【症例】 問234と同症例(68歳男性、術後ICU管理、各種輸液処方。問234参照) 【問235(衛生)】 処方1~処方4の薬剤の成分のうち、欠乏により乳酸アシドーシスを起こすのはどれか。1つ選べ。 1 酢酸 2 チアミン 3 リボフラビン 4 アスコルビン酸 5 ナトリウム

    2 チアミン

  • 41

    【症例】 1歳6ヶ月男児。身長75cm、体重10kg。1歳半健診で極度の下肢の変形を指摘され、医療機関を受診した。男児に既往歴はなく、出生は妊娠39週20日、自然分娩で、身長50cm、出生体重3,010g、頭囲34cmであった。出生後は完全母乳栄養で、現在は母乳に加え離乳食を1日3回摂取しているが、1回の摂取量は平均的な摂取量の半分程度であった。 (検査値及び所見)血清25-ヒドロキシビタミンD 8ng/mL(20ng/mL以下は不足)、補正血清カルシウム8.0mg/dL(基準値9.4~10.8mg/dL)、血清リン5.3mg/dL(基準値4.5~6.2mg/dL)、血清ALP 2,039IU/L(基準値395~1,339IU/L)、血中副甲状腺ホルモン(intact-PTH)549pg/mL(基準値10~65pg/mL)、単純X線像で内反膝(O脚)、骨幹端の杯状陥凹あり。 【問236(実務)】 この患児に対する治療薬として適切なのはどれか。2つ選べ。 1 グルコン酸カルシウム注射液 2 炭酸水素ナトリウム注射液 3 チアミン塩化物塩酸塩注射液 4 アルファカルシドール内用液 5 レボカルニチン内用液

    1 グルコン酸カルシウム注射液, 4 アルファカルシドール内用液

  • 42

    【症例】 問236と同症例(1歳6ヶ月男児、くる病疑い。問236参照) 【問237(衛生)】 この患児が罹患した疾病には、食事や生活習慣が関係する。一般的に、この疾病に乳幼児が罹患するのを予防するために有効な方法として正しいのはどれか。2つ選べ。 1 妊娠中に葉酸を摂取する。 2 乳幼児に卵や牛乳の摂取を避けさせる。 3 乳幼児に適度な日照を受けさせる。 4 出生直後及び生後1週間以内の新生児にビタミンK2シロップを飲ませる。 5 乳幼児に魚類やキノコ類を摂取させる。

    3 乳幼児に適度な日照を受けさせる。, 5 乳幼児に魚類やキノコ類を摂取させる。

  • 43

    【症例】 20歳男性。路上で意味不明なことを叫びながら暴れており、近隣住民が警察に通報した。警察官到着時、ろれつが回らず、痙れんを起こしたため救急要請した。救急隊到着時、頻脈と発汗を認め、興奮状態であった。救急病院に搬送され、この患者の尿を分析したところ覚醒剤及びその代謝物が検出された。 (来院時の状態)血圧149/90mmHg、心拍170拍/分、呼吸数60回/分、体温38.8℃、散瞳(左右6.0mm)で対光反射は正常。発汗が著明、痙れんは消失、振戦あり。四肢の静脈に多数の注射痕あり。 【問238(衛生)】 この患者の尿中から検出されたと考えられる物質はどれか。2つ選べ。 (選択肢1~5は化学構造式。詳細は問題本文中の構造図を参照) 1 構造1(メタンフェタミン) 2 構造2 3 構造3 4 構造4(メタンフェタミン代謝物) 5 構造5

    1 構造1(メタンフェタミン), 4 構造4(メタンフェタミン代謝物)

  • 44

    【症例】 問238と同症例(20歳男性、覚醒剤中毒、興奮状態。問238参照) 【問239(実務)】 この患者の興奮状態を抑えるために使用される適切な薬剤はどれか。1つ選べ。 1 プロクロルペラジンメシル酸塩注 2 ジアゼパム注 3 フェニトインナトリウム注 4 ロクロニウム臭化物注 5 フルマゼニル注

    2 ジアゼパム注

  • 45

    【症例】 20歳男性。8月上旬に友人と海水浴に行くことになり、日焼け止めについて相談するため、薬局を訪れた。男性は前年の同時期に海水浴へ行き、日中、炎天下の浜辺で過ごした。その日の夕方から、昼に露出していた肌が赤くなり、その部分にほてりやヒリヒリとした痛みを感じ、その後、水ぶくれができた。男性は、最近数年間、内服薬や外用薬などの使用はなく、これまで日焼け止めを使用したことはなかった。 【問240(衛生)】 下図は、波長に基づく非電離放射線の分類を示している。海水浴でこの男性の肌に生じた症状の原因となる主な非電離放射線はどれか。1つ選べ。 (波長スケール図:100nm/300nm/500nm/700nm/900nm/1mmの目盛上に1~5の領域が示されている。詳細は問題本文中の図を参照) 1 領域1(紫外線UVC側) 2 領域2(紫外線UVB領域) 3 領域3(紫外線UVA/可視光領域) 4 領域4 5 領域5(赤外線・電波領域)

    2 領域2(紫外線UVB領域)

  • 46

    【症例】 問240と同症例(20歳男性、日焼け相談。問240参照) 【問241(実務)】 この男性に対する日焼け止めの説明として、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 昨年と同様の皮膚症状が出たら直ちに日焼け止めを塗ってください。 2 SPF(Sun Protection Factor)の数字が大きい方が、昨年と同様の皮膚症状を防ぐ効果が期待されます。 3 皮膚に吸収されて効果を示すため、汗をかいても塗りなおす必要はありません。 4 少量で効果が期待できるので、できるだけ少量を可能な限り薄く塗ってください。 5 太陽光線の一部を吸収する成分が、皮膚炎を引き起こす原因となることがあるので注意してください。

    2 SPF(Sun Protection Factor)の数字が大きい方が、昨年と同様の皮膚症状を防ぐ効果が期待されます。, 5 太陽光線の一部を吸収する成分が、皮膚炎を引き起こす原因となることがあるので注意してください。

  • 47

    【症例】 7月某日、小学校で学校薬剤師が屋外プールの定期水質検査を行うことになった。プールは上から見て図に示すような長方形で縦25m×横15mの大きさである。プール端の水深は約0.9m、中央に向かって徐々に深くなり、中央部の水深は約1.2mである。 (プール平面図に採水点A・B・Cの3点が示されている) 採水は図中の3点(A、B、C)、水面下20cmで、プール使用開始前に実施した。一部の検査は外部の検査機関に依頼した。今回の定期水質検査の結果は下表のとおりであった。  検査項目/A/B/C  pH:7.4/7.3/7.2  遊離残留塩素(mg/L):0.3/0.3/0.2  濁度(度):2/2/2  一般細菌(CFU/mL):90/80/85  過マンガン酸カリウム消費量(mg/L):11/10/10  大腸菌:+→-/+→-/+→- 【問242(実務)】 今回の定期水質検査の結果に基づく学校薬剤師の説明として誤っているのはどれか。1つ選べ。 1 pHは基準を満たしています。 2 遊離残留塩素は基準を満たしていないので、塩素消毒を強化する必要があります。 3 表の検査項目に加え、総トリハロメタンにも基準が定められています。 4 過マンガン酸カリウム消費量は、主に有機物による汚染の指標として用いられています。 5 一般細菌が検出されたので、プールの使用を中止してください。

    5 一般細菌が検出されたので、プールの使用を中止してください。

  • 48

    【症例】 問242と同症例(小学校プール水質検査。問242参照) 【問243(衛生)】 定期水質検査で検査した項目のうち、学校薬剤師がプール水を採水後直ちに現場で測定しなければならないのはどれか。1つ選べ。 1 遊離残留塩素 2 濁度 3 一般細菌 4 過マンガン酸カリウム消費量 5 大腸菌

    1 遊離残留塩素

  • 49

    【症例】 生後24日男児。母親は出産後、実家に帰省して子育てをしており、実家では井戸水で溶かした人工乳を与えていた。生後12日から次第に哺乳力が低下し、生後24日に痙れんが出現したため、救急車を要請した。来院時、チアノーゼを認め、動脈血液ガス分析の結果は、以下のとおりであった。 (検査値)pH 7.15(基準値7.4±0.5)、PaCO2 22.1mmHg(基準値40±5mmHg)、PaO2 71.3mmHg(基準値85±15mmHg)、HCO3⁻ 12.7mEq/L(基準値24±2mEq/L)、メトヘモグロビン45%(基準値<2%)、一酸化炭素ヘモグロビン1.9%(基準値<3%) 【問244(衛生)】 この患児の症状の原因と考えられる井戸水の汚染物質はどれか。2つ選べ。 1 亜硝酸態窒素 2 硝酸態窒素 3 ベンゼン 4 1,4-ジオキサン 5 ペルフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)

    1 亜硝酸態窒素, 2 硝酸態窒素

  • 50

    【症例】 問244と同症例(生後24日男児、メトヘモグロビン血症。問244参照) 【問245(実務)】 この患児に対する治療薬として最も適切と考えられるのはどれか。1つ選べ。 1 メチレンブルー 2 ペニシラミン 3 クエン酸第一鉄ナトリウム 4 チオ硫酸ナトリウム 5 ホメピゾール

    1 メチレンブルー

  • 51

    【症例】 55歳女性。数ヶ月前から身体のだるさや疲れやすさを感じていた。最近、まぶたが重く物が見えにくくなってきた。さらに、食べ物を飲み込みにくくなったため、近医を受診した。重症筋無力症を疑った医師から、診断のための検査をするにあたりエドロホニウム試験について薬剤師に問合せがあった。 【問246(薬理)】 エドロホニウムに関する記述のうち、正しいのはどれか。1つ選べ。ただし、図は、アセチルコリンエステラーゼ(AChE)の活性中心において、アセチルコリンが加水分解される際の反応機構及びエドロホニウムの構造式を示す。 (AChE活性中心反応機構図とエドロホニウム構造式は問題本文中の図を参照) 1 セリン及びトリプトファンと相互作用して、AChEを不可逆的に阻害する。 2 セリンをリン酸化して、AChEを不可逆的に阻害する。 3 トリプトファンをカルバモイル化して、AChEを可逆的に阻害する。 4 セリンと共有結合して、AChEを可逆的に阻害する。 5 トリプトファンと相互作用して、AChEを可逆的に阻害する。

    5 トリプトファンと相互作用して、AChEを可逆的に阻害する。

  • 52

    【症例】 問246と同症例(55歳女性、重症筋無力症疑い、エドロホニウム試験。問246参照) 【問247(実務)】 検査に先立ち、エドロホニウムの過度な作用発現に対処するために準備する薬物として、適切なのはどれか。1つ選べ。 1 d-クロルフェニラミンマレイン酸塩 2 アトロピン硫酸塩水和物 3 アドレナリン 4 ネオスチグミンメチル硫酸塩 5 シクロスポリン

    2 アトロピン硫酸塩水和物

  • 53

    【症例】 70歳男性。肺がんによる疼痛があり、以下の処方により、在宅で緩和ケアを行っている。本日、薬剤師が患者宅を訪問し、薬学的管理指導を実施した。 (処方1)オキシコドン徐放錠10mg 1回1錠(1日2錠)1日2回 12時間毎に服用 14日分 (処方2)オキシコドン塩酸塩水和物散5mg 1回1包 痛いとき20回分(20包) (処方3)ナルデメジントシル酸塩錠0.2mg 1回1錠(1日1錠)1日1回 朝食後 14日分 患者に痛みに関する聞き取りを行ったところ、「痛みのコントロールは良好だったが、3日前から同じ時間帯に突然強い痛みが繰り返し起こるようになった」との情報を得た。突然の痛みの頻度を患者に尋ねたところ、「次回のオキシコドン徐放錠を服用する約2時間前に痛みが出始めることが多く、オキシコドン塩酸塩水和物散の服用回数が5回以上になっている」との情報を得た。なお、処方薬による副作用の症状は出ていない。 【問248(実務)】 薬剤師は、医師に連絡し処方変更の協議を行った。提案すべき内容として、最も適切なのはどれか。1つ選べ。 1 オキシコドン塩酸塩水和物散を増量する。 2 オキシコドン徐放錠を増量する。 3 オキシコドン徐放錠からトラマドール徐放錠へ処方変更する。 4 ナルデメジントシル酸塩錠を減量する。 5 突出痛の再確認のため、さらに3日間同量で様子を見る。

    2 オキシコドン徐放錠を増量する。

  • 54

    【症例】 問248と同症例(70歳男性、肺がん疼痛、オキシコドン徐放錠+速放散+ナルデメジン。問248参照) 【問249(薬理)】 処方されたいずれかの薬物の作用機序として、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 電位依存性Ca²⁺チャネルのα2δサブユニットに結合することで、興奮性神経伝達物質の過剰な放出を抑制する。 2 オピオイドμ受容体を刺激することで、痛みの上位中枢への伝達を抑制する。 3 脊髄後角におけるセロトニン及びノルアドレナリンの神経終末への再取り込みを阻害することで、下行性疼痛抑制系を活性化する。 4 腸管に存在するオピオイドμ受容体を遮断することで、蠕動運動の低下を防ぐ。 5 腸上皮に存在するCl⁻チャネル2(ClC-2)を活性化することで、腸管内への水分分泌を促進する。

    2 オピオイドμ受容体を刺激することで、痛みの上位中枢への伝達を抑制する。, 4 腸管に存在するオピオイドμ受容体を遮断することで、蠕動運動の低下を防ぐ。

  • 55

    【症例】 60歳女性。市町村が実施する検診で骨密度の低下が指摘され、近隣の整形外科を受診した。脆弱性骨折は見られなかったが、骨密度低下(腰椎骨密度測定値:若年成人平均値(YAM)の65%)のため骨粗しょう症と診断された。本日、以下の処方箋を持って初めて薬局を訪れた。 (処方)バゼドキシフェン錠20mg 1回1錠(1日1錠)/エルデカルシトールカプセル0.75μg 1回1カプセル(1日1カプセル)1日1回 朝食後 14日分 【問250(薬理)】 処方されたいずれかの薬物の作用機序として、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 カルシトニン受容体を遮断することで、骨形成を促進する。 2 RANKL(NF-κB活性化受容体リガンド)に結合することで、骨形成を促進する。 3 ビタミンD受容体を刺激することで、腸管からのカルシウム吸収を促進する。 4 ファルネシルピロリン酸合成酵素を阻害することで、骨吸収を抑制する。 5 エストロゲン受容体に結合してエストロゲン様作用を示すことで、骨吸収を抑制する。

    3 ビタミンD受容体を刺激することで、腸管からのカルシウム吸収を促進する。, 5 エストロゲン受容体に結合してエストロゲン様作用を示すことで、骨吸収を抑制する。

  • 56

    【症例】 問250と同症例(60歳女性、骨粗しょう症診断、バゼドキシフェン+エルデカルシトール。問250参照) 【問251(実務)】 薬剤師が他の医療機関の受診の有無を確認したところ、今回の整形外科以外に内科に通院していることがわかった。お薬手帳を確認したところ、以下の薬剤が処方されていることが確認できた。なお、整形外科ではお薬手帳を提示していなかった。 (お薬手帳の内容)ニフェジピン徐放錠40mg/リバーロキサバン錠15mg/セルトラリン錠100mg/ボノプラザンフマル酸塩錠20mg 各1回1錠(1日1錠)1日1回 朝食後 14日分/ブロチゾラム口腔内崩壊錠0.25mg 1回1錠(1日1錠)1日1回 就寝前 14日分 この患者のお薬手帳の内容から、今回整形外科で処方された薬剤が禁忌となる疾患を内科で治療中である可能性が考えられた。その疾患はどれか。1つ選べ。 1 高カルシウム血症 2 深部静脈血栓症 3 パニック障害 4 胃食道逆流症 5 ナルコレプシー

    2 深部静脈血栓症

  • 57

    【症例】 75歳男性。喫煙歴50年(1日40本程度)、血圧135/80mmHg、脈拍68拍/分、整。数日前から胸の痛みや圧迫感、息苦しさを感じるようになった。今日の明け方、胸が強く締め付けられるような発作が生じたため医療機関を受診したところ、器質的冠動脈狭窄のない冠攣縮性狭心症と診断され治療が開始された。 (処方)ニトログリセリン舌下錠0.3mg 1回1錠 胸痛発作時 7回分(7錠)/ベニジピン塩酸塩錠4mg 1回1錠(1日2錠)1日2回 朝夕食後 14日分 治療開始後、発作の頻度は減ったが、軽い自覚症状が続いた。そのため、担当医は効果不十分と判定し、薬剤師と治療方針についてカンファレンスを実施した。 【問252(実務)】 薬剤師が医師に提案する追加薬剤として、適切なのはどれか。2つ選べ。 1 一硝酸イソソルビド錠 2 プロプラノロール塩酸塩錠 3 カルテオロール塩酸塩錠 4 ニコランジル錠 5 シルデナフィルクエン酸塩錠

    1 一硝酸イソソルビド錠, 4 ニコランジル錠

  • 58

    【症例】 問252と同症例(75歳男性、冠攣縮性狭心症、ニトログリセリン+ベニジピン。問252参照) 【問253(薬理)】 処方薬及び前問で提案すべき追加薬物のいずれかの作用機序として、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 一酸化窒素(NO)を遊離し、可溶性グアニル酸シクラーゼを活性化することで、血管平滑筋を弛緩させる。 2 アドレナリンβ1受容体を遮断し、サイクリックAMP(cAMP)依存性プロテインキナーゼの活性化を抑制することで、洞結節の活動電位の発生頻度を減少させる。 3 ホスホジエステラーゼVを阻害し、サイクリックGMP(cGMP)の分解を抑制することで、NOの作用を増強する。 4 電位依存性L型Ca²⁺チャネルを遮断し、細胞内へのCa²⁺流入を抑制することで、冠動脈平滑筋を弛緩させる。 5 ATP感受性K⁺チャネルを遮断し、細胞外へのK⁺の流出を抑制することで、血管平滑筋を弛緩させる。

    1 一酸化窒素(NO)を遊離し、可溶性グアニル酸シクラーゼを活性化することで、血管平滑筋を弛緩させる。, 4 電位依存性L型Ca²⁺チャネルを遮断し、細胞内へのCa²⁺流入を抑制することで、冠動脈平滑筋を弛緩させる。

  • 59

    【症例】 62歳男性。尿意切迫感及び夜間頻尿を訴え近隣の医療機関を受診したところ、前立腺肥大症と診断された。1ヶ月前よりナフトピジル口腔内崩壊錠25mgで治療を開始し、投与量を処方1まで漸増したが、尿意切迫感が残存したため、今回処方2が追加となった。 (処方1)ナフトピジル口腔内崩壊錠75mg 1回1錠(1日1錠)1日1回 朝食後 14日分 (処方2)ミラベグロン錠50mg 1回1錠(1日1錠)1日1回 朝食後 14日分 【問254(薬理)】 処方1及び2のいずれかの薬物の作用機序として、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 アセチルコリンM2受容体の遮断 2 アドレナリンα1D受容体の遮断 3 アドレナリンβ3受容体の刺激 4 アセチルコリンM3受容体の遮断 5 ホスホジエステラーゼⅤの阻害

    2 アドレナリンα1D受容体の遮断, 3 アドレナリンβ3受容体の刺激

  • 60

    【症例】 問254と同症例(62歳男性、前立腺肥大症+過活動膀胱、ナフトピジル+ミラベグロン。問254参照) 【問255(実務)】 薬剤師がこの患者に確認する内容として、重要性の高いのはどれか。2つ選べ。 1 めまいや立ちくらみを感じることはあるか。 2 咳が長く続いているか。 3 筋肉痛や赤褐色の尿が出ているか。 4 心疾患の治療を受けているか。 5 ぜん息の既往があるか。

    1 めまいや立ちくらみを感じることはあるか。, 4 心疾患の治療を受けているか。

  • 61

    【症例】 30歳女性。気管支ぜん息治療のため、処方1及び2の製剤を継続使用している。 (処方1)テリルジー100エリプタ 30吸入用(注)1個 1回1吸入 1日1回 朝吸入 注:1吸入でフルチカゾンフランカルボン酸エステルとして100μg、ウメクリジニウムとして62.5μg及びビランテロールとして25μgを吸入できるドライパウダー吸入剤 (処方2)サルブタモール硫酸塩エアゾール100μg 1本 発作時 1回2吸入 1日4回まで 来局時、薬剤師は患者に対し最近気になることはないか尋ねたところ、次の回答を得た。 患者:「今まで発作は月1〜2回程度でしたが、最近、頻度が多くなっています。発作が出てしまう原因はわからないのでしょうか。」 (薬歴に記載された前回来局時までの患者情報)事務職。仕事はほぼ定時だが、月に1回程度は残業がある。ダイエットを心がけているが、仕事中につい間食をし、ジュースを飲んでしまう。性格はまじめで、ストレスを溜めやすい。 【問256(実務)】 薬剤師は、生活環境の中に発作の原因がある可能性を考えた。患者から聞き取り収集する情報として、重要性の最も低いのはどれか。1つ選べ。 1 最近、残業が増えているか。 2 現在、痛み止めを服用しているか。 3 グレープフルーツジュースを飲んでいるか。 4 犬や猫などのペットを飼育しているか。 5 風邪の症状など体調不良が長引いているか。

    3 グレープフルーツジュースを飲んでいるか。

  • 62

    【症例】 問256と同症例(30歳女性、気管支ぜん息、テリルジー+サルブタモール。問256参照) 【問257(薬理)】 患者への聞き取りの結果、生活環境が発作に関与している可能性は低いと考えられたため、処方1と作用機序が異なる長期管理薬の追加を処方医に提案することとなった。提案する薬物の作用機序として、適切なのはどれか。1つ選べ。 1 アセチルコリンM3受容体の遮断 2 アドレナリンβ2受容体の刺激 3 グルココルチコイド受容体の刺激 4 ロイコトリエンCysLT1受容体の遮断 5 アデノシンA1受容体の刺激

    4 ロイコトリエンCysLT1受容体の遮断

  • 63

    【症例】 50歳男性。身長170cm、体重72kg。2型糖尿病及び高血圧症で通院しており、以下の薬剤を1年以上、継続的に服用している。本日、患者が処方箋を持って薬局を訪れた。 (身体所見及び検査値)HbA1c 6.6%、食後2時間血糖155mg/dL、血圧146/88mmHg、脈拍72拍/分、AST 28IU/L、ALT 22IU/L、血清クレアチニン0.72mg/dL、Na 140mEq/L、K 4.0mEq/L、Cl 102mEq/L、BNP 14.2pg/mL(基準値≦18.4pg/mL)、心電図異常なし (処方1)グリメピリド錠1mg 1回1錠(1日1錠)/テルミサルタン錠80mg 1回1錠(1日1錠)1日1回 朝食後 30日分 (処方2)メトホルミン塩酸塩錠500mg 1回1錠(1日2錠)/ビルダグリプチン錠50mg 1回1錠(1日2錠)1日2回 朝夕食後 30日分 【問258(実務)】 薬剤師が血圧手帳を確認したところ、3ヶ月前から徐々に血圧が上昇していた。この1週間は収縮期血圧が140mmHgを超えていたため、薬剤師は処方医に降圧薬の追加を提案した。提案する薬剤として、最も適切なのはどれか。1つ選べ。 1 アムロジピン錠 2 イミダプリル塩酸塩錠 3 カンデサルタンシレキセチル錠 4 ビソプロロールフマル酸塩錠 5 アリスキレンフマル酸塩錠

    1 アムロジピン錠

  • 64

    【症例】 問258と同症例(50歳男性、2型糖尿病+高血圧症、薬剤併用治療。問258参照) 【問259(薬理)】 前問の選択肢1〜5に挙げた薬物のいずれの作用機序にも該当しないのはどれか。1つ選べ。 1 血管内皮細胞のアンジオテンシン変換酵素を阻害する。 2 血管平滑筋の電位依存性L型Ca²⁺チャネルを遮断する。 3 血管平滑筋のアドレナリンα1受容体を遮断する。 4 副腎皮質のアンジオテンシンⅡAT1受容体を遮断する。 5 心筋のアドレナリンβ1受容体を遮断する。

    3 血管平滑筋のアドレナリンα1受容体を遮断する。

  • 65

    【症例】 50歳男性。身長165cm、体重72kg。5年前に脂質異常症及び高血圧症の診断を受け、処方1による治療が行われていた。本日、外来診療において、脂質異常症のコントロールが不十分であることから、処方2が追加されることになった。 (処方1)ピタバスタチンCa錠1mg 1回1錠(1日1錠)/アゼルニジピン錠8mg 1回1錠(1日1錠)1日1回 朝食後 28日分 (処方2)ペマフィブラート錠0.1mg 1回1錠(1日2錠)1日2回 朝夕食後 28日分 (身体所見及び検査値)血圧128/82mmHg、総ビリルビン0.8mg/dL、AST 24IU/L、ALT 12IU/L、血清クレアチニン0.8mg/dL、尿酸5.0mg/dL、BUN 12mg/dL、LDL-C 120mg/dL、HDL-C 50mg/dL、TG 348mg/dL、Na 140mEq/L、K 4.2mEq/L、Cl 99mEq/L、空腹時血糖120mg/dL、HbA1c 5.8% 【問260(薬理)】 処方2の薬物の脂質異常症改善作用に関与するのはどれか。2つ選べ。 1 HDLコレステロールの低下 2 リポタンパク質リパーゼ(LPL)の活性化 3 アポタンパク質C-Ⅲ(ApoC-Ⅲ)発現の抑制 4 アポタンパク質A-Ⅰ(ApoA-Ⅰ)発現の抑制 5 脂肪酸のβ酸化の抑制

    2 リポタンパク質リパーゼ(LPL)の活性化, 3 アポタンパク質C-Ⅲ(ApoC-Ⅲ)発現の抑制

  • 66

    【症例】 問260と同症例(50歳男性、脂質異常症+高血圧症、ペマフィブラート追加。問260参照) 【問261(実務)】 処方2の追加により発現する可能性がある副作用を回避するために、薬剤師が定期的に確認すべき検査項目として重要性の高いのはどれか。2つ選べ。 1 収縮期血圧 2 HbA1c 3 血清クレアチニン 4 HDL-C 5 クレアチンキナーゼ

    3 血清クレアチニン, 5 クレアチンキナーゼ

  • 67

    【症例】 13歳女児。身長150cm、体重42kg。昨夜から38.5℃の発熱があり、今朝になっても熱が下がらず、筋肉痛、頭痛、倦怠感を訴えたため、午前中に近医を受診した。インフルエンザと診断され、母親が処方箋(処方1及び2)を持って来局した。薬剤師が薬歴を確認したところ、バロキサビル マルボキシル錠による発疹の副作用歴があったので、薬剤師から処方医へ連絡し、処方1が処方3へ変更となった。 (処方1)バロキサビル マルボキシル錠20mg 1回2錠(1日2錠)1日1回 夕食後 1日分 (処方2)アセトアミノフェン錠200mg 1回2錠 発熱時 5回分(10錠) (処方3)オセルタミビルカプセル75mg 1回1カプセル(1日2カプセル)1日2回 朝夕食後 5日分 【問262(薬理)】 処方1及び3のいずれかの抗インフルエンザ薬の作用機序として、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 RNA依存性RNAポリメラーゼを阻害することで、ウイルスRNAの複製を阻害する。 2 キャップ依存性エンドヌクレアーゼ活性を阻害することで、ウイルスmRNAの合成を阻害する。 3 ウイルスに結合してエンベロープの融合・脱殻を阻害することで、ウイルスRNAの宿主細胞への輸送を妨げる。 4 ノイラミニダーゼを阻害することで、新しく形成されたウイルスの感染細胞からの遊離を抑制する。 5 RNA依存性DNAポリメラーゼを阻害することで、ウイルスRNAからDNAへの逆転写を阻害する。

    2 キャップ依存性エンドヌクレアーゼ活性を阻害することで、ウイルスmRNAの合成を阻害する。, 4 ノイラミニダーゼを阻害することで、新しく形成されたウイルスの感染細胞からの遊離を抑制する。

  • 68

    【症例】 問262と同症例(13歳女児、インフルエンザ、バロキサビル副作用歴→オセルタミビル変更。問262参照) 【問263(実務)】 薬剤師が母親に伝える内容として、適切なのはどれか。2つ選べ。 1 平熱に戻った場合は、処方3の使用を中止してください。 2 解熱した翌日より学校に登校できます。 3 発熱時には、カフェインを多く含むお茶やコーヒーをとるようにしてください。 4 処方3は、本日中に服用を開始してください。 5 異常行動による事故を防止するため、お子さんが一人にならないよう配慮してください。

    4 処方3は、本日中に服用を開始してください。, 5 異常行動による事故を防止するため、お子さんが一人にならないよう配慮してください。

  • 69

    【症例】 56歳男性。体重72kg。5ヶ月程前、職場の健康診断で便潜血陽性を指摘され大学病院を受診した。検査の結果、S状結腸がん(Stage Ⅲ)と診断された。約1ヶ月後、S状結腸切除術が施行された。その後、術後補助化学療法としてFOLFOX療法(オキサリプラチン・レボホリナートカルシウム・フルオロウラシル)を入院にて導入することとなった。 【問264(薬理)】 FOLFOX療法に用いる薬物又はその活性代謝物のいずれかに関する記述として、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 チミジル酸合成酵素を阻害することで、DNAの合成を阻害する。 2 ジヒドロ葉酸還元酵素を阻害することで、活性型葉酸を枯渇させる。 3 プロテアソームを活性化することで、腫瘍細胞の増殖抑制及びアポトーシス誘導を示す。 4 ジヒドロピリミジン脱水素酵素を活性化することで、フルオロウラシルの抗腫瘍効果を増強する。 5 フルオロデオキシウリジン一リン酸(FdUMP)及びチミジル酸合成酵素と複合体を形成することで、フルオロウラシルの抗腫瘍効果を増強する。

    1 チミジル酸合成酵素を阻害することで、DNAの合成を阻害する。, 5 フルオロデオキシウリジン一リン酸(FdUMP)及びチミジル酸合成酵素と複合体を形成することで、フルオロウラシルの抗腫瘍効果を増強する。

  • 70

    【症例】 問264と同症例(56歳男性、S状結腸がん、FOLFOX療法。問264参照) 【問265(実務)】 FOLFOX療法の2コース目の点滴時に手のしびれの訴えがあったと看護師から薬剤師に連絡があった。薬剤師が患者と面談を行ったところ、「冷たいものに触れるとビリビリとする感覚が前回からあります。また、文字を書きにくい日や、ボタンをかけにくい日が増えてきました。」とのことだった。薬剤師は、このしびれをFOLFOX療法の副作用と考え、症状を改善するために担当医と話し合うこととした。 このしびれの対応に関し、薬剤師が担当医へ提案する内容として、適切なのはどれか。2つ選べ。 1 プレガバリンの追加 2 グラニセトロン塩酸塩の追加 3 フルオロウラシルからパクリタキセルへの変更 4 オキサリプラチンの減量又は休薬 5 レボホリナートカルシウムの増量

    1 プレガバリンの追加, 4 オキサリプラチンの減量又は休薬

  • 71

    【症例】 75歳男性。体重67kg。農作業中に意識を失い倒れているところを発見され救急外来へ搬送された。痙れん性てんかん重積状態と診断され、ジアゼパム注射液10mgを投与したが、痙れんが持続したため、ホスフェニトインナトリウム注射液1,500mgが追加投与された。痙れんが改善した後、ホスフェニトインナトリウム7.5mg/kg/dayで維持された。経口摂取可能となったため以下の処方に変更され、7日間服用後の患者の定常状態における平均血漿中フェニトイン濃度(Css)は10μg/mLであった。 (処方)フェニトイン散10% 1回1g(1日3g)1日3回 朝昼夕食後 7日分 【問266(実務)】 追加投与されたホスフェニトインナトリウム注射液について薬剤師が医療スタッフに情報提供した内容として、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 強酸性薬剤であるため他剤と配合できません。 2 生理食塩液で希釈して投与してください。 3 静脈内に急速に投与してください。 4 血管痛や壊死が生じやすいため動脈内に投与してください。 5 フェニトインの血中濃度を定期的に測定し副作用に注意してください。

    2 生理食塩液で希釈して投与してください。, 5 フェニトインの血中濃度を定期的に測定し副作用に注意してください。

  • 72

    【症例】 問266と同症例(75歳男性、てんかん重積状態、フェニトイン療法。問266参照) 【問267(薬剤)】 その後、てんかんの痙れん発作が起こったためフェニトイン散10%の投与量を1日3.5g(フェニトインとして350mg/day)に増量したところ、Cssは20μg/mLとなった。フェニトインの代謝速度はミカエリス・メンテン(Michaelis-Menten)式に従うものとすると、この患者におけるミカエリス定数(Km)と最大消失速度(Vmax)に最も近い値の組合せはどれか。1つ選べ。 ただし、フェニトインは主に肝代謝により消失し、定常状態における消失速度は代謝速度に等しいと仮定する。また、フェニトインのバイオアベイラビリティは100%とし、てんかんの発作前後ではKmとVmaxは変化しないものとする。 1 Km 2.0μg/mL, Vmax 330mg/day 2 Km 2.5μg/mL, Vmax 360mg/day 3 Km 2.5μg/mL, Vmax 390mg/day 4 Km 4.0μg/mL, Vmax 420mg/day 5 Km 4.0μg/mL, Vmax 460mg/day

    4 Km 4.0μg/mL, Vmax 420mg/day

  • 73

    【症例】 30歳男性。身長165cm、体重55kg。急性骨髄性白血病のため6ヶ月前に父親をドナーとして同種造血幹細胞移植を受け、術後1ヶ月で退院した。慢性移植片対宿主病(GVHD)のコントロール目的に以下の薬剤を継続服用している。 (処方1)プレドニゾロン錠5mg 朝4錠、昼2錠(1日6錠)1日2回 朝昼食後 7日分 (処方2)タクロリムスカプセル1mg 1回2カプセル(1日4カプセル)1日2回 朝夕食後 7日分 (処方3)ボリコナゾール錠50mg 1回3錠(1日6錠)1日2回 朝夕食後2時間 7日分 【問268(薬剤)】 処方された薬剤の使用に際し、考慮すべき薬物相互作用の発現機序として最も適切なのはどれか。1つ選べ。 1 小腸P-糖タンパク質に対する競合阻害 2 CYP2C19に対する競合阻害 3 ヘム鉄への配位結合によるCYP3A4の阻害 4 核内受容体を介したCYP1A2の誘導 5 核内受容体を介したCYP3A4の誘導

    3 ヘム鉄への配位結合によるCYP3A4の阻害

  • 74

    【症例】 問268と同症例(30歳男性、GVHD治療中、ボリコナゾール中止予定。問268参照) 【問269(実務)】 今回、予定されていた検査のために入院し、精査した結果、感染の心配が少なくなったためボリコナゾール錠を中止すると、医師から病棟担当薬剤師に連絡があった。薬剤師が医師へ提案する内容として最も適切なのはどれか。1つ選べ。 1 プレドニゾロンの用量を減量する。 2 プレドニゾロンの血中濃度を頻回に測定し、投与量を調節する。 3 プレドニゾロン錠5mg 1日6錠からヒドロコルチゾン錠10mg 1日3錠に変更する。 4 タクロリムスの用量を1日2カプセルに減量する。 5 タクロリムスの血中濃度を頻回に測定し、投与量を調節する。

    5 タクロリムスの血中濃度を頻回に測定し、投与量を調節する。

  • 75

    【症例】 60歳女性。29歳より双極性障害と診断され精神科クリニックに定期的に通院し、49歳の時に2型糖尿病と高血圧症を指摘された。現在、以下の薬剤を服用中である。1週間前から吐き気とふらつきが出現し、今朝から言葉が出にくくなり、意識がはっきりしなくなったため大学病院に救急搬送され、入院措置がとられた。処方薬による副作用が疑われた。 (処方)炭酸リチウム錠200mg 1回2錠(1日6錠)1日3回 朝昼夕食後 14日分/カルバマゼピン錠200mg 1回1錠(1日2錠)1日2回 朝夕食後 14日分/アムロジピン錠5mg 1回1錠(1日1錠)/シタグリプチンリン酸塩水和物錠50mg 1回1錠(1日1錠)1日1回 朝食後 14日分/フルニトラゼパム錠1mg 1回1錠(1日1錠)1日1回 就寝前 14日分 (入院時所見)身長153cm、体重66.3kg、血圧90/52mmHg、脈拍68拍/分、体温37.2℃、JCS 3、傾眠傾向 (入院時検査値)白血球9,800/μL、赤血球332×10⁴/μL、Hb 11.6g/dL、血小板16.4×10⁴/μL、静脈血pH 7.39、総タンパク6.3g/dL、血清アルブミン3.5g/dL、総ビリルビン0.5mg/dL、AST 21IU/L、ALT 23IU/L、γ-GTP 33IU/L、CK 86IU/L、血清クレアチニン1.20mg/dL、eGFR 36.3mL/min/1.73m²、随時血糖161mg/dL、HbA1c 7.4%、CRP 2.0mg/dL、尿所見:pH 5.5、蛋白(1+)、潜血(2+)、糖(-)、ケトン体(-)、頭部CT、MRI:異常なし 【問270(実務)】 発現した副作用として最も可能性が高いのはどれか。1つ選べ。 1 炭酸リチウムによるリチウム中毒 2 カルバマゼピンによる再生不良性貧血 3 アムロジピンによる横紋筋融解症 4 シタグリプチンによる低血糖発作 5 フルニトラゼパムによる乳酸アシドーシス

    1 炭酸リチウムによるリチウム中毒

  • 76

    【症例】 問270と同症例(60歳女性、双極性障害+糖尿病+高血圧、リチウム中毒疑い。問270参照) 【問271(薬剤)】 副作用発現の要因として考えられる薬物動態学的変動はどれか。1つ選べ。 1 薬物相互作用によるバイオアベイラビリティの上昇 2 薬物相互作用によるクリアランスの低下 3 血清アルブミン濃度の低下による分布容積の増大 4 肝機能低下による肝クリアランス低下 5 腎機能低下による腎クリアランス低下

    5 腎機能低下による腎クリアランス低下

  • 77

    【症例】 67歳男性。共同浴場に入浴に行った後、38.6℃の発熱があり薬局で購入したイブプロフェンを内服したが、1週間発熱が続き食事が摂れない状態となったため受診した。下記検査結果よりレジオネラ肺炎と診断され、入院後にレボフロキサシンの投与が検討された。 (入院時所見)身長177cm、体重61kg、血圧138/76mmHg、心拍101回/分、SpO2 96%、心音・呼吸音に異常なし (入院時検査値)血液生化学:CRP 15.2mg/dL、ALT 18IU/L、AST 28IU/L、BUN 22mg/dL、クレアチニンクリアランス70mL/min 尿検査:蛋白(-)、潜血(-)、糖(-)、レジオネラ抗原(+) 胸部X線所見:右上から中肺野に浸潤影及びすりガラス影を認めた。 【問272(薬剤)】 レボフロキサシン投与後の血中濃度推移の模式図を下に示す。この薬剤の投与設計の記述のうち、正しいのはどれか。1つ選べ。 (血中濃度推移模式図:時間軸上にMPC・MIC・MSW・TAMが示された曲線。詳細は問題本文中の図を参照) 1 β-ラクタム系抗生物質と同様に、時間依存性の抗菌薬である。 2 血中濃度をMICとMPCの間の濃度域(MSW)に設定する。 3 副作用を回避するため、血中濃度のトラフ値を測定する。 4 PK/PDパラメータとして、Cmax/MICまたはAUC/MICを用いる。 5 投与間隔に対する、MIC以上の濃度維持時間(TAM)ができるだけ長くなるように投与間隔を調整する。

    4 PK/PDパラメータとして、Cmax/MICまたはAUC/MICを用いる。

  • 78

    【症例】 問272と同症例(67歳男性、レジオネラ肺炎、レボフロキサシン投与設計。問272参照) 【問273(実務)】 前問で適切と考えられた記述に従った実際のレボフロキサシンの投与設計として、正しいのはどれか。1つ選べ。 1 1回500mgを1日2回、12時間毎に1時間かけて点滴する。 2 1回500mgを1日1回、12時間かけて点滴する。 3 1回500mgを1日1回、1時間かけて点滴する。 4 1回250mgを1日3回、8時間毎に30分かけて点滴する。 5 1回250mgを1日2回、12時間毎に30分かけて点滴する。

    3 1回500mgを1日1回、1時間かけて点滴する。

  • 79

    【症例】 70歳男性。慢性下肢動脈閉塞症と診断され、半年前から右足底に潰瘍が出現し近医で治療を受けていた。1週間前から増悪が認められ近医にて加療したが改善せず、入院にて保存的治療を行うこととなった。創部の細菌培養検査によりMRSAが検出されたため、バンコマイシン塩酸塩1回1g(1日2回12時間毎)の点滴静注を開始した。バンコマイシン塩酸塩1g点滴静注後の血中濃度を測定したところ、投与終了3時間後に14.1μg/mL、11時間後に6.9μg/mLであった。投与開始後3日目(投与5回目直前)のトラフ値は10μg/mLであった。ただし、ここではバンコマイシンの体内動態を1-コンパートメントモデルを用いて解析する。 【問274(薬剤)】 バンコマイシンの消失速度定数(h⁻¹)に最も近い値はどれか。1つ選べ。なお、ln2=0.693とする。 1 0.069 2 0.077 3 0.086 4 0.138 5 0.173

    3 0.086

  • 80

    【症例】 問274と同症例(70歳男性、MRSA感染、バンコマイシン投与。問274参照) 【問275(実務)】 投与開始後5日目の点滴静注直後に全身にじん麻疹が出現し、バンコマイシンに対するアレルギーと考えられたため薬物の変更が検討された。変更する薬物として最も適切なのはどれか。1つ選べ。 1 メロペネム 2 リネゾリド 3 セファゾリンナトリウム 4 テイコプラニン 5 フロモキセフナトリウム

    2 リネゾリド

  • 81

    【症例】 55歳男性。ゲーム開発企業に勤務しており、勤務時間中はディスプレイを見ることが多い。1年前より、目のかすみと視野の一部が見えづらく感じたため、眼科を受診したところ、緑内障と診断され、処方1にて治療している。今回の受診の際、眼圧が高くなっていることを指摘され、処方2が追加となった。 (処方1)ビマトプロスト点眼液0.03%(2.5mL/本)1本 1回1滴 1日1回 朝 両目点眼 (処方2)チモロールマレイン酸塩持続性点眼液0.25%(2.5mL/本)1本 1回1滴 1日1回 朝 両目点眼 〔添加剤〕ジェランガム、トロメタモール、ベンゾドデシニウム臭化物、D-マンニトール 【問276(実務)】 薬剤師が行う処方2に関する説明のうち、適切なのはどれか。1つ選べ。 1 処方2の点眼液を先に点眼してください。 2 目のべたつきが持続することがあります。 3 点眼後はすぐにまばたきをし、薬液をなじませてください。 4 血圧が上昇することがあります。 5 2つの点眼液は、間隔をあけず続けて点眼してください。

    2 目のべたつきが持続することがあります。

  • 82

    【症例】 問276と同症例(55歳男性、緑内障、チモロール持続性点眼液追加。問276参照) 【問277(薬剤)】 処方2の製剤が持続性を示す理由として、正しいのはどれか。1つ選べ。 1 油性の溶剤を用いて、薬効の発現を緩やかにしている。 2 薬物と添加剤が不溶性の複合体を形成している。 3 体温により、結膜嚢での薬物滞留性を向上させる物質が添加されている。 4 涙液の成分により、結膜嚢での薬物滞留性を向上させる物質が添加されている。 5 涙液のpHで徐々に溶解する懸濁粒子が配合されている。

    4 涙液の成分により、結膜嚢での薬物滞留性を向上させる物質が添加されている。

  • 83

    【症例】 56歳男性。身長175cm、体重52kg。肝細胞がんに対し、腹腔鏡下肝切除術を施行後であり、末梢静脈輸液にて栄養管理している。現在、以下の輸液を1日3回末梢静脈から投与している。なお、本輸液はダブルバッグ製剤であり、成分が2室に分けられている。術後2日目の検査値より、カリウム製剤(L-アスパラギン酸カリウム注射液10mEq/10mL、1アンプル)、及び静注用脂肪乳剤(イントラリポス輸液20%100mL、1バッグ)を追加することとなった。 輸液:ビタミンB1・糖・電解質・アミノ酸液(500mL中にブドウ糖37.5g、総遊離アミノ酸15g、チアミン0.75mgを含有)総カロリー量210kcal、非タンパク質カロリー量150kcal、NPC/N 64 (検査値:術後2日目)白血球18,000/μL、赤血球200×10⁴/μL、Hb 8.7g/dL、血小板30×10⁴/μL、総タンパク7.5g/dL、血清アルブミン3.3g/dL、AST 27IU/L、ALT 40IU/L、BUN 20mg/dL、血清クレアチニン0.7mg/dL、Na 132mEq/L、K 3.1mEq/L、Cl 103mEq/L 【問278(薬剤)】 このダブルバック製剤に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 バッグを両手で強く押すことにより、隔壁部を開通させる。 2 アルドール反応を抑えるために2室に分かれている。 3 上室と下室を混合することにより輸液のpHは中性になる。 4 上室にアミノ酸と糖、下室に電解質とビタミンB1を含む。 5 添加剤としてpH調節剤、保存剤が加えられている。

    1 バッグを両手で強く押すことにより、隔壁部を開通させる。, 3 上室と下室を混合することにより輸液のpHは中性になる。

  • 84

    【症例】 問278と同症例(56歳男性、肝切除術後、末梢静脈輸液栄養管理。問278参照) 【問279(実務)】 この患者への輸液等の投与に関する記述のうち、適切なのはどれか。1つ選べ。 1 1回500mLあたり、30分で投与する。 2 カリウム製剤は、ワンショットで静注する。 3 本患者には、末梢静脈栄養のみで2ヶ月以上管理することが推奨される。 4 静注用脂肪乳剤を追加することで、NPC/N比を高めることができる。 5 血管痛が起こった場合は、全量投与した後に、漏出部位を処置する。

    4 静注用脂肪乳剤を追加することで、NPC/N比を高めることができる。

  • 85

    【症例】 26歳女性。身長155cm、体重42kg。アレルギー性鼻炎に対して処方1の薬剤を服用している。今回、下血があり外来受診したところ、潰瘍性大腸炎(直腸炎型)の診断を受けた。なお、重症度分類では軽症であった。医師は、患者からこれまで薬を飲み忘れることが多かったとの訴えがあったため、メサラジンの処方にあたり、本患者に適切な製剤について、医薬品情報管理室に問い合わせた。薬剤師は、アドヒアランスを考慮して処方2を提案した。 (処方1)ロラタジン錠10mg 1回1錠(1日1錠)1日1回 夕食後 14日分 (処方2)リアルダ錠1200mg(注)1回2錠(1日2錠)1日1回 夕食後 14日分 (注)1錠中にメサラジン1200mgを含有する。 〔添加剤〕カルメロースナトリウム、カルナウバロウ、ステアリン酸、含水二酸化ケイ素、デンプングリコール酸ナトリウム、タルク、ステアリン酸マグネシウム、メタクリル酸コポリマーL、メタクリル酸コポリマーS、クエン酸トリエチル、酸化チタン、三二酸化鉄、マクロゴール6000 【問280(実務)】 処方2を提案するにあたり、医師に説明する内容のうち、適切なのはどれか。2つ選べ。 1 メサラジン注腸剤と併用しない。 2 処方2の薬物のTDMを行う。 3 再生不良性貧血を起こすことがある。 4 粉砕して投与可能である。 5 定期的に大腸がん検査を行う。

    3 再生不良性貧血を起こすことがある。, 5 定期的に大腸がん検査を行う。

  • 86

    【症例】 問280と同症例(26歳女性、潰瘍性大腸炎、リアルダ錠提案。問280参照) 【問281(薬剤)】 処方2の製剤投与後の薬物動態を把握するため、添付文書を確認したところ、健康成人における空腹時経口単回投与時の24時間までの平均血漿中未変化体薬物濃度の時間推移は下図のようであった。 (血漿中未変化体濃度時間推移グラフ:本剤4,800mg/day健常成人10名の平均値。0~約5時間Aに示されるラグタイム部分あり。詳細は問題本文中の図を参照) 処方2の製剤の添加剤のうち、本剤投与後、図中Aに示された血漿中薬物濃度の推移が観察されることと最も関連の深いのはどれか。1つ選べ。 1 カルメロースナトリウム 2 カルナウバロウ 3 ステアリン酸マグネシウム 4 メタクリル酸コポリマーS 5 マクロゴール6000

    4 メタクリル酸コポリマーS

  • 87

    【症例】 34歳女性。身長165cm、体重40kg。統合失調症の診断を受け、外来にてリスペリドン経口製剤で治療を受けていた。内服継続にて症状は安定してきたため、医師が患者にリスペリドンの持効性注射剤について説明したところ、患者はその使用を希望した。そこで、リスペリドンの投与並びに持効性注射剤へ剤形変更する際の注意点について、担当医から医薬品情報管理室に確認があった。 (検査値)AST 36IU/L、ALT 18IU/L、BUN 5.8mg/dL、血清クレアチニン0.92mg/dL、白血球4,200/μL、赤血球340×10⁴/μL、Hb 10.5g/dL、血小板32.5×10⁴/μL (処方)リスペリドン持効性懸濁注射液25mg 1回25mg 2週間間隔で、臀部に筋肉注射する 添加剤:バイアル中 dl-ラクチドグリコリド共重合体、専用懸濁用液 カルメロースナトリウム、塩化ナトリウム、リン酸水素二ナトリウム二水和物、ポリソルベート、無水クエン酸、水酸化ナトリウム 【問282(実務)】 薬剤師が医師に伝える注意点として、適切なのはどれか。2つ選べ。 1 毎回、同一部位に注射する。 2 最大量に増量しても効果が認められない場合は、クロザピンを併用する。 3 薬剤の調製は、冷所から常温に戻して行う。 4 無月経や月経障害が起こる可能性を、患者に指導する。 5 悪性症候群を疑う症状が現れた際には、次回の投与量を減量する。

    3 薬剤の調製は、冷所から常温に戻して行う。, 4 無月経や月経障害が起こる可能性を、患者に指導する。

  • 88

    【症例】 問282と同症例(34歳女性、統合失調症、リスペリドン持効性注射剤剤形変更。問282参照) 【問283(薬剤)】 剤形変更後の製剤に関する記述のうち、正しいのはどれか。1つ選べ。 1 生分解性高分子に薬物を封入して、長期間の薬物放出を行うことができる。 2 脂質二重膜により薬物を保護することで、長期間安定に保存できる。 3 薬物結晶の表面を生分解性高分子でコーティングしている。 4 分子内に親水性部と疎水性部をもつ高分子が、自己会合して薬物を保持している。 5 水溶性高分子を結合させた脂質を用いて、静脈内での滞留性が改善されている。

    1 生分解性高分子に薬物を封入して、長期間の薬物放出を行うことができる。

  • 89

    【症例】 76歳男性。身長165cm、体重70kg。Ⅳ期非小細胞肺がんに対する2次治療として、ドセタキセル+ラムシルマブ併用療法の1コース目を施行したところ、7日後に38℃の発熱がみられた。担当医は2コース目(1コース目施行3週間後)を施行するにあたり、カンファレンスを実施した。そこで、ペグフィルグラスチム(遺伝子組換え)注射液について、病棟担当薬剤師に質問した。 検査値(1コース施行後7日目)赤血球380×10⁴/μL、Hb 12.2g/dL、Ht 39%、白血球720/μL、好中球380/μL、血小板10.8×10⁴/μL、CRP 4.8mg/dL 薬剤と添加剤:ドセタキセル注射液(ポリソルベート80、エタノール)、ラムシルマブ注射液(L-ヒスチジン、L-ヒスチジン塩酸塩水和物、グリシン、塩化ナトリウム、ポリソルベート80)、ペグフィルグラスチム注射液(D-ソルビトール、氷酢酸、水酸化ナトリウム、ポリソルベート20) 【問284(実務)】 2コース目の化学療法実施時に、ペグフィルグラスチムを使用する際の注意点として、適切なのはどれか。2つ選べ。 1 ドセタキセル+ラムシルマブ併用療法当日に、1日1回単回皮下投与する。 2 ドセタキセル+ラムシルマブ併用療法当日から、1日1回連日皮下投与する。 3 ドセタキセル+ラムシルマブ併用療法終了後24時間あけて、1日1回単回皮下投与する。 4 ドセタキセル+ラムシルマブ併用療法終了後24時間あけて、1日1回連日皮下投与する。 5 副作用として骨痛や腰痛等が現れた場合は、非ステロイド性抗炎症薬を投与する。 6 副作用として骨痛や腰痛等が現れた場合は、化学療法を中止する。

    3 ドセタキセル+ラムシルマブ併用療法終了後24時間あけて、1日1回単回皮下投与する。, 5 副作用として骨痛や腰痛等が現れた場合は、非ステロイド性抗炎症薬を投与する。

  • 90

    【症例】 問284と同症例(76歳男性、非小細胞肺がん、ペグフィルグラスチム製剤。問284参照) 【問285(薬剤)】 本症例に処方された製剤に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 ペグフィルグラスチムは、フィルグラスチムのバイオシミラー(バイオ後続品)である。 2 ラムシルマブ注射液は、凍結を避けて冷蔵保存する。 3 ペグフィルグラスチムは、メトキシポリエチレングリコール分子で修飾されていることにより、好中球及びその前駆細胞へ能動的ターゲティングされる。 4 ドセタキセル注射液には、アルコールによる過敏性反応を低減するためにポリソルベート80が添加されている。 5 ペグフィルグラスチムは、フィルグラスチムに比べてプロテアーゼによる分解を受けにくい。

    2 ラムシルマブ注射液は、凍結を避けて冷蔵保存する。, 5 ペグフィルグラスチムは、フィルグラスチムに比べてプロテアーゼによる分解を受けにくい。

  • 91

    【症例】 55歳男性。身長175cm、体重81kg。3年前に健康診断で高血糖を指摘され、近医を受診したところ、2型糖尿病と診断された。経口血糖降下薬による治療を受けていたが、血糖コントロールが不良のため、6ヶ月前よりインスリン注射開始となった。今回、かかりつけ薬剤師が薬剤を交付する際にフィジカルアセスメントを行ったところ、注射部位に軽い硬結が認められた。 (使用中の薬剤)インスリンアスパルト(遺伝子組換え)朝食直前12単位、昼食直前6単位、夕食直前8単位/インスリンデグルデク(遺伝子組換え)夕食直前12単位/テルミサルタン40mg・アムロジピン配合錠 1回1錠(1日1回)朝食後 (身体及び検査所見)血圧118/68mmHg、AST 15IU/L、ALT 16IU/L、γ-GTP 32IU/L、血清クレアチニン1.06mg/dL、eGFR 57.6mL/min/1.73m²、空腹時血糖110mg/dL、HbA1c 6.6%、TG 190mg/dL、総コレステロール208mg/dL、HDL-C 44mg/dL、LDL-C 90mg/dL、尿酸7.4mg/dL、尿糖(-)、尿蛋白(-)、尿中ケトン体(-) 【問286(実務)】 この患者に対するインスリン注射に関する指導の内容として、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 インスリンによる治療中は、食事療法を中止する。 2 使用開始後の超速効型インスリンペン型製剤は、室温で保管する。 3 現在の状態では、持効型溶解インスリン注射をやめても良い。 4 硬結防止のために、注射部位は前回の注射部位から少なくとも2〜3cm離す。 5 低血糖症状を感じたらすぐに横になって休む。

    2 使用開始後の超速効型インスリンペン型製剤は、室温で保管する。, 4 硬結防止のために、注射部位は前回の注射部位から少なくとも2〜3cm離す。

  • 92

    【症例】 問286と同症例(55歳男性、2型糖尿病、インスリン注射治療。問286参照) 【問287(病態・薬物治療)】 今回の身体所見と検査結果を基に、糖尿病合併症や併存症の進展の防止のために、追加が望ましい薬物はどれか。2つ選べ。 1 ヒドロクロロチアジド 2 アトルバスタチン 3 ペマフィブラート 4 トピロキソスタット 5 グリメピリド

    3 ペマフィブラート, 4 トピロキソスタット

  • 93

    【症例】 32歳女性。身長166cm、体重54.0kg、体表面積1.6m²。急性前骨髄球性白血病(APL)と診断され、入院の上でトレチノイン(内服)、イダルビシン(静注)、シタラビン(静注)による寛解導入療法を施行することになった。 (持参薬)クロピドグレル錠75mg 1回1錠(1日1錠)/ラベプラゾールNa錠10mg 1回1錠(1日1錠)1日1回 朝食後 (検査結果)白血球3,600/μL、好中球1,000/μL、リンパ球1,300/μL、骨髄球960/μL、単球340/μL、赤血球298×10⁴/μL、血小板2.7×10⁴/μL、Hb 8.7g/dL、CRP 2.3mg/dL、血清アルブミン3.6g/dL、総コレステロール170mg/dL、LDL-C 100mg/dL、TG 100mg/dL、BUN 18mg/dL、血清クレアチニン0.8mg/dL、クレアチニンクリアランス86mL/min (既往歴)26歳時に逆流性食道炎、30歳時に軽度脳梗塞(軽快) 【問288(実務)】 化学療法の開始にあたり病棟担当薬剤師が確認すべき内容として、適切なのはどれか。2つ選べ。 1 ラベプラゾールNa錠の中止 2 クロピドグレル錠の中止 3 ベタメタゾンリン酸エステルNa点眼液の追加 4 炭酸水素ナトリウム錠の追加 5 フィルグラスチム(遺伝子組換え)注射液の追加

    2 クロピドグレル錠の中止, 3 ベタメタゾンリン酸エステルNa点眼液の追加

  • 94

    【症例】 問288と同症例(32歳女性、APL寛解導入療法。問288参照) 【問289(病態・薬物治療)】 今回の治療開始後10日目より、体重増加、発熱、及び呼吸困難が認められた。その際の対処として、適切なのはどれか。2つ選べ。 1 寛解導入療法薬を休薬する。 2 メチルプレドニゾロンを投与する。 3 シクロホスファミドを投与する。 4 メトトレキサートを投与する。 5 イマチニブを投与する。

    1 寛解導入療法薬を休薬する。, 2 メチルプレドニゾロンを投与する。

  • 95

    【症例】 22歳女性。身長163cm、体重39kg。希死念慮があり、市販薬を大量に服用した。自室でぐったりしているところを母親が発見し、救急搬送となった。部屋には、1箱20錠入包装の鎮痛剤(1錠中アセトアミノフェン300mg含有)の空箱2箱と40錠分の空のPTPシートがあり、アルコール飲料の350mL缶が多数散乱していた。母親の話から、服用後約7時間程度経過していることがわかった。病院到着時、バイタルサインの大きな問題はなかった。 【問290(病態・薬物治療)】 この患者の病態及び治療に関する記述として、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 肝細胞の脂肪変性が見られる。 2 アセトアミノフェンの代謝物が肝細胞を障害している。 3 低栄養がアセトアミノフェンの毒性を増強している。 4 薬用炭の経口投与が有効である。 5 アドレナリンの筋注が必要である。

    2 アセトアミノフェンの代謝物が肝細胞を障害している。, 3 低栄養がアセトアミノフェンの毒性を増強している。

  • 96

    【症例】 問290と同症例(22歳女性、アセトアミノフェン大量服用。問290参照) 【問291(実務)】 救急科において、医師と薬剤師により治療方針に関するカンファレンスが行われた。対応として誤っているのはどれか。1つ選べ。 1 患者がアルコールを当日飲んでいたかどうかを母親に確認する。 2 解毒剤投与の前に、胃洗浄を優先して実施する。 3 患者の治療経過のモニターとして、肝機能検査を実施する。 4 血中アセトアミノフェン濃度を測定する。 5 解毒剤は特異な匂いがあるため、投与時はソフトドリンクなどに混合する。

    2 解毒剤投与の前に、胃洗浄を優先して実施する。

  • 97

    【症例】 49歳男性。身長162cm、体重50kg。高血圧症治療のため、かかりつけ内科受診中。降圧効果が思わしくないため、大学病院を紹介受診し精査のため入院となった。精査の結果、両側副腎の腫大が認められたが手術適応はなかった。血液検査の結果から、ARR(注)を求めたところ、298であった。 (身体所見及び検査値)血圧158/94mmHg、TG 147mg/dL、総コレステロール180mg/dL、PRA 0.43ng/mL/hr(仰臥位安静、基準値:0.2〜2.7ng/mL/hr)、PAC 128pg/mL(仰臥位安静、基準値:29.9〜159pg/mL)、空腹時血糖118mg/dL、尿酸6.8mg/dL、K 3.5mEq/L、HbA1c 6.5%、血清クレアチニン1.5mg/dL、尿糖(-)、尿蛋白(+)、eGFR 40.7mL/min/1.73m² (注)ARR:アルドステロン濃度/レニン活性比(基準値:200以下) (紹介状を記載した医師からのコメント抜粋)服用薬 アムロジピン錠5mg 1回1錠 朝食後。当院以外受診なし。以前、にきび治療のための抗アンドロゲン薬で女性化乳房を認めた。味の濃い味噌汁などを好み、塩分摂取量が多い。 【問292(病態・薬物治療)】 本症例で、高血圧が持続した場合、合併しやすい病態はどれか。2つ選べ。 1 下垂体腫瘍 2 大動脈解離 3 脳梗塞 4 前立腺がん 5 褐色細胞腫

    2 大動脈解離, 3 脳梗塞

  • 98

    【症例】 問292と同症例(49歳男性、原発性アルドステロン症疑い。問292参照) 【問293(実務)】 血圧コントロールのために追加する薬物として、最も適切なのはどれか。1つ選べ。 1 スピロノラクトン 2 ヒドロクロロチアジド 3 エプレレノン 4 エサキセレノン 5 ビソプロロールフマル酸塩

    4 エサキセレノン

  • 99

    【症例】 72歳男性。身長167cm、体重75kg。独居。喫煙40本/日、飲酒ビール1L/日。15年前に血圧が高いことを指摘され、2年間薬物療法を行ったが、自己中断した。6ヶ月前に心筋梗塞を発症し、1ヶ月の入院加療を行った。高血圧症、脂質異常症、心筋梗塞のため以下の処方による治療とともに、食事療法、運動療法、禁煙の指導を受けている。 (処方)エナラプリルマレイン酸塩錠5mg/アムロジピン錠10mg/アスピリン腸溶錠100mg/ラベプラゾールNa錠10mg 各1回1錠(1日1錠)1日1回 朝食後 30日分/アトルバスタチン錠10mg 1回2錠(1日2錠)1日1回 夕食後 30日分 (検査値)血圧136/86mmHg、K 4.5mEq/L、血清アルブミン4.6g/dL、AST 28IU/L、ALT 38IU/L、γ-GTP 78IU/L、血清クレアチニン0.9mg/dL、BUN 15mg/dL、総コレステロール198mg/dL、LDL-C 119mg/dL、HDL-C 55mg/dL、TG 120mg/dL 【問294(病態・薬物治療)】 この患者の治療に関する記述として、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 心不全の発症や進展を抑制する目的で、エナラプリルが処方されている。 2 心筋梗塞後の心室性不整脈を抑制する目的で、アムロジピンが処方されている。 3 心筋梗塞後の胸痛を緩和する目的で、アスピリンが処方されている。 4 薬剤性消化性潰瘍を防止する目的で、ラベプラゾールが処方されている。 5 HDL-Cを低下させる目的で、アトルバスタチンが処方されている。

    1 心不全の発症や進展を抑制する目的で、エナラプリルが処方されている。, 4 薬剤性消化性潰瘍を防止する目的で、ラベプラゾールが処方されている。

  • 100

    【症例】 問294と同症例(72歳男性、心筋梗塞後、高血圧症+脂質異常症。問294参照) 【問295(実務)】 この患者に対して薬剤師が行う指導として、適切なのはどれか。2つ選べ。 1 禁煙補助剤を利用する。 2 タンパク質制限食品を利用する。 3 1日30分程度の無酸素運動をする。 4 現在の体重を維持する。 5 飲酒量を減らす。

    1 禁煙補助剤を利用する。, 5 飲酒量を減らす。

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    FP技能検定3級 学科試験 2023年5月

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    宅地建物取引士試験 令和3年度(2021年)10月実施

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    薬剤師国家試験 第110回 薬学実践問題(2025年2月)

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    FP技能検定3級 学科試験 2024年5月

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    FP技能検定2級 学科試験 2024年5月

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    基本情報技術者試験 令和7年度(2025年) 科目B 公開問題

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    社会保険労務士試験 第57回 選択式 令和7年度(2025年)

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    賃貸不動産経営管理士試験 第13回 令和7年度(2025年)

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    高圧ガス製造保安責任者試験 乙種化学 令和7年度(2025年)

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    高圧ガス製造保安責任者試験 乙種機械 令和7年度(2025年)

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    高圧ガス製造保安責任者試験 甲種化学 令和7年度(2025年)

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    1級建築施工管理技士試験 第一次検定 令和7年度(2025年)

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    応用情報技術者試験 令和7年度(2025年)秋期 午前

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    Fragenliste

  • 1

    【症例】 72歳男性。身長173cm、体重63kg。タール便があり、近医にて内視鏡検査を施行したところ、胃噴門部に腫瘤を認め総合病院の消化器外科に紹介となった。精査の結果、胃がんStage Ⅳ、肝転移及び多発リンパ節転移と診断され、胃がんの一次治療としてS-1*/シスプラチン療法(SP療法)を導入することになった。そこで自宅にてS-1の服用を開始し(Day1)、Day8よりシスプラチン注射液を投与するため投与前日(Day7)に入院となった。 *:テガフール・ギメラシル・オテラシルカリウム配合剤 (処方) Day1~21に内服 テガフール20mg・ギメラシル・オテラシル配合口腔内崩壊錠 1回3錠(1日6錠) 1日2回 朝夕食後 21日分 Day8に シスプラチン注射液60mg/m²:120分かけて点滴静注 【問196(実務)】 SP療法の施行に関する記述のうち、最も適切なのはどれか。1つ選べ。 1 シスプラチン注射液は5%ブドウ糖注射液で希釈する。 2 デキサメタゾンリン酸エステルナトリウム注射液、アプレピタントカプセルを投与するのはシスプラチン注射液の投与前日(Day7)である。 3 シスプラチン注射液の投与翌日(Day9)に、セロトニン5-HT1受容体遮断薬を投与する。 4 シスプラチン注射液の投与前(Day8)に十分な量の輸液を投与する。 5 体重からシスプラチン注射液の投与量を算出する。

    4 シスプラチン注射液の投与前(Day8)に十分な量の輸液を投与する。

  • 2

    【症例】 問196と同症例(72歳男性、胃がんStage Ⅳ、SP療法導入。問196参照) 【問197(物理・化学・生物)】 SP療法に用いられる薬物及びその代謝物を水溶液としたとき、水溶液のモル電気伝導率が時間の経過とともに増大し、抗がん作用を発現するのはどれか。1つ選べ。 1 シスプラチン 2 テガフール 3 ギメラシル 4 オテラシルカリウム 5 フルオロウラシル

    1 シスプラチン

  • 3

    【症例】 87歳男性。畑仕事中に意識がもうろうとなり、A病院に救急搬送された。検査の結果、血清ナトリウム値が108mEq/Lと低ナトリウム血症を認めた。治療のため、3%塩化ナトリウム水溶液での点滴加療を開始することにした。 (処方) 生理食塩液(500mL/ボトル) 1本 10%塩化ナトリウム注射液(20mL/アンプル) 7.5本(150mL) 医師コメント:末梢点滴(自然滴下、30mL/時間) A病院の医療安全マニュアルには、生理食塩液に対する浸透圧比4を超える注射液を投与する場合は中心静脈より投与することと記載されている。 【問198(実務)】 ICU担当薬剤師の対応に関する記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。 なお、塩化ナトリウムの式量は58.5とし、水溶液中で完全電離しているものとする。 1 処方どおりに調製すれば、3%塩化ナトリウム水溶液となるため、問題なしと判断した。 2 算出された浸透圧比が4を超えていたので、中心静脈からの投与を依頼した。 3 低ナトリウム血症の更なる悪化は、痙れんや昏睡を起こす可能性があると情報提供した。 4 急激な血清ナトリウム値の上昇は、浸透圧性脱髄症候群を起こす可能性があると情報提供した。 5 低ナトリウム血症の原因として、抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)も考えられると情報提供した。

    2 算出された浸透圧比が4を超えていたので、中心静脈からの投与を依頼した。

  • 4

    【症例】 問198と同症例(87歳男性、低ナトリウム血症、3%塩化ナトリウム水溶液による点滴加療。問198参照) 【問199(物理・化学・生物)】 塩化ナトリウム水溶液におけるイオン強度や活量に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 イオン強度は、Na⁺やCl⁻の電荷数に依存しない。 2 イオン強度が高くなると、水中のNa⁺とCl⁻の間の相互作用は強くなる。 3 搬送時の血清ナトリウム値と等しいNa⁺濃度の塩化ナトリウム水溶液のイオン強度は54mmol/Lである。 4 塩化ナトリウム水溶液の活量aはa=c・xで表される。ただし、cは活量係数、xはモル分率である。 5 Na⁺、Cl⁻の活量をそれぞれa+、a-とすると、塩化ナトリウム水溶液の平均活量a±はa±=√(a+・a-)で表される。

    2 イオン強度が高くなると、水中のNa⁺とCl⁻の間の相互作用は強くなる。, 4 塩化ナトリウム水溶液の活量aはa=c・xで表される。ただし、cは活量係数、xはモル分率である。

  • 5

    【症例】 80歳女性。身長160cm、体重50kg。急性心不全の診断にてニトログリセリン注射液を投与することとなった。診療録には「ニトログリセリン注射液はア 0.05ng/kg/分より開始して様子をみていく」と記載されている。なお、添付文書には、「0.05~0.1ng/kg/分の速度より開始して血圧等の循環動態をモニターしながら適宜増量し、最適点滴速度で維持する」とある。また、この注射液はポリブタジエン製輸液チューブ(PVCフリー)の点滴ルートでシリンジポンプにより投与するものとする。 (処方)ニトログリセリン注射液25mg/50mL 1本 医師コメント:末梢点滴(精密持続点滴) 【問200(実務)】 下線部アをシリンジポンプの速度単位(mL/h)で表した場合、正しい値はどれか。1つ選べ。 1 0.3mL/h 2 1.5mL/h 3 3.0mL/h 4 15mL/h 5 30mL/h

    1 0.3mL/h

  • 6

    【症例】 問200と同症例(80歳女性、急性心不全、ニトログリセリン注射液投与。問200参照) 【問201(物理・化学・生物)】 ニトログリセリン注射液投与時にPVC製のチューブを使うと、ニトログリセリンがチューブに吸着し、静脈内への到達量が著しく減少することが知られている。この吸着に関連すると考えられる分子間相互作用はどれか。1つ選べ。 1 水素結合 2 電荷移動相互作用 3 静電的相互作用 4 分散力 5 イオン-双極子相互作用

    4 分散力

  • 7

    【症例】 78歳男性。身長170cm、体重68kg。医療機関での治療は受けていない。病院の近隣を歩いていた際に急な心臓発作を起こし救急搬送された。搬送時の心電図はAであり、薬剤Xが投与された。X投与の5分後にはBに示す正常な心電図となった。 (心電図A:搬送時、心電図B:X投与5分後、1秒スケール。詳細は問題本文中の心電図画像を参照) 【問202(実務)】 この心電図変化をもたらした薬剤Xによる治療として最も考えられるのは次のうちどれか。1つ選べ。 1 一硝酸イソソルビド錠の舌下投与 2 硝酸イソソルビドスプレーの口腔内噴霧 3 アスピリン腸溶錠を噛みくだいて内服 4 アミオダロン塩酸塩速崩錠の内服 5 ジゴキシンエリキシルの内服

    2 硝酸イソソルビドスプレーの口腔内噴霧

  • 8

    【症例】 問202と同症例(78歳男性、急な心臓発作、薬剤X投与で正常心電図に。問202参照) 【問203(物理・化学・生物)】 正常な状態におけるこの患者の心臓の1回拍出量が60mLである場合、この患者の心拍出量に最も近い値はどれか。1つ選べ。 1 3L/min 2 4L/min 3 5L/min 4 6L/min 5 7L/min

    3 5L/min

  • 9

    【症例】 67歳男性。開心術後に低心拍状態となり心原性ショックと診断された。本疾患の治療に当たりアドレナリン注射液及び電解質輸液(開始液)が、中心静脈ダブルルーメンカテーテルから図のように投与されている。看護師は医師よりオメプラゾールナトリウム注射液を1時間かけて投与するよう指示を受けたため、薬剤師に投与経路について確認した。 (図:A=電解質輸液(開始液)60mL/h/B=アドレナリン注射液3mg/3mL+生理食塩液47mL 2mL/h 精密持続点滴/C・D=ダブルルーメンカテーテルの各ルーメン ※詳細は問題本文中の図を参照) 【問204(実務)】 オメプラゾールナトリウム注射液の投与手順として適切なのはどれか。1つ選べ。 1 Aからのラインを止め、Cから適量の生理食塩液でフラッシュした後、Cから投与する。 2 Aからのライン及びBからのラインを止め、Cから適量の生理食塩液でフラッシュした後、Cから投与する。 3 Aからのライン及びBからのラインを止め、Dから適量の生理食塩液でフラッシュした後、Dから投与する。 4 Bからのラインを止め、Dから適量の生理食塩液でフラッシュした後、Dから投与する。 5 フラッシュなしで直接Dから投与する。

    1 Aからのラインを止め、Cから適量の生理食塩液でフラッシュした後、Cから投与する。

  • 10

    【症例】 問204と同症例(67歳男性、開心術後心原性ショック、ダブルルーメンカテーテルから投与。問204参照) 【問205(物理・化学・生物)】 オメプラゾールは弱酸で、静脈血(pH7.4)中で次のように解離するものとする。 (オメプラゾール分子形 ⇌ オメプラゾールイオン形 + H⁺) 静脈血中でのオメプラゾールの分子形とイオン形の存在比として正しいのはどれか。1つ選べ。 ただし、オメプラゾールのpKaを8.9、√10=3.2とする。また、オメプラゾールの投与により静脈血のpHは変化せず、血清タンパクとの相互作用、オメプラゾールの代謝及び温度の影響は考慮しないものとする。 1 分子形:イオン形 = 32:1 2 分子形:イオン形 = 16:1 3 分子形:イオン形 = 3.2:1 4 分子形:イオン形 = 1:3.2 5 分子形:イオン形 = 1:16 6 分子形:イオン形 = 1:32

    1 分子形:イオン形 = 32:1

  • 11

    【症例】 70歳男性。1ヶ月前より両手の関節の痛みと腫れが出現し、家族とともに病院の整形外科を受診し、医師より精密検査のための入院を勧められた。検査の結果、軽度の関節リウマチとの診断を受けた。メトトレキサートによる治療を開始したが、肝機能障害が出現し、以下の処方へ変更となった。 (処方1)ブシラミン錠100mg 1回1錠(1日3錠)1日3回 朝昼夕食後 7日分 2週間後、薬剤師が服薬指導で患者の病室を訪問したところ、「食事が美味しくない、味があまりしない。」との訴えがあり、食事の摂取量も減少していることが分かった。薬剤師はブシラミン錠による薬剤性味覚異常の可能性を考え、医師へ血清亜鉛濃度の測定を依頼した。 臨床検査値:血清亜鉛 65ng/dL(基準値:80~130ng/dL) 医師は臨床検査値の結果を踏まえ、以下の処方を追加した。 (処方2)酢酸亜鉛水和物錠25mg 1回1錠(1日2錠)1日2回 朝夕食後 7日分 【問206(実務)】 今後の薬剤師の対応として適切でないのはどれか。1つ選べ。 1 味覚異常の原因薬剤と考えられるブシラミン錠の継続の可否について医師に確認する。 2 味覚障害には口内炎や口腔内乾燥を伴うこともあるため、これらの症状について患者に確認する。 3 亜鉛濃度が過剰にならないように、定期的な血清亜鉛濃度の測定を医師に依頼する。 4 患者に対して、処方2に加えて亜鉛サプリメントを摂取する場合には、医師あるいは薬剤師に相談するように指導する。 5 亜鉛の補充により銅の吸収が増強され銅過剰症を起こすおそれがあると医師に情報提供を行う。

    5 亜鉛の補充により銅の吸収が増強され銅過剰症を起こすおそれがあると医師に情報提供を行う。

  • 12

    【症例】 問206と同症例(70歳男性、関節リウマチ、ブシラミン服用後の味覚異常。問206参照) 【問207(物理・化学・生物)】 この患者の味覚異常に最も関連するブシラミンの性質はどれか。1つ選べ。 (ブシラミンの構造:チオール基(SH)を2つもつジカルボン酸誘導体構造。詳細は問題本文中の構造式を参照) 1 酸化剤として働く。 2 水に溶けにくい。 3 弱酸性を示す。 4 キレート作用をもつ。 5 分子内ジスルフィド結合を形成する。

    4 キレート作用をもつ。

  • 13

    【症例】 68歳女性。切除不能の再発直腸がんに対して、カペシタビンとオキサリプラチン併用化学療法を開始することになった。外来化学療法室の薬剤師は、この患者にかかりつけ医から以下の薬剤が処方されていることを、お薬手帳より確認した。なお、以下の薬剤は全て化学療法開始後も継続することとする。 (処方) ロサルタン50mg・ヒドロクロロチアジド配合錠 1回1錠(1日1錠) スピロノラクトン錠25mg 1回1錠(1日1錠) カルベジロール錠2.5mg 1回1錠(1日1錠) メチルジゴキシン錠0.1mg 1回1錠(1日1錠) ワルファリンカリウム錠1mg 1回2錠(1日2錠) 1日1回 朝食後 28日分 【問208(実務)】 今回のがん化学療法の開始に伴い、薬物相互作用による重篤な副作用を回避するため、薬剤師が定期的にモニタリングすべき検査項目として、最も重要なのはどれか。1つ選べ。 1 血清鉄 2 尿酸 3 血清カルシウム 4 血清リン 5 PT-INR

    5 PT-INR

  • 14

    【症例】 問208と同症例(68歳女性、再発直腸がん、カペシタビン+オキサリプラチン療法。問208参照) 【問209(物理・化学・生物)】 かかりつけ医から処方されている医薬品の構造を示す。その中でモニタリングすべき検査項目に関与する医薬品はどれか。1つ選べ。なお、本品の性状として、日本薬局方には「本品は水に極めて溶けやすく、エタノール(95)に溶けやすい。」「本品は光によって淡黄色となる。」と記載されている。 (選択肢1~6は併用薬の6つの化学構造式。詳細は問題本文中の構造図を参照) 1 構造1(ワルファリンカリウム) 2 構造2 3 構造3 4 構造4 5 構造5 6 構造6

    1 構造1(ワルファリンカリウム)

  • 15

    【症例】 60歳女性。5年前より糖尿病治療のためクリニックを受診している。今回体重増加と血糖コントロール不良により、現在服用中の薬剤(処方1)にダパグリフロジンプロピレングリコール水和物錠(処方2)が追加された。 (処方1)ミグリトール錠50mg 1回1錠(1日3錠)1日3回 朝昼夕食直前 28日分/メトホルミン塩酸塩錠250mg 1回1錠(1日3錠)1日3回 朝昼夕食後 28日分 (処方2)ダパグリフロジンプロピレングリコール水和物錠5mg 1回1錠(1日1錠)1日1回 朝食後 28日分 【問210(実務)】 薬剤師による処方2の説明として、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 尿量を減らす働きがあります。 2 尿中の糖を減らす働きがあります。 3 排尿時の違和感があるときは申し出てください。 4 喉の渇きを感じることがあります。 5 腹部膨満感を起こしやすいです。

    3 排尿時の違和感があるときは申し出てください。, 4 喉の渇きを感じることがあります。

  • 16

    【症例】 問210と同症例(60歳女性、糖尿病、ダパグリフロジン追加。問210参照) 【問211(物理・化学・生物)】 処方2のダパグリフロジン(A)は、リンゴの樹皮に含まれるフロリジン(B)をリード化合物として開発された。これらの化合物に関する記述のうち、正しいのはどれか。1つ選べ。 (化合物A:ダパグリフロジン、化合物B:フロリジン 構造詳細は問題本文中の図を参照) 1 いずれもガラクトピラノシド構造を含む。 2 化合物Bは、化合物Aよりグリコシダーゼに対して安定である。 3 化合物Bは、α-グリコシド結合をもつ。 4 化合物Aは、プロドラッグである。 5 化合物Bは、アセタール結合をもつ。

    5 化合物Bは、アセタール結合をもつ。

  • 17

    【症例】 1歳男児。体重10kg。中等度の急性副鼻腔炎と診断され、アモキシシリン水和物散が処方されたが効果不十分と判断され、薬剤感受性を考慮し以下の処方へ変更になった。 (処方)セフカペンピボキシル塩酸塩細粒10% 1回0.3g(1日0.9g)1日3回 朝昼夕食後 5日分 【問212(実務)】 本症例において、薬剤師が留意すべき重大な副作用はどれか。1つ選べ。 1 甲状腺組織の直接的障害による甲状腺機能低下症 2 糖新生抑制による乳酸アシドーシス 3 ヒスタミン遊離によるレッドネック症候群 4 ビタミンA欠乏による視覚障害 5 血清カルニチン低下による低血糖

    5 血清カルニチン低下による低血糖

  • 18

    【症例】 問212と同症例(1歳男児、急性副鼻腔炎、セフカペンピボキシル投与。問212参照) 【問213(物理・化学・生物)】 以下は、セフカペン ピボキシル塩酸塩水和物の化学構造である。前問の副作用の原因となる構造を含む部分はどれか。1つ選べ。 なお、前問の副作用は本品がプロドラッグであることに由来する。 (構造式中の部位1~5から選ぶ。詳細は問題本文中の構造図を参照) 1 構造部位1 2 構造部位2 3 構造部位3 4 構造部位4 5 構造部位5

    4 構造部位4

  • 19

    【症例】 84歳男性。妻との二人暮らし。軽度のアルツハイマー型認知症と診断され、ドネペジル塩酸塩による治療を開始した。 (処方)ドネペジル塩酸塩錠3mg 1回1錠(1日1錠)1日1回 朝食後 14日分 【問214(物理・化学・生物)】 処方された医薬品と、その標的タンパク質に相互作用する内因性物質の正しい組合せはどれか。1つ選べ。 (医薬品A,B,Cと内因性物質a,b,cの構造詳細は問題本文中の図を参照) 1 Aとa 2 Aとc 3 Bとb 4 Bとc 5 Cとa 6 Cとb

    5 Cとa

  • 20

    【症例】 問214と同症例(84歳男性、軽度アルツハイマー、ドネペジル塩酸塩錠投与。問214参照) 【問215(実務)】 妻から「薬は夫が自分で管理しているが、飲んだはずの薬を再度飲んだり服薬を忘れる日があるようだ。」、「服薬後の食欲低下と腹痛、下痢がある。」と薬局に相談があった。また、認知症治療を続け、夫が薬を正しく使用しているか確認できるようにしたいとの要望があった。 患者の状態等や妻の要望を考慮して、かかりつけ医に提案する、ドネペジル塩酸塩錠から変更する薬剤として最も適切なのはどれか。1つ選べ。 1 ドネペジル塩酸塩口腔内崩壊錠 2 ドネペジル塩酸塩経口ゼリー 3 ガランタミン錠 4 リバスチグミンテープ 5 メマンチン塩酸塩錠

    4 リバスチグミンテープ

  • 21

    【症例】 30歳男性。2月から突然のくしゃみ、鼻水、目のかゆみが出始め、仕事にも集中できなくなり、翌月に近所の耳鼻科医院を受診した。その場で、簡便なアレルギー検査を行うことになった。この検査キットは、抗原抗体反応を利用したクロマトグラフィーの原理を用いている。患者の血液サンプルを用いた約20分の検査で、ハウスダスト系(ヤケヒョウヒダニ、ゴキブリ、ネコ皮屑、イヌ皮屑)、花粉系(スギ、カモガヤ、ブタクサ、ヨモギ)の計8種類のアレルゲンに対するアレルギーの有無を判定できる。図の検体(血液)滴下部にこの患者の血液サンプルを滴下して5分待ち、続いて展開液滴下部にキットの展開液を滴下して15分待ち、判定部に出現するバンドを確認したところ、下図のように、C(コントロール)以外に1本のバンドが認められた。 (判定部のバンド位置:C・ネコ・ダニ・カモガヤ・ブタクサ・C・ヨモギ・イヌ・ゴキブリ・スギの順、スギの位置にバンドあり) 【問216(物理・化学・生物)】 採取した患者の血液中に含まれる成分で、このアレルギー検査で測定されたのはどれか。1つ選べ。 1 スギ花粉(アレルゲン) 2 抗ヒトIgE抗体 3 スギ花粉に特異的なIgE 4 スギ花粉に特異的なIgG 5 IgEに特異的なFc受容体

    3 スギ花粉に特異的なIgE

  • 22

    【症例】 問216と同症例(30歳男性、スギ花粉症診断。問216参照) 【問217(実務)】 その後、詳細な検査も行い、患者はスギ花粉症と診断され、薬物療法による治療を受けていた。患者から薬を服用すると眠気があり仕事に差し支えることが多いとの訴えがあったので、医師はスギ花粉飛散シーズン後に舌下免疫療法を勧めていた。今回、舌下免疫療法による治療が開始されることになり、以下の処方箋を持って薬局を訪れた。なお、初回である翌朝の分は処方した耳鼻科医の前で服用する予定である。また、薬剤師は、この処方医が舌下免疫療法に関する講習を修了していることを確認した。 (処方)シダキュアスギ花粉舌下錠(注)2,000JAU 1回1錠(1日1錠)1日1回 朝食後 7日分 (注:スギ花粉症の減感作療法(アレルゲン免疫療法)薬) この患者への舌下免疫療法に関する説明として誤っているのはどれか。1つ選べ。 1 舌の下に薬を置き、保持した後、飲み込みます。 2 服用前後は、激しい運動を避けてください。 3 スギ花粉症に対する治療薬で、すべてのアレルギーに対して有効とはいえません。 4 口の中に傷や炎症があるとき、医師や薬剤師に相談してください。 5 この薬は、次回から段階的に成分量を減らしていきます。

    5 この薬は、次回から段階的に成分量を減らしていきます。

  • 23

    【症例】 85歳男性。中等度の認知症及び高血圧症の治療中。部屋の中ではつたい歩きができるが、活動量が低下し、家に引きこもりがちである。今回、腰痛を訴え整形外科を受診したところ、骨粗しょう症と診断された。 (身体所見及び検査値)骨密度65%、血圧128/80mmHg、身長168cm、体重62kg、血清クレアチニン0.9mg/dL、Ca 9.0mg/dL(基準値8.0~10.4mg/dL)、血清25-ヒドロキシビタミンD 8ng/mL(20ng/mL以下は欠乏とみなす) (現在服用中の薬剤)ドネペジル塩酸塩錠5mg 1回1錠(1日1錠)/バルサルタン錠80mg 1回1錠(1日1錠)1日1回 朝食後 【問218(実務)】 この患者の骨粗しょう症治療に用いる薬剤として、適切なのはどれか。2つ選べ。 1 アレンドロン酸錠 2 ブシラミン錠 3 ラロキシフェン塩酸塩錠 4 L-アスパラギン酸Ca錠 5 エルデカルシトールカプセル

    1 アレンドロン酸錠, 5 エルデカルシトールカプセル

  • 24

    【症例】 問218と同症例(85歳男性、骨粗しょう症診断。問218参照) 【問219(物理・化学・生物)】 本患者が血液検査で測定した25-ヒドロキシビタミンDに含まれる25(OH)ビタミンD3は、下図に示すように、プロビタミンD3から反応A、Bを経て作られ、反応C、Dで代謝される。以下の記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 (反応経路図:プロビタミンD3(7-デヒドロコレステロール)→[反応A]→ビタミンD3(コレカルシフェロール)→[反応B]→25(OH)ビタミンD3 →[反応C]→24,25(OH)₂ビタミンD3/→[反応D]→1,25(OH)₂ビタミンD3) 1 プロビタミンD3は、生体内で合成されない。 2 紫外線を浴びた皮膚で進行する反応は、Bである。 3 副甲状腺ホルモン(パラトルモン)によって促進される反応は、Dである。 4 活性型ビタミンD3は、25(OH)ビタミンD3である。 5 活性型ビタミンD3は、最終的に腎臓で生成される。

    3 副甲状腺ホルモン(パラトルモン)によって促進される反応は、Dである。, 5 活性型ビタミンD3は、最終的に腎臓で生成される。

  • 25

    【症例】 66歳男性。C型肝炎の既往歴あり。今回、肝硬変によると思われる腹水が出現し、肝性脳症の症状もみられたので、消化器内科に入院し治療している。 (処方1)トルバプタン口腔内崩壊錠7.5mg 1回1錠(1日1錠)/ランソプラゾール口腔内崩壊錠15mg 1回1錠(1日1錠)1日1回 朝食後 14日分 (処方2)スピロノラクトン錠25mg 1回1錠(1日2錠)1日2回 朝昼食後 14日分 (処方3)リーバクト配合経口ゼリー(注1) 1回1個(1日3個)/ラクツロースシロップ65% 1回10mL(1日30mL)1日3回 朝昼夕食後 14日分 (処方4)アミノレバンEN配合散(注2)50g/包 1回1包(1日1包)/ナルフラフィン塩酸塩口腔内崩壊錠2.5μg 1回1錠(1日1錠)1日1回 就寝前 14日分 (注1:分岐鎖アミノ酸製剤、注2:肝不全用経口栄養剤) 【問220(実務)】 現在の薬物治療について、この患者への説明として誤っているのはどれか。1つ選べ。 1 トルバプタンは、腹部などに溜まった余分な水を尿として排泄する働きがあります。 2 ランソプラゾールは、食道・胃静脈瘤の治療期間中の潰瘍を予防する働きがあります。 3 スピロノラクトンは、肝性脳症を改善する働きがあります。 4 ラクツロースシロップは、腸管内でのアンモニアの発生及び吸収を抑制する働きがあります。 5 ナルフラフィンは、かゆみを改善する働きがあります。

    3 スピロノラクトンは、肝性脳症を改善する働きがあります。

  • 26

    【症例】 問220と同症例(66歳男性、肝硬変・肝性脳症、分岐鎖アミノ酸製剤投与。問220参照) 【問221(物理・化学・生物)】 この患者に補充している分岐鎖アミノ酸に関する記述として、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 筋肉ではエネルギー源として利用される。 2 主に肝臓において異化を受ける。 3 該当するアミノ酸は、ロイシン、イソロイシン、プロリンである。 4 すべて糖原性アミノ酸である。 5 肝機能低下時には消費が増し、芳香族アミノ酸に対する比率が低下する。

    1 筋肉ではエネルギー源として利用される。, 5 肝機能低下時には消費が増し、芳香族アミノ酸に対する比率が低下する。

  • 27

    【症例】 52歳男性。中枢性尿崩症の診断を受け、以下の薬剤による治療が開始となった。 (処方)デスモプレシン点鼻スプレー2.5μg 1本 1日2回 1回4噴霧 【問222(実務)】 この患者への服薬指導として、誤っているのはどれか。1つ選べ。 1 使用前に鼻をかんでから使用してください。 2 使用時、左右の鼻腔に交互にスプレーしてください。 3 スプレー時には、息を深く吸ってください。 4 使用中は、医師より指示された飲水量を守ってください。 5 冷蔵庫に容器を立てた状態で保管してください。

    3 スプレー時には、息を深く吸ってください。

  • 28

    【症例】 問222と同症例(52歳男性、中枢性尿崩症、デスモプレシン点鼻投与。問222参照) 【問223(物理・化学・生物)】 処方薬は、この患者で不足しているホルモンの作用を補う目的で使われている。そのホルモンに関する記述として、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 ジスルフィド結合で架橋されたA、B鎖からなるポリペプチドである。 2 視床下部ホルモンの刺激により、下垂体前葉の細胞で産生される。 3 心臓に作用し、グアニル酸シクラーゼを活性化して、血圧を低下させる。 4 血管平滑筋細胞に作用し、ホスホリパーゼCを活性化して、血管を収縮させる。 5 腎集合管の細胞に作用し、プロテインキナーゼAを活性化して、水の再吸収を促進する。

    4 血管平滑筋細胞に作用し、ホスホリパーゼCを活性化して、血管を収縮させる。, 5 腎集合管の細胞に作用し、プロテインキナーゼAを活性化して、水の再吸収を促進する。

  • 29

    【症例】 7歳男児。身長122cm、体重25kg。母親に連れられて来局した。母親に患児の症状を確認したところ、発熱、耳痛はあるが、耳介けん引痛はなかった。お薬手帳及び薬歴を確認すると、併用薬はなかった。点耳薬の使用は初めてであったため、薬剤師が母親に服薬指導をした。 (処方)アモキシシリン細粒10% 1回2.5g(1日10g)1日4回 6時間毎 5日分/オフロキサシン耳科用液0.3% 5mL 1日2回 点耳後耳浴 【問224(実務)】 母親に対する指導内容として最も適切なのはどれか。1つ選べ。 1 使用後お子さんがめまいや痛みを感じたと言っても使用を続けてください。 2 使用時には冷蔵庫から取り出してすぐに使用してください。 3 耳たぶを後ろに引っ張るようにして、滴下してください。 4 点耳量は1回1滴だけです。 5 点耳後はすぐに起き上がらせてください。

    3 耳たぶを後ろに引っ張るようにして、滴下してください。

  • 30

    【症例】 問224と同症例(7歳男児、中耳炎、オフロキサシン点耳。問224参照) 【問225(物理・化学・生物)】 図は聴覚器の断面の模式図である。1~5のうち、この患者の主たる炎症部位として、正しいのはどれか。1つ選べ。 (聴覚器断面図:外耳道→鼓膜→中耳腔→耳小骨→内耳の位置に1~5が振られている。詳細は問題本文中の図を参照) 1 部位1 2 部位2 3 部位3(中耳腔・鼓室) 4 部位4 5 部位5

    3 部位3(中耳腔・鼓室)

  • 31

    【症例】 精神神経科の医師から医薬品情報室に、妊婦がリチウム製剤とラモトリギン製剤を服用したときの胎児における心奇形の発生について質問があった。薬剤師が論文を検索し、各製剤の服用による胎児の心奇形発生に関するコホート研究報告を見つけた。論文には下表に示した結果が掲載されていた。 表 妊婦のリチウム製剤又はラモトリギン製剤の服用による胎児の心奇形の発生数 (心奇形なし/心奇形あり/合計) 薬剤非服用群:1,182,000/18,000/1,200,000 リチウム製剤服用群:482/18/500 ラモトリギン製剤服用群:1,950/50/2,000 合計:1,184,432/18,068/1,202,500 (参考:N Engl J Med 2017; 376: 2245-54.) 【問226(衛生)】 心奇形発生に及ぼすリチウム製剤の服用の相対危険度はどれか。1つ選べ。 1 0.9 2 1.6 3 2.4 4 3.6 5 4.2

    3 2.4

  • 32

    【症例】 問226と同症例(妊婦のリチウム製剤・ラモトリギン製剤服用と胎児心奇形の関連検索。問226参照) 【問227(実務)】 論文には、薬剤非服用群に対するリチウム製剤又はラモトリギン製剤服用群の相対危険度(傾向スコア分析により補正した値)を服用量別に示した図が載っていた。妊娠中の薬剤服用状況と胎児の心奇形発生に関し、下図を基に薬剤師が医師に説明する内容として誤っているのはどれか。1つ選べ。 【相対危険度(95%信頼区間)プロット】 ・薬剤非服用群:妊婦数1,200,000/心奇形発生数18,000/出生100人あたり1.50 ・リチウム製剤服用群:≦600mg/日(220/5/2.27)/601-900mg/日(185/7/3.78)/>900mg/日(95/6/6.32) ・ラモトリギン製剤服用群:≦100mg/日(900/20/2.22)/101-200mg/日(700/18/2.57)/>200mg/日(400/12/3.00) 1 リチウム製剤服用量が1日900mgを超える群では、出生100人あたり6.32人に心奇形が発生しています。 2 リチウム製剤服用量が1日900mgを超える場合、薬剤非服用群に比べ胎児の心奇形は約4.2倍発生しやすくなると考えられます。 3 リチウム製剤服用量の増加に伴い、胎児の心奇形が発生しやすくなる傾向が認められます。 4 ラモトリギン製剤は、リチウム製剤に比べ胎児の心奇形発生リスクを統計学的に有意に上昇させると考えられます。 5 ラモトリギン製剤服用群全体では、出生100人あたり2.5人に心奇形が発生しています。

    4 ラモトリギン製剤は、リチウム製剤に比べ胎児の心奇形発生リスクを統計学的に有意に上昇させると考えられます。

  • 33

    【症例】 70歳男性。体重65kg。ループス腎炎と脳梗塞に対して、それぞれタクロリムスカプセルとワルファリン錠を服用していた。2週間前から微熱、咳、痰、寝汗などが続き、昨日、痰に血が混じっていたため、不安を感じて病院を受診した。胸部CT検査で両側に空洞化を伴う多発性浸潤陰影を認め、喀痰の塗抹検査で病原体が検出されたため、入院し、直接服薬確認療法(DOTS)が行われることとなった。 (入院時の検査値)AST 26IU/L、ALT 27IU/L、血清クレアチニン1.8mg/dL、血清アルブミン3.6g/dL、総ビリルビン0.7mg/dL 【問228(衛生)】 この患者の呼吸器症状の原因となった病原体に関する記述として正しいのはどれか。2つ選べ。 1 体内に侵入後、肺胞マクロファージ内で増殖する。 2 本病原体による感染を予防するためにBCGワクチンが用いられている。 3 蚊などの節足動物が媒介することで感染する。 4 2010年頃から罹患率が上昇しているため新興感染症に位置付けられている。 5 近年、我が国における罹患率は、米国やドイツなどの先進国における罹患率に比べて低い。

    1 体内に侵入後、肺胞マクロファージ内で増殖する。, 2 本病原体による感染を予防するためにBCGワクチンが用いられている。

  • 34

    【症例】 問228と同症例(70歳男性、肺結核疑い、DOTS開始。問228参照) 【問229(実務)】 主治医より、イソニアジド錠、リファンピシンカプセル、エタンブトール錠、ピラジナミド錠の4剤でDOTSを開始することが薬剤師に伝えられた。薬剤の服用にあたり、薬剤師が主治医に伝えるべき内容として、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 肝機能障害があるため、イソニアジドの使用を避けるべきである。 2 ワルファリンの作用が減弱することがある。 3 視神経障害が現われることがあるため、定期的に視力等を確認する必要がある。 4 腎機能障害があるため、エタンブトールを他剤に変更すべきである。 5 タクロリムスの血中濃度が上昇することがある。

    2 ワルファリンの作用が減弱することがある。, 3 視神経障害が現われることがあるため、定期的に視力等を確認する必要がある。

  • 35

    【症例】 28歳男性。勤務先のメッキ工場で、ビンに小分けしてあった液体を誤って飲用した。その直後に苦しがったため、近くにいた同僚が救急車を要請し、救急搬送された。来院時、頭痛、悪心、嘔吐及び頻脈を認めた。胃洗浄時に採取した胃内容物をシェーンバイン法により検査したところ、グアヤク試験紙が青色へ変化した。 【問230(衛生)】 この患者が摂取したと疑われる物質はどれか。1つ選べ。 1 ヒ素 2 トルエン 3 ジクロルボス 4 シアン化カリウム 5 n-ヘキサン

    4 シアン化カリウム

  • 36

    【症例】 問230と同症例(28歳男性、メッキ工場での液体誤飲、シアン化カリウム摂取疑い。問230参照) 【問231(実務)】 この患者に用いる解毒剤として適切なのはどれか。2つ選べ。 1 プラリドキシムヨウ化メチル(PAM) 2 硫酸アトロピン 3 ヒドロキソコバラミン 4 亜硝酸アミル 5 ジメルカプロール

    3 ヒドロキソコバラミン, 4 亜硝酸アミル

  • 37

    【症例】 22歳女性。身長160cm、体重63kg。女性は肥満と体脂肪率が高いことを気にしており、糖質制限ダイエットによる摂取エネルギー制限が肥満予防に有用であると考えていた。インターネットや書籍の情報を基に糖質制限ダイエットを始めたが、過度の糖質制限は体に良くないと友人から聞き、不安になって近所の薬局を訪れて薬剤師に相談した。 【問232(実務)】 薬剤師は女性に対し、糖質制限の問題点を説明した上で、食生活の改善と適度な運動を勧め、同時に特定保健用食品を試してみることを提案した。薬剤師が女性に提案した特定保健用食品の成分として最も適切なのはどれか。1つ選べ。 1 大豆イソフラボン 2 キシリトール 3 カゼインホスホペプチド(CPP) 4 茶カテキン 5 ラクトトリペプチド

    4 茶カテキン

  • 38

    【症例】 問232と同症例(22歳女性、糖質制限ダイエット相談。問232参照) 【問233(衛生)】 この女性の相談をきっかけに、薬局が開催する地域住民向け健康セミナーで糖質制限のことを取り上げることになり、薬局内で勉強会を行った。糖質制限が糖質、タンパク質及び脂質の代謝に及ぼす影響に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 糖質制限を行うと、膵臓からインスリン分泌が亢進する。 2 糖質の摂取不足により血中グルコース濃度の低下が起こると、アミノ酸、乳酸、グリセロールのいずれからもグルコースが作られる。 3 糖質制限が続くと、肝臓で遊離脂肪酸のβ酸化が亢進し、大量に生成したアセチルCoAからケトン体が産生される。 4 肝臓のグリコーゲンは、糖質制限状態ではエネルギー源としては利用されない。 5 脳や神経系の細胞は、グルコースを細胞内に貯蔵しているため、糖質制限の影響を受けにくい。

    2 糖質の摂取不足により血中グルコース濃度の低下が起こると、アミノ酸、乳酸、グリセロールのいずれからもグルコースが作られる。, 3 糖質制限が続くと、肝臓で遊離脂肪酸のβ酸化が亢進し、大量に生成したアセチルCoAからケトン体が産生される。

  • 39

    【症例】 68歳男性。身長173cm、体重65kg。大動脈弁狭窄症に対する手術を行い集中治療室に入室した。術後2日目、患者は人工呼吸管理下、絶食下にあり、担当医より以下が処方された。 (処方1)10%ブドウ糖加酢酸維持液 500mLバッグ 2バッグ/チアミン塩化物塩酸塩・リボフラビンリン酸エステルナトリウム・アスコルビン酸配合注射液(注) 1バイアル/ファモチジン注射用 20mgアンプル 1アンプル 1日1回 末梢静脈より持続点滴 12時間 (処方2)10%ブドウ糖加酢酸維持液 500mLバッグ 2バッグ/ファモチジン注射用 20mgアンプル 1アンプル 1日1回 末梢静脈より持続点滴 12時間 (処方3)酢酸リンゲル液500mL 1バッグ 1日1回 末梢静脈より持続点滴 4時間 (処方4)セファゾリンナトリウム点滴静注用1gバッグ 1バッグ 1日2回 末梢静脈より点滴静注 1時間 (注)5mL中にチアミン塩化物塩酸塩10mg、リボフラビンとして5mg、アスコルビン酸200mgを含有する。 【問234(実務)】 処方1~処方4に関する記述として適切なのはどれか。2つ選べ。 1 処方1及び処方2の10%ブドウ糖加酢酸維持液500mLの熱量は約100kcalである。 2 処方3の酢酸リンゲル液はナトリウムイオンを約130mEq/L含有している。 3 処方1は貧血の予防目的で処方された。 4 処方4のセファゾリンナトリウムは手術創の緑膿菌感染の予防目的で処方された。 5 処方1及び処方2のファモチジンは、手術後の侵襲ストレスによる上部消化管出血の抑制目的で処方された。

    2 処方3の酢酸リンゲル液はナトリウムイオンを約130mEq/L含有している。, 5 処方1及び処方2のファモチジンは、手術後の侵襲ストレスによる上部消化管出血の抑制目的で処方された。

  • 40

    【症例】 問234と同症例(68歳男性、術後ICU管理、各種輸液処方。問234参照) 【問235(衛生)】 処方1~処方4の薬剤の成分のうち、欠乏により乳酸アシドーシスを起こすのはどれか。1つ選べ。 1 酢酸 2 チアミン 3 リボフラビン 4 アスコルビン酸 5 ナトリウム

    2 チアミン

  • 41

    【症例】 1歳6ヶ月男児。身長75cm、体重10kg。1歳半健診で極度の下肢の変形を指摘され、医療機関を受診した。男児に既往歴はなく、出生は妊娠39週20日、自然分娩で、身長50cm、出生体重3,010g、頭囲34cmであった。出生後は完全母乳栄養で、現在は母乳に加え離乳食を1日3回摂取しているが、1回の摂取量は平均的な摂取量の半分程度であった。 (検査値及び所見)血清25-ヒドロキシビタミンD 8ng/mL(20ng/mL以下は不足)、補正血清カルシウム8.0mg/dL(基準値9.4~10.8mg/dL)、血清リン5.3mg/dL(基準値4.5~6.2mg/dL)、血清ALP 2,039IU/L(基準値395~1,339IU/L)、血中副甲状腺ホルモン(intact-PTH)549pg/mL(基準値10~65pg/mL)、単純X線像で内反膝(O脚)、骨幹端の杯状陥凹あり。 【問236(実務)】 この患児に対する治療薬として適切なのはどれか。2つ選べ。 1 グルコン酸カルシウム注射液 2 炭酸水素ナトリウム注射液 3 チアミン塩化物塩酸塩注射液 4 アルファカルシドール内用液 5 レボカルニチン内用液

    1 グルコン酸カルシウム注射液, 4 アルファカルシドール内用液

  • 42

    【症例】 問236と同症例(1歳6ヶ月男児、くる病疑い。問236参照) 【問237(衛生)】 この患児が罹患した疾病には、食事や生活習慣が関係する。一般的に、この疾病に乳幼児が罹患するのを予防するために有効な方法として正しいのはどれか。2つ選べ。 1 妊娠中に葉酸を摂取する。 2 乳幼児に卵や牛乳の摂取を避けさせる。 3 乳幼児に適度な日照を受けさせる。 4 出生直後及び生後1週間以内の新生児にビタミンK2シロップを飲ませる。 5 乳幼児に魚類やキノコ類を摂取させる。

    3 乳幼児に適度な日照を受けさせる。, 5 乳幼児に魚類やキノコ類を摂取させる。

  • 43

    【症例】 20歳男性。路上で意味不明なことを叫びながら暴れており、近隣住民が警察に通報した。警察官到着時、ろれつが回らず、痙れんを起こしたため救急要請した。救急隊到着時、頻脈と発汗を認め、興奮状態であった。救急病院に搬送され、この患者の尿を分析したところ覚醒剤及びその代謝物が検出された。 (来院時の状態)血圧149/90mmHg、心拍170拍/分、呼吸数60回/分、体温38.8℃、散瞳(左右6.0mm)で対光反射は正常。発汗が著明、痙れんは消失、振戦あり。四肢の静脈に多数の注射痕あり。 【問238(衛生)】 この患者の尿中から検出されたと考えられる物質はどれか。2つ選べ。 (選択肢1~5は化学構造式。詳細は問題本文中の構造図を参照) 1 構造1(メタンフェタミン) 2 構造2 3 構造3 4 構造4(メタンフェタミン代謝物) 5 構造5

    1 構造1(メタンフェタミン), 4 構造4(メタンフェタミン代謝物)

  • 44

    【症例】 問238と同症例(20歳男性、覚醒剤中毒、興奮状態。問238参照) 【問239(実務)】 この患者の興奮状態を抑えるために使用される適切な薬剤はどれか。1つ選べ。 1 プロクロルペラジンメシル酸塩注 2 ジアゼパム注 3 フェニトインナトリウム注 4 ロクロニウム臭化物注 5 フルマゼニル注

    2 ジアゼパム注

  • 45

    【症例】 20歳男性。8月上旬に友人と海水浴に行くことになり、日焼け止めについて相談するため、薬局を訪れた。男性は前年の同時期に海水浴へ行き、日中、炎天下の浜辺で過ごした。その日の夕方から、昼に露出していた肌が赤くなり、その部分にほてりやヒリヒリとした痛みを感じ、その後、水ぶくれができた。男性は、最近数年間、内服薬や外用薬などの使用はなく、これまで日焼け止めを使用したことはなかった。 【問240(衛生)】 下図は、波長に基づく非電離放射線の分類を示している。海水浴でこの男性の肌に生じた症状の原因となる主な非電離放射線はどれか。1つ選べ。 (波長スケール図:100nm/300nm/500nm/700nm/900nm/1mmの目盛上に1~5の領域が示されている。詳細は問題本文中の図を参照) 1 領域1(紫外線UVC側) 2 領域2(紫外線UVB領域) 3 領域3(紫外線UVA/可視光領域) 4 領域4 5 領域5(赤外線・電波領域)

    2 領域2(紫外線UVB領域)

  • 46

    【症例】 問240と同症例(20歳男性、日焼け相談。問240参照) 【問241(実務)】 この男性に対する日焼け止めの説明として、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 昨年と同様の皮膚症状が出たら直ちに日焼け止めを塗ってください。 2 SPF(Sun Protection Factor)の数字が大きい方が、昨年と同様の皮膚症状を防ぐ効果が期待されます。 3 皮膚に吸収されて効果を示すため、汗をかいても塗りなおす必要はありません。 4 少量で効果が期待できるので、できるだけ少量を可能な限り薄く塗ってください。 5 太陽光線の一部を吸収する成分が、皮膚炎を引き起こす原因となることがあるので注意してください。

    2 SPF(Sun Protection Factor)の数字が大きい方が、昨年と同様の皮膚症状を防ぐ効果が期待されます。, 5 太陽光線の一部を吸収する成分が、皮膚炎を引き起こす原因となることがあるので注意してください。

  • 47

    【症例】 7月某日、小学校で学校薬剤師が屋外プールの定期水質検査を行うことになった。プールは上から見て図に示すような長方形で縦25m×横15mの大きさである。プール端の水深は約0.9m、中央に向かって徐々に深くなり、中央部の水深は約1.2mである。 (プール平面図に採水点A・B・Cの3点が示されている) 採水は図中の3点(A、B、C)、水面下20cmで、プール使用開始前に実施した。一部の検査は外部の検査機関に依頼した。今回の定期水質検査の結果は下表のとおりであった。  検査項目/A/B/C  pH:7.4/7.3/7.2  遊離残留塩素(mg/L):0.3/0.3/0.2  濁度(度):2/2/2  一般細菌(CFU/mL):90/80/85  過マンガン酸カリウム消費量(mg/L):11/10/10  大腸菌:+→-/+→-/+→- 【問242(実務)】 今回の定期水質検査の結果に基づく学校薬剤師の説明として誤っているのはどれか。1つ選べ。 1 pHは基準を満たしています。 2 遊離残留塩素は基準を満たしていないので、塩素消毒を強化する必要があります。 3 表の検査項目に加え、総トリハロメタンにも基準が定められています。 4 過マンガン酸カリウム消費量は、主に有機物による汚染の指標として用いられています。 5 一般細菌が検出されたので、プールの使用を中止してください。

    5 一般細菌が検出されたので、プールの使用を中止してください。

  • 48

    【症例】 問242と同症例(小学校プール水質検査。問242参照) 【問243(衛生)】 定期水質検査で検査した項目のうち、学校薬剤師がプール水を採水後直ちに現場で測定しなければならないのはどれか。1つ選べ。 1 遊離残留塩素 2 濁度 3 一般細菌 4 過マンガン酸カリウム消費量 5 大腸菌

    1 遊離残留塩素

  • 49

    【症例】 生後24日男児。母親は出産後、実家に帰省して子育てをしており、実家では井戸水で溶かした人工乳を与えていた。生後12日から次第に哺乳力が低下し、生後24日に痙れんが出現したため、救急車を要請した。来院時、チアノーゼを認め、動脈血液ガス分析の結果は、以下のとおりであった。 (検査値)pH 7.15(基準値7.4±0.5)、PaCO2 22.1mmHg(基準値40±5mmHg)、PaO2 71.3mmHg(基準値85±15mmHg)、HCO3⁻ 12.7mEq/L(基準値24±2mEq/L)、メトヘモグロビン45%(基準値<2%)、一酸化炭素ヘモグロビン1.9%(基準値<3%) 【問244(衛生)】 この患児の症状の原因と考えられる井戸水の汚染物質はどれか。2つ選べ。 1 亜硝酸態窒素 2 硝酸態窒素 3 ベンゼン 4 1,4-ジオキサン 5 ペルフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)

    1 亜硝酸態窒素, 2 硝酸態窒素

  • 50

    【症例】 問244と同症例(生後24日男児、メトヘモグロビン血症。問244参照) 【問245(実務)】 この患児に対する治療薬として最も適切と考えられるのはどれか。1つ選べ。 1 メチレンブルー 2 ペニシラミン 3 クエン酸第一鉄ナトリウム 4 チオ硫酸ナトリウム 5 ホメピゾール

    1 メチレンブルー

  • 51

    【症例】 55歳女性。数ヶ月前から身体のだるさや疲れやすさを感じていた。最近、まぶたが重く物が見えにくくなってきた。さらに、食べ物を飲み込みにくくなったため、近医を受診した。重症筋無力症を疑った医師から、診断のための検査をするにあたりエドロホニウム試験について薬剤師に問合せがあった。 【問246(薬理)】 エドロホニウムに関する記述のうち、正しいのはどれか。1つ選べ。ただし、図は、アセチルコリンエステラーゼ(AChE)の活性中心において、アセチルコリンが加水分解される際の反応機構及びエドロホニウムの構造式を示す。 (AChE活性中心反応機構図とエドロホニウム構造式は問題本文中の図を参照) 1 セリン及びトリプトファンと相互作用して、AChEを不可逆的に阻害する。 2 セリンをリン酸化して、AChEを不可逆的に阻害する。 3 トリプトファンをカルバモイル化して、AChEを可逆的に阻害する。 4 セリンと共有結合して、AChEを可逆的に阻害する。 5 トリプトファンと相互作用して、AChEを可逆的に阻害する。

    5 トリプトファンと相互作用して、AChEを可逆的に阻害する。

  • 52

    【症例】 問246と同症例(55歳女性、重症筋無力症疑い、エドロホニウム試験。問246参照) 【問247(実務)】 検査に先立ち、エドロホニウムの過度な作用発現に対処するために準備する薬物として、適切なのはどれか。1つ選べ。 1 d-クロルフェニラミンマレイン酸塩 2 アトロピン硫酸塩水和物 3 アドレナリン 4 ネオスチグミンメチル硫酸塩 5 シクロスポリン

    2 アトロピン硫酸塩水和物

  • 53

    【症例】 70歳男性。肺がんによる疼痛があり、以下の処方により、在宅で緩和ケアを行っている。本日、薬剤師が患者宅を訪問し、薬学的管理指導を実施した。 (処方1)オキシコドン徐放錠10mg 1回1錠(1日2錠)1日2回 12時間毎に服用 14日分 (処方2)オキシコドン塩酸塩水和物散5mg 1回1包 痛いとき20回分(20包) (処方3)ナルデメジントシル酸塩錠0.2mg 1回1錠(1日1錠)1日1回 朝食後 14日分 患者に痛みに関する聞き取りを行ったところ、「痛みのコントロールは良好だったが、3日前から同じ時間帯に突然強い痛みが繰り返し起こるようになった」との情報を得た。突然の痛みの頻度を患者に尋ねたところ、「次回のオキシコドン徐放錠を服用する約2時間前に痛みが出始めることが多く、オキシコドン塩酸塩水和物散の服用回数が5回以上になっている」との情報を得た。なお、処方薬による副作用の症状は出ていない。 【問248(実務)】 薬剤師は、医師に連絡し処方変更の協議を行った。提案すべき内容として、最も適切なのはどれか。1つ選べ。 1 オキシコドン塩酸塩水和物散を増量する。 2 オキシコドン徐放錠を増量する。 3 オキシコドン徐放錠からトラマドール徐放錠へ処方変更する。 4 ナルデメジントシル酸塩錠を減量する。 5 突出痛の再確認のため、さらに3日間同量で様子を見る。

    2 オキシコドン徐放錠を増量する。

  • 54

    【症例】 問248と同症例(70歳男性、肺がん疼痛、オキシコドン徐放錠+速放散+ナルデメジン。問248参照) 【問249(薬理)】 処方されたいずれかの薬物の作用機序として、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 電位依存性Ca²⁺チャネルのα2δサブユニットに結合することで、興奮性神経伝達物質の過剰な放出を抑制する。 2 オピオイドμ受容体を刺激することで、痛みの上位中枢への伝達を抑制する。 3 脊髄後角におけるセロトニン及びノルアドレナリンの神経終末への再取り込みを阻害することで、下行性疼痛抑制系を活性化する。 4 腸管に存在するオピオイドμ受容体を遮断することで、蠕動運動の低下を防ぐ。 5 腸上皮に存在するCl⁻チャネル2(ClC-2)を活性化することで、腸管内への水分分泌を促進する。

    2 オピオイドμ受容体を刺激することで、痛みの上位中枢への伝達を抑制する。, 4 腸管に存在するオピオイドμ受容体を遮断することで、蠕動運動の低下を防ぐ。

  • 55

    【症例】 60歳女性。市町村が実施する検診で骨密度の低下が指摘され、近隣の整形外科を受診した。脆弱性骨折は見られなかったが、骨密度低下(腰椎骨密度測定値:若年成人平均値(YAM)の65%)のため骨粗しょう症と診断された。本日、以下の処方箋を持って初めて薬局を訪れた。 (処方)バゼドキシフェン錠20mg 1回1錠(1日1錠)/エルデカルシトールカプセル0.75μg 1回1カプセル(1日1カプセル)1日1回 朝食後 14日分 【問250(薬理)】 処方されたいずれかの薬物の作用機序として、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 カルシトニン受容体を遮断することで、骨形成を促進する。 2 RANKL(NF-κB活性化受容体リガンド)に結合することで、骨形成を促進する。 3 ビタミンD受容体を刺激することで、腸管からのカルシウム吸収を促進する。 4 ファルネシルピロリン酸合成酵素を阻害することで、骨吸収を抑制する。 5 エストロゲン受容体に結合してエストロゲン様作用を示すことで、骨吸収を抑制する。

    3 ビタミンD受容体を刺激することで、腸管からのカルシウム吸収を促進する。, 5 エストロゲン受容体に結合してエストロゲン様作用を示すことで、骨吸収を抑制する。

  • 56

    【症例】 問250と同症例(60歳女性、骨粗しょう症診断、バゼドキシフェン+エルデカルシトール。問250参照) 【問251(実務)】 薬剤師が他の医療機関の受診の有無を確認したところ、今回の整形外科以外に内科に通院していることがわかった。お薬手帳を確認したところ、以下の薬剤が処方されていることが確認できた。なお、整形外科ではお薬手帳を提示していなかった。 (お薬手帳の内容)ニフェジピン徐放錠40mg/リバーロキサバン錠15mg/セルトラリン錠100mg/ボノプラザンフマル酸塩錠20mg 各1回1錠(1日1錠)1日1回 朝食後 14日分/ブロチゾラム口腔内崩壊錠0.25mg 1回1錠(1日1錠)1日1回 就寝前 14日分 この患者のお薬手帳の内容から、今回整形外科で処方された薬剤が禁忌となる疾患を内科で治療中である可能性が考えられた。その疾患はどれか。1つ選べ。 1 高カルシウム血症 2 深部静脈血栓症 3 パニック障害 4 胃食道逆流症 5 ナルコレプシー

    2 深部静脈血栓症

  • 57

    【症例】 75歳男性。喫煙歴50年(1日40本程度)、血圧135/80mmHg、脈拍68拍/分、整。数日前から胸の痛みや圧迫感、息苦しさを感じるようになった。今日の明け方、胸が強く締め付けられるような発作が生じたため医療機関を受診したところ、器質的冠動脈狭窄のない冠攣縮性狭心症と診断され治療が開始された。 (処方)ニトログリセリン舌下錠0.3mg 1回1錠 胸痛発作時 7回分(7錠)/ベニジピン塩酸塩錠4mg 1回1錠(1日2錠)1日2回 朝夕食後 14日分 治療開始後、発作の頻度は減ったが、軽い自覚症状が続いた。そのため、担当医は効果不十分と判定し、薬剤師と治療方針についてカンファレンスを実施した。 【問252(実務)】 薬剤師が医師に提案する追加薬剤として、適切なのはどれか。2つ選べ。 1 一硝酸イソソルビド錠 2 プロプラノロール塩酸塩錠 3 カルテオロール塩酸塩錠 4 ニコランジル錠 5 シルデナフィルクエン酸塩錠

    1 一硝酸イソソルビド錠, 4 ニコランジル錠

  • 58

    【症例】 問252と同症例(75歳男性、冠攣縮性狭心症、ニトログリセリン+ベニジピン。問252参照) 【問253(薬理)】 処方薬及び前問で提案すべき追加薬物のいずれかの作用機序として、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 一酸化窒素(NO)を遊離し、可溶性グアニル酸シクラーゼを活性化することで、血管平滑筋を弛緩させる。 2 アドレナリンβ1受容体を遮断し、サイクリックAMP(cAMP)依存性プロテインキナーゼの活性化を抑制することで、洞結節の活動電位の発生頻度を減少させる。 3 ホスホジエステラーゼVを阻害し、サイクリックGMP(cGMP)の分解を抑制することで、NOの作用を増強する。 4 電位依存性L型Ca²⁺チャネルを遮断し、細胞内へのCa²⁺流入を抑制することで、冠動脈平滑筋を弛緩させる。 5 ATP感受性K⁺チャネルを遮断し、細胞外へのK⁺の流出を抑制することで、血管平滑筋を弛緩させる。

    1 一酸化窒素(NO)を遊離し、可溶性グアニル酸シクラーゼを活性化することで、血管平滑筋を弛緩させる。, 4 電位依存性L型Ca²⁺チャネルを遮断し、細胞内へのCa²⁺流入を抑制することで、冠動脈平滑筋を弛緩させる。

  • 59

    【症例】 62歳男性。尿意切迫感及び夜間頻尿を訴え近隣の医療機関を受診したところ、前立腺肥大症と診断された。1ヶ月前よりナフトピジル口腔内崩壊錠25mgで治療を開始し、投与量を処方1まで漸増したが、尿意切迫感が残存したため、今回処方2が追加となった。 (処方1)ナフトピジル口腔内崩壊錠75mg 1回1錠(1日1錠)1日1回 朝食後 14日分 (処方2)ミラベグロン錠50mg 1回1錠(1日1錠)1日1回 朝食後 14日分 【問254(薬理)】 処方1及び2のいずれかの薬物の作用機序として、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 アセチルコリンM2受容体の遮断 2 アドレナリンα1D受容体の遮断 3 アドレナリンβ3受容体の刺激 4 アセチルコリンM3受容体の遮断 5 ホスホジエステラーゼⅤの阻害

    2 アドレナリンα1D受容体の遮断, 3 アドレナリンβ3受容体の刺激

  • 60

    【症例】 問254と同症例(62歳男性、前立腺肥大症+過活動膀胱、ナフトピジル+ミラベグロン。問254参照) 【問255(実務)】 薬剤師がこの患者に確認する内容として、重要性の高いのはどれか。2つ選べ。 1 めまいや立ちくらみを感じることはあるか。 2 咳が長く続いているか。 3 筋肉痛や赤褐色の尿が出ているか。 4 心疾患の治療を受けているか。 5 ぜん息の既往があるか。

    1 めまいや立ちくらみを感じることはあるか。, 4 心疾患の治療を受けているか。

  • 61

    【症例】 30歳女性。気管支ぜん息治療のため、処方1及び2の製剤を継続使用している。 (処方1)テリルジー100エリプタ 30吸入用(注)1個 1回1吸入 1日1回 朝吸入 注:1吸入でフルチカゾンフランカルボン酸エステルとして100μg、ウメクリジニウムとして62.5μg及びビランテロールとして25μgを吸入できるドライパウダー吸入剤 (処方2)サルブタモール硫酸塩エアゾール100μg 1本 発作時 1回2吸入 1日4回まで 来局時、薬剤師は患者に対し最近気になることはないか尋ねたところ、次の回答を得た。 患者:「今まで発作は月1〜2回程度でしたが、最近、頻度が多くなっています。発作が出てしまう原因はわからないのでしょうか。」 (薬歴に記載された前回来局時までの患者情報)事務職。仕事はほぼ定時だが、月に1回程度は残業がある。ダイエットを心がけているが、仕事中につい間食をし、ジュースを飲んでしまう。性格はまじめで、ストレスを溜めやすい。 【問256(実務)】 薬剤師は、生活環境の中に発作の原因がある可能性を考えた。患者から聞き取り収集する情報として、重要性の最も低いのはどれか。1つ選べ。 1 最近、残業が増えているか。 2 現在、痛み止めを服用しているか。 3 グレープフルーツジュースを飲んでいるか。 4 犬や猫などのペットを飼育しているか。 5 風邪の症状など体調不良が長引いているか。

    3 グレープフルーツジュースを飲んでいるか。

  • 62

    【症例】 問256と同症例(30歳女性、気管支ぜん息、テリルジー+サルブタモール。問256参照) 【問257(薬理)】 患者への聞き取りの結果、生活環境が発作に関与している可能性は低いと考えられたため、処方1と作用機序が異なる長期管理薬の追加を処方医に提案することとなった。提案する薬物の作用機序として、適切なのはどれか。1つ選べ。 1 アセチルコリンM3受容体の遮断 2 アドレナリンβ2受容体の刺激 3 グルココルチコイド受容体の刺激 4 ロイコトリエンCysLT1受容体の遮断 5 アデノシンA1受容体の刺激

    4 ロイコトリエンCysLT1受容体の遮断

  • 63

    【症例】 50歳男性。身長170cm、体重72kg。2型糖尿病及び高血圧症で通院しており、以下の薬剤を1年以上、継続的に服用している。本日、患者が処方箋を持って薬局を訪れた。 (身体所見及び検査値)HbA1c 6.6%、食後2時間血糖155mg/dL、血圧146/88mmHg、脈拍72拍/分、AST 28IU/L、ALT 22IU/L、血清クレアチニン0.72mg/dL、Na 140mEq/L、K 4.0mEq/L、Cl 102mEq/L、BNP 14.2pg/mL(基準値≦18.4pg/mL)、心電図異常なし (処方1)グリメピリド錠1mg 1回1錠(1日1錠)/テルミサルタン錠80mg 1回1錠(1日1錠)1日1回 朝食後 30日分 (処方2)メトホルミン塩酸塩錠500mg 1回1錠(1日2錠)/ビルダグリプチン錠50mg 1回1錠(1日2錠)1日2回 朝夕食後 30日分 【問258(実務)】 薬剤師が血圧手帳を確認したところ、3ヶ月前から徐々に血圧が上昇していた。この1週間は収縮期血圧が140mmHgを超えていたため、薬剤師は処方医に降圧薬の追加を提案した。提案する薬剤として、最も適切なのはどれか。1つ選べ。 1 アムロジピン錠 2 イミダプリル塩酸塩錠 3 カンデサルタンシレキセチル錠 4 ビソプロロールフマル酸塩錠 5 アリスキレンフマル酸塩錠

    1 アムロジピン錠

  • 64

    【症例】 問258と同症例(50歳男性、2型糖尿病+高血圧症、薬剤併用治療。問258参照) 【問259(薬理)】 前問の選択肢1〜5に挙げた薬物のいずれの作用機序にも該当しないのはどれか。1つ選べ。 1 血管内皮細胞のアンジオテンシン変換酵素を阻害する。 2 血管平滑筋の電位依存性L型Ca²⁺チャネルを遮断する。 3 血管平滑筋のアドレナリンα1受容体を遮断する。 4 副腎皮質のアンジオテンシンⅡAT1受容体を遮断する。 5 心筋のアドレナリンβ1受容体を遮断する。

    3 血管平滑筋のアドレナリンα1受容体を遮断する。

  • 65

    【症例】 50歳男性。身長165cm、体重72kg。5年前に脂質異常症及び高血圧症の診断を受け、処方1による治療が行われていた。本日、外来診療において、脂質異常症のコントロールが不十分であることから、処方2が追加されることになった。 (処方1)ピタバスタチンCa錠1mg 1回1錠(1日1錠)/アゼルニジピン錠8mg 1回1錠(1日1錠)1日1回 朝食後 28日分 (処方2)ペマフィブラート錠0.1mg 1回1錠(1日2錠)1日2回 朝夕食後 28日分 (身体所見及び検査値)血圧128/82mmHg、総ビリルビン0.8mg/dL、AST 24IU/L、ALT 12IU/L、血清クレアチニン0.8mg/dL、尿酸5.0mg/dL、BUN 12mg/dL、LDL-C 120mg/dL、HDL-C 50mg/dL、TG 348mg/dL、Na 140mEq/L、K 4.2mEq/L、Cl 99mEq/L、空腹時血糖120mg/dL、HbA1c 5.8% 【問260(薬理)】 処方2の薬物の脂質異常症改善作用に関与するのはどれか。2つ選べ。 1 HDLコレステロールの低下 2 リポタンパク質リパーゼ(LPL)の活性化 3 アポタンパク質C-Ⅲ(ApoC-Ⅲ)発現の抑制 4 アポタンパク質A-Ⅰ(ApoA-Ⅰ)発現の抑制 5 脂肪酸のβ酸化の抑制

    2 リポタンパク質リパーゼ(LPL)の活性化, 3 アポタンパク質C-Ⅲ(ApoC-Ⅲ)発現の抑制

  • 66

    【症例】 問260と同症例(50歳男性、脂質異常症+高血圧症、ペマフィブラート追加。問260参照) 【問261(実務)】 処方2の追加により発現する可能性がある副作用を回避するために、薬剤師が定期的に確認すべき検査項目として重要性の高いのはどれか。2つ選べ。 1 収縮期血圧 2 HbA1c 3 血清クレアチニン 4 HDL-C 5 クレアチンキナーゼ

    3 血清クレアチニン, 5 クレアチンキナーゼ

  • 67

    【症例】 13歳女児。身長150cm、体重42kg。昨夜から38.5℃の発熱があり、今朝になっても熱が下がらず、筋肉痛、頭痛、倦怠感を訴えたため、午前中に近医を受診した。インフルエンザと診断され、母親が処方箋(処方1及び2)を持って来局した。薬剤師が薬歴を確認したところ、バロキサビル マルボキシル錠による発疹の副作用歴があったので、薬剤師から処方医へ連絡し、処方1が処方3へ変更となった。 (処方1)バロキサビル マルボキシル錠20mg 1回2錠(1日2錠)1日1回 夕食後 1日分 (処方2)アセトアミノフェン錠200mg 1回2錠 発熱時 5回分(10錠) (処方3)オセルタミビルカプセル75mg 1回1カプセル(1日2カプセル)1日2回 朝夕食後 5日分 【問262(薬理)】 処方1及び3のいずれかの抗インフルエンザ薬の作用機序として、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 RNA依存性RNAポリメラーゼを阻害することで、ウイルスRNAの複製を阻害する。 2 キャップ依存性エンドヌクレアーゼ活性を阻害することで、ウイルスmRNAの合成を阻害する。 3 ウイルスに結合してエンベロープの融合・脱殻を阻害することで、ウイルスRNAの宿主細胞への輸送を妨げる。 4 ノイラミニダーゼを阻害することで、新しく形成されたウイルスの感染細胞からの遊離を抑制する。 5 RNA依存性DNAポリメラーゼを阻害することで、ウイルスRNAからDNAへの逆転写を阻害する。

    2 キャップ依存性エンドヌクレアーゼ活性を阻害することで、ウイルスmRNAの合成を阻害する。, 4 ノイラミニダーゼを阻害することで、新しく形成されたウイルスの感染細胞からの遊離を抑制する。

  • 68

    【症例】 問262と同症例(13歳女児、インフルエンザ、バロキサビル副作用歴→オセルタミビル変更。問262参照) 【問263(実務)】 薬剤師が母親に伝える内容として、適切なのはどれか。2つ選べ。 1 平熱に戻った場合は、処方3の使用を中止してください。 2 解熱した翌日より学校に登校できます。 3 発熱時には、カフェインを多く含むお茶やコーヒーをとるようにしてください。 4 処方3は、本日中に服用を開始してください。 5 異常行動による事故を防止するため、お子さんが一人にならないよう配慮してください。

    4 処方3は、本日中に服用を開始してください。, 5 異常行動による事故を防止するため、お子さんが一人にならないよう配慮してください。

  • 69

    【症例】 56歳男性。体重72kg。5ヶ月程前、職場の健康診断で便潜血陽性を指摘され大学病院を受診した。検査の結果、S状結腸がん(Stage Ⅲ)と診断された。約1ヶ月後、S状結腸切除術が施行された。その後、術後補助化学療法としてFOLFOX療法(オキサリプラチン・レボホリナートカルシウム・フルオロウラシル)を入院にて導入することとなった。 【問264(薬理)】 FOLFOX療法に用いる薬物又はその活性代謝物のいずれかに関する記述として、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 チミジル酸合成酵素を阻害することで、DNAの合成を阻害する。 2 ジヒドロ葉酸還元酵素を阻害することで、活性型葉酸を枯渇させる。 3 プロテアソームを活性化することで、腫瘍細胞の増殖抑制及びアポトーシス誘導を示す。 4 ジヒドロピリミジン脱水素酵素を活性化することで、フルオロウラシルの抗腫瘍効果を増強する。 5 フルオロデオキシウリジン一リン酸(FdUMP)及びチミジル酸合成酵素と複合体を形成することで、フルオロウラシルの抗腫瘍効果を増強する。

    1 チミジル酸合成酵素を阻害することで、DNAの合成を阻害する。, 5 フルオロデオキシウリジン一リン酸(FdUMP)及びチミジル酸合成酵素と複合体を形成することで、フルオロウラシルの抗腫瘍効果を増強する。

  • 70

    【症例】 問264と同症例(56歳男性、S状結腸がん、FOLFOX療法。問264参照) 【問265(実務)】 FOLFOX療法の2コース目の点滴時に手のしびれの訴えがあったと看護師から薬剤師に連絡があった。薬剤師が患者と面談を行ったところ、「冷たいものに触れるとビリビリとする感覚が前回からあります。また、文字を書きにくい日や、ボタンをかけにくい日が増えてきました。」とのことだった。薬剤師は、このしびれをFOLFOX療法の副作用と考え、症状を改善するために担当医と話し合うこととした。 このしびれの対応に関し、薬剤師が担当医へ提案する内容として、適切なのはどれか。2つ選べ。 1 プレガバリンの追加 2 グラニセトロン塩酸塩の追加 3 フルオロウラシルからパクリタキセルへの変更 4 オキサリプラチンの減量又は休薬 5 レボホリナートカルシウムの増量

    1 プレガバリンの追加, 4 オキサリプラチンの減量又は休薬

  • 71

    【症例】 75歳男性。体重67kg。農作業中に意識を失い倒れているところを発見され救急外来へ搬送された。痙れん性てんかん重積状態と診断され、ジアゼパム注射液10mgを投与したが、痙れんが持続したため、ホスフェニトインナトリウム注射液1,500mgが追加投与された。痙れんが改善した後、ホスフェニトインナトリウム7.5mg/kg/dayで維持された。経口摂取可能となったため以下の処方に変更され、7日間服用後の患者の定常状態における平均血漿中フェニトイン濃度(Css)は10μg/mLであった。 (処方)フェニトイン散10% 1回1g(1日3g)1日3回 朝昼夕食後 7日分 【問266(実務)】 追加投与されたホスフェニトインナトリウム注射液について薬剤師が医療スタッフに情報提供した内容として、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 強酸性薬剤であるため他剤と配合できません。 2 生理食塩液で希釈して投与してください。 3 静脈内に急速に投与してください。 4 血管痛や壊死が生じやすいため動脈内に投与してください。 5 フェニトインの血中濃度を定期的に測定し副作用に注意してください。

    2 生理食塩液で希釈して投与してください。, 5 フェニトインの血中濃度を定期的に測定し副作用に注意してください。

  • 72

    【症例】 問266と同症例(75歳男性、てんかん重積状態、フェニトイン療法。問266参照) 【問267(薬剤)】 その後、てんかんの痙れん発作が起こったためフェニトイン散10%の投与量を1日3.5g(フェニトインとして350mg/day)に増量したところ、Cssは20μg/mLとなった。フェニトインの代謝速度はミカエリス・メンテン(Michaelis-Menten)式に従うものとすると、この患者におけるミカエリス定数(Km)と最大消失速度(Vmax)に最も近い値の組合せはどれか。1つ選べ。 ただし、フェニトインは主に肝代謝により消失し、定常状態における消失速度は代謝速度に等しいと仮定する。また、フェニトインのバイオアベイラビリティは100%とし、てんかんの発作前後ではKmとVmaxは変化しないものとする。 1 Km 2.0μg/mL, Vmax 330mg/day 2 Km 2.5μg/mL, Vmax 360mg/day 3 Km 2.5μg/mL, Vmax 390mg/day 4 Km 4.0μg/mL, Vmax 420mg/day 5 Km 4.0μg/mL, Vmax 460mg/day

    4 Km 4.0μg/mL, Vmax 420mg/day

  • 73

    【症例】 30歳男性。身長165cm、体重55kg。急性骨髄性白血病のため6ヶ月前に父親をドナーとして同種造血幹細胞移植を受け、術後1ヶ月で退院した。慢性移植片対宿主病(GVHD)のコントロール目的に以下の薬剤を継続服用している。 (処方1)プレドニゾロン錠5mg 朝4錠、昼2錠(1日6錠)1日2回 朝昼食後 7日分 (処方2)タクロリムスカプセル1mg 1回2カプセル(1日4カプセル)1日2回 朝夕食後 7日分 (処方3)ボリコナゾール錠50mg 1回3錠(1日6錠)1日2回 朝夕食後2時間 7日分 【問268(薬剤)】 処方された薬剤の使用に際し、考慮すべき薬物相互作用の発現機序として最も適切なのはどれか。1つ選べ。 1 小腸P-糖タンパク質に対する競合阻害 2 CYP2C19に対する競合阻害 3 ヘム鉄への配位結合によるCYP3A4の阻害 4 核内受容体を介したCYP1A2の誘導 5 核内受容体を介したCYP3A4の誘導

    3 ヘム鉄への配位結合によるCYP3A4の阻害

  • 74

    【症例】 問268と同症例(30歳男性、GVHD治療中、ボリコナゾール中止予定。問268参照) 【問269(実務)】 今回、予定されていた検査のために入院し、精査した結果、感染の心配が少なくなったためボリコナゾール錠を中止すると、医師から病棟担当薬剤師に連絡があった。薬剤師が医師へ提案する内容として最も適切なのはどれか。1つ選べ。 1 プレドニゾロンの用量を減量する。 2 プレドニゾロンの血中濃度を頻回に測定し、投与量を調節する。 3 プレドニゾロン錠5mg 1日6錠からヒドロコルチゾン錠10mg 1日3錠に変更する。 4 タクロリムスの用量を1日2カプセルに減量する。 5 タクロリムスの血中濃度を頻回に測定し、投与量を調節する。

    5 タクロリムスの血中濃度を頻回に測定し、投与量を調節する。

  • 75

    【症例】 60歳女性。29歳より双極性障害と診断され精神科クリニックに定期的に通院し、49歳の時に2型糖尿病と高血圧症を指摘された。現在、以下の薬剤を服用中である。1週間前から吐き気とふらつきが出現し、今朝から言葉が出にくくなり、意識がはっきりしなくなったため大学病院に救急搬送され、入院措置がとられた。処方薬による副作用が疑われた。 (処方)炭酸リチウム錠200mg 1回2錠(1日6錠)1日3回 朝昼夕食後 14日分/カルバマゼピン錠200mg 1回1錠(1日2錠)1日2回 朝夕食後 14日分/アムロジピン錠5mg 1回1錠(1日1錠)/シタグリプチンリン酸塩水和物錠50mg 1回1錠(1日1錠)1日1回 朝食後 14日分/フルニトラゼパム錠1mg 1回1錠(1日1錠)1日1回 就寝前 14日分 (入院時所見)身長153cm、体重66.3kg、血圧90/52mmHg、脈拍68拍/分、体温37.2℃、JCS 3、傾眠傾向 (入院時検査値)白血球9,800/μL、赤血球332×10⁴/μL、Hb 11.6g/dL、血小板16.4×10⁴/μL、静脈血pH 7.39、総タンパク6.3g/dL、血清アルブミン3.5g/dL、総ビリルビン0.5mg/dL、AST 21IU/L、ALT 23IU/L、γ-GTP 33IU/L、CK 86IU/L、血清クレアチニン1.20mg/dL、eGFR 36.3mL/min/1.73m²、随時血糖161mg/dL、HbA1c 7.4%、CRP 2.0mg/dL、尿所見:pH 5.5、蛋白(1+)、潜血(2+)、糖(-)、ケトン体(-)、頭部CT、MRI:異常なし 【問270(実務)】 発現した副作用として最も可能性が高いのはどれか。1つ選べ。 1 炭酸リチウムによるリチウム中毒 2 カルバマゼピンによる再生不良性貧血 3 アムロジピンによる横紋筋融解症 4 シタグリプチンによる低血糖発作 5 フルニトラゼパムによる乳酸アシドーシス

    1 炭酸リチウムによるリチウム中毒

  • 76

    【症例】 問270と同症例(60歳女性、双極性障害+糖尿病+高血圧、リチウム中毒疑い。問270参照) 【問271(薬剤)】 副作用発現の要因として考えられる薬物動態学的変動はどれか。1つ選べ。 1 薬物相互作用によるバイオアベイラビリティの上昇 2 薬物相互作用によるクリアランスの低下 3 血清アルブミン濃度の低下による分布容積の増大 4 肝機能低下による肝クリアランス低下 5 腎機能低下による腎クリアランス低下

    5 腎機能低下による腎クリアランス低下

  • 77

    【症例】 67歳男性。共同浴場に入浴に行った後、38.6℃の発熱があり薬局で購入したイブプロフェンを内服したが、1週間発熱が続き食事が摂れない状態となったため受診した。下記検査結果よりレジオネラ肺炎と診断され、入院後にレボフロキサシンの投与が検討された。 (入院時所見)身長177cm、体重61kg、血圧138/76mmHg、心拍101回/分、SpO2 96%、心音・呼吸音に異常なし (入院時検査値)血液生化学:CRP 15.2mg/dL、ALT 18IU/L、AST 28IU/L、BUN 22mg/dL、クレアチニンクリアランス70mL/min 尿検査:蛋白(-)、潜血(-)、糖(-)、レジオネラ抗原(+) 胸部X線所見:右上から中肺野に浸潤影及びすりガラス影を認めた。 【問272(薬剤)】 レボフロキサシン投与後の血中濃度推移の模式図を下に示す。この薬剤の投与設計の記述のうち、正しいのはどれか。1つ選べ。 (血中濃度推移模式図:時間軸上にMPC・MIC・MSW・TAMが示された曲線。詳細は問題本文中の図を参照) 1 β-ラクタム系抗生物質と同様に、時間依存性の抗菌薬である。 2 血中濃度をMICとMPCの間の濃度域(MSW)に設定する。 3 副作用を回避するため、血中濃度のトラフ値を測定する。 4 PK/PDパラメータとして、Cmax/MICまたはAUC/MICを用いる。 5 投与間隔に対する、MIC以上の濃度維持時間(TAM)ができるだけ長くなるように投与間隔を調整する。

    4 PK/PDパラメータとして、Cmax/MICまたはAUC/MICを用いる。

  • 78

    【症例】 問272と同症例(67歳男性、レジオネラ肺炎、レボフロキサシン投与設計。問272参照) 【問273(実務)】 前問で適切と考えられた記述に従った実際のレボフロキサシンの投与設計として、正しいのはどれか。1つ選べ。 1 1回500mgを1日2回、12時間毎に1時間かけて点滴する。 2 1回500mgを1日1回、12時間かけて点滴する。 3 1回500mgを1日1回、1時間かけて点滴する。 4 1回250mgを1日3回、8時間毎に30分かけて点滴する。 5 1回250mgを1日2回、12時間毎に30分かけて点滴する。

    3 1回500mgを1日1回、1時間かけて点滴する。

  • 79

    【症例】 70歳男性。慢性下肢動脈閉塞症と診断され、半年前から右足底に潰瘍が出現し近医で治療を受けていた。1週間前から増悪が認められ近医にて加療したが改善せず、入院にて保存的治療を行うこととなった。創部の細菌培養検査によりMRSAが検出されたため、バンコマイシン塩酸塩1回1g(1日2回12時間毎)の点滴静注を開始した。バンコマイシン塩酸塩1g点滴静注後の血中濃度を測定したところ、投与終了3時間後に14.1μg/mL、11時間後に6.9μg/mLであった。投与開始後3日目(投与5回目直前)のトラフ値は10μg/mLであった。ただし、ここではバンコマイシンの体内動態を1-コンパートメントモデルを用いて解析する。 【問274(薬剤)】 バンコマイシンの消失速度定数(h⁻¹)に最も近い値はどれか。1つ選べ。なお、ln2=0.693とする。 1 0.069 2 0.077 3 0.086 4 0.138 5 0.173

    3 0.086

  • 80

    【症例】 問274と同症例(70歳男性、MRSA感染、バンコマイシン投与。問274参照) 【問275(実務)】 投与開始後5日目の点滴静注直後に全身にじん麻疹が出現し、バンコマイシンに対するアレルギーと考えられたため薬物の変更が検討された。変更する薬物として最も適切なのはどれか。1つ選べ。 1 メロペネム 2 リネゾリド 3 セファゾリンナトリウム 4 テイコプラニン 5 フロモキセフナトリウム

    2 リネゾリド

  • 81

    【症例】 55歳男性。ゲーム開発企業に勤務しており、勤務時間中はディスプレイを見ることが多い。1年前より、目のかすみと視野の一部が見えづらく感じたため、眼科を受診したところ、緑内障と診断され、処方1にて治療している。今回の受診の際、眼圧が高くなっていることを指摘され、処方2が追加となった。 (処方1)ビマトプロスト点眼液0.03%(2.5mL/本)1本 1回1滴 1日1回 朝 両目点眼 (処方2)チモロールマレイン酸塩持続性点眼液0.25%(2.5mL/本)1本 1回1滴 1日1回 朝 両目点眼 〔添加剤〕ジェランガム、トロメタモール、ベンゾドデシニウム臭化物、D-マンニトール 【問276(実務)】 薬剤師が行う処方2に関する説明のうち、適切なのはどれか。1つ選べ。 1 処方2の点眼液を先に点眼してください。 2 目のべたつきが持続することがあります。 3 点眼後はすぐにまばたきをし、薬液をなじませてください。 4 血圧が上昇することがあります。 5 2つの点眼液は、間隔をあけず続けて点眼してください。

    2 目のべたつきが持続することがあります。

  • 82

    【症例】 問276と同症例(55歳男性、緑内障、チモロール持続性点眼液追加。問276参照) 【問277(薬剤)】 処方2の製剤が持続性を示す理由として、正しいのはどれか。1つ選べ。 1 油性の溶剤を用いて、薬効の発現を緩やかにしている。 2 薬物と添加剤が不溶性の複合体を形成している。 3 体温により、結膜嚢での薬物滞留性を向上させる物質が添加されている。 4 涙液の成分により、結膜嚢での薬物滞留性を向上させる物質が添加されている。 5 涙液のpHで徐々に溶解する懸濁粒子が配合されている。

    4 涙液の成分により、結膜嚢での薬物滞留性を向上させる物質が添加されている。

  • 83

    【症例】 56歳男性。身長175cm、体重52kg。肝細胞がんに対し、腹腔鏡下肝切除術を施行後であり、末梢静脈輸液にて栄養管理している。現在、以下の輸液を1日3回末梢静脈から投与している。なお、本輸液はダブルバッグ製剤であり、成分が2室に分けられている。術後2日目の検査値より、カリウム製剤(L-アスパラギン酸カリウム注射液10mEq/10mL、1アンプル)、及び静注用脂肪乳剤(イントラリポス輸液20%100mL、1バッグ)を追加することとなった。 輸液:ビタミンB1・糖・電解質・アミノ酸液(500mL中にブドウ糖37.5g、総遊離アミノ酸15g、チアミン0.75mgを含有)総カロリー量210kcal、非タンパク質カロリー量150kcal、NPC/N 64 (検査値:術後2日目)白血球18,000/μL、赤血球200×10⁴/μL、Hb 8.7g/dL、血小板30×10⁴/μL、総タンパク7.5g/dL、血清アルブミン3.3g/dL、AST 27IU/L、ALT 40IU/L、BUN 20mg/dL、血清クレアチニン0.7mg/dL、Na 132mEq/L、K 3.1mEq/L、Cl 103mEq/L 【問278(薬剤)】 このダブルバック製剤に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 バッグを両手で強く押すことにより、隔壁部を開通させる。 2 アルドール反応を抑えるために2室に分かれている。 3 上室と下室を混合することにより輸液のpHは中性になる。 4 上室にアミノ酸と糖、下室に電解質とビタミンB1を含む。 5 添加剤としてpH調節剤、保存剤が加えられている。

    1 バッグを両手で強く押すことにより、隔壁部を開通させる。, 3 上室と下室を混合することにより輸液のpHは中性になる。

  • 84

    【症例】 問278と同症例(56歳男性、肝切除術後、末梢静脈輸液栄養管理。問278参照) 【問279(実務)】 この患者への輸液等の投与に関する記述のうち、適切なのはどれか。1つ選べ。 1 1回500mLあたり、30分で投与する。 2 カリウム製剤は、ワンショットで静注する。 3 本患者には、末梢静脈栄養のみで2ヶ月以上管理することが推奨される。 4 静注用脂肪乳剤を追加することで、NPC/N比を高めることができる。 5 血管痛が起こった場合は、全量投与した後に、漏出部位を処置する。

    4 静注用脂肪乳剤を追加することで、NPC/N比を高めることができる。

  • 85

    【症例】 26歳女性。身長155cm、体重42kg。アレルギー性鼻炎に対して処方1の薬剤を服用している。今回、下血があり外来受診したところ、潰瘍性大腸炎(直腸炎型)の診断を受けた。なお、重症度分類では軽症であった。医師は、患者からこれまで薬を飲み忘れることが多かったとの訴えがあったため、メサラジンの処方にあたり、本患者に適切な製剤について、医薬品情報管理室に問い合わせた。薬剤師は、アドヒアランスを考慮して処方2を提案した。 (処方1)ロラタジン錠10mg 1回1錠(1日1錠)1日1回 夕食後 14日分 (処方2)リアルダ錠1200mg(注)1回2錠(1日2錠)1日1回 夕食後 14日分 (注)1錠中にメサラジン1200mgを含有する。 〔添加剤〕カルメロースナトリウム、カルナウバロウ、ステアリン酸、含水二酸化ケイ素、デンプングリコール酸ナトリウム、タルク、ステアリン酸マグネシウム、メタクリル酸コポリマーL、メタクリル酸コポリマーS、クエン酸トリエチル、酸化チタン、三二酸化鉄、マクロゴール6000 【問280(実務)】 処方2を提案するにあたり、医師に説明する内容のうち、適切なのはどれか。2つ選べ。 1 メサラジン注腸剤と併用しない。 2 処方2の薬物のTDMを行う。 3 再生不良性貧血を起こすことがある。 4 粉砕して投与可能である。 5 定期的に大腸がん検査を行う。

    3 再生不良性貧血を起こすことがある。, 5 定期的に大腸がん検査を行う。

  • 86

    【症例】 問280と同症例(26歳女性、潰瘍性大腸炎、リアルダ錠提案。問280参照) 【問281(薬剤)】 処方2の製剤投与後の薬物動態を把握するため、添付文書を確認したところ、健康成人における空腹時経口単回投与時の24時間までの平均血漿中未変化体薬物濃度の時間推移は下図のようであった。 (血漿中未変化体濃度時間推移グラフ:本剤4,800mg/day健常成人10名の平均値。0~約5時間Aに示されるラグタイム部分あり。詳細は問題本文中の図を参照) 処方2の製剤の添加剤のうち、本剤投与後、図中Aに示された血漿中薬物濃度の推移が観察されることと最も関連の深いのはどれか。1つ選べ。 1 カルメロースナトリウム 2 カルナウバロウ 3 ステアリン酸マグネシウム 4 メタクリル酸コポリマーS 5 マクロゴール6000

    4 メタクリル酸コポリマーS

  • 87

    【症例】 34歳女性。身長165cm、体重40kg。統合失調症の診断を受け、外来にてリスペリドン経口製剤で治療を受けていた。内服継続にて症状は安定してきたため、医師が患者にリスペリドンの持効性注射剤について説明したところ、患者はその使用を希望した。そこで、リスペリドンの投与並びに持効性注射剤へ剤形変更する際の注意点について、担当医から医薬品情報管理室に確認があった。 (検査値)AST 36IU/L、ALT 18IU/L、BUN 5.8mg/dL、血清クレアチニン0.92mg/dL、白血球4,200/μL、赤血球340×10⁴/μL、Hb 10.5g/dL、血小板32.5×10⁴/μL (処方)リスペリドン持効性懸濁注射液25mg 1回25mg 2週間間隔で、臀部に筋肉注射する 添加剤:バイアル中 dl-ラクチドグリコリド共重合体、専用懸濁用液 カルメロースナトリウム、塩化ナトリウム、リン酸水素二ナトリウム二水和物、ポリソルベート、無水クエン酸、水酸化ナトリウム 【問282(実務)】 薬剤師が医師に伝える注意点として、適切なのはどれか。2つ選べ。 1 毎回、同一部位に注射する。 2 最大量に増量しても効果が認められない場合は、クロザピンを併用する。 3 薬剤の調製は、冷所から常温に戻して行う。 4 無月経や月経障害が起こる可能性を、患者に指導する。 5 悪性症候群を疑う症状が現れた際には、次回の投与量を減量する。

    3 薬剤の調製は、冷所から常温に戻して行う。, 4 無月経や月経障害が起こる可能性を、患者に指導する。

  • 88

    【症例】 問282と同症例(34歳女性、統合失調症、リスペリドン持効性注射剤剤形変更。問282参照) 【問283(薬剤)】 剤形変更後の製剤に関する記述のうち、正しいのはどれか。1つ選べ。 1 生分解性高分子に薬物を封入して、長期間の薬物放出を行うことができる。 2 脂質二重膜により薬物を保護することで、長期間安定に保存できる。 3 薬物結晶の表面を生分解性高分子でコーティングしている。 4 分子内に親水性部と疎水性部をもつ高分子が、自己会合して薬物を保持している。 5 水溶性高分子を結合させた脂質を用いて、静脈内での滞留性が改善されている。

    1 生分解性高分子に薬物を封入して、長期間の薬物放出を行うことができる。

  • 89

    【症例】 76歳男性。身長165cm、体重70kg。Ⅳ期非小細胞肺がんに対する2次治療として、ドセタキセル+ラムシルマブ併用療法の1コース目を施行したところ、7日後に38℃の発熱がみられた。担当医は2コース目(1コース目施行3週間後)を施行するにあたり、カンファレンスを実施した。そこで、ペグフィルグラスチム(遺伝子組換え)注射液について、病棟担当薬剤師に質問した。 検査値(1コース施行後7日目)赤血球380×10⁴/μL、Hb 12.2g/dL、Ht 39%、白血球720/μL、好中球380/μL、血小板10.8×10⁴/μL、CRP 4.8mg/dL 薬剤と添加剤:ドセタキセル注射液(ポリソルベート80、エタノール)、ラムシルマブ注射液(L-ヒスチジン、L-ヒスチジン塩酸塩水和物、グリシン、塩化ナトリウム、ポリソルベート80)、ペグフィルグラスチム注射液(D-ソルビトール、氷酢酸、水酸化ナトリウム、ポリソルベート20) 【問284(実務)】 2コース目の化学療法実施時に、ペグフィルグラスチムを使用する際の注意点として、適切なのはどれか。2つ選べ。 1 ドセタキセル+ラムシルマブ併用療法当日に、1日1回単回皮下投与する。 2 ドセタキセル+ラムシルマブ併用療法当日から、1日1回連日皮下投与する。 3 ドセタキセル+ラムシルマブ併用療法終了後24時間あけて、1日1回単回皮下投与する。 4 ドセタキセル+ラムシルマブ併用療法終了後24時間あけて、1日1回連日皮下投与する。 5 副作用として骨痛や腰痛等が現れた場合は、非ステロイド性抗炎症薬を投与する。 6 副作用として骨痛や腰痛等が現れた場合は、化学療法を中止する。

    3 ドセタキセル+ラムシルマブ併用療法終了後24時間あけて、1日1回単回皮下投与する。, 5 副作用として骨痛や腰痛等が現れた場合は、非ステロイド性抗炎症薬を投与する。

  • 90

    【症例】 問284と同症例(76歳男性、非小細胞肺がん、ペグフィルグラスチム製剤。問284参照) 【問285(薬剤)】 本症例に処方された製剤に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 ペグフィルグラスチムは、フィルグラスチムのバイオシミラー(バイオ後続品)である。 2 ラムシルマブ注射液は、凍結を避けて冷蔵保存する。 3 ペグフィルグラスチムは、メトキシポリエチレングリコール分子で修飾されていることにより、好中球及びその前駆細胞へ能動的ターゲティングされる。 4 ドセタキセル注射液には、アルコールによる過敏性反応を低減するためにポリソルベート80が添加されている。 5 ペグフィルグラスチムは、フィルグラスチムに比べてプロテアーゼによる分解を受けにくい。

    2 ラムシルマブ注射液は、凍結を避けて冷蔵保存する。, 5 ペグフィルグラスチムは、フィルグラスチムに比べてプロテアーゼによる分解を受けにくい。

  • 91

    【症例】 55歳男性。身長175cm、体重81kg。3年前に健康診断で高血糖を指摘され、近医を受診したところ、2型糖尿病と診断された。経口血糖降下薬による治療を受けていたが、血糖コントロールが不良のため、6ヶ月前よりインスリン注射開始となった。今回、かかりつけ薬剤師が薬剤を交付する際にフィジカルアセスメントを行ったところ、注射部位に軽い硬結が認められた。 (使用中の薬剤)インスリンアスパルト(遺伝子組換え)朝食直前12単位、昼食直前6単位、夕食直前8単位/インスリンデグルデク(遺伝子組換え)夕食直前12単位/テルミサルタン40mg・アムロジピン配合錠 1回1錠(1日1回)朝食後 (身体及び検査所見)血圧118/68mmHg、AST 15IU/L、ALT 16IU/L、γ-GTP 32IU/L、血清クレアチニン1.06mg/dL、eGFR 57.6mL/min/1.73m²、空腹時血糖110mg/dL、HbA1c 6.6%、TG 190mg/dL、総コレステロール208mg/dL、HDL-C 44mg/dL、LDL-C 90mg/dL、尿酸7.4mg/dL、尿糖(-)、尿蛋白(-)、尿中ケトン体(-) 【問286(実務)】 この患者に対するインスリン注射に関する指導の内容として、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 インスリンによる治療中は、食事療法を中止する。 2 使用開始後の超速効型インスリンペン型製剤は、室温で保管する。 3 現在の状態では、持効型溶解インスリン注射をやめても良い。 4 硬結防止のために、注射部位は前回の注射部位から少なくとも2〜3cm離す。 5 低血糖症状を感じたらすぐに横になって休む。

    2 使用開始後の超速効型インスリンペン型製剤は、室温で保管する。, 4 硬結防止のために、注射部位は前回の注射部位から少なくとも2〜3cm離す。

  • 92

    【症例】 問286と同症例(55歳男性、2型糖尿病、インスリン注射治療。問286参照) 【問287(病態・薬物治療)】 今回の身体所見と検査結果を基に、糖尿病合併症や併存症の進展の防止のために、追加が望ましい薬物はどれか。2つ選べ。 1 ヒドロクロロチアジド 2 アトルバスタチン 3 ペマフィブラート 4 トピロキソスタット 5 グリメピリド

    3 ペマフィブラート, 4 トピロキソスタット

  • 93

    【症例】 32歳女性。身長166cm、体重54.0kg、体表面積1.6m²。急性前骨髄球性白血病(APL)と診断され、入院の上でトレチノイン(内服)、イダルビシン(静注)、シタラビン(静注)による寛解導入療法を施行することになった。 (持参薬)クロピドグレル錠75mg 1回1錠(1日1錠)/ラベプラゾールNa錠10mg 1回1錠(1日1錠)1日1回 朝食後 (検査結果)白血球3,600/μL、好中球1,000/μL、リンパ球1,300/μL、骨髄球960/μL、単球340/μL、赤血球298×10⁴/μL、血小板2.7×10⁴/μL、Hb 8.7g/dL、CRP 2.3mg/dL、血清アルブミン3.6g/dL、総コレステロール170mg/dL、LDL-C 100mg/dL、TG 100mg/dL、BUN 18mg/dL、血清クレアチニン0.8mg/dL、クレアチニンクリアランス86mL/min (既往歴)26歳時に逆流性食道炎、30歳時に軽度脳梗塞(軽快) 【問288(実務)】 化学療法の開始にあたり病棟担当薬剤師が確認すべき内容として、適切なのはどれか。2つ選べ。 1 ラベプラゾールNa錠の中止 2 クロピドグレル錠の中止 3 ベタメタゾンリン酸エステルNa点眼液の追加 4 炭酸水素ナトリウム錠の追加 5 フィルグラスチム(遺伝子組換え)注射液の追加

    2 クロピドグレル錠の中止, 3 ベタメタゾンリン酸エステルNa点眼液の追加

  • 94

    【症例】 問288と同症例(32歳女性、APL寛解導入療法。問288参照) 【問289(病態・薬物治療)】 今回の治療開始後10日目より、体重増加、発熱、及び呼吸困難が認められた。その際の対処として、適切なのはどれか。2つ選べ。 1 寛解導入療法薬を休薬する。 2 メチルプレドニゾロンを投与する。 3 シクロホスファミドを投与する。 4 メトトレキサートを投与する。 5 イマチニブを投与する。

    1 寛解導入療法薬を休薬する。, 2 メチルプレドニゾロンを投与する。

  • 95

    【症例】 22歳女性。身長163cm、体重39kg。希死念慮があり、市販薬を大量に服用した。自室でぐったりしているところを母親が発見し、救急搬送となった。部屋には、1箱20錠入包装の鎮痛剤(1錠中アセトアミノフェン300mg含有)の空箱2箱と40錠分の空のPTPシートがあり、アルコール飲料の350mL缶が多数散乱していた。母親の話から、服用後約7時間程度経過していることがわかった。病院到着時、バイタルサインの大きな問題はなかった。 【問290(病態・薬物治療)】 この患者の病態及び治療に関する記述として、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 肝細胞の脂肪変性が見られる。 2 アセトアミノフェンの代謝物が肝細胞を障害している。 3 低栄養がアセトアミノフェンの毒性を増強している。 4 薬用炭の経口投与が有効である。 5 アドレナリンの筋注が必要である。

    2 アセトアミノフェンの代謝物が肝細胞を障害している。, 3 低栄養がアセトアミノフェンの毒性を増強している。

  • 96

    【症例】 問290と同症例(22歳女性、アセトアミノフェン大量服用。問290参照) 【問291(実務)】 救急科において、医師と薬剤師により治療方針に関するカンファレンスが行われた。対応として誤っているのはどれか。1つ選べ。 1 患者がアルコールを当日飲んでいたかどうかを母親に確認する。 2 解毒剤投与の前に、胃洗浄を優先して実施する。 3 患者の治療経過のモニターとして、肝機能検査を実施する。 4 血中アセトアミノフェン濃度を測定する。 5 解毒剤は特異な匂いがあるため、投与時はソフトドリンクなどに混合する。

    2 解毒剤投与の前に、胃洗浄を優先して実施する。

  • 97

    【症例】 49歳男性。身長162cm、体重50kg。高血圧症治療のため、かかりつけ内科受診中。降圧効果が思わしくないため、大学病院を紹介受診し精査のため入院となった。精査の結果、両側副腎の腫大が認められたが手術適応はなかった。血液検査の結果から、ARR(注)を求めたところ、298であった。 (身体所見及び検査値)血圧158/94mmHg、TG 147mg/dL、総コレステロール180mg/dL、PRA 0.43ng/mL/hr(仰臥位安静、基準値:0.2〜2.7ng/mL/hr)、PAC 128pg/mL(仰臥位安静、基準値:29.9〜159pg/mL)、空腹時血糖118mg/dL、尿酸6.8mg/dL、K 3.5mEq/L、HbA1c 6.5%、血清クレアチニン1.5mg/dL、尿糖(-)、尿蛋白(+)、eGFR 40.7mL/min/1.73m² (注)ARR:アルドステロン濃度/レニン活性比(基準値:200以下) (紹介状を記載した医師からのコメント抜粋)服用薬 アムロジピン錠5mg 1回1錠 朝食後。当院以外受診なし。以前、にきび治療のための抗アンドロゲン薬で女性化乳房を認めた。味の濃い味噌汁などを好み、塩分摂取量が多い。 【問292(病態・薬物治療)】 本症例で、高血圧が持続した場合、合併しやすい病態はどれか。2つ選べ。 1 下垂体腫瘍 2 大動脈解離 3 脳梗塞 4 前立腺がん 5 褐色細胞腫

    2 大動脈解離, 3 脳梗塞

  • 98

    【症例】 問292と同症例(49歳男性、原発性アルドステロン症疑い。問292参照) 【問293(実務)】 血圧コントロールのために追加する薬物として、最も適切なのはどれか。1つ選べ。 1 スピロノラクトン 2 ヒドロクロロチアジド 3 エプレレノン 4 エサキセレノン 5 ビソプロロールフマル酸塩

    4 エサキセレノン

  • 99

    【症例】 72歳男性。身長167cm、体重75kg。独居。喫煙40本/日、飲酒ビール1L/日。15年前に血圧が高いことを指摘され、2年間薬物療法を行ったが、自己中断した。6ヶ月前に心筋梗塞を発症し、1ヶ月の入院加療を行った。高血圧症、脂質異常症、心筋梗塞のため以下の処方による治療とともに、食事療法、運動療法、禁煙の指導を受けている。 (処方)エナラプリルマレイン酸塩錠5mg/アムロジピン錠10mg/アスピリン腸溶錠100mg/ラベプラゾールNa錠10mg 各1回1錠(1日1錠)1日1回 朝食後 30日分/アトルバスタチン錠10mg 1回2錠(1日2錠)1日1回 夕食後 30日分 (検査値)血圧136/86mmHg、K 4.5mEq/L、血清アルブミン4.6g/dL、AST 28IU/L、ALT 38IU/L、γ-GTP 78IU/L、血清クレアチニン0.9mg/dL、BUN 15mg/dL、総コレステロール198mg/dL、LDL-C 119mg/dL、HDL-C 55mg/dL、TG 120mg/dL 【問294(病態・薬物治療)】 この患者の治療に関する記述として、正しいのはどれか。2つ選べ。 1 心不全の発症や進展を抑制する目的で、エナラプリルが処方されている。 2 心筋梗塞後の心室性不整脈を抑制する目的で、アムロジピンが処方されている。 3 心筋梗塞後の胸痛を緩和する目的で、アスピリンが処方されている。 4 薬剤性消化性潰瘍を防止する目的で、ラベプラゾールが処方されている。 5 HDL-Cを低下させる目的で、アトルバスタチンが処方されている。

    1 心不全の発症や進展を抑制する目的で、エナラプリルが処方されている。, 4 薬剤性消化性潰瘍を防止する目的で、ラベプラゾールが処方されている。

  • 100

    【症例】 問294と同症例(72歳男性、心筋梗塞後、高血圧症+脂質異常症。問294参照) 【問295(実務)】 この患者に対して薬剤師が行う指導として、適切なのはどれか。2つ選べ。 1 禁煙補助剤を利用する。 2 タンパク質制限食品を利用する。 3 1日30分程度の無酸素運動をする。 4 現在の体重を維持する。 5 飲酒量を減らす。

    1 禁煙補助剤を利用する。, 5 飲酒量を減らす。